春夏おしゃれ計画スタート! ヘルシー&スポーティなラコステの最新コレクション | Numero TOKYO - Part 3
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春夏おしゃれ計画スタート! ヘルシー&スポーティなラコステの最新コレクション

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春夏おしゃれ計画スタート! ヘルシー&スポーティなラコステの最新コレクション
クリエイティブ・ディレクター フェリペ・オリヴェイラ・バティスタが語る新しいラコステ
──2015年春夏コレクションのインスピレーションを教えていただけますか? 「1980年代にラコステが所有していたヨットと、その競技ユニフォームがデザインにあたってのスターティングポイントになりました。1985年と86年、ラコステは世界で最もプレステージ性の高いヨットメーカーとともに競技用ヨットの開発、デザインをしていました。『L42』と『L36』という2艘のヨットがそれなのですが、そのデザインは今見ても本当に素晴らしいものです。当時、ラコステはヨットのチームをもっていて世界大会に出場したり、また世界でも有数のヨット競技会のスポンサーシップをしたりしていたんです。 今シーズンは、80年代に着用されていたヨット関連の競技ウェアのアーカイブはもちろん、船自体の洗練されたディテールも大きなインスピレーションになりました。デザインやシルエットは風をはらんで女性のセクシーさをさりげなく表現するような、そんな現代的なスポーツウェアに変換していきました。 素材は軽量のコットンや、ほのかにタイダイ加工をしたデニム、ほかダブルフェースにしてハリ感を出したキャンバス地など。カジュアルでありながらモードっぽさも大切にしています。ヨットの帆などに書かれている数字のモチーフを巨大にして、グラフィカルな感覚を強調したり、スポーティモダンな味付けも特徴ですね」
──ショウを拝見して、ラコステの定番的デザインからはかなり進化したデザインが多かったと感じました。 「僕の役割は現代における新しいラコステの方向性を示していくことなんです。でもデザインする上ではいつも、創業時からのラコステのアーカイブから大きな影響を受けています。アーカイブとはブランドのDNAを表す大切な遺産。ショウで発表したルックス以外にも、もちろん、お馴染みのロゴやワニがついたクラシックスも充実していますよ!」
──最近ではトップメゾンもスニーカーを発表したりと、スポーツ的なディテールやデザインが世界的なファッショントレンドとなっていますが、それについてはどう感じていますか? 「ラコステにとってはいい時代がやってきたね(笑)。ファッション業界全体としてもスポーツウェアやワークウェアがより一般的になって、数字も伸びている。このカテゴリーは、今や現代生活の全てのTPOに対応することが可能になってきていて、スポーティなスタイルで仕事に行くこともできる。かつてはカジュアルフライデーとかいってたものだけど、今となっては1週間毎日、スポーツウェアを着てもいいよね。20年前には考えられなかったことじゃないかな」
──年に2回コレクションを発表しているNYの街からはどんな影響を受けていますか? 「デザイン自体はパリでするのだけど、ショウのたびにくるNYも自分にとっては大きなインスピレーションになっています。ストリートファッションをチェックしたり、アート展覧会や新ショップをチェックしたりのリサーチも欠かさない。でも、ストリートファッションに関しては、東京のキッズたちにかなうものはないね(笑)。数ヶ月前にも東京を訪れたばかりだけど、彼らは本当に自由自在な感覚で、エクスペリメンタルなファッションを楽しんでいる。その様子は NYやパリよりもずっとファッションコンシャスだと思ったよ」

▶ コレクション会場 クリスタル・ケイをキャッチ

Photos:©vivienallender Interview & Text:Akiko Ichikawa

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