美への近道となる美容習慣とは?メイクアップアーティストMichiruが伝授! | Numero TOKYO
Beauty / Post

美への近道となる美容習慣とは?
メイクアップアーティストMichiruが伝授!

美容、beauty,スカルプブラシ、
美容、beauty,スカルプブラシ、

毎日のスキンケアやヨガ、週1回のスペシャルケア、季節の変わり目に取り入れるメイクのトレンドなど、コツコツ続けることで美しさに繋がるプロ直伝の美容習慣をお手本にしてみよう。(「ヌメロ・トウキョウ」2017年11月号掲載

仕事柄さまざまな美容に関する情報に触れ、また試す機会も多いですが、本当に自分が納得して体や美容によいと思ったもの、心地よいと感じたことが最終的に習慣となり今なお続いていることとなっています。毎日のスキンケアやヨガ、瞑想に始まり、週1回のスペシャルケア、季節の変わり目に取り入れるメイクのトレンドなど、頻度はそれぞれ違いますが、きちんと続けていくことが何より大切。怠るとむしろ体の調子が優れなくなるほど、習慣が体に染み込んでいます。メイクアップアーティストの仕事は感性だけでなく、体力もかなり重要。1日の疲れを翌日に持ち越さず、新しい1日をスッキリ過ごせるよう意識しています。

topic 1
季節の変わり目に
クレンジングの見直しを

肌のコンディションによってクレンジングを変えることが美肌への一歩です。大切にしているのは肌の常在菌や皮脂を取り過ぎないこと。私自身、普段からミネラルコスメでメイクしているので、洗浄力がおだやかな石けんで十分。ちょっと濃いめのメイクをしたときでもミルククレンジングで落としています。これからの季節、乾燥が気になるときにはバームタイプのクレンジングがおすすめ。バンフォードの「ライフ クレンジングバーム」[100ml]¥13,000(ビューリティ 03-5772-2284)が香りが深く、大好きです。軟膏のようにこっくりしたテクスチャーのバームを顔全体になじませたら、ゆっくりとマッサージするように汚れを浮かして、蒸しタオルでやさしくオフ。保湿効果のあるストロベリー種子油配合で、乾燥でこわばった肌をしっかりうるおし、柔らかくなめらかに整えてくれます。

topic 2
オイルは目的別に使い分けて
“なりたい肌”になる!

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セラム ブレンド オイル フェイス&ボディ[15ml]¥9,000/AYUS(インアンドヤン ayus@a08.itscom.net)

化粧水で肌をうるおした後には、必ずオイル美容液を使います。普段はアロマセラピーの第一人者・日下部知世子先生と共同開発したAYUSの「セラム ブレンドオイル フェイス&ボディ」を。女性ホルモンの働きを整え、エイジングケアを叶えてくれるブレンドですが、メイク前にも使える“肌なじみの良さ”が抜群で、ついつい手が伸びてしまいます。「終日のロケなどで紫外線を浴びた日にはトリロジーの「ローズヒップオイル」[20ml]¥4,300(ピー・エス・インターナショナル 03-5484-3483)が欠かせません。抗酸化作用のあるローズヒップオイルが贅沢に配合されていて、紫外線ダメージをリセットしてくれます。オダシテの「ワイルドキャロット」[5ml]¥9,000(インターブレイン 03-3446-4472)は、ワイルド(自生)のノラニンジンの種子油なのですが、美肌づくりの要であるビタミンA、C、Eが凝縮。本気のエイジング対策におすすめです。

topic 3
週1回のピーリングソープで
クリーンな素肌をキープ

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11種のハーブを低温熟成させたクレンジングキューブ。ナンダモプレミアム[60g]¥3,400(カオティックオリジンダブ 03-5432-5332)

気になる毛穴の汚れや肌のザラつき対策には、もう10年以上も石けんタイプのピーリング「ナンダモプレミアミム」を愛用しています。11種類ものメキシコ産のハーブをブレンドし、低温熟成したクレンジングソープなのですが、ピーリング特有のつっぱり感がなく、洗い上がりの肌はしっとり。週に一回くらいの頻度で使っていて、旅先にも必ず持っていきます。不要な角質をおだやかに取り去ってターンオーバーのリズムも整えてくれるので、使い続けるほどに健やかな肌状態がキープできます。

topic 4
入浴タイムで昂った
心と身体をオフモードに

仕事帰り、頭の中にあるのは今日のお風呂はどうしようかな、ということ(笑)。それくらいお風呂が大好きで、短くても40分、時間があれば1時間入ります。入浴剤も必ず使いますが、疲れているときにはドクターヴァルネの「ビオバドル」[100ml]¥4,000(インターブレイン 03-3446-4472)かヴェレダの「アルニカバスミルク」[200ml]¥2,800(ヴェレダ・ジャパン 0120-070601)を、今日はしっかり汗をかくぞ~!という日には、ミネラル豊富なクレイドのクレイを選びます。お風呂で身体を芯から温めるのは、その後に続く睡眠の質を高めるためにも欠かせないステップですね。

topic 5
毎日の頭皮マッサージで
フェイスラインに変化!

