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    <title>Numero TOKYOribbon | Numero TOKYO</title>
    <link>https://numero.jp</link>
    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>川上未映子から、モードを愛する人たちへ贈るエッセイ「りぼんについて」</title>
        <link>https://numero.jp/20211105-the-universe-of-ribbon/</link>
        <pubDate>Fri, 05 Nov 2021 09:00:29 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[Mieko Kawakami / 川上未映子]]></category>
		<category><![CDATA[ribbon]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
「りぼんについて」
文・川上未映子
<p>物心ついたときから、りぼんというものに惹かれつづけて、その最大の魅力はいったいなんなのだろうと、考えることがよくあります。というのも、街で買い物をしているとき、素敵な品々を眺めているとき、自分の持ち物を手入れするときなどに、そこにりぼんがあるだけで格別に心がときめくからで、あれは本当に、体温がほんの少し上昇しているのではないかと思うくらいに嬉しいものです。</p>
<p>りぼんには、そうした可愛さとか気分を高揚させる要素とともに、それじたいに、どうもイデアめいたところがあるんですよね。</p>
<p>たとえば、りぼんという文字と音の響き。漫画雑誌の『りぼん』、アニメの『リボンの騎士』などなど、子ども時代にふれていたいくつもの善きものたちのイノセンスにしっかりと結びついているし、そしてその形は、永遠と無常という、世界の理を表しているようにもみえるのです。</p>
<p>結びめから上の輪っかがふたつ部分は、メビウスの帯のように裏返りながら、現在がずっとつづいていくという終わりのなさ、美しい永遠性を想起させますし、下の部分の切れ端は、すべてはやはり、いつか必ず断たれるのだという真実。わたしたちがりぼんをみるときに抱く「かわいいな」とか「素敵だな」という思いの底のほうには、理想と現実、彼岸と此岸、有と無、永遠と無常、ほかにもいろいろありますけれど──つねづね対極にあるような、そうしたふたつの概念が息づいていて、わたしたちは知らないうちにそれに触れているのではないかと感じます。指輪、ブローチ、髪留め、模様……それがどんなものでも、どんなに小さいものでも、それがりぼんであるだけで、そこに「世界」が現れているようなのです。</p>
<p>なぜなのか、無いところから生まれてきて、いつか必ず消えてしまうすべてを生きる──そんな絶対的な矛盾を宿命づけられている、わたしたちの生や生活を彩るものとしての、りぼん。そして、あらゆる贈り物にかけられることの多い、りぼん。</p>
<p>そう思うと、りぼんは、永遠と終わり、悲しみや喜びや苦しみや幸せなんかをぜんぶひっくるめたこの世界や人生が、ひょっとしたら誰かからの、何かからの贈り物であり、祝福とともに存在するものであるように思わせてくれるものなのかもしれません。</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
<p>〈静物・左上から〉フローラプリントにハックされた、バレンシアガのロゴを斜めに配したリボンスカーフ。￥30,800／Gucci（グッチ・ジャパン 0120-99-2177） つけ襟のチュールリボンにとまるハチがキュートに主張する。￥29,700 ／Catherine Osti（シジェーム ギンザ 03-6263-9866）　グラディエーター風のハイブーツにリボンがアクセントを添える。￥333,300／Louis Vuitton（ルイ・ヴィトン クライアントサービス 0120-00-1854）　流れるような曲線を描くリボンモチーフのダイヤモンドが、手先を華やかに彩ってくれる。（WG×ダイヤモンド）￥1,155,000／Chanel（シャネル カスタマーケア 0120-525-519）　ビッグサイズのパフィなバレッタで視線を集めて。￥19,800／Alexandre de Paris（アレキサンドル ドゥ パリ ギンザ シックス店 03-6264-5442） グリッターとクリスタルを施したスリングバックシューズで、煌めきを携えて。ヒール5.5cm ￥145,200（予定価格）／Miu Miu（ミュウミュウ クライアントサービス 0120-451-993）</p>
<p class="btn_entry">
リボン特集をもっと読む</p>
<p></p><p>The post 川上未映子から、モードを愛する人たちへ贈るエッセイ「りぼんについて」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>のんがリボンに惹かれる理由</title>
