センスがいい人のインテリア file:3 林真理子 | Numero TOKYO
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センスがいい人のインテリア file:3 林真理子

ハイセンスな人たちがライフスタイルで実際に愛用し、友人たちや周りの人から褒められた逸品をご紹介! モダンなインテリアから、母親から受け継がれた漆器類まで、クリエイターならではの個性あふれるアイテムたちが登場。3人目は、jonnlynxデザイナーの林真理子。(『ヌメロ・トウキョウ(Numero TOKYO)』2019年12月号掲載)

カンバセーションピースにもなる個性派マグがお気に入り

シンプルかつエフォートレス、上質なアイテムが女性たちから高い支持を得ているファッションブランド「jonnlynx」。ブランドディレクターとデザイナーを兼任する林真理子さんは、実は大の器好き。「20代前半には陶芸家のアシスタントをしていたこともあり、陶芸は昔から大好き。食卓に並べるとすごいきれいですし、雰囲気をつくってくれます」。数年前にお母さまから譲り受けた漆器類はなんと40年来のものだそう。「母は私が生まれる前から集めていたみたい。それだけ長く保つことがあらためてすごいなって思いました。ハレでもケでも使えて、ゲストにも『素敵だね』と喜んでもらえます」。コーヒータイムに大活躍のヴィンテージのマグカップも人気。「『えっ、何このマグ?』とお客さんがびっくりするのが楽しくて、普通のカップもありますが、あえてこれに入れることが多いかも(笑)」


お母さまから譲り受けた漆器の一つである輪島塗のセット。「もともと器は食材の彩りが引き立ち、テーブルコーディネートもしやすい黒色が好みですね」。この漆器は内側が黒、外は朱色に塗られていてとてもモダン。「毎年お正月に友人たちで集まるのですが、みんなでお屠蘇を飲むときに大活躍。よく褒めてもらう器の一つです」


現代アートのオブジェのような、独特なフォルムのマグカップ。「何の形か全然わからないのですが(笑)『Swimsuit Department』で一目惚れして購入しました。カップアンドソーサーを出さなくてもいいイージーさが個人的にはお気に入りですね」。ラピスラズリのような青みがかった紺と深い緑のカラーも素敵。

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Photos:Tokyo Okabe Text:Nao Kadokami Edit:Risa Yamaguchi

Profile

林真理子Mariko Hayashi 1976年、鹿児島県生まれ。セレクトショップのプレス、デザイナーを経て08年に「jonnlynx」を立ち上げる。さまざまなブランドのディレクションも手がけており、16年に「JETNEW YORK」のディレクターに就任。

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