マリエ、シシド・カフカ and more！ 東京スタイルアイコンたちのおしゃれ計画

9月19日にシングル「愛する覚悟」でCDデビューを果たすシシド・カフカ。
メキシコ生まれのアルゼンチン育ち、ミステリアスな雰囲気の彼女は、ミニスカートで長い髪を振り乱し、パワフルにドラムを叩きながら歌う、異色のシンガーだ。
独自の美学を持つ彼女に、トレンドに流されないファッションのポリシーを聞いた。

「アゲる」ステージと「緩める」日常

ステージなどテンションを上げていくべき時は、一気にアガるような洋服を選んでいます。ドラマーの「あるある」で言えば、足元のバスドラムを蹴っていると、ビーター（キックペダルのバチ部分）が裾に入り音が出なくなってしまうので、裾にゆとりのあるパンツははかないですね。普段の生活ではミニをはかないのですが、ステージでは気持ちが切り替えられるのと、座ったときの見え方が美しいので、積極的に取り入れています。それから、私のドラミングの見せ方としては腕がキーワードになるので、大体ノースリーブで腕を出していますね。一方で、私はいつも肩に力が入っているタイプだったので、緩められるところで緩めないと持たないぞ、ということで、プライベートでは最近「緩める」ことを意識しています。また、オリジナルでブレのない優雅な人に憧れるので、こういった撮影では〝優雅ポイント〟をどれだけ身につけることができるのか、チャレンジさせてもらっているんです。

ノースリーブ＋ミニ、ロングヘアで完全ON

中学生の頃に住んでいたアルゼンチンのブランドで、私が一番好きなトラマンドの今シーズンのカタログに出演させていただいたのですが、その時に今日着たものと型違いのドレスを着用したんです。ステージではノースリーブやミニを着たり、ドラムを叩きながら振り乱すためにあえてヘアを下ろすようにしています。なので、ドレス自体はフェミニンでエレガントですが、これはステージ仕様の完全なONスタイルですね。