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    <title>Numero TOKYOOmar Victor Diop / オマー・ヴィクター・ディオプ | Numero TOKYO</title>
    <link>https://numero.jp</link>
    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>今度は東京で。２つのオマー・ヴィクター・ディオプ展をアニエスベーが同時開催</title>
        <link>https://numero.jp/news-20201024-agnesb/</link>
        <pubDate>Sat, 24 Oct 2020 01:00:33 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Omar Victor Diop / オマー・ヴィクター・ディオプ]]></category>
		<category><![CDATA[agnès b. / アニエスべー]]></category>
		<category><![CDATA[photography]]></category>
		        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>2020年10月23日（金）から11月15日（日）まで、セネガル出身のアーティスト、オマー・ヴィクター・ディオプ（Omar Victor Diop）の二つの展覧会が東京で同時開催される。青山のアニエスベー ギャラリー ブティックではセルフポートレートシリーズ「DIASPORA」展が、そしてアニエスベー渋谷店では「MASU MASU MASUGATA」が展示される。</p>
<p>アニエスベーとオマー・ヴィクター・ディオプの交流は深い。かつてパリでの展覧会で出会い、2015年のパリコレクションでは、ディオプはモデルとしてアニエスベーのランウェイを歩いたという。その後、パリのアニエスベーの「ギャラリー デュ ジュール」で、マリ共和国の若者たちを撮影したマリック・シディベとの展示も行った。そして今年の9月に開催された「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」（以下、KYOTOGRAPHIE）でも、アニエスベーはディオブをサポートしている。</p>
<p>京都で「DIASPORA」は重要文化財である京都府庁旧本館に展示されたのだが、旧議場に、まるで肖像画のように並んだポートレートが印象的だった。</p>
<p>そんな「KYOTOGRAPHIE」の熱も冷めやらぬ10月23日（金）より、今度は東京のアニエスベーのギャラリーと渋谷店で、再び作品が展示される。</p>
</p><p></p><p>Angelo Soliman ©Omar Victor Diop, Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p>青山のアニエスベー ギャラリー ブティックでは「DIASPORA」シリーズが展示、そして販売される。</p>
<p>&#8220;ディアスポラ&#8221;とは、元の居住地を離れて生活する人、物やコミュニティを意味している。制作時、彼はスペインのマラガに4ヶ月滞在し、異邦人として過ごすことでインスピレーションを得たという。そして、16〜19世紀のヨーロッパのアフリカ系偉人の肖像画に、現代の欧州リーグで活躍するアフリカ系のサッカー選手たちを重ねた。故郷を離れて生活するサッカー選手たち、そして、当時ヨーロッパで生活していた自分自身もアイコンとして、セルフポートレートを撮影した。</p>
<p>『ヌメロ・トウキョウ（Numero TOKYO）』2020年10月号掲載のインタビューでは「黒人の歴史を特に若い世代の人々に知ってもらいたい、という意図を込めた」と語っている。そしてサッカーの要素を取り入れることで、関心を持ってもらうきっかけにしたかった、とも。</p>
<p>サッカー選手も含め、彼らが直面する人種差別問題、そしてBLM運動についても触れ、「各々の文化やアイデンティティを大切にするのは良いことだけど、他者へのリスペクトも忘れちゃいけない」と語っている。</p>
<p></p><p>© Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
<p>© Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
<p>「MASU MASU MASUGATA」シリーズは、ディオプが2019年に1ヶ月間ほど京都に滞在して制作。「出町桝形商店街」で働く人々をポートレートに収めた。「KYOTOGRAPHIE」では、巨大プリントを出町桝形商店街のアーケードに吊し、実在するモデルと作品が近しい位置でのユニークな展示となった。</p>
<p></p>
  </p>










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<p></p>
<p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;">agnès b. galerie boutique(@agnesb_galerie_boutique)がシェアした投稿 &#8211; 2020年10月月1日午後7時46分PDT</p>


