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    <title>Numero TOKYOTakashi Matsuo / 松尾貴史 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『しあわせな選択』</title>
        <link>https://numero.jp/20260318-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 18 Mar 2026 03:00:22 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>主人公マンス（イ·ビョンホン）は、妻（ソン·イェジン）と2人の子ども、2匹の犬と郊外の大きな家で“完璧”な人生を送っていた。しかし突然、解雇され、就活にも失敗。そこで彼に閃いたのは衝撃のアイデアだった…。韓国を代表する巨匠パク・チャヌク監督が、俳優イ・ビョンホン、ソン・イェジンとタッグを組んだ話題作『しあわせな選択』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2026年4月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
現代社会の“しあわせ”とは
<p>人が「選択」をするのは、広い意味での幸せのためです。私はここ10年ほど、「幸せとは、選択肢の多さにある」のではないかと思うようになっています。</p>
<p>しあわせの定義は確定的には言えませんが、やはり新しい命を授かるのは最大級のものでしょう。生まれたての赤ちゃんは輝いていますが、それはその後の選択肢の多さではないでしょうか。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ところが、入りたい学校に進めなければ、就きたい職業に就くことができなくなる確率が高くなります。視力が落ちたら、パイロットになる夢を諦めざるを得ないでしょう。年齢を重ねるとチャンスも減っていきます。つまり、しあわせに向かうためにはどれだけ多くの選択肢を自分に残すべきかを優先すべきなのかもしれません。</p>
<p>この作品の題名「しあわせな選択」とは、まさに私が日々考えていることにジャストミートだったのです。韓国を代表する巨匠パク·チャヌク監督の新作は、時代の流れに翻弄される主人公とその家族の姿が描かれています。</p>
<p>主人公は長年会社で真面目に働き、堅実にキャリアを重ねてきたマンス（パク·チャヌク監督作品には25年ぶり出演のイ·ビョンホン）。突然会社から解雇を言い渡され、その場しのぎでのアルバイト生活を続けますが、いよいよお家まで失うような状況になり、かつてのライバルたちとのせめぎ合いが、全く予想もしない方向へ転がってしまいます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>サスペンスではありますが、滑稽でペーソスを誘うコメディにもなっていて、ただ深刻な世界が苦手な私にも退屈を与えません。「どう生きるべきか」という普遍的なテーマを、重厚になりすぎない塩梅で刺激的に運んでくれるのです。</p>
<p>再就職という設定は一見ありふれているようで、しかしただの家族ドラマにおさまらない珍妙な発想の連続で、最後まで展開が読めません。骨格は家族ドラマですが、現代社会の「競争」「再起」「選択」というテーマに絡めて、ブラックユーモアも洒脱で、イ·ビョンホンとソン·イェジンの、初共演とは思えない演技の相乗効果が絶妙です。</p>
<p class="picture"></p>
<p>再就職を目指すベテラン役のイ·ソンミンのリアルで細やかな芝居もなかなかの味わいがあります。見どころの一つだと思います。他の人物像も、魅力的なキャラクターばかりで全く見飽きません。世界各国でさまざまな映画祭に出品されて大きな話題になっているようで、数々の賞にも輝きました。</p>
<p>度々取り調べに訪れる刑事二人とのスリルの中にもとぼけた味わいのあるやり取りも私の好物でした。ひょっとすると『パラサイト　半地下の家族』のような盛り上がりを見せるかもしれません。</p>
<p></p>
『しあわせな選択』
<p>監督／パク・チャヌク<br />
出演／イ・ビョンホン、ソン・イェジン、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン<br />
全国公開中<br />
https://nootherchoice.jp/</p>
<p>配給／キノフィルムズ<br />
ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『しあわせな選択』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
                            <ldnfeed:image>
                                <ldnfeed:image_link>https://numero.jp/wp-content/uploads/2026/03/cb034da7b237a15c39878688e00e9f2f.jpg</ldnfeed:image_link>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『ツーリストファミリー』</title>
        <link>https://numero.jp/20260225-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 25 Feb 2026 05:00:37 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>スリランカでの困窮を極める生活に見切りをつけて、命がけでインドに密入国した４人の家族。身分を偽り、言葉で素性がバレないように近所との接触を控えながら、新天地での生活を始めるが…。映画『ツーリストファミリー』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2026年3月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
インドに密入国した家族の運命は
<p>この10年ほど、「海外旅行に行くならどこへ行きたいですか？」という質問には必ず「スリランカか南インド」と答えている私です。下北沢でカレー店を営んでいる身として、かの地域のカレーやビリヤニ、スパイス料理を食いまくりたいという野望が燃え続けています。</p>
<p>北インドも好きですが、ニューデリーの料理学校に超短期留学をして、「次は南だ」と心に決めているのです。北インドは小麦粉が主食になる場合が多いのですが、南インドはバスマティライスなど米食文化なので、カレーライスが大好きな私には憧れの地域なのです。スリランカも同じくカレーとライスの組み合わせの国なので、馴染み深いのです。スリランカのスパイスは、トゥナパハというローステッドスパイスが香り高く、毎日食べても飽きないものです、個人的な意見ですが。</p>
<p class="picture"></p>
<p>スリランカの首都は？ と聞かれて即答できる人はどれくらいの割合いるでしょうか。「スリジャヤワルダナプラコッテ」が正解です。今は落ち着いていますが、内乱のせいで長い間、国内の経済が低迷していました。</p>
<p>この映画に出てくる家族も、そうした困難な状況の中、非合法的に難民としてインドのタミルナードゥ州に辿り着き、棲家を得ます。今、アメリカでも日本でも国のリーダーによる外国人に対する誤解が広められています。世界中で排外主義が台頭し、「他所から来た人たち」に対する風当たりが強くなっていますが、この家族の運命はいかに進んでいくのでしょうか。</p>
<p class="picture"></p>
<p>もちろん、難民であることは秘密にしなければなりません。特に、言葉の違いを近所の人たち相手に、どう誤魔化していくのかも見せ場のひとつです。</p>
<p>作品全体に、心にポッと火が灯るような優しさ、温かさが充満しています。深刻で困窮する一家ですが、なぜか絶望の臭いはなく、どこかユーモラスに切り抜けていくのではないかと思わせてくれるムードを纏っています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>シリアスなテーマではありますが、日常の出来事がうまく構成されていて、癒やしと笑いを提供してくれています。子役のこまっしゃくれたキャラクターも、どこか憎めず、時に一休さんを思わせる難問解決の妙を見せてくれるのも面白いところです。</p>
<p>他者への思いやりや助け合うことの重要さを形にして見せてくれるのですが、まったく説教くさい味付けにならず、差別や偏見の愚かしさを際立たせています。</p>
<p>もちろんインド映画ならではの踊りのシーンは過不足なく取り入れられています。無意味に脈絡なく踊るのではなく、踊らざるを得ない頓知の効いた演出も心憎いところです。主要な登場人物の人格設定が巧妙で、ついつい肩入れしてしまうのも一興です。</p>
<p></p>
『ツーリストファミリー』
<p>監督・脚本／アビシャン・ジーヴィント　<br />
出演／シャシクマール、シムラン、ヨーギ・バーブ<br />
全国公開中<br />
https://spaceboxjapan.jp/touristfamily/</p>
<p>©Million Dollar Studios　©MRP Entertainment</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『ツーリストファミリー』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『殺し屋のプロット』</title>
        <link>https://numero.jp/20251223-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Tue, 23 Dec 2025 05:00:57 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
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		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>名優マイケル・キートンが主演、監督、製作を手がける映画『殺し屋のプロット』。凄腕の殺し屋ジョン・ノックス（マイケル・キートン）はある日、急速に記憶を失う病だと診断され、残された時間は少ないと知る。そこに疎遠だった一人息子が現れて、人を殺した罪を隠してほしいと涙ながらに訴えるが……。本作の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年1・2月合併号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
独創的なハードボイルド作品
<p>マイケル・キートンが惚れ込んだ脚本が素晴らしいのです。原題は『Knox Goes Away』、つまり「ノックスは遠くへ消え去る」ですから、『殺し屋のプロット』は邦題にありがちな、意訳を飛び越えた全くニュアンスの違うタイトルです。ここで「プロット（物語の筋、構成、骨子）」という言葉を使うからには、その脚本の面白さに注目がいくことを想定しているとしか思えないのです。つまりは、配給関係者が「この物語には付き合う価値あり」と意思表示しているということでしょう。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ストーリー自体もすこぶる面白いのですが、細部に至る会話のちょっとしたやりとりや言葉の選び方が秀逸です。冒頭の相棒とのやりとりにも、知的な遊びやセンスが光っています。主人公のノックスだけではなく、日系の捜査責任者の女性も無駄のないセリフの中にユーモアが光っていて、会話を聞いているだけで痛快なのです。</p>
