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    <title>Numero TOKYOK文学っておもしろい！ | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>あなたはどれから読む？ いま話題のK文学入門書</title>
        <link>https://numero.jp/20210506-off-to-korea-2/</link>
        <pubDate>Thu, 06 May 2021 07:00:19 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[book]]></category>
		<category><![CDATA[book review]]></category>
		<category><![CDATA[books]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[K文学っておもしろい！]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>文芸、詩、エッセイ、ミステリー、それともSF？　まずは、気になるジャンルに手を伸ばして、K文学のビッグウェーブに乗ってみよう。</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
エッセイ<br />
『きょうの肴なに食べよう？』
<p>著者／クォン・ヨソン<br />
訳者／丁海玉<br />
本体価格／¥1,650（税込）<br />
出版社／KADOKAWA</p>
<p>酒が登場しない作品を書こうとすれば「母国語を失った作家の心情を思い知らされるよう」な体験をするほど、作風と酒が切り離せない関係にあるクォン・ヨソン。彼女がソジュ（韓国焼酎）とともに食してきた四季の肴を切り口に、味覚の中に潜むさまざまな出来事を綴った初エッセイ集。作家の舌は「どんなふうに食べて生きてきたか知る履歴書」と作中で語るように、母とのほろ苦い過去にも触れる本書は、著者の奥深い生きざまをも描き出す。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
詩<br />
『死の自叙伝』
<p>著者／金惠順<br />
訳者／吉川凪<br />
本体価格／¥2,420（税込）<br />
出版社／クオン</p>
<p>“詩壇のノーベル賞”といわれるグリフィン詩賞をアジア人女性として初めて受賞した詩集『死の自叙伝』の49編と、長詩「リズムの顔」を収録した本書。あとがきで「無念な死がこれほど多い国で書く詩は、先に死んだ人たちの声になるしかないではないか」と綴られているように、権力による暴力や怠慢がもたらした死に捧げられた詩は容赦なく力強い重さを放つ。“ことばで訴える”とは本来どういうことかを、この詩集で痛感してみてほしい。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
文芸<br />
『仕事の喜びと哀しみ』
<p>著者／チャン・リュジン<br />
訳者／牧野美加<br />
本体価格／¥1,980（税込）<br />
出版社／クオン</p>
<p>板橋（パンギョ）テクノバレーでの勤務経験を持つ著者が描く“仕事”をテーマとした短編集。過酷な受験戦争を勝ち抜き、大企業に就職すれば得られるといわれていた理想の人生像と、現実におけるギャップを生々しくもユーモラスに描いた物語は、著者と同じミレニアル世代のみならず、就職氷河期を体験した世代も共感するところが大きいはずだ。特に爽やかな余韻を残す「タンペレ空港」は、せわしない日々を送る読者にぜひおすすめしたい。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
SF<br />
『わたしたちが光の速さで進めないなら』
<p>著者／キム・チョヨプ<br />
訳者／カン・バンファ、ユン・ジヨン<br />
本体価格／¥1,980（税込）<br />
出版社／早川書房</p>
<p>韓国の書店による「今年の作家」にも選出された新世代作家のデビュー作にしてベストセラーでもあるSF短編集。認知科学や宇宙開発などにおける未来を描いた7編は、私たちが“正常”だと捉えている物事の基準がいかに曖昧で一方的なものかを突きつける。地球外知的生命体と接触した祖母の物語を描いた「スペクトラム」は『はちどり』のキム・ボラ監督による映画化が決定済み。世界的なキム・チョヨプ旋風が起きる前に、ぜひ一読を。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
ミステリー<br />
『種の起源』
<p>著者／チョン・ユジョン<br />
訳者／カン・バンファ<br />
本体価格／￥1,760（税込）<br />
出版社／早川書房</p>
<p>韓国におけるエンタメ小説の先駆者の一人であり、人間の心に潜む“悪”を描き続けるチョン・ユジョンの第5長編。持病による発作で記憶障害が起きる主人公が血まみれの状態で目覚め、母の死体を発見する場面から始まる3日間を描いた物語は、家族関係のひずみが生む問題を浮き彫りにするミステリーであると同時に、悪意の源を探求する哲学的な側面も持ち合わせている。倫理観を揺さぶる、韓国文芸のレベルの高さを実感できる一冊。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
SF<br />
『となりのヨンヒさん』
<p>著者／チョン・ソヨン<br />