<p> </p>
<p></p><p>アニエスべー渋谷店では、これらの作品がリプリントされて展示。</p>
<p>「セネガルと日本の共通点は和を大切にするところ。人の話をきちんと聞いて、他者へのリスペクトがある」と語るディオプ。彼の作品からは、世界のどこにいても揺らがない、細やかで、まっすぐな眼差しが伝わってくる。</p>
<p>© Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
<p>© Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
<p>京都で見た方も、見逃した方も、ぜひこの機会に、オマー・ヴィクター・ディオプの展覧会へ足を運んで！</p>
<p>Omar Victor Diop “DIASPORA”<br />
期間／2020年10月23日（金）〜11月15日（日）　13:30〜18:30 （月・休）<br />
会場／アニスベー ギャラリー ブティック<br />
※DIASPORA シリーズを展示・販売します。</p>
<p>Omar Victor Diop “MASU MASU MASUGATA”<br />
期間／2020年10月23日（金）〜12月4日（金）　11:00〜20:00<br />
会場／アニエスベー 渋谷店 3F<br />
※MASU MASU MASUGATA シリーズは非売品となります。<br />
※KYOTOGRAPHIEの制作により実現し、渋谷店で開催中の「MASU MASU MASUGATA」展の会期が「12月4日（金）」まで延長になりました。【2020年11月13日更新】</p>
<p>https://www.agnesb.co.jp/brand/agnesb-galerie-boutique/</p>
<p></p><p>The post 今度は東京で。２つのオマー・ヴィクター・ディオプ展をアニエスベーが同時開催 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の歩き方</title>
        <link>https://numero.jp/michiemito-90/</link>
        <pubDate>Sun, 27 Sep 2020 05:00:43 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Editor’s Post]]></category>
		<category><![CDATA[Editor's Post]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Travel]]></category>
		<category><![CDATA[Mikiya Takimoto / 瀧本幹也]]></category>
		<category><![CDATA[外山亮介]]></category>
		<category><![CDATA[片山真理]]></category>
		<category><![CDATA[Omar Victor Diop / オマー・ヴィクター・ディオプ]]></category>
		<category><![CDATA[michiemito]]></category>
		<category><![CDATA[KYOTOGRAPHIE]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>京都府庁旧本館に展示されているのは、10月号でインタビュー取材をしたセネガル出身のオマー・ヴィクター・ディオプ「Diaspora」とピエール=エリィ・ド・ピブラックによる「In Situ」。</p>
<p class="picture"></p>
<p>オマーの「Diaspora」は、アフリカ出身の16〜20世紀に活躍した偉人と、欧州リーグでプレイするサッカー選手に自らを重ねたセルフポートレートシリーズ。旧議場に肖像画のように並べられた展示もユニーク。</p>
<p class="picture"></p>
<p>パリ・オペラ座の舞台裏に３年越しで密着撮影した「In Situ」。バックステージからダンサーたちの美しい肉体を捉えた写真まで、壮大でドラマティック。幻想的な世界に引き込まれます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>KYOTOGRAPHIEの醍醐味と言えば、普段なかなか訪れることのない空間での展示。ここ京都府庁旧本館は1904年に建てられた重要文化財。ここはパリ？のような建物も併せて見学したい。</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