<p>主人公ノックスは殺し屋です。博士号を二つ取得していて、元陸軍偵察部隊の将校という経歴の持ち主で、哲学書を読むのが楽しみという奥行きのある人物です。殺し屋としても、悪人しか狙わないという、アメリカの必殺仕事人的な存在です。それでいて、ターゲットの人物像には興味を示さないというパラドキシカルな面も持っています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>彼は治療する術がない難病「クロイツフェルト・ヤコブ病」に冒されていて、記憶を失っていく深刻な状況なのです。進行は早く、数週間以内に「いろいろなこと」を片付けなければならない差し迫った状態になっています。</p>
<p>能力と経験と計画性で成り立つ完全犯罪を遂行すべき殺し屋という職業と、脳が破壊され記憶がなくなっていくという状況のジレンマの中で、強烈な葛藤が彼を襲います。記憶を失ってしまえば、自分が誰であり、仕事とは何であり、生きる意味とは何かという問いかけが、見ている私たちにものしかかります。ノックスの愛好する哲学のテーマそのものではないでしょうか。裏社会を描いたノワール作品でもありますが、冷徹なハードボイルドの要素に家族の絆のようなものが交錯する、独創的な作品なのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>物語や映像美も重厚ですが、そこに厚みを加えているのが、ハリウッドの生けるレジェンド、アル・パチーノの存在でしょう。意外なことに、マイケル・キートンとは初共演なのです。彼の居住まいが何とも重厚感を醸し出していて、縁起物を見たような気持ちにさせてくれます。余談ですが、美女と一緒にいると、余計に彼の輝きを感じるのはなぜなのでしょうか。</p>
<p>都市の光と影、暖かさと冷たさのコントラストが絶妙の緊張と緩和を醸し出していて、その影の部分から観客に想像を喚起させる余地がふんだんにあるのも作品の魅力です。</p>
<p></p>
『殺し屋のプロット』
<p>監督・製作／マイケル・キートン<br />
出演／マイケル・キートン、ジェームズ・マースデン、ヨアンナ・クーリク、マーシャ・ゲイ・ハーデン、アル・パチーノ<br />
全国公開中<br />
https://kga-movie.jp</p>
<p>© 2023 HIDDEN HILL LLC. ALL RIGHTS RESERVED.<br />
配給／キノフィルムズ</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『殺し屋のプロット』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『モンテ・クリスト伯』</title>
        <link>https://numero.jp/20251127-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Thu, 27 Nov 2025 04:00:54 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[News]]></category>
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		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>復讐劇の金字塔、アレクサンドル・デュマの小説『モンテ・クリスト伯』を映画化した話題作が公開中。航海士のダンテスは結婚式の最中にいわれのない罪で投獄され、その後、脱獄。自分の人生を奪った者たちへの復讐を遂行する……。本作の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年12月号掲載）</p>
<p class="picture"></p>
圧倒的なスリルが味わえる
<p>　<br />
往々にして、モチベーション（動機）や衝動は、嫉妬によって喚起されます。誤解を恐れずに言うならば、さまざまな活動の意欲の源泉は、嫉妬によってもたらされるのです。</p>
<p>ある分野で尊敬する人がいて、その道を目指そうとする人も多いでしょう。しかし、それも広い意味での「嫉妬」と同質のエネルギーなのです。</p>
<p>自身が欲するものを、自分よりも先に、あるいは多く手に入れている存在に対して抱くエネルギーとしては、尊敬と嫉妬は同じなのです。</p>
<p>そのエネルギーを有効利用、平和利用する場合に「尊敬」となり、不正な力によってその対象の足を引っ張ろうとした時、紛れもない「嫉妬」と化すのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>なぜ「嫉妬」という言葉は、女偏の漢字で構成されているのでしょうか。「やきもちは女性の妬くもの」という意味だと思われているかもしれませんが、私は「女性が巧みに操るもの」だと解釈しています。</p>
<p>男性は嫉妬の扱い方が下手で、「男のやきもちは始末に負えない」と思うのです。ことに、社会では男性のほうが実権を握り続けることが多いので、その悪影響も桁違いとなり、時として惨事を招くことになるのでしょう。</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
<p>この『モンテ・クリスト伯』は、ご存じの通り復讐劇です。子どもの頃に読んだ原作では、『巌窟王』という題名が付けられていました。</p>
<p>復讐の是非については意見が分かれるところだとは思いますが、憎しみの連鎖を生まない復讐劇などありうるのかと考えれば、これほど非生産的な執念があるだろうかと思ってしまいます。</p>
<p>47人がかりで一人の老人の首を取る復讐劇が日本にもありますが、不朽の名作であるにもかかわらず、なぜか受けない時代に入ったようです。年末になると必ず歌舞伎の演目として風物詩として君臨していたはずですが、今ではドラマすら制作されなくなったようです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>しかし、理不尽な不幸・苦痛を味わった側が、その大きなストレスを覆すカタルシスは、なんとも痛快な気持ちになるのは否定できない物語の構造的魅力でもあります。</p>
<p>主人公エドモン・ダンテスを演じるピエール・ニネが、ココリコの田中直樹さんのような顔ですが、理知的で抑制が利いていて、すこぶる良いのです。いつかシャーロック・ホームズなど演じてほしいものです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>3時間近くある作品ですが、最後まで気が抜けない展開でした。怨念を晴らす復讐の話というよりも、時代物の『ミッション：インポッシブル』を見ているようなスリル感のあるエンターテインメントです。</p>
<p></p>『モンテ・クリスト伯』
<p></p>
<p>監督／マチュー・デラポルト、アレクサンドル・ド・ラ・パトリエール<br />
原作／アレクサンドル・デュマ<br />
出演／ピエール・ニネ、バスティアン・ブイヨン、 アナイス・ドゥムースティエ<br />
公開中<br />
https://monte-cristo.jp/</p>
<p>配給 : ツイン<br />
©　2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 &#8211; Photographe  Jérôme Prébois<br />
© 2024 CHAPTER 2 – PATHE FILMS – M6 FILMS – FARGO FILMS</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『モンテ・クリスト伯』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『グランドツアー』</title>
        <link>https://numero.jp/20251023-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Thu, 23 Oct 2025 05:00:38 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>映像の魔術師ミゲル・ゴメスが4年の歳月をかけ完成させた最新作『グランドツアー』が全国公開中。1918年、ビルマのラングーン。大英帝国の公務員エドワードと結婚するために婚約者モリーは現地を訪れるが、エドワードはモリーが到着する直前に姿を消してしまう…。本作の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年11月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
逃げる男と追う女、100年前の旅
<p>第77回カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した作品です。シカゴ国際映画祭でも監督賞と編集賞を獲得しています。ポルトガルの鬼才ミゲル・ゴメスが4年がかりで製作した作品だそうですが、いかんせん私はこの監督を存じ上げませんでした。100年前が舞台の物語と、現代の風景が行ったり来たりするのですが、現代はカラーで、主人公たちが登場するシーンはモノクロで描かれていて、すこぶるわかりやすいのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ところが、登場人物の心象や感情が、どうにも謎めいています。主人公の一人、エドワードは婚約者のモリーという女性から、この７年間、逃げ続けているのです。なぜ逃げるのかはわからないのですが、とにかく追って来る彼女から逃避するばかりなのです。</p>
<p>ここで不可思議なのは、そんなに長きにわたって婚約者が自分を避けているにもかかわらず、彼女の結婚の意志は固いということです。登場人物たちの口から、彼女を表する言葉として「頑固」が何度も出てきますが、彼女は意に介さず、エドワードを追い続けます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>しかし、物語の中で彼と彼女は分断されていて、それぞれが旅先で多くの冒険をすることになります。100年前の旅というものは、現代と比べると桁違いに大きな代償を払い、労力をかけ、時間を費やしたと思いますが、彼は逃げ続け、彼女は執念ともいえる粘り強さで追い続けるのです。</p>
<p>イギリスの植民地だったビルマのラングーン（現ミャンマーのヤンゴン）で、7年ぶりに婚約者と会うために花束まで用意して待っていたのに、エドワードは突如、シンガポール行きの船に乗ってしまうのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>面白いのは、行く先々に「もう直ぐ着くわ。M」と記された彼女からの電報が届くことです。バンコク、サイゴン、大阪、京都、岐阜、上海、重慶、四川……。まるで居場所が察知されているかのようですが、そのカラクリも話の中で判明します。</p>
<p>そこに、それぞれの国や地域の伝統文化や大衆娯楽のイメージ映像が挟み込まれ、まるでドキュメンタリーを見ているかのような錯覚に陥ります。ナレーションも、それぞれの国の言語で挟み込まれ、「語り継いでいる」ような感覚にもなります。実は、俳優たちの場面はほぼセットでの撮影で、そこに現代の風景が挿入されているのですが、主人公たちに肩入れしようという視点で見ると、当てが外れるかもしれません。これは映像のアート作品で、時間と空間のコラージュだと思うと、楽しさが大きくなるような気がします。</p>
<p class="picture"></p>
<p>彼が逃げた理由をあれこれと想像してみました。ひょっとすると彼女の「ある感情」の表し方なのではないかと個人的には密かに想像するのですが、あなたはどう思われるでしょうか。ともあれ実際にご覧になってお確かめください。</p>
<p></p>
『グランドツアー』
<p>監督：ミゲル・ゴメス　<br />
出演：ゴンサロ・ワディントン、クリスティーナ・アルファイアテ　<br />
全国公開中<br />
https://mimosafilms.com/grandtour/</p>
<p>© 2024 – Uma Pedra No Sapato – Vivo film – Shellac Sud – Cinéma Defacto<br />
配給／ミモザフィルムズ</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『グランドツアー』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『ユニバーサル・ランゲージ』</title>
