「ロングルアージュ」ネイリストが伝授!美爪のお手入れ法 | Numero TOKYO
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「ロングルアージュ」ネイリストが伝授!美爪のお手入れ法

健康的な爪へと導く、自爪ケアに定評のあるネイルサロン「ロングルアージュ(LONGLEAGE)」主宰・東篠汀留が指南する、自宅でできる美爪のセルフケア術。

美爪の基本は、ラウンドスクエア

スクエアの角を落とした形で、先端とサイドが真っすぐ伸びた「ラウンドスクエア」は、引っかかりも少なく安全で衝撃に強い爪の形。サイドの支えが安定するため、この形を継続すると自然に爪が美しいカーブを描き、爪に立体感が出て見た目が美しく!

01.ラウンドスクエアに整える

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エメリーボードの正しい持ち方
エメリーボードを使用するときは、親指で下、中指と人さし指で上部を支えるようにして、端を片手で軽く持つ。

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1.先端を削って長さを調整
エメリーボードを爪の先端に対して90度に当て、一方向に削る。手のひら側から爪を見たとき、爪先が1~2ミリ出る長さが理想。なお、エメリーボードを往復させるのは断面がギザギザになるのでNG!

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2.断面に角度をつける
エメリーボードを爪の先端に対して45度に当て、一方向に削る。切断面に角度をつけることで(表面側を長く、下面側を短く)、何かに引っかかって爪が欠けるリスクを軽減でき、衝撃にも強い爪に。

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3.サイドと角を整える
エメリーボードを爪の横の生え際の面に当て、先端へと一方向に削る。サイドラインが一直線になるように。さらにエメリーボードを爪の裏側の角に当て、外側から内側に削って角に丸みを持たせて。

02.甘皮をケアする

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1.甘皮を柔らかくする
爪の根元にキューティクルリムーバーを塗ってから、約38度のお湯に10分ほど、指先をつけて甘皮を柔らかくする。水分を含ませることで甘皮が緩みケアしやすくなる。入浴するならこの工程は楽に。

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2.不要な角質を除去する
キューティクルリムーバーを爪の根元に塗ってから、スティックを爪の中央に45度に当て、円を描くようにして表面の角質を除去する。さらにスティックを90度に持ち上げ、根元の甘皮を押し上げる。

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3.残った汚れを取り除く
ぬるま湯に浸して、軽く絞ったガーゼを人さし指に巻きつけ、爪の表面に残っている角質を円を描くようにして優しくオフ。力を入れないよう注意しつつ、根元に溜まった角質までしっかりと落とす。

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4.ニッパーで整える
甘皮を押し上げることで出てきた小さなささくれをニッパー(または眉用のハサミ)でカットする。無理に引っ張ろうとせず、出っ張ったものだけを捉え、爪を傷つけないように慎重に行って。

03.爪の表面をチューニング

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1.爪の表面を磨く
バッファーの粗い面を爪に対して斜め横へと動かして、表面の凸凹をならす。さらにバッファーの細かな面を使ってツヤを出していく。摩擦を加えすぎると爪が薄くなるので数回ずつ、こする程度でOK。

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2.オイルで栄養補給
甘皮周辺にキューティクルオイルを塗り、爪まわりから第一関節あたりまで、優しくもみ込んでなじませる。爪が乾燥しているときは、オイル塗布後に軽くバッファーをかけ(細かな面で)浸透を促す。

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3.除光液で汚れをオフ
除光液を含ませた綿棒で、爪の表面の油分や汚れを落としていく。爪の筋に沿って、縦方向に優しく綿棒を動かすようにする。さらに、爪の裏側やヘリに付着した油分や汚れにも綿棒でアプローチを!

