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    <title>Numero TOKYOSatomi Kobayashi / 小林聡美 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>小泉今日子・小林聡美 インタビュー「私たちにもみんなにも、心の中に阿修羅はいる」</title>
        <link>https://numero.jp/interview335/</link>
        <pubDate>Tue, 06 Sep 2022 03:00:40 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
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		<category><![CDATA[Kyoko Koizumi / 小泉今日子]]></category>
		<category><![CDATA[Satomi Kobayashi / 小林聡美]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>『時間ですよ』 『寺内貫太郎一家』 など、数々の話題作ドラマを生み出した昭和を代表する脚本家であり、小説家、エッセイストとしても活躍した向田邦子。彼女の代表作のひとつで再放送のたびにファンを増やしている名作ドラマ『阿修羅のごとく』（1979年）が舞台に。四姉妹役に小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆を迎え、9月9日より、東京と兵庫で公演を予定している。目前に稽古を控える小泉今日子（長女・綱子役）、小林聡美（次女・巻子役）に話を聞いた。</p>
憧れの向田邦子作品への出演
<p class="picture"></p>
<p>──向田邦子さんの原作を倉持裕さんが戯曲化。台本を読んだときの感想を教えてください。</p>
<p>小林聡美（以下：小林）「ドラマで印象に残った台詞が舞台の台本にもそのまま生かされています。また転換がテレビドラマ並みの軽やかさで、一体どうするの？と。大変そうだけど面白そうだなと思いました」</p>
<p>小泉今日子（以下：小泉）「私たちの世代は子どもの頃、リアルタイムでドラマを見ていて、その印象が今も頭に残っています。これをどう演劇に落とし込んでいくのか、木野花さんが演出することでより演劇感が強くなるでしょう。通常の舞台を使わず、真ん中にアクティングエリアを設けて、客席が囲む形になるのも楽しみなところ。姉妹4人の激しいやりとり、男がそれを見て『女は阿修羅だな』と言うだけのことはある、迫力のある演劇になる気がします」</p>
<p>──小泉さんが奔放な長女・綱子、小林さんが地道な次女・巻子を演じられます。配役を聞いた時はどう感じましたか。</p>
<p>小林「四姉妹はそれぞれぴったりな気がしますね」</p>
<p>小泉「私自身は三姉妹の一番下。わが家の3人で見ると、巻子が長女で下二人がいる感じ。だから一番上の綱子はどういうイメージだろう？と考えたんです。そういえば、うちの母は一番の問題児で（笑）、彼女を入れると四姉妹みたいな関係性。なるほど！ 母がモデルになるかもって思いました」</p>
<p>小林「お母さん、可愛い。巻子の生真面目さは、私自身にもあると思います。かといって巻子の台詞全部に共感できるわけではなく、おい、こんなに真面目？と思うことも。自分の中にある生真面目さと反抗心、両方を表現できればいいですね」</p>
</p><p></p>お互いに「お姉さん」を感じる同級生</p>
<p>
<p>──お二人が姉妹関係になることについては？</p>
<p>小林「姉妹4人には戦争前に生まれた子と戦争後に生まれた子がいて、けっこう歳の離れた姉妹なんです。長女の綱子と次女の巻子は同世代。小泉さんと私は同学年。同世代としての共通感覚があるから、その感じは自然に出るんじゃないでしょうか。普段の小泉さんは本当にお姉さん、いや、姐（あね）さんという感じ（笑）」</p>
<p>小泉「私は聡ちゃんのことをお姉さんみたいに感じているんですけど」</p>
<p>小林「ホントに？」</p>
<p>小泉「しっかりしているから安心します」</p>
<p>小林「いやいや。私はあまり動かないから、しっかりして見えるだけ（笑）。小泉さんは、任侠の人（笑）。曲がったことは許さないわよ！みたいな姐（あね）さん気質」</p>
<p>小泉「それはある」</p>
<p>小林「腹に一本通っている感じがします」</p>
<p>小泉「子どもの頃から、権力に立ち向かうところはあるかな。聡ちゃん、兄弟は？」</p>
<p>小林「私も3人兄弟、次女で弟がいます。だから、上を見て下を見て、障りのないように、という要領の良さはあるかも。はたから見ると、次女は結構自由に見えるみたい」</p>
<p>小泉「よく変わり者と言われるよね（笑）」</p>
<p>小林「それは、ちょっと納得がいかない（笑）。兄弟の中で一番普通のバランスを持っている自覚があるんですけどね」</p>
<p></p>