        <link>https://numero.jp/cinema-news-20250926/</link>
        <pubDate>Fri, 26 Sep 2025 07:00:43 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>公用語はペルシャ語とフランス語、イラン文化が強く反映された架空の町ウィニペグが舞台。メガネをなくした友達のオミッドに、凍った湖の中で見つけた大金で新しいメガネを買ってあげようとするネギンとナズゴルだが…。ちょっとズレた人々が織りなす、すれ違いのファンタジー。映画『ユニバーサル・ランゲージ』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年10月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
自他を分けない優しい世界
<p>上方落語の故・桂米朝さんが生前演じられた古典の演目『天狗裁き』は名作ですが、大胆に演出を工夫されて、今では東京の落語家も米朝さんの考案した構成で演じている人が多いようです。その噺の本題に入る前のいわゆるマクラで、ある男が夢の中で雪道を歩いていたら、凍った水たまりの中に小判を見つけて、何とかして取り出したいと思案するうち、「体温で溶かそう」と思い立ち、自分の小便をかけていたらあと少しというところで目が覚めてしまい、悔しい思いをするという小噺をされるのですが、「小判が夢で小便は本当だった」というオチがついていました。なぜこんな話を書いたのかは、ぜひ映画をご覧になっていただきたいのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>当欄ではこんなことをしょっちゅう言っているようですが、これはまた珍品です。淡々としていますが、その一見起伏がない進行具合が、私たちのイマジネーションを掻き立ててくれるのです。</p>
<p>映像もシンプルで、しかし据えられた視点の独創的な画角は、冒頭からいろいろなものを想像させてくれる、すこぶる刺激的なものです。まるでコンテンポラリーアートを鑑賞しているかのような気分ですが、物語の進み具合はまるで大人向けの絵本を眺めているような気持ちにもなります。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>カナダにあるとされる架空の町、ウィニペグが舞台です。この町ではイランの文化が強く反映されていて、ペルシャ語とフランス語が公用語となっています。その複数の言語が交錯する様が、都市の雰囲気に不思議な空気を醸し出していて、独特の世界観を生んでいます。</p>
<p>二人の姉妹、ネギンとナズゴルは、どういう加減か七面鳥に奪われてしまった友達のメガネを取り戻すべく、探索を始めるのです。授業中に先生が癇癪を起こしてしまい、「メガネが見つかるまで授業は中止！」という理不尽な状況に立たされてしまっていたのでした。</p>
<p class="picture"></p>
<p>しかし、子どものすることなのでどうにも心許なく、相談に乗ってくれる大人たちもエキセントリックだったりストレンジだったりで、なかなかことがうまく転がりません。しかし、全編を通じて、どこかしら優しい世界で、「自」と「他」を分けない心遣いや、人に親切にする価値のようなものを逐一考えさせられてしまうのです。昨今、世代の分断を煽ったり、排外主義を主張したりする集団が増長している日本社会と比べると、この映画の中の世界は何と温かく優しいのでしょうか。不条理なのに優しい、不可思議な共感を覚えさせてくれます。</p>
<p>静かではありますが、カット割りが独特で、その展開が非常にユーモラスで、ファンタジー的要素も強く、コミカルでもあるので時間が経つのを忘れます。そして終盤に、バラバラだと思っていた要素が見事につながる浄化作用もまた素晴らしいのです。</p>
<p></p><p></p>
『ユニバーサル・ランゲージ』
<p>監督・脚本／マシュー・ランキン<br />
出演／ロジーナ・エスマエイリ、サバ・ヴェヘディウセフィ、ピローズ・ネマティ、マシュー・ランキン<br />
公開中<br />
https://klockworx.com/movies/universallanguage/</p>
<p>配給／クロックワークス<br />
© 2024 METAFILMS</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『ユニバーサル・ランゲージ』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『入国審査』</title>
        <link>https://numero.jp/20250813-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 13 Aug 2025 03:00:14 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>移住のために、スペインのバルセロナからニューヨークの空港に降り立ったディエゴ（アルベルト・アンマン）とエレナ（ブルーナ・クッシ）。二人は入国審査でなぜか別室へと連れていかれ、問答無用の不可解な尋問が始まる…。映画『入国審査』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年9月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
空港でもたらされる分断
<p>近年、「日本人ファースト」というスローガンを、一部の政治家が恥ずかしげもなく声高に叫ぶようになりました。それを諌（いさ）める形で、「人間にファーストもセカンドもない」と反論してくれる人もいて少しは安心するのですが、たとえばこの国が数十年にわたって衰退し続けているせいで、他に敵や差別の対象者をつくって優位に立ったふりをすることで自慰的に安心感を得ようとするのかもしれません。「日本ってすごい」的なテレビ番組がなくならないのも、そういったコンプレックスの裏返しなのでしょう。</p>
<p>アメリカには先住民がいますが、多くの移民たちによって成長、拡大していった国です。現在のアメリカ大統領もその移民の子孫ですが、それを忘れたかのように移民の排斥の先頭に立っているようです。つまりは、これもアメリカが衰退下にあることの証左でしょう。</p>
<p class="picture"></p>
<p>海外に行ったことのある人ならば誰でも感じたことがあるイミグレーションカウンターでの不安は大いに共感を呼ぶ状況だと思います。日本に帰ってきた時ですら、外務省職員であろう彼らの高圧的な態度に憤ふんまん懣を感じる人も多いのではないでしょうか。</p>
<p>ディエゴとエレナはスペインのバルセロナからニューヨークの空港に着いて入国審査のカウンターで入国手続きをしようとして、なぜか別室に連行されてしまいます。何が原因なのか、当人たちにも事情が飲み込めません。お互いが把握しなかった事実なども掘り起こされ、無神経かつ差別的な質問の数々によって二人の間に不信感の種が蒔かれていきます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>外国人に対する敵意や排斥の態度は社会に癒やしがたいダメージを与えるものですが、ここに登場する審査官たちにそんな自覚は微塵もないようです。「内」と「外」を区別することで不信感や対立が生まれ、社会全体の機能が弱まるのは中学生にでも理解できる話ですが、疲弊した社会においては大人たちからも冷静な判断力すら奪ってしまうのです。</p>
<p>外国からの渡航者には、異議申し立てのすべがなく、「言いなりにならざるを得ない権力の一方通行」は、理不尽以外の何ものでもありません。荷物の全てを開けさせられたり、携帯電話の中身まで読まれたり、並大抵の屈辱でないことも多々あるのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>共同監督の一人、アレハンドロ・ロハスは本作が長編映画監督デビューで、これまではテレビのドキュメンタリーやプロモーション動画などを手がけてきたそうですが、実は自身がベネズエラからスペインに移住した時に実際に体験した出来事にインスピレーションを受けてこの作品を生み出しました。そのリアルさに覚えた私の苛立ちは相当なものでした。</p>
<p></p><p></p>
『入国審査』
<p>監督・脚本／アレハンドロ・ロハス、フアン・セバスチャン・バスケス<br />
出演／アルベルト・アンマン、ブルーナ・クッシ<br />
公開中<br />
https://movies.shochiku.co.jp/uponentry/</p>
<p>配給／松竹<br />
© 2022 ZABRISKIE FILMS SL, BASQUE FILM SERVICES SL, SYGNATIA SL, UPON ENTRY AIE</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『入国審査』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『メガロポリス』</title>
        <link>https://numero.jp/20250624-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Tue, 24 Jun 2025 08:00:52 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
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		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>巨匠フランシス・フォード・コッポラ14年ぶりの最新作は、崩壊の危機に直面する近未来のアメリカをローマ帝国に見立てた空前絶後の物語。天才建築家カエサル・カティリナ（アダム・ドライバー）は新都市メガロポリスの開発を推進、理想都市を目指す……。映画『メガロポリス』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年7・8月合併号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
巨匠コッポラの覚悟
<p>賛否両論が巻き起こることは必至の作品を、覚悟して拝見しました。そして、読者の中にはこれを読んで観て憤慨される方がいるかもしれません。しかし私にはすこぶる好みの作品でした。</p>
<p>近未来の架空の都市「ニューローマ」とはなっています。もちろん意図的にそうなっているのだとは思いますが、舞台はニューヨークだと言い切っていいのではないかと思えます。壮大な世界観で、発想の面白さには舌を巻きます。視覚的に凄まじいイリュージョンが繰り広げられ、現代、というよりも未来の都市と古代ローマの壮麗さが重なる、イメージのレイヤーが深度を増したり引いたり自由自在のコッポラワールドです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>80歳を超えてもなおこれほどの創作意欲を持ち続けることには気概を通り越して執念すら感じますが、作らずにはいられない社会状況もあったのではないかと想像します。コッポラ監督が着想を得たのが45年以上前、初期の脚本の読み合わせをやったのが24年前という気の遠くなるような時間と労力を費やして、ここまでやらざるを得なかったのですね。物語には、歴史を想起させる要素と、実は現代で起きているさまざまな問題が盛り込まれています。象徴的なのは、享楽に耽る富裕層と、虐げられている貧困層の格差です。登場人物の中には、トランプ大統領の暴挙を思わせる手法や、「二馬力選挙」を展開して政治を混ぜ返しているあの日本人の行儀の悪さ、仁義なき権力闘争など、実はリアルに世相を反映させています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>視覚だけではなく、音楽にもその世界観が広がります。現代的な音とクラシカルな要素が奇妙なハーモニーを奏でます。衣装デザインにもその両方の要素が取り入れられていますが、概念の打ち合わせをしただけで、コッポラ監督は撮影現場で役者が身に着けるまで楽しみにして、事前にデザインの情報を共有しないように心がけていたそうです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>そこに、素晴らしいキャストの演技が深みを掛け算で増幅させます。アンジェリーナ・ジョリーのお父さんで、大作映画の常連で重鎮のジョン・ヴォイトが、素晴らしい重石になっています。重石といえば、双璧のダスティン・ホフマンがフィクサーの役をいい意味で「らしい」形の演じ方をしていてお値打ちを感じます。『スター・ウォーズ／フォースの覚醒』のアダム・ドライバーは時間を操る特殊能力を持つ天才を、その宿敵の市長を『コットンクラブ』のジャンカルロ・エスポジートが演じています。</p>