訳者／吉川凪<br />
本体価格／¥1,980<br />
出版社／集英社</p>
<p>2017年に韓国SF作家連帯を設立し、初代代表を務めたチョン・ソヨンによる短編集。宇宙からやって来た隣人との風変わりな交流を描いた表題作をはじめ、少数派であるがゆえに社会からはじき出されてしまった人々に寄り添う物語は、優しさと温もりに満ちている。SF作品だからといって変に身構えず、近年身近になりつつある異なる文化や価値観を持つ人たちとの相互理解などをテーマとした“すこしふしぎ”な物語として触れてみて。</p>
<p>【手前上から時計回りに】キム・ウォニョン『실격당한 자들을 위한 변론（失格の烙印をされた者たちのための弁論）』（未訳）　キム エラン『走れ、オヤジ殿』古川 綾子／訳（晶文社）　【左奥上から】イ・ラン『アヒル命名会議』斎藤真理子／訳（河出書房新社）　ハン・ガン『ギリシャ語の時間』斎藤真理子／訳（晶文社）　チェ・ウニョン『ショウコの微笑』牧野美加、横本麻矢、小林由紀／共訳 吉川凪／監修（クオン）　【右奥上から】ミン・ジン・リー『パチンコ』（グランド・セントラル・パブリッシング）　『地球にステイ！　多国籍アンソロジー詩集』四元康祐／編（クオン）　キム・チョヨプ、キム・ウォニョン『사이보그가 되다（サイボーグになる）』사계절　ハン・ガン『菜食主義者』きむ ふな／訳（クオン）</p>
<p>&nbsp;<br />




長田杏奈・三原勇希対談「フェミニズム作品を語ろう」 
Culture / 03 11 2020



</p>
<p></p><p>The post あなたはどれから読む？ いま話題のK文学入門書 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>金承福 × きむ ふなが案内「K文学っておもしろい！」</title>
        <link>https://numero.jp/20210505-off-to-korea-1/</link>
        <pubDate>Wed, 05 May 2021 09:00:41 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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		<category><![CDATA[K文学っておもしろい！]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>着々とつくられていたK文学ブームの土台
</p>
<p>──2019年に起きた『82年生まれ、キム・ジヨン』の日本でのヒット以降、韓国文学が一気に身近な存在になった感があります。</p>
<p>金承福（以下S）「『〜キム・ジヨン』は日本語版が出る前から『この作品は、韓国文学のヨン様になるよ』と私たちは話していました。でも広まるきっかけや土台はその前からつくられていたかなと思います」</p>
<p>きむ ふな（以下F）「同時代の作品をもっと紹介しようとクオンが「新しい韓国の文学」シリーズを立ち上げたのが11年です。少しずつ純文学好きの方々に韓国文学が注目され始めた頃で、15年にパク・ミンギュの『カステラ』が日本翻訳大賞で大賞を受賞したことは大きかったと思います。突飛な物語だけでなく、それが十数年前に書かれていたということに驚いた日本の読者も多かったのではないかと。翌年にはハン・ガンが『菜食主義者』でブッカー国際賞を受賞し、韓国文学への注目はこの頃から高まっていた気がします」</p>
<p>S「あと18年に晶文社が『韓国文学のオクリモノ』シリーズとして６作品を続けて出版したのも、出版業界では大きな出来事でした」</p>
</p><p></p><p>『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ／著　斎藤真理子／訳（筑摩書房）</p>
<p>F「大手出版社から現代韓国文学の作品がシリーズで出ること自体が、しばらくの間なかったですからね。そうやって本好きの間で韓国文学が注目されてはいたものの、文学色が強いがために読むハードルがまだ高かったところに『〜キム・ジヨン』が翻訳されたという感じが私はします」</p>
<p>S「そう、『〜キム・ジヨン』がいきなりポンッて現れたわけではないんですよ、私たちから見れば」</p>
<p>F「とはいえ、正直ここまでヒットするとは期待されていなかったと思います。日本で『〜キム・ジヨン』が出版される前年には世界的な規模で#MeToo運動が起きて、韓国ではすさまじい風が吹いていたのに、日本では無風に近い状態だったようにも感じました。フェミニズムを全面に押し出した『〜キム・ジヨン』はそこまで日本では受け入れられないだろうと個人的にも感じていたので、話題になったときにはとても驚きました。でも日本の今と似たような状況を、私は90年代の韓国で経験していて。その頃、村上春樹や村上龍といった現代日本文学のブームが韓国で起きたんですよ」</p>
<p></p><p>『ノルウェイの森　上』村上春樹／著（講談社文庫）</p>
<p>──ブームのきっかけは何だったのでしょう？</p>
<p>F「それまで韓国文学というのは人々の先頭に立って目指す方向を示すものが多かったのですが、87<br />
年に民主化宣言が行われてからは、共通の目標が失われてしまって。そんな中、村上春樹の『ノルウェイの森』が『喪失の時代』という題名で韓国語訳され、大江健三郎の『遅れてきた青年』の主人公みたいに失落感に苦しむ世代から共感を得たんです。それこそ『～キム・ジヨン』に今の日本の女性たちが共感したように」</p>