</p><p></p><p>外山亮介「導光」は両足院（建仁寺山内）に。日本各地を訪れ撮影した様々な伝統工芸の若手職人たちのポートレート。その10年後に再び訪れ、19世紀の写真術「アンブロタイプ（ガラス湿板写真）」で撮影し、その職人による工芸品とともに展示。職人の魂が作品から浮かび上がるよう。茶室の展示も是非！　両足院の庭がフィルム作品のように見えます。作品と両足院との融合も素晴らしい。</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>©︎ Takeshi Asano-KYOTOGRAPHIE 2020</p>
<p></p><p>片山真理「home again」は、嶋臺ギャラリーで展示。先天性の四肢疾患により幼少期に両足を切断し、以来、義足とともに生きてきた自分をモチーフに創作活動を続ける彼女。今年の第45回「木村伊兵衛写真賞」を受賞も記憶に新しい。「home again」は、自身の足をモチーフに制作した最新シリーズ『in the water』を中心に展示。</p>
<p class="picture"></p>
<p>「『in the water』は、実は水とは関係なくて。自分の足の帯状疱疹が悪化して抗体にアレルギー反応を起こすようになってしまって、その姿に公害、人間がやってきたこと、社会の成り立ちと似たものを見たんですね。内部で問題が起きたときに、外部に敵をつくるといがみ合っていた人たちが同じ方向を向くというような。ただ普通に痛々しく撮るのは嫌だったから、ラメっとくか（笑）と、キラキラさせて写真撮ったら海っぽくなったので、そのタイトルを付けたんです。そしたら２ヵ月後に、滞在先のベネチアで、アクアアルタと呼ばれる満潮を体験して」（５月号インタビューより）。過去の代表作とともに独自の世界観に浸って欲しい。</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>会場で片山真理さんにお会いできました。KYOTOGRAPHIEではアーティストのギャラリートーク（今年はオンライン）や、体験イベントなども実施。</p>
<p></p><p>写真家・映像作家の瀧本幹也はAssociated Programsとして、妙満寺とSferaギャラリーの２会場で発表。</p>
<p class="picture"></p>
<p>妙満寺「CHAOS 2020」では、江戸時代より名園として名高い名庭「雪の庭」から着想し、大書院の空間を生かして、“雪”をテーマにした写真、映像作品、アートインスタレーションを展示。地球を俯瞰して見ているような不思議な感覚に。空間とも相まって禅を彷彿とさせる。ちょっと遠いと怯まずに是非訪れて。</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>Sferaでは、原初の地球を表現した「LAND」と、最先端文明の象徴である宇宙産業を撮った「SPACE」に未発表作品を加え、「LAND SPACE 2020」として発表。自然と文明を対峙させた展示に考えさせられる。</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>甲斐 扶佐義が市井の風景、そこに生きる人々を50年来撮り続けた「鴨川逍遥」、世界中の廃墟と化した建物の破片を再構築したインスタレーションで知られるマリアン・ティーウェンが京町家を手がけた「Architectural Installation Destroyed House Kyoto」、福島あつしの高齢者向け弁当配達の記録、2019年KG＋Awardでグランプリを受賞した「弁当 is Ready」、映画監督ウォン・カーウァイの元専属フォトグラファー兼グラフィックデザイナー、ウィン・シャの独特の色彩を感じる「一光諸影」、伝統手法を織り交ぜたポップアートのようなエルサ・レディエの「Heatwave」、マリー・リエスによるフランス国立盲学校の生徒たちの“触れる”ポートレート展示「二つの世界を繋ぐ橋の物語」など、それぞれのクリエイターの思いが溢れる展示が盛りだくさん。KYOTOGRAPHIEで是非その思いを直に感じてみて。</p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p class="picture"></p>
<p>KYOTOGRAPHIE<br />
会期／2020年9月19日（土）〜10月18日（日）<br />
会場／メインプログラム：京都市内14カ所　アソシエイテッドプログラム：京都市内4カ所<br />
開館時間・休館日／会場により異なる<br />
www.kyotographie.jp/</p>
<p>&nbsp;<br />