<p class="picture"></p>
<p>映画の未来を予感させ、あるいは提案しているかのようにも見えますが、このプロジェクトのために日本円で180億円あまりもの巨費を、代々守ってきたワイン事業の一部を手放してまで用意し、全て私財でこの超大作を作り上げたのです。</p>
<p></p><p></p>
『メガロポリス』
<p>脚本・製作・監督／フランシス・フォード・コッポラ<br />
出演／アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、ダスティン・ホフマン<br />
6月20日（金）より日本公開&#038;IMAX®上映中<br />
https://hark3.com/megalopolis/</p>
<p>配給／ハーク、松竹 　提供／ハーク、松竹<br />
© 2024 CAESAR FILM LLCALL RIGHTS RESERVED</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『メガロポリス』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
                            <ldnfeed:image>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『サブスタンス』</title>
        <link>https://numero.jp/20250519-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Mon, 19 May 2025 10:00:46 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>50歳の元人気女優エリザベス（デミ・ムーア）は容姿の衰えから仕事が減り、ある再生医療“サブスタンス”に手を出す。現れたのはエリザベスの上位互換“スー（マーガレット・クアリー）”。一つの精神をシェアする二人には絶対的なルールがあったが、スーが次第にルールを破りはじめ……。映画『サブスタンス』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年6月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
オリジナリティが光る風刺的ホラー
<p>当欄を書いている時点ではまだ稽古中ですが、4月後半から5月11日まで（新宿の紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAと京都劇場）上演の舞台『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』で、摂食障害に苦しむ主人公の大学生を娘に持つ父親の役を務めています。（※編集部注：公演は終了しています）容姿ばかりを評価することを「ルッキズム」と呼びますが、この障害に悩む人たちはその被害者ともいえるのではないでしょうか。拒食症や摂食障害について浅いながらも多くのことを学ばせてもらっています。</p>
<p class="picture"></p>
<p>容姿についての評価が重要視される社会的な問題は多岐にわたって悪影響を及ぼしますが、「美」を過大評価する社会では、自分がそこに該当しないと思う人にとっては自身の価値すら否定的に見てしまいがちです。「美」を過剰に重んじることで自己評価ができない、あるいは自己嫌悪に陥るなどの弊害もあります。</p>
<p>見た目で人を分類することで差別を生み出すことにもなりましょう。これはテレビなどのメディアの責任も大きいと思います。ハリウッドでも、年齢差別、性差別、美容産業の問題点が多く、この作品ではその社会的圧力が、あまりにも痛烈に風刺されています。<br />
　</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>主人公のエリザベス・スパークルはタレントとして、美容エクササイズのインストラクター役でテレビ番組に出演しています。演じるデミ・ムーアは変わらぬ魅力を保持し続けていることに驚きを禁じ得ません。私のこの表現は美だけを過剰に評価しているのではありませんから、ルッキズムではないですよね？</p>
<p>しかし、彼女を「ババア」呼ばわりする下劣なプロデューサーの横暴によって番組を降板させられてしまうのでした。年齢を重ねることと、人気が衰えることに悩む毎日です。さまざまな葛藤の中、合法なのか違法なのかがわからない謎めいた不可思議な薬に手を染めてしまうのでした。</p>
<p class="picture"></p>
<p>その後の展開はここでは秘すことにいたしますが、私はこの予測不能な展開に翻弄されまくりました。これは皆さんにもぜひ体感していただきたいものです。</p>
<p>彼女が若返った場面を演じるのがマーガレット・クアリーです。彼女も、素晴らしくこの役柄が大当たりです。すこぶる現代的な美しさとキャラクターで強い印象を残します。</p>
<p class="picture"></p>
<p>作品は「ホラー映画」であるとはっきり言えるものですが、この設定は非常に独創的で、話の種にもぜひご覧になることをおすすめします。恐怖ものが苦手だと言う方にはあえておすすめしないほうがいいのかもしれませんが、ホラーが基本的には苦手な私でも最後まで見ることができたのは、そこにある批評精神や、ダークなユーモアが程よくちりばめられ、洞察を掻き立てられたからかもしれません。見終わってサブスタンスという英語を辞書で引いて、合点がいったことは内緒です</p>
<p></p><p></p>
『サブスタンス』
<p>監督・脚本／コラリー・ファルジャ　<br />
出演／デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド<br />
5月16日（金）より公開中<br />
https://gaga.ne.jp/substance/</p>
<p>配給／ギャガ<br />
©2024 UNIVERSAL STUDIOS</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『サブスタンス』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『シンシン／SING SING』</title>
        <link>https://numero.jp/20250423-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 23 Apr 2025 07:00:41 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>ニューヨーク州にある最重警備の収監施設「シンシン刑務所」で、舞台演劇を通して収監者の更生を目指すプログラム 「RTA（Rehabilitation Through theArts）」に取り組む中で育まれていく友情と再生を描いた実話。映画『シンシン／SING SING』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年5月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
つい注目した演技メソッド
<p>先日まで、大阪でしか上演しない舞台に出演していました。『FOLKER』という、拘置所の物語です。女性の死刑囚の精神安定のため、レクリエーション・プログラムとしてフォークダンスが採用されているのですが、そのサークルのメンバーがチームを組んで、とあるフォークダンスの大会に出場するという物語です。私はそのチームをダシに観客動員数倍増を謀り、そして八百長で自分がリーダーを務めるチームを優勝させようとする悪役でした。</p>
<p class="picture"></p>
<p>今回ご紹介する「シンシン」は、もちろん『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』の「シン」ではありません。ニューヨークにあるかの「シンシン（SING SING）刑務所」のことです。綴りを見て歌の映画なのかと勘違いしそうです。ネイティヴアメリカンの集落を指す言葉がその由来のようですが、警備がとりわけ厳しいことでも有名なこの刑務所では、受刑者の更生を目的としたプログラムに演劇が取り入れられているのです。劇中では舞台制作や芝居の稽古をする群像を大変リアルに描いています。</p>
<p class="picture"></p>
<p>「リアルに」と書きましたが、これは実話をもとに作られた映画だったのです。そして、コールマン・ドミンゴら主役級の数人を除いて、実際の受刑者だった人がキャストやスタッフに多く参加しているのです。つまり、これ以上リアルな作品はなかなか作り上げられないということでもあります。出会い、友情、芸術への目覚め、葛藤、無力感、奮発、刑務所の中ではない社会のどこにいても起きる感情や関係が、閉鎖された環境であるからこそ、すこぶるわかりやすく展開します。</p>
<p></p><p>SXSW映画祭で大きな話題を呼び、アカデミー賞で主演男優賞など３部門にノミネートされていましたが、素晴らしい作品であることは確かですのでとにかくご覧になることをお勧めします。</p>
<p class="picture"></p>
<p>本筋とは違うポイントですが、演技のメソッドの伝え方が素晴らしい。演出家がリードして稽古場で行われるワークショップ、インプロビゼーションなどが興味深く、大変に勉強になります。全く演技の素養も経験もない受刑者たちに、嚙んで含めるように、演技に対してのアプローチを試みさせ、成長のプロセスを実践させていくのですが、こんなにいい指導者がいれば、夥しい名優を輩出するのではないでしょうか。これは役者を目指す人が見ると、すこぶる良い教材になる作品です。自分のセリフだけに集中するのではなく、耳を澄ませて、周りのセリフをよく聞いて反応し支え合いなさいなんてことは、私も若い頃に教えてほしかったです。</p>
<p>蛇足ながら、仮釈放の審問を受ける場面で、審議官の女性が投げかける言葉があまりにも不愉快で、しかしそう感じるのは彼女が名演をしているからなのだと、妙な納得をしたのでした。</p>
<p></p><p></p>
『シンシン／SING SING』
<p>監督／グレッグ・クウェダー　<br />
出演／コールマン・ドミンゴ、クラレンス・マクリン、ショーン・サン・ホセ、ポール・レイシー<br />
公開中<br />
https://gaga.ne.jp/singsing/</p>
<p>© 2023 DIVINE FILM, LLC. All rights reserved.<br />
配給：ギャガ</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『シンシン／SING SING』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『教皇選挙』</title>
        <link>https://numero.jp/20250319-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 19 Mar 2025 10:00:10 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[cinema review]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p> </p>
