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People Talks

村上虹郎インタビュー「演じることを通して、その人たちの幸せを表現したい」

旬な俳優、女優、アーティストやクリエイターが登場し、「ONとOFF」をテーマに自身のクリエイションについて語る連載「Talks」。vol.38は俳優、村上虹郎にインタビュー。

Photos&Text : Shoichi Kajino
Styling:Go Takakusagi
Hair&Makeup:Ryohei Matsuda
Edit:Masumi Sasaki

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今に満足はしてないです、というか、満足はしないです

──映画『二度めの夏、二度と会えない君』ではタイムリープする主人公、智を演じています。時を巻き戻せるなら戻りたい時点がありますか?あのときああすればと、後悔していることは?

「基本的には今がいいです。どこかに戻れるって言ったら、多分たくさんある。言い出したらキリがないです。それより今をもっともっと素敵に生きる方が大切だなと思います。でも、学校は辞めなければよかった、もっといたかった、と思います。途中で辞めてしまったので。でも、あのとき辞めていなかったら今がない、という感じです」

──今に満足しているんですね。

「満足はしてないです。でも楽しいですね。というか、満足はしないです。過去に執着はしたくないと思っています。ただ今作のように人が死ぬってことになると話は別ですよ。それは違います。絶対に。今作は『いや、もう、忘れようぜ』ていうくらいの話ですよね。なのに、あえて突き進む。時間、戻されちゃいますしね。智って男には後悔があって、心の中にそれがずーっと残っていたんでしょうね」

──虹郎さんは智のようなタイプではないですね。

「そうですか? いやいや、似ているところもあります。身内に対しては不器用なので。恋愛もそうかもしれないですね。例えば、彼女に言葉で伝えようとするけど、ぜんぶは打ち明けられない。いろんな話をするし、僕、おしゃべりなんですけど、肝心なことを肝心な言葉で言えない。そういう扉が開かないというのはあります」

明日死んだらどうしようって、いつだって思う

Profile

村上虹郎(Nijiro Murakami)1997年3月17日、東京都出身。2014年、第67回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品『2つ目の窓』(河瀨直美監督)主演で俳優デビュー。15年、『書を捨てよ街に出よう』で舞台初出演初主演を飾り、活躍の場を広げる。他、出演作に『神様の言うとおり』(14年/三池崇史監督)、『さようなら』(15年/深田晃司監督)、『夏美のホタル』(16年/廣木隆一監督)、『武曲 MUKOKU』(17年/熊切和嘉監督)がある。9月23日に『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(廣木隆一監督)、9月30日に『Amy said』(村本大志監督)と出演作が公開を控える。

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