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Fashion Post

知っておきたい!プロ注目の旬な新進系ブランド

毎シーズン数多くのショーや展示会で新作をチェックするファッション業界のプロたちに、今一番気になるブランドを調査。すでに話題を集めているブランドからデビュー間もない若手まで、 一足先に情報をシェアしていただきました!(「ヌメロ・トウキョウ」2018年9月号掲載)

Marine Serre
マリーン セル

今回断トツで票を集めたのは、2017年のLVMHプライズでグランプリを獲得したマリーン セル。デムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガでデザインアシスタントを務めた経歴のある彼女は、フランス出身の26歳。三日月モチーフのプリントやスカーフを組み合わせるなどハイブリッドなルックを提案し、今季のデビューコレクションで業界人をうならせた。

アデライデ 長谷川左希子さん
「ハイブリッドなデザインの中にロマンティックさもある“フューチャーウェア”に魅了されました」

リステア クリエイティブ ディレクター 柴田麻衣子さん
「スポーティなエレメントは残しつつ、ヴィンテージの素材をリサイクルした服で“今”っぽくしていた」

Magda Butrym
マグダ ブトリム

2014年にポーランドの首都ワルシャワで設立したブランド。すべてイタリアの素材、オリジナルプリントを用いたウェアのほか、ジュエリー、アクセサリーを提案。2017年にはシューズコレクションも発表している。 地方の職人たちによる繊細な手仕事で完成したウェアには、細やかでありながらもどこか強い現代女性の姿が垣間見える。

ドットプリントドレス ¥180,000/Magda Butrym(メゾン・ディセット 03-3470-2100)

スタイリスト 木村舞子さん
「フェミニンなディテールながら、大胆なカッティングとシルエットが潔いブランドです」

Rokh
ロック

セリーヌでアシスタントデザイナーを務めたほか、有名メゾンでフリーランスとしてデザインに携わっていた韓国人デザイナー、ロック・ワンが2016年に立ち上げたブランド。「アダブタブル&タイムレス」をコンセプトに伝統的な美意識を現代服に落とし込んでいる。斬新なカッティングや生地使いで打ち出す独特な世界観はバイヤーも注目。

ベルト付きコーデュロイジャケット ¥120,000

トレンチコート¥157,000/ともにRokh(アデライデ 03-5474-0157)

スタイリスト 入江陽子さん
「絶妙に新鮮で今っぽい。媚びない系なのに定番としてワードローブになじみそう!」

Area
エリア

パーソンズ修学時に出会ったベケットとピョートルによるブランド。それぞれクロエ、カルバンクライン・コレクションで経験を積み、ニューヨークを拠点に活動している。2人に共通する美しさの概念をオリジナリティの高いテキスタイルとシルエットで表現。現在ではセレブリティやダウンタウンカルチャーを牽引する先端層の視線をしっかりとキャッチしている。

マルチクリエイター 歌代ニーナさん
「計算し尽くされたテーラリングと素材の融合サイズ感のアンバランスさが絶妙。妖艶かつ遊び心が満載」

Kwaidan Editions
カイダン エディションズ

アントワープ時代に交流があったフランス人のリー・ディックリーと、ベトナム系アメリカ人のハン・ラーによってスタートしたブランド。ブランド名は1964年に放映された小林正樹によるオカルト映画作品と、日本語の“怪談”に由来している。ロンドンを拠点に、怪奇話における不気味さや幽霊などにインスピレーションを受けた服を展開中。

プリントシャツ ¥114,000

フェイクファーコート ¥225,000/ともにKwaidan Editions(アデライデ 03-5474-0157)

アデライデ 長谷川左希子さん
「トレンドに左右されない独自の世界観が魅力的。毎シーズン自分のワードローブに加えています」

Y/Project
ワイ プロジェクト

クリエイティブディレクターを務めるのは、ベルギー出身のグレン・マーティン。アントワープのロイヤル・アカデミーを卒業し、ジャンポール・ゴルチェのジュニアデザイナーを経て自身のブランドをスタートした。サブカルチャーに着想したクリエイティブな服は既に業界人の視線を集めている。

オープニングセレモニー 高木理沙さん
「テーラーリングやユニセックス感、幾重にも重なる構築的なドレープが魅力的です」

Hyein Seo
ヘイン ソ

韓国出身のデザイナーヘイン・ソが手がけるブランド。ソーシャルメディアサイト「VFILES」のサポートを受け、2014-15年秋冬シーズンのニューヨークコレクションで初のランウェイショーを発表している。「FEAR(恐れ)」の文字を大きく描いたメッセージ性の強いストールは、リアーナが着用したことで話題となった。

スタイリスト 小蔵まさこさん
「男の子みたいな格好をするのが逆にエフォートレスでセクシーと感じさせてくれる」

Gabriela Coll Garments
ガブリエラ コール ガーメンツ

服の価値と、その着こなし方にフォーカスしたアイテムを提案している。メンズ、ウィメンズのウェアとバッグ、アクセサリー、シューズと各15点に絞り、シーズンごとにアップデート。ナンバリングされたアイテムを打ち出す独自のスタイル。今季はブラックレザーのコルセットやアシンメ トリーなスカートなど、迫力ある媚びない一点がずらり。

レザートップス¥45,000

スカート ¥46,000/ともにGabriela Coll Garments(エイチ ビューティ&ユース 03-6438-5230)

スタイリスト 佐藤レナさん
「美術にバックグラウンドを持つデザイナーが作る、無駄のない、けれどユニークで構築的なアイテムに惹かれました」

Chinmens
チン・メンズ

セントラル・セント・マーチンズ卒業と同時に自身のブランドを立ち上げた台湾出身デザイナー、チン。デビューから間もなく海外ファッション誌に取り上げられるなど、ストリートの香りを纏うジェンダーレスなデザインが注目を集めている。主にメンズウェアの展開も、ユニセックスに着れるビックシルエットのウェアはウィメンズにも人気。

k3プレス 岩本えりかさん
「ジェンダーの捉え方や素材、形などが 斬新で今までにないタイプのデザイナー。 同じアジア人としても応援したい」

ファッショニスタの「自分ウケ至上主義」

Cutout: Koichi Sakata Edit : Yuko Aoki

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