<p>カトリック教会の中心バチカンのトップに君臨するローマ教皇を決める教皇選挙（コンクラーベ）は世界中が固唾をのんで注目する一大イベントだ。外部からの介入や圧力を徹底的に遮断した完全なる秘密主義の選挙戦、その内幕とは。アカデミー賞脚色賞を受賞した映画『教皇選挙』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年4月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
スリリングで重厚な“根比べ”
<p>日本では、長きにわたってバチカンのトップの呼称として「ローマ法王」という言葉が定着しているような感じでした。もちろん「法王」は、釈迦や如来などの仏教におけるトップを意味する言葉でもあり、聖徳太子に対する敬称でもありました。出家した上皇を「法王」と呼ぶこともあったようですが、最近はあまり見かけない表現です。ともあれ、「ローマ法王」よりも「ローマ教皇」という呼称が定着してきたことは歓迎すべきなのかもしれません。そして、そんなことを言っても無宗教の私が何を言っているのかという話ではあるのですが。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ローマ教皇だったパウロ2世は、世界中の占い師に「来年は何が起きるか」という予言の題材として、「ローマ法王が亡くなる」と毎年のように言われ続けたことでも有名です。「的中させたぜ」を材料に知名度を上げたい占い師たちの格好の材料にされてしまっていたのです。世界一小さな国とはいえバチカンの国家元首であり、世界中にいるカトリック信者十数億人のトップに立つわけですから、比類なき強大な権威ともなるわけです。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>彼が亡くなった時に、宗教用語に疎い私が初めて知ったのは「コンクラーベ」という言葉でした。システィーナ礼拝堂の厚い扉の中に、世界中から集められた120人を上限とする枢機卿たちが互選の投票を繰り返します。誰かが有効投票数の3分の2の票を獲得するまで、何日でも投票のやり直しが繰り返されます。駄洒落ではなくまさに根比べなのです。</p>
<p>重責を担うたった一人を選ぶのですから、外部勢力の影響を受けないように、枢機卿たちは隔離された状態の中で、外界との接触を許されない状態で作業を続けなければなりません。それを繰り返すうち、各人の隠された過去や、人格的な問題、思想の偏りなどが次々と炙り出され、状況は刻々と変わっていきます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ずいぶん地味な映画なのかしら、と冒頭で想像した私は自分の不明を恥じました。次から次へと予測がつかない状況になり、よくもここまで「展開が読めないこと」に心血を注いでくれたものです。</p>
<p>人類普遍のテーマも孕（はら）み、現代の時勢も描かれ、デジタル時代にこの閉鎖環境が成り立つのかという問題提起も含まれていると感<br />
じました。伝統的なキリスト教の文化や権威を維持しつつ、現代社会の求める多様性への配慮など、まさに綱渡りをしなければならないのです。</p>
<p>音楽、衣装、環境を再現した美術の妙が素晴らしく、そこに説得力のある俳優たちの演技が命を与え、水面下で暗躍する生々しい政治的な動きや陰謀、情報操作など実にスリリングで重厚に描かれます。エキサイティングでスタイリッシュな珍しい映画体験をぜひなさいませ。</p>
<p></p><p></p>
『教皇選挙』
<p>監督／エドワード・ベルガー<br />
出演／レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ、ジョン・リスゴー、イザベラ・ロッセリーニ<br />
3月20日（木・祝）より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開<br />
https://cclv-movie.jp/</p>
<p>配給：キノフィルムズ<br />
© 2024 Conclave Distribution, LLC.</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『教皇選挙』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
                            <ldnfeed:image>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『みんな笑え』</title>
        <link>https://numero.jp/20250221-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Fri, 21 Feb 2025 05:00:22 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>落語家の斎藤太紋（野辺富三）は、父（渡辺哲）から萬大亭勘太を襲名した二代目。ウケもしない自作の新作落語ばかりを続けている太紋はまったく人気がない。そんなある日、売れない若手漫才師の濱本希子（辻凪子）が寄席で太紋の高座を鑑賞し、師匠として仰ぐようになる…。映画『みんな笑え』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年3月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
不器用、ここに極まれり
<p>落語を題材にした映画やドラマは数々あるけれども、この『みんな笑え』ほど、何とかしてやりたくなる主人公はいたでしょうか。不器用で、不器用で、そのうえ不器用……、というどうしようもない落語家なのですが、人間としても全くそのようです。彼の足掻く無様を、最初は呆れて見ていたのに、どのあたりからか、どうにも助けてやりたくなるもどかしさが続くのです。</p>
<p>主役の野辺富三という俳優は初めて知りましたが、キャリアのある方のようです。この人の演技が達者、とはまるで言えないほどにリアルな訥弁で、最初から演技であるということを忘れてしまうほどの「迫真の不器用」なのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>彼・二代目勘太は、聴いてもつまらない野球ネタの新作落語を毎度毎度高座にかけるのです。客はくすりともしないし、サゲ（落ち）を言って引っ込む時も拍手はほとんど起きません。ある意味凄まじいばかりの精神力だとも思えます。芸人がある瞬間を境に大きく成長することを「化ける」と言いますが、この人物にはそんな瞬間が訪れることは絶対になさそうです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>そのつまらない演題に漫才師志望の若い女性が影響を受けて、自分たちの漫才にその構成を取り入れようとするところから関わり合いが始まります。漫才師の二人、希子と千恵を演じるのが辻凪子と今川宇宙なのですが、若い二人のこれまたリアルな世界作りに舌を巻きます。余談ですが、辻凪子の名前に見覚えがあると思ったら、京都芸術大学で私が映画学科の客員教授だった時の教え子でした。何もしていないのに勝手に誇らしく思っている遠い親戚のような気持ちです。今川宇宙は都会的な容貌と居住まいの美しさが、どこかお父さまの故・西郷輝彦氏を思い出させます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>その女性の母親を演じるのが、名優の片岡礼子です。この人が登場するだけでスクリーンが引き締まるのですね、心地よい緊張感です。彼女の纏う、事情や過去を感じさせる刃物のような存在感は得難いものです。弟弟子役の今野浩喜も本当にいそうな芸人になり切っていて、微妙な立場を現実感たっぷりと見せます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>そして、元名人、初代勘太である主人公の父親が渡辺哲さんです。もうすっかり惚けてしまっているのですが、今も妄想のようにべらんめえの江戸っ子口調で古典落語「大工調べ」を「演じ」ている毎日です。この父親の様子がどうにも切なく哀れで、真に迫った怪演で、この役を演じる覚悟が壮絶なものだと想像します。この映画の大きな見どころのひとつでしょう。</p>
<p>寄席演芸の世界、芸人が面白さを掴むために四苦八苦するリアリティにいつしかのめり込んでしまう。そして、人生や命の大切さに気づかされる良作だと思います。</p>
<p></p><p></p>
『みんな笑え』
<p>監督・脚本:鈴木太一<br />
出演／野辺富三、辻凪子、今野浩喜、今川宇宙、和田光沙、杉本凌士、片岡礼子 / 渡辺哲<br />
全国順次公開中<br />
https://minnawarae.com/</p>
<p>© 2024「みんな笑え」製作委員会<br />
配給： ナミキリズム</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『みんな笑え』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>現代に潜む家族問題を舞台に『リンス・リピート』</title>
        <link>https://numero.jp/news-20250221-rinserepeat/</link>
        <pubDate>Fri, 21 Feb 2025 01:00:59 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[stage]]></category>
		        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>毒母、毒親のようなパワーワードを目にすることが増えた昨今、誰でも自分と親の関係や、自分と子どもの関係について考えてみることがあるだろう。そして、多くの人は自分が歩んできた道のりは、様々なデコボコがありながらも順調に進んできたはず、と確認して、明日もいつもと同じ生活を歩もうとする。</p>
<p>だが、ある日、その足がどうしても動かなくなってしまったらどうだろうか。</p>
<p>本作は、娘に起きた摂食障害をきっかけに露わになる家族関係の問題や、自分自身の本当の気持ちと現実社会を折り合わせるかを描いた作品だ。母から娘に受け継がれる女性の痛ましい真実と希望、そのどちらもを鋭く描いていく。</p>
<p>今回、この繊細さと力強さの両方を必要とされる作品に顔を合わせるのは、いずれも演技力が高く、期待の高い俳優たちだ。</p>
<p>移民ながら弁護士としてのキャリアを築き、仕事と家庭のはざまで葛藤する母親・ジョーンを演じるのは、寺島しのぶ。映画や舞台で、エネルギッシュな活動を続けている。同じく俳優である母、富司純子との関係性を雑誌などで語っているだけに、どういった母親像を見せてくれるのか、非常に期待が高まる。</p>
<p>また、摂食障害を患いながらも愛する家族と生きようとする娘・レイチェルは、ミュージカル『ピーター・パン』『ロミオ&amp;ジュリエット』やドラマ「ブギウギ」「光る君へ」「御上先生」など話題作に多数出演している吉柳咲良が演じる。寺島しのぶとの親子関係をどう見せてくれるのか気になるところだ。</p>
<p>その他にも息子・ブロディには多数の注目舞台や映像作品に出演が続く富本惣昭、レイチェルのセラピストであるブレンダは、文学座所属で舞台経験豊富な名越志保。優しさと不器用さを持ち合わせる父・ピーターにはテレビやラジオ、映像・舞台、エッセイ、イラストなど幅広く活動する松尾貴史を迎える。</p>
<p>演出は、第30回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した注目の若手演出家・稲葉賀恵。本作の演出に際し「家族を一つ語ることで、私たちがなぜ今諍いを起こし、他人を疑い、愛し、傷つけ、抱きしめるのか、私は少しだけ分かると信じています」とコメントを寄せている。</p>
<p>自分が娘である人、母である人、またその両方である人が、自分の周囲にいるごく近しい家族との関係を見つめなおす、そんな作品になりそうだ。</p>
</p><p></p><p>舞台 『リンス・リピート ―そして、再び繰り返す―』</p>
<p>脚本／ドミニカ・フェロー<br />
翻訳／浦辺千鶴<br />
演出／稲葉賀恵</p>
<p>出演／寺島しのぶ　吉柳咲良　富本惣昭　名越志保　松尾貴史</p>
<p>＜東京公演＞<br />