	



<p>──ご自身の中に阿修羅を感じることはありますか。</p>
<p>小林「（小泉に）ありますか？ ありますよね？」</p>
<p>小泉「この台本で言うと、姉妹で言い合うことはあっても、男性に対してはみんな知らん顔して感情を見せない。気づいてはいるけれど、涼しい顔して縫い物をしているような、お母さんの存在が象徴的だと思います。姉妹は男性に対してそれぞれの事情を抱え、葛藤を経験しているのに、4人集まると女同士、キャッキャしている。それは男の人から見て、阿修羅のようだし敵わないって思うんでしょうね。阿修羅は、みんなの心の中にもあるんじゃないかな」</p>
<p>小林「絶対にある。どんな時？と聞かれても、パッとは思いつかないけれど。笑顔で『いいですよ』って言いながら、心中は逆で、そんなことが積み重なるとある時、突然阿修羅になったりするかも」</p>
<p></p>

「昭和って面白い！」と思ってもらえたら

	



 
<p>──この話は昭和という時代性も感じますね。女からすると男ったら！男から見ても、女って…と相容れない感じが。</p>
<p>小林「そうそう。本を読んで、こういう雰囲気、懐かしいなぁって思いました」</p>
<p>小泉「向田さんのお書きになるものには、常にその男女のテーマがあるような。子どもの頃に向田さんのドラマを見て、シナリオ本を読んで、勉強していた気がするんです。大人の人の横顔って子どもに向かって正面で話している時と、横を向いて違うところを見ている時は別人に見えたりする。その横顔って、きっと私が知らない何かを見ているんだろうなとよく思っていました。向田さんの作品を見るたびに、そのことを思い出します」</p>
<p>小林「ああ、わかる気がします」</p>
<p>小泉「その後、自分が男と女について突き詰めてこられたかというと、そうでもなくて。仕事のほうが楽しいなぁと思っちゃうし。面倒くさいなぁ、面倒くさいのにしちゃったなぁ。あー、別れるのはもっと面倒くさいけど、この時がきちゃったなぁ、みたいなことを繰り返している感じはあります」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>小林「表面的には今の時代、男も女もフラットに見えますよね。だけどちょっと掘り起こしてみれば、向田さんがお書きになった時代のような立場の違いがまだあったりもします。この作品を今、見ることで、まだまだこんな感じだよなぁと心に迫る部分があるかもしれない」</p>
<p>小泉「この話のとおり、私の家もお父さんだけ一品おかずが多かったり、お風呂に入るのも一番最初という環境で育ちました。家庭とはこういうもの、女の人はこうやって生きるものだと自然と刷り込まれて、その概念に縛られている感覚は私の中にありました。その概念と自分の行動のつじつまが合わずに矛盾が起きる、そこに悩んだ世代なのかもしれない。この作品を今の10代や20代の人が見て、昭和って面白い！逆に憧れる！ってなったら、社会がすごく進んだと実感できるのでは」</p>
<p>小林「今、私たちが小津安二郎さんや黒澤明さんの監督映画を見て、昔ってすごいなと思う感覚に近いのかな。男女の業や人間臭さ、そういったものを感じてもらえたらいいなと」</p>
<p>小泉「あと、この話は四姉妹が主軸だけれど、向田さんは男を描くのが実にうまいんです。『阿修羅のごとく』に限らず。チクッと針を刺すようなところもありながら、向田さんがちゃんと男の人に敬意を払っているのがちらっちらっと見えたりもします」</p>
<p>小林「向田さんにとって、基本の男性像は“お父さん”。さらに向田さんご自身が若い頃から映画雑誌で働いていたこともあり、いろんなタイプの男性を見る機会があったんじゃないでしょうか」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>小泉「お父さんを見ているとお母さんも見えてくる。向田さんの書いた作品中の男女の基本には両親がいるのかもしれないですね。そして『阿修羅のごとく』では自分を4分割して4人の姉妹として描いたんじゃないかと思います。こういうふうに生きたら、こうなったはず…という願望をどこかに入れつつ。末っ子の咲子は現代的、ドライでクールな恋愛観だと口では言うけども、自分もどっぷり恋愛にハマってるし」</p>
