仲真史「フェスの楽しみ方」
キュレーションされたフェス文化
音楽に集中するもよし、自然や食、人間模様を楽しむのもよし。フェスの楽しみ方は人それぞれ。Numero TOKYO7・8月合併号にも登場した『私流のフェスの楽しみ方』の特別編を公開!
昨年はアメリカのL.A.で開催された「Berserkktown II」にショップとして招聘された、音楽レーベル・レコードショップ『BIG LOVE RECORDS』オーナーの仲真史氏。現地で体験した日本と海外のフェスの違いとは? 「現在の日本の大規模なフェスは、さまざまなジャンルのアーティストが寄せ集められていて、自分のお気に入りアーティストを見るために、タイムテーブルによっては大移動が起きたりしています。海外ではキュレーションされているフェスが多く、ジャンルが幅広くてもひとつの軸がある。だからこそ初めてのバンドにも出会えるし、その場から文化も生まれると思うんです。ショップとして参加したL.A.の「Berserktown II」はハードコア系のフェスでしたが、お客さんから『日本のきゃりーぱみゅぱみゅが好き』と声をかけられたりして、フェスの参加者も音楽を柔軟に楽しんでいるんだと実感しました。フェスはメジャーやインディの垣根なく新しい音楽に出会える場になると理想的ですね」 「それから僕のフェスの楽しみ方としては、アーティストのTシャツを買うこと。実はヴィンテージのアーティストTシャツはNYで高騰しているんです。若い頃、Tシャツに全く興味を持っていなかったことを悔やむぐらい(笑)。だから今は、オフィシャルショップも並ぶフェスではTシャツを2枚買いしてます」 音楽を愛するクリエイターたちの口コミ情報をもとに、「ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)」7・8月合併号では「達人オススメの今行くべき夏フェス・ガイド」を特集。マニアックなものから大型メジャーイベントまで、国内外問わず。フェス通ならではの視点でピックアップした選りすぐりのフェスをご紹介しています。