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ウカスカルプブラシ ケンザン¥1,800/ウカ(uka Tokyo head office 03-5775-7828)

頭皮を意識することは、ヘアケア習慣のなかでも特に重要です。ukaの「スカルプブラシ ケンザン」で、シャンプーする際に頭皮をマッサージするようにしています。「ケンザン」は二刀流がおすすめ(笑)。両手に持ってゴシゴシ洗うのを習慣にすれば、カチカチにこわばった頭皮も程良い硬さに。頭皮の状態がよいとフェイスラインもすっきりしますし、肌もワントーン明るくなりますね。

topic 6
パウダー+バームのカスタマイズファンデで
ヘルシー肌に

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(左から)美白ルースパウダー ピュアベージュ[9.4g]¥9,250 エッセンスハーブバームクリーム[8g]¥3,800/以上MiMC(MIMC 03-6421-4211)

ベースメイクのおすすめを聞かれることは多いのですが、プライベートではロケも多いので一年を通じてSPF50を使用。MiMCのメイク下地「エッセンスハーブバームクリーム」に「美白ルースパウダー」を耳かき1杯くらいブレンドして使っています。この使い方のいいところは、その日の肌状態や気分に最適なファンデーションをつくれること。乾燥が気になるときはバームクリームの量を多めに、カバー力を高めたいときはファンデーションの量を増やして。ツヤ感を残したいのでパウダーは重ねずにワンステップで終了。簡単にヘルシーな肌がつくれるのでおすすめですよ。

topic 7
立体感のある眉で
フレッシュな目元を演出

眉はトレンドが出るパーツですが、ここ最近はやや太めが続いています。眉は顔の額縁でもあるので、やや太めだと目元の印象を強く、また若々しい印象を与えてくれます。眉が薄い場合も、アイブロウマスカラを使うと自然に立体感をプラスすることができますよ。エレガンスアディクションのリキッドアイブロウをよく使っています。ポイントは、実は眉頭。眉頭を上向きに整えるだけで、グッとフレッシュな印象になるのでぜひ試してみてください。

topic 8
マットリップは
ヌケ感のある肌に合わせて

HyperFocal: 0
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(左から)パワーマットリップピグメント2761、2760各¥3,300/NARS(ナーズ ジャパン 0120-356-686)

コレクションでも多く見られましたが、秋冬はマットなリップがトレンドです。NARSの「パワーマットリップピグメント」はカラーバリエーションも豊富で、使い心地も抜群。マットなリップに苦手意識がある方にこそトライしてほしい一本です。そのときに大切なのが、肌にヌケ感を残すこと。マットなリップの持つシックなムードは、フレッシュでみずみずしい肌にこそ映えますから。

topic 9
毎朝の藻活で
疲れ知らずな体に

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ブレインオン(リキッド生フローズン)[473ml]¥13,500/E3Live(Holistic Life Design 0566-81-5070)

藻活がブームのようですが、私の中ではもはやスタンダード。朝起きてすぐの空腹時にE3Liveの「ブレインオン」のリキッドタイプを飲むことから始まります。鮮度も大切なので、買ったらすぐに溶かして、製氷器に入れてアイスキューブにしてしまうんです。べジタリアンのため、不足しがちなタンパク源を補うためにアーモンドミルクにヘンプパウダーを溶かしたものも飲んでいるのですが、そこにアイスキューブもプラス。疲れにくくなり、集中力が出るようになったのを実感しています。長時間の撮影でパワーが落ちてきたな、と感じるときには、同じくE3Liveの「ブルーマジック」をプラス。持ち直します。出張や旅行時には便利な粉末タイプを持っていくようにしています。

Direction:Michiru Text:Yuko Homma, Etsuko Soeda

Profile

Michiru(ミチル) メイクアップアーティスト。渡仏、渡米を経て帰国後、国内外のファッション誌、映像、広告、女優やアーティストのメイク、トークショウなど多岐にわたり、化粧品関連のアドバイザーやコンサルタント、商品開発のクリエイティブディレクションなども手がける。オーガニックへの造詣も深く、肌、心、体の内側からきれいになれるインナービューティを提唱するなど幅広いフィールドで活動。

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