        <link>https://numero.jp/20211103-a-ribbon-around-a-bomb/</link>
        <pubDate>Wed, 03 Nov 2021 11:00:59 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Non / のん]]></category>
		<category><![CDATA[ribbon]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
凶暴なものとリボンがぶつかる時、パワーが生まれる
<p>──小誌のアート企画で、リボンをたくさんつけた少女を描いた作品を発表し、その後もリボンを使ったアート作品をつくられているそうですが、のんさんがリボンで表現する理由は何ですか。</p>
<p>「怖いもの、嫌なものをリボンで表現するとかわいくなるのがいいですね。凶暴なものとリボンがぶつかった時にパワーが生まれる気がしています」</p>
</p><p></p><p>──凶暴な感情、怒りが創作の原動力になっている？ </p>
<p>「そうですね。だいたい怒っている時に創作意欲が湧きます。ただ、怒りがそのままダークな表現になるというよりは、リボンを使うことで明るく表現されるのがすごく好きです」</p>
<p>──のんさんは、あるインタビューで〝怒り〞がお気に入りの感情だと答えていました。</p>
<p>「はい。自分は結構おこりんぼでダークな怒りを抱えることもあるんですけど、明るくて楽しい怒りもあると思っていてそういう怒りがものをつくるパワーになる。衝動のままに飛び込む時は怒りが手っ取り早いです」</p>
<p>（右）今年3月、JR横浜駅で開催された 『YOKOHAMA ART STATION project 2020』 では大型作品『お花見、3人こども』を展示。ピンクのリボンが桜のように咲き誇る。（左）Numéro TOKYO 2020年7・8月合併号で描き下ろした『未来の視覚』。カラフルなリボンをたくさん身に纏った少女を画面いっぱいに描いた</p>
<p>──さまざまなジャンルで表現活動をされていますが長編映画を作ろうと思ったきっかけは何でしょうか。</p>
<p>「昨年3月に新型コロナウイルスの感染が拡大し始めて、自分が企画していた音楽フェスを中止する決断をしました。自分が決めたことではありましたが、ものすごくショックで。仕事が休みになり、自粛期間中ずっと家にいると『自分がやれることをやらなくては』と思うようになり、映画をつくろうと思い立ちました」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──主人公を美大生にした理由は？</p>
<p>「高校を卒業したら美大に行きたいという憧れがあったので、映画の中でその人生を歩んでみようと思いました。ある記事で卒業制作展の中止が決まった美大生のインタビューがあり、『1年かけて作ったものがゴミのように思えてしまった』と。自分がフェスを辞めざるを得なかった気持ちともすごくリンクして『これを書かなくては』と強く思いました。昨年夏頃に『見のがし卒展』という企画をやっていることを知り、そこで先生や学生と直接話を聞かせてもらう機会がありました。彼らにとって卒展は自分の知識と技術を注ぎ混んだ集大成であり、多くの人に作品を見てもらえるチャンスでもある。もしかしたら、そこで自分の将来を変える出会いもあったかもしれない。デザイン科の学生の中には人に見てもらう機会がないまま、泣きながら自分の模型を壊した人もいたという話を聞いて、どれほど悔しかったか、悲しかったか。ここにもコロナの苦しみがあるんだと痛感しました。そして、それは生徒だけでなく、先生も同じで。さっきまでにこやかに話していたのに卒展の話になると急に言葉を詰まらせてしまった先生もいて、ものをつくることへの思いの深さを切に感じました」</p>
<p class="picture"></p>
怒りも悲しみも否定せず、抱えたまま前を向きたい
<p>──映画『Ribbon』には主人公が描く絵、纏う服などさまざまな場面でリボンが登場しますね。</p>
<p>「『Numero TOKYO』で絵を描いた後、リボンを纏うというイメージが頭の中で浮遊していて。リボンがうじゃうじゃと まっている様子は一見ゴミみたいにも見えるし、鬱屈した感情がギュッと集まっているような不気味さもある。光の加減や照明の当て方によって一瞬、美しく見える、そういうギャップを撮りたいと思いました。この映画はコロナ禍で表現の場を奪われ、自分のやるべきことを 失ってしまう美大生の怒りを出発点にしているけど、その感情を嫌なものとしてだけ撮りたくなかった。怒りをどこにぶつけていいかわからない、それでも前に進むしかない。そういう複雑な想いを抱いているのは、美大生だけではないと思います。だから、そういう人たちの心が少しでも救われるような作品になればと」</p>
