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People Talks

村上虹郎インタビュー「演じることを通して、その人たちの幸せを表現したい」

旬な俳優、女優、アーティストやクリエイターが登場し、「ONとOFF」をテーマに自身のクリエイションについて語る連載「Talks」。vol.38は俳優、村上虹郎にインタビュー。

Photos&Text : Shoichi Kajino
Styling:Go Takakusagi
Hair&Makeup:Ryohei Matsuda
Edit:Masumi Sasaki

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映画の現場に惚れました

──ムラジュンさんの息子としては、自然に役者になろうと思ったんでしょうか?

「いやいや。『2つ目の窓』(2014)という作品で河瀨(直美)監督にお会いして、オーディション受けさせてもらって。一度は落ちましたけどね(笑)」

──結果、それがデビュー作となりました。その撮影で俳優って面白いかも、と感じられたんですね?

「そうです。まず、映画の現場に惚れました。いろんなところから集まって来ている人たちが、本気で同じものを作るという、その世界に。河瀨監督の現場では「なんでカメラのないときも役を生きなければならないの?」という苦しさがありました。「役を生きろ」というのが河瀨組の手法だったから。今だったらもっとしっかりできると思いますが、当時はなかなか難しかったです」

──役者としてのスタートが、そういう映画製作という現場というのは恵まれていたかもしれません。

「河瀨組はすごく特殊な場所だと思います。僕はそのデビュー作の現場中は、まだこの先、役者を続けるかは決めていなかったんです。まずはこれをやってからでした。人生経験としてしかやってなかった。仕事ではなかったんです」

──今後はどんな役を演じてみたいですか?

「不条理な役です。今作もある種の不条理はあると思いますし、不条理の中を生きる男はすごく好きです。自分から遠い役をやりたいし、ラブコメもやりたいし、障害を持つ役だったり、いろいろと経験してみたいと思っています。役を通してその人たちの幸せを表現したいです」

衣装:シャツ¥46,000/7×7(セブンバイセブン 03-6427-8435 ) パンツ¥18500/Rags McGregor (Pred PR 03-5428-6484 )

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Profile

村上虹郎(Nijiro Murakami)1997年3月17日、東京都出身。2014年、第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『2つ目の窓』(河瀨直美監督)主演で俳優デビュー。15年、『書を捨てよ街に出よう』で舞台初出演初主演を飾り、活躍の場を広げる。他、出演作に『神様の言うとおり』(14年/三池崇史監督)、『さようなら』(15年/深田晃司監督)、『夏美のホタル』(16年/廣木隆一監督)、『武曲 MUKOKU』(17年/熊切和嘉監督)がある。9月23日に『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(廣木隆一監督)、9月30日に『Amy said』(村本大志監督)と出演作が公開を控える。

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