04.マニキュアを塗る

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1.ベースコートを爪先と裏側に塗る
ハケを横に滑らせるようにしながら、まずは爪先と裏側にベースコートを塗る。ハケの柄の部分を手にする際は親指、人さし指、中指の3本を使って真上から握ると安定感が増し、手元がぶれにくくなる。

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2.中央にもベースコートを塗る
爪の表面は中央→両サイドの順でベースコートを塗っていく。爪の成長を妨げないように、甘皮から1ミリほどあけ、ハケを広げて根元から先端へ一気にオン。すべての指を塗り終えたらもう一度重ねて。

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3.爪先にマニキュアを塗る
ハケを横に滑らせるようにして、爪の先・断面・裏側にマニキュアを塗る。このひと手間でカラーの持ちがアップし、爪を衝撃や乾燥からガードできる。

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4.中央とサイドにカラーをオン
甘皮から約1ミリあけたところを起点に、爪先に向かってハケを走らせる。ベースコートを塗るときと同様に、まず爪の中央を塗ってからサイドを塗るのが基本。こちらも二度塗りして色を定着させる。

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5.トップコートで仕上げる
マニキュアの持ちのアップと爪の保護のために、トップコートを塗る。塗り方はベースコートやマニキュアと同様で、先端や裏側にもしっかりと。三日に一度、塗り重ねることで色持ちがアップする。

ネイルを長持ちさせるには?

セルフネイルでカラーを持続させるコツは、掲載している基本のケアと塗り方を守ること。カラーをのせる前に爪の表面をなめらかに整え、油分を落としておけば色がフィックスしやすくなるし、断面がギザギザしないように磨いておくと日常の動作で何かに引っかかって剥がれるのを阻止できる。裏面や先端までしっかりカラーを施すことも剥がれ落ちにくくするポイント。美しい発色を長く楽しむためには、もちろんカラーの二度塗りとベース&トップコートでの保護もマスト。ムラがあると厚いところから欠けやすくなるので、マニキュアはできるだけ均一に。

爪のお手入れに揃えるべきお道具


エメリーボード(左)
爪の長さや形の調整用ヤスリ。爪切りは爪内部の3層構造に圧力をかけ、二枚爪を招くのでNG。

ボウル(右)
お湯に指を浸して甘皮をふやかすときに使用。耐熱性がある、小さめのものが使いやすい。


キューティクルリムーバー(左)
甘皮処理時の必需品。乾燥して硬くなった甘皮をほぐしケアしやすい状態に整える役割が。

バッファー(右)
爪の表面をなめらかに整えツヤを出すためのヤスリ。粗い面→細かな面の順で使うのが鉄則。


キューティクルオイル(左)
爪の成長を左右する甘皮の栄養源がこのオイル。マニキュアを塗る前や日々のケアに必須。

除光液(右)
マニキュアのオフはもちろん、ベースコートを塗る前に爪の油分を除去するためにも使用。


ウッドスティック(左)
爪の角質除去や甘皮を押し上げる際のほか、はみ出したマニキュアの補正時にもとても便利。

ガーゼ(右)
爪の表面の角質を取り除くときに。目が粗すぎないものをぬるま湯に浸して使用する。


ニッパー(左)
ささくれや不要な甘皮のカットはこちらで。アイブロウ用のハサミで代用するのもOK。

綿棒(右)
爪の表面の油分や溝に溜まった汚れを除去する際に、こちらに除光液を染み込ませて使う。


ベースコート(左)
地爪にマニキュアの色素が沈着するのを防ぎつつ、発色をサポート。爪を補強する役割も。

トップコート(右)
マニキュアの持ちをアップさせ、爪に自然なツヤを与えるほか、衝撃から守る働きも望める。

LONGLEAGE(ロングルアージュ)
ジェルに頼らず健康的で美しい爪へと導く独自のケア法とカラーリングテクニックを有する、東條汀留さん主宰のネイルサロン。

住所/東京都港区南麻布4-1-29 広尾ガーデン4F
TEL/03-3440-5433(要予約)
営業時間/10:00~19:00
定休日/火曜
料金/「ナチュラルマニキュア」(約60分)¥5,000 他
URL/longleage.co.jp

Photos:Takeshi Nishimura Cutout Photos:Yuji Namba Text:Chihiro Horie Edit:Hisako Yamazaki

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