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People Talks

黒木華インタビュー「隙のある色っぽい悪女に憧れる」

旬な俳優、女優、アーティストやクリエイターが登場し、「ONとOFF」をテーマに自身のクリエイションについて語る連載「Talks」。 vol.28は女優、黒木華にインタビュー。

Photos:Ayako Masunaga
Hair&Makeup:Katsuhide Arai
Styling:Yuriko E
Interview&Text:Miho Matsuda
Edit:Masumi Sasaki

黒木華

スイッチが切り替わるから、実はカーテンコールが苦手

──普段はどんな役作りをしていますか?

「作品の中でその役として存在できる女優さんが目標なので、参考文献や資料を読んだりはしますが、私は自分自身には、さほど興味がないので現場で監督と共演者の方と一緒に作り上げていくことが多いですね」

──「興味がない」というのは?

「女優という仕事をしている以上、自分の中から引き出すしかないので、全く興味がないわけではないのですが、たとえば泣く演技をしても、その自分に酔うのが苦手なんです。『悦ってる!』と思ってしまって。いわゆる“憑依型”というより、常に冷静に見ている第三者的な自分がどこかにいる感じなんです。だから、演じる時はなるべく“自分”を意識せずに、客観的でありたいと思っています」

──舞台期間中、映画撮影中は役が抜けないなんてことはありますか?

「それはあまりないですね。この舞台期間中に『お勢』を引きずったら、週刊誌沙汰になっちゃいますから(笑)。舞台や撮影が終わったら、日常に戻ります。だから、いつも困るのが、カーテンコール。今まさに演技が終わって、“私”に戻った瞬間だから、どういう表情でご挨拶すればいいのかわからないんです。気恥ずかしくって。観客側としては、カーテンコールも楽しみにしてくれてるんでしょうけど」

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Profile

黒木華(Haru Kuroki)1990年生まれ、大阪府出身。2010年、大学在学中にNODA・MAP番外公演『表に出ろいっ!』でヒロインオーディションに合格し、野田秀樹、中村勘三郎との3人芝居でデビュー。映画『シャニダールの花』『小さいおうち』『舟を編む』『リップヴァンウィンクルの花嫁』、NHK連続テレビ小説『花子とアン』にも出演。2NHK大河ドラマ『真田丸』や主演ドラマ『重版出来!』、主演舞台『書く女』も話題に。2017年は2月から舞台『お勢登場』に出演。

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