森星がNYの空中公園ハイラインへ清原あいかがレポート! | Numero TOKYO
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森星がNYの空中公園ハイラインへ清原あいかがレポート!

ニューヨーク、マンハッタンのチェルシー地区からミッドタウンまで伸びる空中公園「ハイライン」。1980年に廃止となった貨物路線を再利用するために、たくさんのグリーンを植えて緑あふれるプロムナードへと変身させるというプロジェクト。2009年に第1弾として3分の1がお披露目となり、2014年に全面開通。この緑化にはパブリック・プライベート・パートナーシップが採用されていて、ニューヨーク市の自治体やこの街と関係が深い民間企業の寄付が大きな支えになっている。ティファニーもその支援をしている企業のひとつ。ティファニーのハイジュエリーコレクション「ブルー ブック 2016」披露パーティのためにニューヨークへ訪れたモデルの森星と一緒に、晴天の中ハイラインで空中散歩!

Photos:Kohey Kanno 
Text:Aika Kiyohara 
Edit:Yukiko Shinmura


The High Line

ハイライン

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ハイラインを支援している企業は数多いけれど、ティファニー財団もその一つ。2007年よりハイラインを管理運営する「フレンズ オブ ザ ハイライン」を助成しており、ティファニーとハイラインはより密な関係なのだ。というわけで、ニューヨークトリップ中の晴れた気持ち良い朝に、ティファニーとご縁のあるハイラインを森 星ちゃんとお散歩&シューティングしました。

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廃線になった高架橋をリノベーションして利用しているハイラインは、ミートパッキングエリアから34丁目までをつなぐ約2.3kmの長い一本道の空中公園。ハイラインを歩くなら絶対にコーチのお洋服で!と心に決めていたので、森 星ちゃんに着用してもらいました。景観にぴったりなお洋服とティファニーのジュエリーを纏った星ちゃん、とっても可愛いかったです♡

とにかく“気持ちいい!”の一言だったハイライン。地上約9メートルというビル3階ほどの高さなので眺めも良好。貨物鉄道が廃線になってから約25年間ずっと放置されていた間に生い茂った自生植物はなるべくそのまま残し、そして新たに著名な造園家のプロデュースによって、いまのこの美しい緑に作り替えたそう。ところどころに線路が復元されていたりするなど、なんだか物語が感じられるのもツボ。この線路、かつては、牛乳やお肉、農作物などの輸送に使われていた貨物列車が走っていたとのことで、なんだかノスタルジックな思いに駆られます。

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ハイラインはチェルシーマーケットの上を通っているので、ショッピングもとっても楽しい! チェルシーマーケットも元々はナビスコのオレオクッキー工場だった建物をリノベーションして建てたそうで、古いものと新しいものが混在しているけどモダンな素敵な空間。古いものをセンス良く復活させるニューヨークのセンス、ぜひお手本にしたいとこです!

全長2.3kmのまさに空中庭園では、一年を通じて数百種類の植物が楽しめるほか、パブリックアートの展示、星空観察、屋台の出店などさまざまなイベントが催されるということで、どの季節に行っても楽しめてリフレッシュできること間違いなしです。さまざまな植物、お花、そしてオブジェなどのアート作品…などがあり、歩く先に次は何が現れるんだろう?とわくわくした気分になります。ベンチやデッキチェアなども設置されているので、途中で疲れてしまっても安心。この日は天気の良い日だったので、日光浴や読書をしている方もたくさんいました。なんともうらやましい時の過ごし方!

もしもわたしがニューヨーカーだったら、仕事に行き詰ったりした夜の帰り道などに、この長い一本道をひたすら歩いているだろうな…とか容易に想像できます(笑)。みなさんもニューヨークのオアシス、ハイラインにぜひ足を運んでみてください。

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The High Line
HP/www.thehighline.org/

Profile

清原あいか(Aika Kiyohara)ファッション・エディター。雑誌編集、スタイリストアシスタントを経て2009年『Numero TOKYO』に参加。田中杏子に師事後、独立。ファッションストーリーやトレンドレポート、女優インタビューなどに携わり、スタイリングからライティングまで幅広く活躍。JUJUやPerfumeなどアーティストの衣装も手がける。自他ともに認めるファッションアディクトで、毎シーズン新作からファーストラインをルック買い。コレクション会場で撮影隊に激写される“ド派手”なスタイルも話題。

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