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Fashion Post

目利きバイヤーがおすすめする
日本発のリアル・ブランド

ラグジュアリーからお手頃なものまで幅広くリアルな視点でセレクトするショップバイヤーが愛用の日本ブランドをプライベートファッションとともに紹介。

Photos:Akihito Igarashi(Model)、Yuji Namba(Cutout) Interview:Chiharu Masukawa Edit:Fumika Oi


〈High〉スカート/JW Anderson
〈Real〉ダウンジャケット、トップ/Christian Dada


柴田麻衣子/
「RESTIR」クリエイティブディレクター
常識を超えるオンリーワンな個性を応援したい

鮮烈なインパクトを放つダウンジャケットは「クリスチャンダダ(Christian Dada)」。「ストリートとクラシックのミックス感覚が優れているブランドです。今季は若手のイメージからいよいよ脱し、ラグジュアリーブランドとも溶け込む完成度にレベルを上げてきました。今まででいちばん買い付けたシーズンです」。海外勢がずらりと並ぶリステアのバイイングリスト。そこに加わる日本ブランドの条件とは?「服作りに真摯で、特異であること。『ファセッタズム(Facetasm)』もそうですが、メインストリームではお目にかかれないパワフルなアイデンティティが、モードを面白くしていくと思うんです」

【愛用のリアル・ブランド】
Christian Dada 
デザイナーの森川マサノリが2010年に設立。レディ・ガガの衣装をはじめコスチュームデザインの分野でも才能を発揮している。15年春夏にはパリコレクションにも参加。「東京に一つのシーンを形成するムーブメントメーカー的存在。パンク精神あふれるロゴにも森川さんの意志を感じます」

【他にもおすすめ! リアルブランド】
Irene〈左〉
若手デザイナーをバックアップしたいという思いから出発したリステアオリジナルブランドの新作。Pコート¥100,000/Irene(ルシェルブルー カスタマーサービス) 

Facetasm〈右〉
ランジェリーのデザインをダイナミックにデフォルメし、レイヤード風に。デザイナーの発想力が生きた一着。ワンピース¥96,000/Facetasm(リステア)

RESTIR
住所/東京都港区赤坂9-6-17
TEL/03-5413-3708
URL/www.restir.com


〈High〉イヤリング/Balenciaga
〈Real〉ロングシャツ、パンツ/Pelleq

長尾悦美/「髙島屋 STYLE&EDIT」バイヤー
大人の女性デザイナーが描くリアリティに共感

メンズライクなアイテムを着るときも、どこかで女性らしさを引き立たせるという自身のセンスに響く「ペレック(Pelleq)」の服は、STYLE&EDITでも大人気。「リラックスしていて気負いがないのに、モード感も味わわせてくれる。そういう洗練された感性が女性の心をつかんでいるんです」。上質を知り尽くした女性デザイナーたちは、今まさにバイヤーとしての嗅覚をくすぐる存在。「つくり手の個性やライフスタイルが浮かび上がるクリエイションに、今の東京らしさがあると思います。流行のムードとリアリティのさじ加減が上手なブランドに、光るものを感じます」

【愛用のリアル・ブランド】
Pelleq 
デザイナー大野京子が11年春夏にスタート。自然体で着こなせるエレガントな日常服が揃う。「秋冬らしいツイードをたっぷり使ったロングシャツに、落ち感やドレープが美しい生地のパンツ。ファブリックの使い方ひとつにも大野さんの美的感覚が表れています」

【他にもおすすめ! リアルブランド】
08sircus〈左〉
秋冬のブラウスをアレンジした別注デザイン。鮮やかな色は今季のいち押し。ワンピース(髙島屋限定)¥43,000/08sircus

Soierie〈右〉
大ぶりで構築的フォルムが気分。限定のピアスはヴィンテージパーツが素材に。バングル¥13,000 ピアス(髙島屋限定)¥12,000/ともにSoierie(すべて新宿髙島屋 スタイル&エディット)

STYLE&EDIT 髙島屋日本橋店
住所/東京都中央区日本橋2-4-1
TEL/03-3246-4632
URL/www.takashimaya.co.jp/store/special/style_edit/


〈High〉スカート/Vetements ブーツ/Balenciaga
〈Real〉アウター、トップ/Rito

長谷川左希子/「ADELAIDE」バイヤー
トレンド感も満点、“手が届くハイクオリティ”

「ショップで唯一取り扱っている国内ブランドで、今季2シーズン目の『リト(Rito)』は早くも好評を得ています」。秋冬の新作から、構築的なシルエットのジャケットとシャツをピックアップ。バレンシアガのブーツを合わせ、グレートーンの着こなしに。「海外からも評価の高い素材のクリエイションを手がけてきたテキスタイルデザイナーが立ち上げたブランドで、素材の魅せ方が上手でつくりも確か。それでいて価格帯は抑えめで、このジャケットは6万円台なんです。こういった日本の魅力的なブランドが今後増えていきそうです。積極的に買い付けていきたいですね」

【愛用のリアル・ブランド】
Rito 
内面から出るラグジュアリーにモードをプラスしたコレクションをコンセプトに16年設立。「このシャツは袖の通し方次第でベストにもなる2Wayのデザイン。ディテールに仕掛けがあるアイテムが多く、コーディネートの幅が広がります」

〈左〉ムートンのような風合いとボリューム感。オーバーサイズなシルエットもモードな気分を盛り上げる。フェイクレザートップ¥39,000
〈右〉2種類のフランス製レースを組み合わせ、ニュアンスのある表情に。ドレスに重ねるほか、パンツスタイルとのレイヤードも提案。ドレス¥58,000/ともにRito(アデライデ)

ADELAIDE
住所/東京都港区南青山3-6-7 B-Town
TEL/03-5474-0157
URL/adelaide-addition.com


〈High〉パンツ/Khaite
〈Real〉アウター/Mame シャツ/Salvatore Piccolo

梨本友美/BIOTOP バイヤー
パーソナルなこだわりに導かれた服づくりに注目

クリーンな印象に「マメ(Mame)」のガウンをオンすることで、エクレクティックな魅力のある着こなしに。「『マメ』の定番でもある刺繍アイテムは、デザイナー黒河内さんの世界観を象徴するもの。こういった主張のあるアイテムを投入することで、シーズンの空気感を味わえます」。自分の作りたいものを作るというデザイナーたちの熱意は、表現方法にも多様性を生み出していると語る。「デザイナーの生き方や年齢とともにつくるものが変化したり、一つのアイテムを専門につくるという形態が増えたり。独自のスタイルで発信するブランドから目が離せません」

【愛用のリアル・ブランド】
Mame 
黒河内麻衣子が10年に設立。強さと繊細さを併せ持つ女性像が支持されている。今年、FASHION PRIZE OF TOKYOを受賞し、18年にパリでショウを開催予定。「日本各地の職人技を生かしたオリジナルのテキスタイルや刺繍を、毎シーズン楽しみにしている固定ファンも多いです」

【他にもおすすめ! リアルブランド】
Hyke〈左〉
デビューシーズンから買い付けている「Hyke」からのセレクト。ウール地にレザートリミングが効いている。ポンチョ¥125,000/ハイク(Hyke)

Pelleq〈右〉
年齢を重ねながらおしゃれを楽しむ、成熟した女性像にラブコールを送る「ペレック」。アンティーク生地で別注オーダー。ワンショルダーストラップ付きパンツ¥66,000/Pelleq for Biotop(ともにビオトープ)

BIOTOP
住所/東京都港区白金台4-6-44
TEL/03-3444-2421
URL/www.biotop.jp

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