公演日程／2025年4月17日(木)～5月6日(火・祝)<br />
会場／紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA<br />
チケット料金／全席指定：8,800円　U-25 6,000円(2月19日～販売)<br />
Yシート2,000円(2月24日～3月2日販売)<br />
チケット一般発売／2月19日(水)11:00～<br />
Yシート発売／2月24日(月・祝)17:00～3月2日(日)23:59<br />
※チケット販売詳細は下記ご確認ください。<br />
https://horipro-stage.jp/news/rinserepeat2025_ticket/<br />
主催・企画制作／ホリプロ<br />
URL／https://horipro-stage.jp/stage/rinserepeat2025/<br />
※京都公演あり</p>
<p></p><p>The post 現代に潜む家族問題を舞台に『リンス・リピート』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『はたらく細胞』</title>
        <link>https://numero.jp/20241217-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Tue, 17 Dec 2024 05:00:58 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>細胞を擬人化した大ヒット漫画『はたらく細胞』を赤血球＝永野芽郁、白血球＝佐藤健で実写映画化。高校生・漆崎日胡（芦田愛菜）は、父親の茂（阿部サダヲ）と2人暮らし。 仲良し親子のにぎやかな日常。しかし、その体内への侵入を狙う病原体たちが動き始める…。話題の映画『はたらく細胞』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年1・2月合併号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
人間の体内を描いた映画のベスト！
<p>人間は、「自然」を生活環境から遠ざけたり、コントロールしたり、都合の良いように改造したりすることで社会を発展させてきました。<br />
森を開き、山を崩し、海を埋め、道具や機械を作り出し、高速で空を飛び、海の上に街のような船を浮かべ、電波で地球の裏側、あるときは宇宙と交信し、科学技術の発達でもう不可能なことはないと錯覚する人たちも大勢出てしまいました。</p>
<p>しかし、どう遠ざけようにも限界があります。なぜなら、私たちの肉体そのものが「自然」だからです。病気を改善させたり、レントゲンやCTやMRIによってつぶさに観察し、治療や手術に利用することはできるようにはなりましたが、根本的な操縦は永遠のテーマのままです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>このカラダは、一体誰の意思で、発案で、このような仕組みになったのか。考えるだけで哲学的な領域に入り込み、連鎖反応でノイローゼになりましょう。でも、このカラダについて、興味を持たない人はいません。全人類が共通して関心を持つテーマ、それが「カラダ」なのです。</p>
<p></p><p>「はたらく細胞」という題名を目にした時、「はたらく車」という子供用の絵本を連想しました。きっと、私たちの体内を構成し活動させている細胞についてわかりやすく教えてくれるお話なのだろうと思ったのです。しかし、ドキュメンタリーではなさそうです。ポスターを見たら、エンターテインメント以外の何物でもない。私はとんと存じ上げなかったのですが、原作のシリーズはアニメ化もされている人気作品なのでした。</p>
<p class="picture"></p>
<p>配役を見ると「赤血球＝永野芽郁・白血球＝佐藤健」です。血球を擬人化しているのですね。それだけではなく、あらゆる種類の細胞を俳優たちが活き活きと、あるときは健気に、あるときはおどろおどろしく好演しています。そして、人間自体を演じている俳優もいます。阿部サダヲ・芦田愛菜は人間の親娘なのです。芦田さん、いい俳優になりましたとまるで親戚のおじさんのような気持ちで見てしまいました。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>もちろん物語なので、困難に立ち向かう群像劇が体内でも体外でも繰り広げられます。概念図でしか見たことのない体内の様子を可視化する腕前には感服するばかり、そこへ役者の演技が素晴らしい味付けとなっていちいち細胞たちに肩入れしてしまうのです。こんなに面白い娯楽大作だったとはまるで想像の外でした。</p>
<p>体の中のいろんな場所を街に喩える場面では、飲み屋街などの店の看板にもご注目を。美術担当者も思い切り遊んでいるなあと撮影現場の雰囲気を思わせてくれます。人間の体内を描いた作品としては、1966年『ミクロの決死圏』、87年『インナー・スペース』などが思い浮かびますが、2024年の『はたらく細胞』は、それらを超越したのではないかと個人的には思っています。</p>
<p></p><p></p>
『はたらく細胞』
<p>監督／武内英樹　<br />
出演／永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、染谷将太、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、深田恭子、片岡愛之助、新納慎也、小沢真珠、鶴見辰吾、光石研、Fukase (SEKAI NO OWARI)、阿部サダヲ<br />
公開中<br />
https://wwws.warnerbros.co.jp/saibou-movie/</p>
<p>配給／ワーナー・ブラザース映画<br />
©清水茜／講談社 ©原田重光・初嘉屋一生・清水茜／講談社 ©2024映画「はたらく細胞」製作委員会</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『はたらく細胞』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『ノーヴィス』</title>
        <link>https://numero.jp/20241121-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Thu, 21 Nov 2024 05:00:57 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>大学女子ボート部に入部したアレックス(イザベル・ファーマン)は猛烈に練習に励み、同期にライバル心を燃やす。レギュラーの座をめぐって熾烈な争いが繰り広げられ、その強すぎる執着心は次第に狂気を帯びていく……。『セッション』や『ヘイトフル・エイト』など錚々たるハリウッド作品の音響で活躍してきたローレン・ハダウェイによる初監督作『ノーヴィス』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年12月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
「努力」とは何か
<p>大学の女子ボート部に新入り(ノーヴィス)として入部した主人公のアレックスは、苦手な科目を専攻しつつ学業と部活動を両立させよううとする女子学生です。というと、それは応援してあげなくてはと思ってしまう短絡な私ですが、冒頭からいきなり彼女の持っている、成果を残すためにはどんな努力も厭わないという執念が、次第に顕在化していきます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>上級生がケガで脱落し、その枠を手に入れるために熾烈な競争が始まるのですが、どういう展開になるのかはここでは触れないようにいたします。なるほど、皆で高みを目指すという姿は美しいものであると思い込みがちですが、枠が存在することによって美しくも汚くもなるのでしょう。</p>
<p>おわかりのとおり、努力をする人の話です。ひと昔、いやふた昔前の言葉で言うと「スポ根」ものです。すこぶる明快なのですが、この努力」というものが何であるかという定義について考える機会を、私たちは日常的に持ち合わせていません。テレビの影響が大きいかもしれませんが、「努力」=「素晴らしいこと」という固定観念は、残念ながら多くの人に根付いているでしょう。落語家の立川談志師匠に「努力というものは無能な者に残された最後の希望」と教えられたことを思い出しますが、つまり、同じエネルギーと時間を費やしても、それを苦に思わない、「自分は努力をしている」という自覚のない人だけが、偉業を成し遂げるのだと考えます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>私ごとで恐縮至極ですが、個人的に、「努力」というものが大嫌いなのです。関連して、「頑張る」「我慢する」という行為も、言葉自体も、好きではありません。なぜ嫌いかといえば、程度にもよりますが、努力をする人の周囲は、往々にしてはた迷惑なのです。</p>
<p>頑張ることは、文字通り頑なに張るわけですから、理不尽な状態である前提が間違っていることも多く、すこぶる不健康だと考えます。余談ですが、つい最近政権を投げ出してアメリカに卒業旅行に出かけた前総理大臣が、出発の直前申し訳のように震災と豪雨の被災地である能登半島へ行って、板に大きく「頑張りましょう! 岸田文雄」と書いたことには、悪印象しか残りませんでした。</p>
<p class="picture"></p>
<p>話が逸れました。誰にでも、努力をした時期があるでしょうし、今も継続しているかもしれません。この作品は、それらについてじっくり見つめ直すきっかけとなる映画であると思います。第20回トライベッカ国際映画祭で作品賞と撮影賞、主演のイザベル・ファーマンは主演女優賞を獲得しています。もちろんですが、さすが音響の巧妙さには凄みを感じます。そして、スタイリッシュで洗練された映像で画面から目を離せません。「綺麗な絵ではなく、美しい絵だから」と言いたいのですが、共感していただけるでしょうか。</p>
<p></p><p></p>
<p>『ノーヴィス』<br />
監督・脚本・編集／ローレン・ハダウェイ　<br />
出演／イザベル・ファーマン、エイミー・フォーサイス、ディロン<br />
全国順次公開中<br />
https://www.novice-movie.com/</p>
<p>© The Novice, LLC 2021<br />
配給：AMGエンタテインメント</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『ノーヴィス』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『ビートルシューズ　ビートルジュース』</title>
        <link>https://numero.jp/20241021-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Mon, 21 Oct 2024 03:00:03 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[News]]></category>
		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>死後の世界で“人間怖がらせ屋”を営んでいる推定年齢600歳のお騒がせ者・ビートルジュース（マイケル・キートン）の願いは「人間と結婚」し、人間界へ移り住むこと。あるハロウィンの日、ビートルジュースが想いを寄せる人間のリディア（ウィノナ・ライダー）の娘アストリッド（ジェナ・オルテガ）が死後の世界に囚われてしまい、リディアは結婚を条件にアストリッドの救出をビートルジュースに依頼する……。ティム・バートン監督の最新作『ビートルジュース　ビートルジュース』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年11月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
期待を裏切らない大好きな作品の続編