<p></p><p>──劇中では、カラフルなリボンが動いて主人公の感情を表現するユニークな試みもありました。</p>
<p>「私が頭の中でイメージしているものを映像にするんだったらCGではなく、特撮がいいということになり、『シン・ゴジラ』で監督・特技監督を務めた樋口真嗣監督、准監督・特技総括の尾上克郎監督に協力していただくことになりました。「『ブルース・ブラザース』のラストシーンのような銃を突きつけられているようなリボンの動き」とか『洗濯機の中でぐるぐる回る感じ』とか、さまざまなリボンのイメージを具現化していただいて。水槽の中で撮ったり、再生したり、不思議な動きになっておもしろかったです」</p>
<p>「リボンを見るとつい欲しくなってしまいます。洋服を買う時も、自分で洋服をつくる時もついついリボンモチーフに目がいきます」というのん。大胆なスリットとリボンが印象的なTENDER PERSONのパンツもお気に入りの一つ。Instagram @non_kamo_ne より。</p>
<p>──『Ribbon』の主人公いつかは「未来をこじ開けるのは自分しかいない」と気づき、ある行動を起こします。のんさんも、能年玲奈さんからのんさんへ、創作あーちすととしての活動を始めてから未来をこじ開けた印象があります。</p>
<p>「そうですね。自分で仕事を決め、周りのスタッフと話し合いをしながら、プロジェクトを進めていると、このスタイルが自分には合っているんだと思うようになりました。ただ、何事も突き詰めるタイプなので、あれもこれも気になってしまい、時々周りの人を苦しめてるかもと思うこともありますが（笑）、それでも〝のんと一緒にやってよかった〞と思ってもらえたら嬉しいです」</p>
<p></p>監督は凄まじい集中力を持った、変な生き物
<p>──脚本家、監督として見た俳優、のんはどういう人ですか？</p>
<p>「いい俳優ですね」</p>
<p>──監督をやって、初めて知る自分の意外な一面はありましたか？</p>
<p>「仕事の時の自分は穏やかなほうだと思ってたんですけど、結構無茶なところもあるみたいで監督として現場にいるとずっと考え事をして頭の中でイメージができていくので、誰かと話していると『なんでわかってくれないの？言わなくてもわかってよ』と歯がゆく思うことがあって、周りのスタッフには『言葉で説明しないとわからないですよ』と言われて、あぁ、そうかと（笑）。ただ、監督を経験したことで、役者の時に余計なことを考えなくなったと思います。以前は、監督の機嫌が悪いのは私の演技が悪いからだろうかと気にしすぎていたんですけど、監督は常に映像のことで頭をフル回転させているから、イライラしているんだろうなと今はそう思えるようになりました」</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>──『Ribbon』の応援ムービーでは前出の樋口監督が制作し、のんさんが監督役を、沖田修一さん、白石和彌さん、片渕須直さんなど錚々たる監督陣が映画スタッフ役として出演されていましたね。</p>
<p>「リハの時、周りの監督陣がどういう動きをされているのかわからなかったのですが、チェックで映像を見てみたら、結構みなさんしっかり演技していて（笑）。その後、樋口監督が『沖田監督とか白石監督とか、普段役者に余計な演技させない人たちなのに、自分たちはしっかり演技やってたね』とおっしゃってたのが一番おもしろかったです。片渕監督とはこの現場で久しぶりにお会いしたのですが、すごくよそよそしくて。『この世界の片隅に』の舞台挨拶でほぼ毎日会っていたのに（笑）。いざ撮影が始まると、片渕監督はフィルムカメラに夢中になってしまい、私のことはそっちのけで、やっぱり監督って変な人たちばっかりなんだなって。いや、変な人というか、本当に集中力が凄まじいんだなって」</p>
<p></p><p>──監督として、のんさんが次に挑戦したいことはありますか。</p>
<p>「初めて監督を務めたYouTubeオリジナル映画『おちをつけなんせ』という作品があるんですが、今だったらもっといろんなことができるなと思っていて、また、撮りたいです」</p>
<p class="picture"></p>
映画『Ribbon』
<p>1年かけて制作した卒業制作の発表の場をコロナ禍によって奪われてしまった美大生、いつか。緊急事態宣言が発出され、自粛期間中、家で一人過ごしているとさまざまな感情が渦巻き、何も手につかず、家族や親友とも衝突してしまう。表現の場を失った自分は何者なのか。何のために描くのか。もがきながらもなんとか未来に希望を見出そうとする姿を映し出す。のんが監督・脚本・主演を務める劇場公開作品。2022年公開予定。</p>
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<p></p><p>The post のんがリボンに惹かれる理由 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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