Web会議で何を着る? エディターたちの悩みに応える4つのスタイリング小技 | Numero TOKYO
Fashion / Feature

Web会議で何を着る? エディターたちの悩みに応える4つのスタイリング小技

テレワークや在宅勤務など、新しい働き方の波が押し寄せている今、自宅からオンライン会議に出席する機会が増えたという人も多いはず。でも、つい気を抜きがちな家での装いを、画面越しにおしゃれに見せるには? そこで、悩めるエディターたちが緊急ミーティングを招集! スタイリストの木村真紀さんが、手持ちのアイテムで今すぐ実践できるTIPSをアドバイス。

Q. 寝癖をうまくカモフラージュするには?

(エディターM)

A. 家で使うあのアイテムを活用すべし

「普段は別の用途で使うものを、新しい視点で取り入れてみては。例えば、洗顔のときに使うヘアバンドで髪をまとめれば、わざわざヘアスタイリングしなくてOK。便利かつお茶目で一石二鳥です。さらに、旬なシルバーのアクセサリーを重ねづけして目線を外しましょう。多少メイクが薄くてもごまかせるはず。黒のジャンプスーツにはネオンカラーのインナーを合わせて、今っぽい感じも忘れずに」

+1 Item

(左)ビーズ装飾が気分を上げてくれる「Ganni」のカチューシャ。
(右)パールモチーフの「Shrimps」のヘアクリップ。お部屋ルックを格上げしてくれる。

コペンハーゲン発ジュエリーブランド「Jo Riis-Hansen」。スターリングシルバーのビックイヤリングがアイコン。

ブラジル出身のデザイナーが手がける「Paola Vilas」。アートから着想を得たモチーフがユニークなので、会話のタネにも。

Q. 着心地の良さと“きちんと感”、両方欲しい!

(エディターY)

A. おしゃれパジャマをジャケット感覚で!

「コットンやシルクなど、つやのある質感のパジャマの上着をジャケットのように羽織ってみましょう。きちんと感を出すには、中にタートルネックを重ねたらよりフォーマルな印象になります。リラックス感のあるパジャマシャツも、素材選びと合わせるアイテムでよそ行き感がグッと増しますよ。前ボタンは開けて、袖をロールアップすれば抜け感が出せます」

シルクのパジャマトップ ¥20,000/Priv. Spoons Club(プライベート・スプーンズ・クラブ 03-6542-5918)
シルクのパジャマトップ ¥20,000/Priv. Spoons Club(プライベート・スプーンズ・クラブ 03-6542-5918)

丸みのある襟と白のパイピングが程よいユルさの「Priv. Spoons Club」のシルクパジャマ(上で着用)。滑らかな肌触りは袖を通すだけで優雅な気分に。

+1 Item

(左)袖や裾にフェザーをあしらった「The Sleeper」のゴージャスなパジャマは、ファッショニスタからも大人気。
(右)オーストラリア発「Papinelle」は、プリントがお得意なスリープウェアブランド。ドット柄は「Karen Walker」とのコラボから。

(左)シンプルなものがお好みなら、「Equipment」を。アイコニックな星柄なら、家の外でも活躍しそう。
(右)上質な素材と着心地の良さにこだわった日本ブランド「MA déshabillé」。部屋着と外着の境界線を行き来するようなコレクションが揃う。

Q. 着古して二軍落ちしたトップスでも素敵に見せられる?

(エディターC)

A. ビッグアクセで視線を独り占め!

「首元がヨレてしまった服には、アイキャッチーなネックレスをプラスしてみてください。ボリュームのあるものなど、インパクト大のアクセサリーを選べば、華やかに見せながらちょっとした服の粗もカバーできると思います。小さいスカーフを首回りにするのも良いですね。あとは、重ね着をするのも手です。シャツやタートルネックを重ねるなど、工夫してみてください」

+1 Item

(左)大きな襟が特徴の「Ganni」の白シャツ。ニットの下に着て、襟を出してスタイリングを。
(右)セラミックやパール使いを得意とする、彫刻的なアプローチのジュエリーブランド「Completedworks」のネックレス。シャツの襟の間からのぞかせたい。

Q. 部屋着のTシャツに手っ取り早くエッジを出すには?

(エディターK)

A. インパクト勝負で、サングラスを投入!

「Tシャツは、グラフィックやロゴなど主張のあるものを選びましょう。そこに、ちょっと攻めたデザインのサングラスを合わせて、ダブルのインパクトをプラスすることで目線を上に持っていくと◎。エッジの効いたスタイルで登場して、笑いを誘えば掴みはバッチリ!? アイウェアはカラーレンズを取り入れて、トレンド感を演出するのもおすすめです」

+1 Item


東京発アイウェアブランドの「megane and me」。ユニークなシェイプのレンズも人気。

(左)韓国発の「Gentle Monster」。デザイン性の高いカラーレンズが豊富に揃う。
(右)ベルギーのデザイナー集団が手がける「KOMONO」は、リーズナブルな価格も魅力。

From Stylist Maki

「服は外に着て行って楽しむものと、家の中でも楽しめるものがあると思っています。いつものアイテムも視点を変えてみたり、アイデア次第で新しいおしゃれに挑戦してみてはいかがでしょう。今買い足すなら、トレンドのタイダイ柄とシースルートップがおすすめ! トレンドものが一点あると、それだけでサマになります」

トレンド一点主義は、タイダイとシースルートップをマークせよ!

タイダイは、注目ブランド「Collina Strada」からチョイス。

(左)下にブラウスやタートルネック、ロンTなどを重ねたい、着回し力抜群のワンピース。パジャマ代わりにもなりそう!?
(右)いつものトレーナーをひねりのあるデザインでアップデート。

一枚あれば重ね着に大活躍する、シースルートップ。

(左)グリーンと花柄を組み合わせた「Ganni」の一枚。
(右)サイケなアクセントにしたい「Baum und Pferdgarten」のメッシュタートル。

Edit & Text: Yukiko Shinto

Profile

木村真紀Maki Kimura 東京の出版社でライフスタイル誌の編集に携わった後、2014年に渡仏。スタイリストのAlba Melendoに師事する。2017年帰国後、スタイリスト上杉美雪に師事。2020年に独立し、スタイリストとして活動中。Instagram: @makikimura1226

Magazine

JANUARY / FEBRUARY 2025 N°183

2024.11.28 発売

Future Vision

25年未来予報

オンライン書店で購入する