<p>36年前に見て、何という狂気を自由自在に表現する世界があるのかと驚嘆して大好きになった『ビートルジュース』（1988年）の続編がやって来ました。試写の案内をいただいた時に、あまりのうれしさに小躍りしたのですが、そんな雰囲気を1ミリも感じさせないような面持ちで試写室に向かったのでした。</p>
<p>にもかかわらず、受付の方から「そんなに気合を入れていただいてありがとうございます」と言われて動転した私でした。本当に無意識で、その日数年ぶりに着用したTシャツが、同じくティム・バートン監督の『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のBONE DADDYのイラストがプリントされたものなのでした。全く意識しておらず、無意識のうちに着てしまったようです。恥ずかしいことこの上ありません。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>確か、前作の日本公開時の日本語字幕監修は所ジョージさんだったと記憶しています。悪魔？のビートルジュースがバナナボートを歌い踊る時に、片手を上に上げてひらひらさせ、もう一方の手を腹に当てる振り付けのところで、字幕に「胃と手、胃と手、胃と手……」とあったのを思い出します。日本語吹き替え版では、ビートルジュースの声を何と西川のりお師匠が当てていたことも衝撃でした。</p>
<p>それはさておき、今回ご紹介せざるを得ない『ビートルジュース ビートルジュース』は、私ごときがここで何かを申し上げることも烏滸（おこ）がましいほどの名作中の迷作です。いやあ、面白い、エキサイティング、相変わらずの、というよりも輪をかけたハイテンションで、私は最初から最後まで口が開きっ放しでした。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>これほどこんがらがった馬鹿馬鹿しさを、よくもこれほどスタイリッシュにまとめ上げたものです。前には登場しなかったと思いますが、ビートルジュースの前妻ドロレスを、かのモニカ・ベルッチが演じていることも興奮材料です。「かの」というのは、以前は好きな女優を問われて、ずっとこの人の名をあげていた私の個人的な事情なのですが、今はすっかり熟されて妖艶な迫力を得ておられるのです。</p>
<p>聞くところによると、ベルッチは今、監督のティム・バートンと交際しているそうで、なかなかに無駄のない布陣であるとも思われますが、当初のキャスティングには含まれなかった役柄だそうです。ところが、そもそもこの存在が軸として作られたのではないかと錯覚するほどの重要なポジションを占めているのです。まるでゴシックホラーの集大成のような凝縮したキャラクターで、「101」のクルエラ・デ・ビルを越えたと言っても過言ではありません。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>西洋の死生観や死後の世界のイメージが、意外と日本人の持つそれと、印象こそ違えど構造が似通っているところに、物語への入り込みやすさがあろうと思います。</p>
<p>とにかく、映画館に笑いに行ってください。</p>
<p></p><p></p>
『ビートルジュース ビートルジュース』
<p>監督／ティム・バートン　<br />
出演／マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラ、ジャスティン・セロー、モニカ・ベルッチ、ジェナ・オルテガ、ウィレム・デフォー　<br />
全国公開中<br />
https://wwws.warnerbros.co.jp/beetlejuice/</p>
<p>© 2024 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved<br />
配給：ワーナー・ブラザース映画</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『ビートルシューズ　ビートルジュース』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『めくらやなぎと眠る女』</title>
        <link>https://numero.jp/20240822-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Thu, 22 Aug 2024 01:00:34 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>2011 年、東日本大震災直後の東京。突如家を出たキョウコ、妻キョウコの失踪に呆然とする小村、“かえるくん”と大地震から東京を救おうとする片桐…。人生に行き詰まった３人が記憶や夢をさまよいながら自身と向き合い、解放されてゆく物語。村上春樹原作初のアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年9月号掲載）</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
想像力を掻き立てる名作
<p>これは見ておかなくては後悔します、と言いたくなる名作かつ珍品アニメーションです。珍品といっても風変わりというだけではなく、独特の世界へ迷い込むイマジネーションの冒険ができる稀有な機会を与えてくれる映画です。</p>
<p>ご存じ村上春樹氏の短編小説を6編、巧みに織り込んだ世界が並行で進んでいったり交錯したりしながら、見るものの想像力をいやでも働かせる魔力を持っています。「ご存じ」と書きましたが、私は村上氏の作品を数えるほどしか読んでいません。すみません。しかし、原作者が「（この映画を）2回見たが、ずっと昔に書いた短編で、何を書いたか覚えていない。次にどうなるのか全然わからなくて、映画オリジナルなのか僕が書いたのか違いもわからず、だからすごく面白かった」と言っているくらいなので、楽しめるはずだと確信しました。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>いや、しかし面白い！ 表題になっている「めくらやなぎと、眠る女」のほかに「ねじまき鳥と火曜日の女たち」「かいつぶり」「UFOが釧路に降りる」「バースデイ・ガール」「かえるくん、東京を救う」の６つの作品がアニメ化されたと聞いて、勝手にオムニバスになっていると想像して見始めたら、気がつけば終盤に差しかかっていました。巧みに物語が折り重なっているので全くもって存外、時間の過ぎるのが早かったように感じます。</p>
<p>2011年、東日本大震災直後の東京が主な舞台です。その頃は、生命、道徳、公共と個人、組織、仕事、家族というものに「そもそも」を哲学する機会を突きつけられた時期だったと思います。当たり前の日常を送っていた私たちの社会の巨大な歯車が、どこかでひとつずれてしまったような気配を纏っています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>すこぶるリアルに描かれた日本の街や風景が、少し奇妙に感じられるのは意図してのことでしょうか、それともフランスなどの人々にはこう見えているのでしょうか、それともその両方なのでしょうか。登場人物は日本人ばかりですが、キャラクターの雰囲気はどこかエキゾチックで、しかしどう見ても日本人そのもので、しかし色合いというかテクスチャーは日本人が描くとこうはならないという感じの色相と質感です。輪郭線の内側の領域がベタ塗りで、リアルな陰影が描写されているわけではないのに、素晴らしく三次元的に感じられるのは、実写映像を下地にしているからでしょうか。</p>
<p class="picture"></p>
<p>音の処理と構成も見事です。英語版（オリジナル）で見たのですが、空港のアナウンスや背後での話し声などは日本語でサウンドスケープとして生かされていて、そこがまた奇妙な雰囲気で面白いのです。画質やアーティスティックな表現手法が新鮮で、日本の市場調査で作られる「アニメ」とはまったく別物の魅力がありました。</p>
<p></p><p></p>
『めくらやなぎと眠る女』
<p>監督・脚本／ピエール・フォルデス<br />
原作／村上春樹<br />
声の出演／ライアン・ボンマリート、ショシャーナ・ビルダー、マルセロ・アロヨ、スコット・ハンフリー、アーサー・ホールデン、ピエール・フォルデス<br />
※日本語版あり<br />
ユーロスペースほか全国公開中<br />
http://www.eurospace.co.jp/BWSW/</p>
<p>© 2022 Cinéma Defacto – Miyu Productions &#8211; Doghouse Films – 9402-9238 Québec inc. (micro_scope – Productions l’unité centrale) – An Original Pictures – Studio Ma – Arte France Cinéma – Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『めくらやなぎと眠る女』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『オールド・フォックス 11歳の選択』</title>
        <link>https://numero.jp/cinema-news-20240623/</link>
        <pubDate>Sun, 23 Jun 2024 05:00:00 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>父のリャオ・タイライ（リウ・グァンティン）とともに、自分たちの家を買うことを夢見る11歳の少年リャオジエ（バイ・ルンイン）。他人を顧みずに成功し、多くの財産を所有するシャ社長（アキオ・チェン）に出会い、人に配慮して地道に働いても家も買えない父との間でリャオジエに複雑な思いが生じていく……。歴史ある台北金馬映画祭で最優秀監督賞をはじめ4冠もの栄光に輝いた映画『オールド・フォックス 11歳の選択』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年7・8月合併号掲載）</p>
</p><p></p>時代のリアルな空気を伝える
<p class="picture"></p>
<p>急激な円安で、海外旅行に行く機運もチャンスも意欲も失っている私は、この『オールド・フォックス 11歳の選択』を見て、大好きな台湾に旅行した気分になっているのはお得な展開です。いや、そんなことで薦められても、とおっしゃるかもしれませんが、もちろん内容も素晴らしいのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>幼い頃、父の職場に紛れ込んでご飯を食べさせてもらったり、職場の人に遊びの相手をしてもらったりした思い出が、そっくりそのままに描かれているかのようなノスタルジーがあります。もちろん、場所は神戸と台湾でまったく違うのですが……。</p>
<p>時は1980年代後半、バブル経済の盛り上がりに社会全体が一喜一憂する中、11歳の少年が貧しいながらも父親と手に手をとって、将来の夢に向かって積み重ねている日常から物語は始まります。ガスや水道を涙ぐましい手法で節約し、日々の糧も賄いや仲間たちの土産によって口に糊する日常です。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>この映画のタイトルは、老獪な狐であるところの強者を表しています。謝シャという名の彼（アキオ・チェン。この作品で台北金馬映画祭最優秀助演男優賞を受賞）は、少年の中にかつての自分自身を見いだし、ある哲学を注ぎ込もうとします。人はどう生きるべきなのか。いや、勝ち組になるためにはどうすればいいのか。どちらにでも染まることができる多感で可塑性の高い年頃の少年は、亡くなってしまった母親と、男手ひとつで育ててくれている父親リャオ・タイライ（リウ・グァンティン）への思慕の情から、近い将来の夢を思い描き、早く達成しようと躍起なのですから、思いもよらぬ成功者の助言が注入されれば、すさまじい勢いで感化されてしまうのです。しかし、目標と他者への思いやりの狭間で、何を優先すべきかという岐路に立たされると、子どもではあるけれど、ある種の価値観が固まりかねない11歳という年頃は絶妙の設定に感じます。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>監督による演出が精緻で逐一、塩梅の良さを感じます。全体を通して、生活の日常や時代のテクスチャーがすこぶるリアルに感じられて、35年ほど前の空気がまざまざと蘇ります。そしてリャオジェを演じた子役、バイ・ルンインが素晴らしい。彼が表情を殺そうとする場面は、必ずそれとは反比例して雄弁になるのです。余談ですが、彼は時代の空気感を身につけるべく、撮影に入る数カ月前から携帯電話の使用を止めたといいます。精神論かも知れませんが、独創的なアプローチではないでしょうか。</p>
