usagi bon ごはん recipe.42 夏トマトとインゲンのおろし和え | Numero TOKYO
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usagi bon ごはん recipe.42 夏トマトとインゲンのおろし和え

アーティスト河原シンスケがプロデュースする「usagi」監修の、レストラン「Univers S.」シェフ今平慎太郎の料理をわが家に。旬の食材や一皿にまつわるエッセイとともに送る、五感で楽しむビューティフードの秘伝レシピ連載。

夏トマトとインゲンのおろし和え

インゲンの代わりに枝豆などでも美味しくいただけます。作り置くと味や香りが悪くなるのですぐに食べたい一品です。 【材料】4人前 トマト 2個 丸インゲン 100g 大根 200g 甘酢 60g(作り方はこちらのレシピ参照) 精製していない塩 【作り方】 1. トマトは、湯むきにして皮をむき、小さいさいの目にカットする。 2. 丸インゲンは塩ゆでしておく。 3. 大根は皮をむいて、サッと甘酢で洗い水気をふりきる。 4. 3に甘酢をかけて、1のトマトと2の丸インゲンを加える。

華麗なる補色の組み合わせ

「せい・とう・おう・りょく・せい・らん・し」「赤・橙・黄・緑・青・藍・紫」虹色を覚えやすくした短縮型がこれ。これらをリング状態に並べたものが色相環となる。それがあれば反対色(補色)が容易に解って便利。補色の組み合わせは目立ち、ハレーションを起こすほどなのは、色相差が大きいからだ。ロゴなどでも、カジュアルでポピュラーな店舗や業態などでは、補色のロゴデザインがよく見られる。GU、7-ELEVEN、IKEA、FEDEXを始め数々の企業のロゴはこの「補色」もしくは、「ほぼ補色」の組み合わせが多い。

赤の反対色は青緑。トマトとインゲンもその効果を発揮した元気カラーコンビネーションで、夏にぴったり、太陽に負けずテーブル上でバキバキとハレーションを起こして食欲倍増する。

トマトの原産地は南米ペルーやエクアドルの高原地帯。ナス科の植物で、赤茄子とも呼ばれている。ヨーロッパに入って来たのは意外に遅く、18世紀からのこと。日本へはオランダ人に持ち込まれ、当時は食べ物というより観賞用だったようである。

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Art Work & Text: Shinsuke Kawahara Photo & Food Direction: Shintaro Imahira Edit: Chiho Inoue

Profile

河原シンスケShinsuke Kawahara 80年代初頭よりパリを拠点に活動するアーティスト/クリエイティブディレクター。エルメス、ルイ・ヴィトンやバカラをはじめ、数々のブランドや雑誌とのコラボレーションでも知られている。(Photo: Keiichi Nitta)
今平慎太郎Shintaro Imahira 1974年、北海道出身。旭川、札幌のホテルで修行を積み、2014年札幌国際芸術祭のガラディナーで河原シンスケと初コラボレーション。17年の「usagi tokyo」立ち上げのため、上京しシェフに就任。19年2月札幌にレストラン「Univers S.(ユニヴェール エス)」をオープン。Instagram/@univers.s.2019(Photo: Ayako Masunaga)

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