私たちのニュースタンダード file.5 BEAMS PR 佐竹彩
私たちが直面した、いまだかつてない困難。コロナ禍で見つけた新しい価値観について、ファッション業界人に聞く新連載がスタート。 STAYHOME期間を経て手に入れた、それぞれの“ニュースタンダード”とは。第5回目は、BEAMS PRの佐竹彩。
仕事前のランニングがルーティンに
──STAYHOME期間中に始めた新しい趣味や習慣、活動について教えてください。
「在宅ワーク日の早朝ランニングです。特に、緑(自然)を感じたいので、家の近くの小さい裏山のような公園を走るようにしています」
「もともと体を動かすのは好きなので週末ランナーでしたが、在宅ワークで出勤時間が削減できた分、平日もランニングに時間を割くことができるようになりました。また、在宅ワーク日は外の新鮮な空気を吸う機会も減りますし、何よりも運動不足が気になります。早朝、軽く4-5キロ走って、シャワーを浴び、頭も身体もスッキリさせてから仕事に臨むのが良い習慣になっています」
──コロナ以前と今で変化したことはありますか?
「本当に、“ソレ”が自分に必要か否かをしっかりと考えるようになりました。自粛期間中は誰もが会いたい人、行きたいお店、観たい映画、参加したいイベント……などなど、今まで当たり前に行えていたことができなくなり、より“ソレら”に対する想いが募ったと思います。同時に、今まで何となくで行なっていた習慣や、訪れていた場所に対する想いは希薄化したのではないでしょうか。Withコロナの中、強いて言えば危険を冒してまでやりたいコトは何なのか、会いたい人って誰なのか、自分に問う機会が増えたと思います。特に強くなったのは、“東京に執着しない”ということかもしれません。もともと都会に住みながら、アウトドアが趣味なので田舎も大好きで、毎日通勤するというハードルがなくなった暁には、より東京から離れるコトも問題ないと思うようになりました。もちろん、東京も大好きですが……! 両方に魅力がありますよね」
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Edit: Yukiko Shinto, Nozomi Urushibara