<p class="picture"></p>
<p>主要な役柄で、日本人の俳優、門脇麦さんが、事情を抱えた陰のある台湾人女性を演じていますが、もうすっかり溶け込んで、当地の人にしか見えない存在感で、シャオ・ヤーチュエン監督の目の付け所に敬服しました。映画監督のホウ・シャオシェン氏から「日本人の俳優と仕事をするといいよ」と薦められたとか。蛇足ながら、私などなかなかに溶け込めると思うのですが、いかがでしょうか。</p>
<p></p><p></p>
『オールド・フォックス 11歳の選択』
<p>監督／シャオ・ヤーチュエン<br />
出演／バイ・ルンイン、リウ・グァンティン、アキオ・チェン、ユージェニー・リウ、門脇麦<br />
6月14日（金）より、新宿武蔵野館ほか全国公開中<br />
https://oldfox11.com/</p>
<p>©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『オールド・フォックス 11歳の選択』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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                            <ldnfeed:image>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『関心領域』</title>
        <link>https://numero.jp/20240529-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Wed, 29 May 2024 01:00:38 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>空は青く、誰もが笑顔で、子どもたちの楽しげな声が聞こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から黒い煙が上がっている。時は1945年、アウシュヴィッツ強制収容所の隣ではある家族が幸せに暮らしていた……。カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、アカデミー賞では国際長編映画賞と音響賞の2部門を受賞した映画『関心領域』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年6月号掲載）</p>
</p><p></p>人を狂わせる戦争
<p class="picture"></p>
<p>「関心領域」とは何でしょうか。英語では、この映画の原題になっている「THE ZONE OF INTERREST」なのですが、ナチスの親衛隊が作った用語のようです。アウシュヴィッツ強制収容所を取り囲む40平方キロメートルの地域を指す言葉です。しかし、日本語のニュアンスとしては、また別のイメージが湧いてしまいます。</p>
<p>ウクライナやガザで起きていることとは関係ないかのように、私たちは貧しいながらも楽しく日々を送っています。「まさか二度と第二次世界大戦のような惨禍が人類に訪れることはないだろう」という正常性バイアスがかかっているだけで、実は恐怖と背中合わせになっていることを「あえて」見ないようにしているのかもしれません。</p>
<p class="picture"></p>
<p>アウシュヴィッツの強制収容所では、人々を焼き殺す設備がフル稼働していますが、そのすぐ隣にある民家では、すこぶる平和な生活が営まれています。そこに住む人たち、少なくとも大人は隣の施設で何が行われているかをよく知っています。しかし、気に留める様子もなく、極めて平和な暮らしをしているのです。この家の主人がどういう立場であるかは、次第にわかってきます。しかし家ではいいお父さんであり、奥さんも使用人たちに恵み深く優しく接しています。物語の中で、この奥さんの業の深さが強烈です。自分の情緒で、如何ようにも変貌する様が何とも象徴的なのです。<br />
　</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>庭園や温室、家庭菜園、プール、裏の川でハイキングが楽しまれる側で、阿鼻叫喚の大量虐殺の地獄絵図が。しかし、作品中それが生々しく描かれることはありません。子どもが就寝するときなどに塀の向こうから微かに聞こえてくる声や物音が、えも言われぬ恐怖を感じさせるのです。地味ですが、確実に恐怖が折り重なって行きます。今回の米アカデミー賞で、国際長編映画賞とともに音響賞を獲得した所以でしょう。</p>
<p class="picture"></p>
<p>作品全体を通して、恐ろしいほどに客観的な描き方をしているのが、逆に不気味さを倍増させるのです。兎にも角にも、人間というものはよくもこれほど残酷なことができたものです。戦争というものは、ことほど左様に人を狂わせるのです。日本にはそんなことはもう起きないとたかを括っていてはいけません。すぐそこに、その突破口を開こうとするものどもが蠢いているのです。殺傷能力のある兵器を造る、戦闘機を輸出する、憲法を失効させることができる緊急事態条項を創設しようとするなど、気がつけば戦争はすぐそこまで来ているのです。日本が造った武器で殺される人が、またそれによって日本を憎む人たちが出てきてしまうのです。総理大臣があからさまに紛争の当事者の片方に肩入れするという意思表示を国際舞台で演じてしまっているのですから。</p>
<p></p><p></p>
『関心領域』
<p>監督・脚本／ジョナサン・グレイザー<br />
出演／クリスティアン・フリーデル、ザンドラ・ヒュラー<br />
5月24日（金）より、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開<br />
https://happinet-phantom.com/thezoneofinterest/</p>
<p>配給／ハピネットファントム・スタジオ</p>
<p>©Two Wolves Films Limited, Extreme Emotions BIS Limited, Soft Money LLC and Channel Four Television Corporation 2023. All Rights Reserved.</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『関心領域』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>松尾貴史が選ぶ今月の映画『オッペンハイマー』</title>
        <link>https://numero.jp/20240416-cinema-takashimatsuo/</link>
        <pubDate>Tue, 16 Apr 2024 05:00:52 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[今月のシネマ]]></category>
		<category><![CDATA[Takashi Matsuo / 松尾貴史]]></category>
		<category><![CDATA[cinema]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>第二次世界大戦下のアメリカ。原子爆弾の開発・製造を目的としたマンハッタン計画を主導した天才科学者オッペンハイマーの栄光と没落の生涯を実話に基づき描いた映画『オッペンハイマー』の見どころを松尾貴史が語る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年5月号掲載）</p>
</p><p></p>天才物理学者に罪はあるか
<p class="picture"></p>
<p>人類が滅亡するのに十分すぎる量の核兵器がすでに拡散してしまっている今日、世界で唯一の核兵器による攻撃を受けて被曝した国である日本は、核兵器廃絶の先頭に立たなければならないはずなのに、核兵器禁止条約の決議案に、昨年12月の国連総会の本会議において、「反対」しています。これは6年連続してのことです。アメリカの核の傘の下にいるために反対できないのだそうですが、世界中が日本を尊敬できない国として認識するのに十分な狂い方であると言わざるを得ません。  </p>
<p>日本政府も、隠れた目的としては、いつか自国で核兵器の開発をしたくて仕方がないのでしょう。ですから、核エネルギーとその技術をキープするために、これだけ地震が多い国土に原子力発電所を無理して「国策として」抱え続けているのだとしか思えません。  </p>
<p class="picture"></p>
<p>さて、科学の役割とは一体何なのか、その立場を志したこともない私にわかろうはずもありませんが、やはり多くの場合、人類が安全に効率よく活動できることを目指すということに間違いはないと思います。しかし、その研究や理論が、いつ、どう役に立つのかということについて、簡単に答えられるようなものは少ないでしょう。「月やら火星に人間が行ったところで何になる」と言っても、「何かになるかもしれない」という答えしかないのです。しかし、こと「武器」の研究、開発に関して言えば、例外の一つになるのかもしれません。  </p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>この『オッペンハイマー』という作品は、アメリカの第96回アカデミー賞で最多の13部門にノミネートされています。私がこの原稿を書いている5日後に授賞式があるので迂闊に言えませんが、きっと多くの賞に輝くことでしょう。 （編集部注：後日、作品賞や監督賞など最多7部門を受賞）</p>
<p>主人公のJ・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・ マーフィー)は天才物理学者と謳われた人物です。ケンブリッジ大学で実験物理学を専攻し、その後ドイツに渡って理論物理学を研究。そしてアメリカに帰った彼は、第二次世界大戦の最中に世界で初めて原子爆弾の開発・製造に成功し、その後の世界に想像を絶するほどの影響を与えました。一度に何万人、何十万人と いう人々を一瞬で殺せてしまう発明をしてしまったことで、彼の心はその罪悪感、後悔、贖罪の中、葛藤と苦悩に苛まれるのです。  </p>
<p class="picture"></p>
<p>作品全体は、説明的にならない演出と構成になっていますが、難解になることはありません。彼の心の内の悶えが手に取るように伝わってきます。劇中、ギリシャ神話のプロメテウスが、天上の火を盗み人間たちに与えて罰を受けた物語に例えられています。それが 適切かどうかは別としても、人を殺す刃物を作った者も悪いのか、殺した者だけが悪いのかと言えば、答えは歴然としています。しかし、話が核兵器に至ってはどうでしょう。何とも答えに窮してしまうのです。</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p></p>
『オッペンハイマー』
<p>監督・脚本・製作／クリストファー・ノーラン<br />
出演:キリアン・ マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー<br />
全国公開中</p>
<p>© Universal Pictures. All Rights Reserved.<br />
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画</p>
<p class="btn_entry">「松尾貴史が選ぶ今月の映画」をもっと見る</p>
<p></p><p>The post 松尾貴史が選ぶ今月の映画『オッペンハイマー』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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