黒人文化の現在とこれから。「KYOTOGRAPHIE」出展写真家オマー・ヴィクター・ディオプにインタビュー 
Interview / 17 09 2020



</p>
<p>&nbsp;<br />




片山真理インタビュー「時間というものが唯一信じられるピュアなものなのかもしれない」 
Interview / 29 04 2020



</p>
<p>&nbsp;<br />




満を持して「KYOTOGRAPHIE2020」が9月19日（土）より開催！ 
Art / 17 09 2020



</p>
<p></p><p>The post 「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」の歩き方 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>黒人文化の現在とこれから。「KYOTOGRAPHIE」出展写真家オマー・ヴィクター・ディオプにインタビュー</title>
        <link>https://numero.jp/interview210/</link>
        <pubDate>Thu, 17 Sep 2020 09:00:54 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
		<category><![CDATA[People]]></category>
		<category><![CDATA[KYOTOGRAPHIE]]></category>
		<category><![CDATA[Omar Victor Diop / オマー・ヴィクター・ディオプ]]></category>
		<category><![CDATA[Black Lives Matter]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[art]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
アフリカ大陸から発信される黒人文化の新たなかたち
<p>アフリカ大陸の最西端、セネガルのダカールを拠点に写真家として世界的に活躍するオマー・ヴィクター・ディオプ。「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2020」での展覧会に先立ち、話を聞いた。</p>
<p>──本来であれば春に予定されていた展覧会ですが、新型コロナウイルスの影響により9月に延期されました。いまセネガルの状況はいかがですか？</p>
<p>「人口も１５００万人ほどの規模で、国境も早い段階で閉鎖されたので、幸いそれほど影響は出ていません。変化といえば、自分が旅行できないことくらいかな。ソーシャルディスタンシングに関しても、僕はいつも家で作業することがほとんどだから、普段とあまり変わりないです」</p>
</p><p></p><p>Marick Ambar（1549-1626）。エチオピアに生まれ、幼少時に奴隷としてインドに売られたが、後に政治などで才覚を現した。 ©Omar Victor Diop, Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p>──今回の「KYOTOGRAPHIE」では２つの展示をされますが、まずアフリカ出身の偉人に扮したセルフポートレイトのシリーズ「Diaspora」について教えてください。<br />
</p>
<p>「黒人の歴史を特に若い世代の人々に知ってもらいたい、という意図を込めた作品です。どれも実在する肖像画や写真に基づいて作られていますが、単にオリジナルの作品を複製するのでなく、サッカーの要素を取り入れることで、関心を持ってもらうきっかけとしています。彼らはさまざまな分野で成功しているのですが、みんな肌が黒いというだけで人種差別の問題にも直面しているのです。サッカー選手たちもしかり」</p>
<p></p><p>Albert Badin（1747 or 50-1822）。スウェーデン宮廷で女王や王女などに仕えた。 ©Omar Victor Diop, Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p>──ご自身がモデルとなった作品はこのシリーズが初めてだそうですが、自分自身が投影されたセルフポートレイトという要素はあるのでしょうか？</p>
<p>「制作過程では自分も同じような疑問を持ち、これは『洗練された類のセルフィなのか？』とも考えました。でも、それは違うな、と今は思います。展覧会で作品を前に対話をしているとき、見ている人が写真を指してYouでなくTheyと言ったのを聞いて、自分の意図が伝わったのだな、と感じました。作品に写っているのは僕自身ではないのです」</p>
<p>──セルフポートレイトを題材とする写真家としてはシンディ・シャーマンも有名ですが、彼女の作品から影響を受けたということはありますか？</p>
<p>「制作段階では彼女のことを知らなかったのですが、展覧会などで比較されるようになり、作品について知りました。彼女が僕についてツイートしたのも見たことがあります。尊敬すべき写真家ですが、アプローチは違うと思っています。彼女の作品はどれも女優が素晴らしい演技をしているかのように見えるのですが、自分は作品の中ではピルグリム（巡礼者）というか、それぞれの偉人の子孫のような役割だと感じているのです。もしも僕が彼らと同じ時代に生まれていたとしたら、彼らと全く同じ人生を歩んでいた可能性があるからです」</p>
<p></p><p>Frederick Douglas（1818-95）。アメリカで奴隷解放のために活躍、黒人として初めて副大統領候補にもなった。　©Omar Victor Diop, Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p>──シリーズで取り上げられた偉人の一人で奴隷解放に尽力したフレデリック・ダグラス。ＮＹ北部に設置されていた彼の彫像がこの7月、何者かによって破壊されるという事件がありました。今年5月末、アメリカの黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官に殺害された事件に端を発し、BLM（ブラック・ライブズ・マター／黒人の命は大切）運動はいま、世界中で大きな広がりを見せながら、一方で白人至上主義者の反発も見られます。アフリカ在住の黒人アーティストとして、この状況をどのように見ていますか？</p>
