「シェル」出身の女性ユニット「マリオンヴィンテージ」 | Numero TOKYO
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「シェル」出身の女性ユニット「マリオンヴィンテージ」

ヴィンテージブームの中で誕生した新たな「リメイク」プロジェクト。アパレル業界で新製品に携わってきたクリエイターがひと手間加えて服の価値を再解釈する理由とは?(「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」2018年3月号掲載)

「シェル」でデザインを担当していた粕谷栄莉子と、同じく販売やバイイングを担当していた清⽔亜樹が2016年にスタートしたリメイクブランド。独立のきっかけは、ヴィンテージのカットオフデニムの余り布で製作したコルセットが、当時ショップで話題を呼んだこと。古着の端切れに付加価値を付けた実体験がルーツとなっている。2人が手がけるコレクションは、ヨーロッパやアメリカなどから直接買い付けたユーズドがベース。レディライクなデザインにより“ザ・リメイク”という印象を受けないテイストに女性ファンが増え、昨年12月には初のランウェイショウも開催。ヴィンテージレースやシーツを用いたフェミニンなブラウスがシーズン問わず人気。

Q. Why Now?

粕谷栄莉子(デザイナー)
「縫製の面から見ても、1シーズンしか着られない服が増えています。ヴィンテージは丁寧なディテールが魅力。デザイン性のために“リメイク感”を出したいわけではなく、いいものだからこそリメイクしたいという衝動で作っています」
清水亜樹(デザイナー)
「初めて製作したアイテムが売れたとき、リメイクすることで付加価値が生まれることを実感しました。二人とも大の服好きなので、同じく服が大好きな人たちと、この感覚を共有していけたらうれしいです」

MALION vintage
マリオンヴィンテージ
TEL/03-5787-8911
URL/malion.shop-pro.jp/
Inatagram/@malion_vintage

Text :Anri Murakami Edit:Yukiko Shinmura

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