<p>小林「そこがお母さんと重なるところが、向田作品のすごいところ」</p>
<p>──今回、課題にしたいことはありますか。</p>
<p>小林「私にとって舞台は毎回もう課題だらけ。観客の前でお芝居するということ自体がチャレンジです」</p>
<p>小泉「おそらく抽象舞台で、私たち役者も場の転換をしたり。それを丸ごと見せた演劇になる気がします。テレビでも映画でもない、演劇だからできる『阿修羅のごとく』をみんなで立ち上げていけたらいいですね」</p>
<p>小林「テレビドラマの名作という印象が強く、そこはどうやっても越えられない。だったら、演劇という違う形態を生かして、挑みたいです」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p><p>＜小泉今日子＞ブラウス　¥36,300、パンツ　¥33,000　／ともにrito structure（rito77.com）　ピアス　右¥27,500、左¥19,800　リング　右中指 ¥15,400、左人差し指 ¥23,100／すべてMARIA BLACK（ショールーム セッション　03-5464-9975）　リング　左薬指 ¥55,000／HERNAN HERDEZ（エスケーパーズオンライン　03-5464-9945）<br />
＜小林聡美＞カバーオール　¥39,600／RHODOLIRION　パンツ　¥22,000 NEEDLES　シューズ　¥86,900／NEPENTHES×TRICKERS（すべてネペンテス ウーマン トウキョウ　03-5962-7721）</p>
</p>
<p class="picture"></p>
モチロンプロデュース『阿修羅のごとく』
<p>とある日、三女・滝子(安藤玉恵)の、話したいことがあるという連絡により、四姉妹が集まることに。数日前、70才を迎える父親が愛人らしき人物といるところを目撃した滝子は、興信所に父の身辺調査を依頼したのだ。四人は、母親に知られることなく父に浮気を解消してもらうための作戦を練る。そんな姉妹だが、実は自身の生活にもそれぞれ悩みを抱えていた。長女・綱子(小泉今日子)は仕事先の妻子ある男性と不倫関係、次女・巻子(小林聡美)は夫の浮気の予感にもやもやした日々を過ごし、三女・滝子はその堅い潔癖さで男との出会いもなく、四女・咲子(夏帆)はボクサーの彼との不安定な生活に疲弊していた。ままならない現実をあたふたと、それぞれの業を抱えて正直に生きようとする四姉妹の闘いの日々は続く、阿修羅のごとく……。</p>
<p>作／向田邦子<br />
脚色／倉持裕<br />
演出／木野花<br />
出演／小泉今日子、小林聡美、安藤玉恵、夏帆 ・ 岩井秀人、山崎一</p>
<p>公演日程・会場：<br />
9月9日(金)～10月2日(日)　東京・シアタートラム<br />
10月8日(土)～10月10日(月・祝)　兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール</p>
<p>※9月14日(水)18時開演の回に配信予定あり<br />
【配信チケット取り扱い】 チケットぴあ https://w.pia.jp/t/ashura/ </p>
<p>https://otonakeikaku.net/2022_asyura/</p>
<p></p><p>The post 小泉今日子・小林聡美 インタビュー「私たちにもみんなにも、心の中に阿修羅はいる」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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