<p>「コロナウイルスの影響で多くの街がロックダウンしていたタイミングにも重なったので、BLMのマーチが、その反動的な行動、単に自己満足的なコーチェラみたいなことで終わらないのを願っています。この問題は黒人にとっては生と死、そして正義に関わること。いま全世界で起こっているマーチは社会的なストラクチャーを変えていくための始まりにすぎないからです。各々の文化やアイデンティティを大切にするのは良いことだけど、他者へのリスペクトも忘れちゃいけない。世界で多様なバックグラウンドを持つ人々がこの問題に関心を持ち、これまで見過ごされてきたコミュニティに投資をしたり、アートを作ったりしているのはとても良いこと。BLMは自分自身いつもフォーカスしてきたテーマで、特に『Liberty』のシリーズはこの流れに直結しています。BLMの発端ともなった事件、2012年フロリダで殺害されたトレイボン・マーティンさんに捧げた作品も含まれています」</p>
<p>BLM運動の高まりにより今、再び注目されている「Liberty」のセルフポートレイトシリーズより、「SELMA, 1965」。キング牧師による公民権運動のハイライトともなるアラバマ州セルマからモンゴメリーへの行進。映画『グローリー／明日への行進』の題材ともなっている。 © Omar Victor Diop,Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p></p><p>──京都の出町枡形商店街の人々を撮影した「MASUMAS UMASUGATA」についてはどうですか？</p>
<p>「その土地や文化について知るのに、写真はとても良い手段。このシリーズを撮影したことで京都のスピリットに触れることができたような気がしています。セネガルと日本の共通点は和を大切にするところ。人の話をきちんと聞いて、他者へのリスペクトがある。自由を優先して尊重するアメリカなどとは違うな、とも感じました」</p>
<p>昨年、京都に約1ヶ月滞在して撮影され、KYOTOGRAPHIEで初公開される「MASUMASU MASUGATA」から。京都、出町桝形商店街「井上果物店」の名物店員。 © Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
<p>──６人兄妹の末っ子として大家族で育ったそうですね。子どもの頃の夢は？</p>
<p>「僕が生まれた頃はセネガルで６人くらい子どもがいるのは普通。今は少子化しているけどね。子どもの頃は庭師になりたかったけど、父が金融の専門家で自分も同じ分野に進みました。趣味で始めた写真がコンテストで入選し、最初は掛け持ちしていたけど、だんだん写真が忙しくなって」</p>
<p>──尊敬する写真家はいましたか？</p>
<p>「ジャン＝ポール・グードですね。僕が初めて『パリ・フォト』に出品し、彼が見に来てくれたときは感激しました。『他の誰にも似ていない作品だね』と褒めていただきました」</p>
<p>──遊び心があり、グラフィックな作風はグードとも共通点がありますね。</p>
<p>「ウィットを利かせているところ、シリアスになりすぎないところも、たぶん」</p>
<p></p><p>TRAYVON MARTIN, 2012。BLMのきっかけともなった、フロリダの高校生トレイボン・マーティンさん射殺事件へのオマージュとなる作品。 © Omar Victor Diop,Courtesy of Magnin-A Gallery.</p>
<p>──現在はどんなプロジェクトを手がけていますか？</p>
<p>「環境問題に関連したテーマ。どうしたらアフリカやブラックカルチャーにおいてこの問題を顕在化できるかについてリサーチしているところです。黒人差別の問題でみんな忙しいかもしれないけど、地球温暖化も待ってはくれないからね」</p>
<p>──短期間に夢を叶えてしまったようでもありますが、いま夢はありますか？</p>
<p>「単に楽しいから写真を撮り始めただけで、夢だと思ったことはないですね。今度NYにいるモデルをiPhoneを使い、Zoomでファッション撮影をするんだ。今はみんな世界を移動できないから、セネガルにいる僕みたいな写真家にも声がかかったってわけ。クレイジーな世の中だよね（笑）。夢っていえば、世界中に散らばっている友達に会うこと。早くみんなに会いたいな」</p>
<p></p><p>オマーも眼鏡を作ってもらったという「おがや時計店」。実際、このシリーズはKYOTOGRAHIE開催中に出町枡形商店街のアーケードに展示される予定。 © Omar Victor DIOP/Courtesy of KYOTOGRAPHIE</p>
KYOTOGRAPHIE<br />
京都国際写真祭 2020
<p>国内外作家の貴重な写真作品や写真コレクションが集う国内最大規模の写真フェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。寺社や指定文化財など、趣ある十数会場で展覧会を開催。2013年より始まり第8回となる今年のテーマは「VISION」。セネガル出身のオマーは「出町桝形商店街」で働く店主たちをポートレートに収めた作品のほか、欧米で活躍したアフリカ出身の歴史上の偉人らと自らを重ねたセルフポートレート「Diaspora」シリーズを日本で初めて発表する。</p>
<p>会期／2020年9月19日（土）〜10月18日（日）<br />
会場／京都市内各所にて開催<br />
https://www.kyotographie.jp/</p>




満を持して「KYOTOGRAPHIE2020」が9月19日（土）より開催！ 
Art / 17 09 2020




<p></p><p>The post 黒人文化の現在とこれから。「KYOTOGRAPHIE」出展写真家オマー・ヴィクター・ディオプにインタビュー first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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