<p>S「イデオロギーや民族などを描く「大きな物語」とは違う『ノルウェイの森』は、個人を語る上で最適な作品でしたね。同じ頃、音楽では個人を歌う曲が流行りましたが、作家たちは社会の空気にすぐには反応できなかったんですよ」</p>
<p>F「作家は社会や時代性にすごく敏感だけど、作風やテーマは簡単に変えられないから」</p>
<p>S「で、当時の作家たちが描けなかったことが現れ始めたのが、00年以降の韓国文学ではないかと私は考えていて。『ノルウェイの森』を読んだ90年代の韓国の読者と、00年以降の韓国文学を読んでいる現在の日本の読者の感受性は、かなり近い状態になっている気がします」</p>
<p></p><p>──韓国文学の中でもフェミニズム作品ばかり注目されていることについては、正直どう感じますか。</p>
<p>S「私は本屋でもあり、韓国の作品を出版する立場にありますが、フェミニズムをきっかけに韓国文学への入り口がくぐりやすいものになっているのは悪いことだと思わないです。時間がかかるかもしれませんが、入り口先にある作品の幅を広げていけばいいだけの話ですし」</p>
<p>F「あと世界的に見ても女性作家のほうが勢いがあるというのも関係していますよね。韓国だけでなく海外の文学賞でも、女性作家の作品が受賞することが増えましたし」</p>
<p>S「やっぱり00年になってから変わりましたよね」</p>
<p>F「グローバル社会になり、競争と成果主義になったとき、女性は社会的に不利で。韓国の作家は若手であっても社会における違和感には敏感に反応するし、それを言語化しようと努力する。また読者自身も時代に合った新しい作品を積極的に求めたりもするんですよ。だから同じような違和感を覚えていた日本の読者が、韓国の作品に共感したのだと思います」</p>
<p></p><p>『保健室のアン・ウニョン先生』チョン・セラン／著　斎藤真理子／訳（亜紀書房）</p>
まだまだ加速する韓国文学
<p>──日本語訳された作品を通しての印象ですが、韓国の若い作家たちにも勢いを感じます。</p>
<p>F「30代の作家には本当に良い作品を書く人がたくさんいます。ただ日本に比べると、韓国はとても<br />
速いスピードで社会が変わるので、世代によって考えがものすごく違っていたりもする。純文学の権威は日本以上に存在するのですが、20〜30代の作家は上の世代と価値観がかなり違っていて『権威なんていらない。ただ読者と共感したい』みたいに身軽で自由な感じがします」</p>
<p>S「韓国でも日本でも人気の高いチョン・セランは、そのちょうど中間にあたると思うのですが、純文学からＳＦまでボーダーレスに活躍していたりもする」</p>
<p>F「そういったことができるようになったのは、今の30代後半の作家くらいからですよね。ボーダーレスという点でいえば、『砂漠が街に入りこんだ日』でフランスの出版社から作家デビューしたグカ・ハンのように、韓国語以外の言語で作品を発表する作家も増えていく気がします。特に女性作家は韓国の外にすごく出ているので」</p>
<p>S「英語圏には『パチンコ』で知られるミン・ジン・リーという世界的ベストセラー作家も既にいるし。日本だと現代短歌新人賞を受賞した歌人のカン・ハンナがいますから、日本語で書く韓国の小説家も出てくるかもしれないです」</p>
<p></p><p>『アーモンド』ソン・ウォンピョン／著　矢島暁子／訳（祥伝社）</p>
<p>──まだ日本に紹介されていない作家で注目している人はいますか。</p>
<p>S「詩人のムン・ボヨンですね。感覚的な作品をネット媒体で発表して詩集をたくさん出したり、展覧会を開催したりと『韓国の最果タヒ』ともいえる存在で。彼女が書く詩もすごく良いんですよ」</p>
<p>F「作家ではないのですが、ヤングアダルト（ＹＡ）の作品に注目しています。その一つ、ソン・ウォンピョンの『アーモンド』が昨年の本屋大賞翻訳小説部門で１位を獲得しましたが、韓国では青少年向けの作品として読まれているのに、日本では違う読み方をされているんですよね。自分の価値観をつくる過程にいる若い世代が海外の作品に触れることは、人間性を豊かにする上で重要なことなので、同時代の韓国作家が書いたＹＡ作品がもっと読まれるようになればいいなと思っています」</p>
<p>S「実は『アーモンド』が売れてから、同じ系統の作品を紹介してほしいと日本の出版社からたくさん依頼が来たんですよ。近々出版される予定なので、21年は韓国ＹＡの時代になるかもしれないですよ」</p>
<p>F「そうなんだ！　やっぱり一つ作品がヒットすると、他の作品への波及効果も生まれるんですね」</p>
<p>S「あとエッセイの人気も再び高まっていて、キム・スヒョンの『私は私のままで生きることにした』がよく読まれていますが、これから人文書のジャンルも来るんじゃないかと私は考えているんです。ちょうど今『失格の烙印を押された者たちのための弁論』（未訳）という作品を読んでいます。著者のキム・ウォニョンは先天性の骨形成不全症で車椅子生活をしている弁護士かつ俳優。障がいのある自分の体を通して捉えた韓国社会について書いた作品なのですが、障がいを訴えるのではなく、自分の存在そのものを哲学的にも文学的にも表現した、とても密度の高い文章になっている。チェッコリは階段を上らないと入れない造りなのですが、この作品を読んで自分が無意識のうちに差別をしていたことに気づかされましたよ」</p>
<p>F「確かに高齢者の方にも、ちょっと厳しい造りですよね」</p>
<p>S「そう！　彼がいつか来日したときにちゃんと迎えられるバリアフリーな店にするために、店舗を移転することすら考えています。それくらい心を動かされて、自分を変えられた一冊なんです。でもクオンから出版してしまうと読者が限定されてしまいそうなので、日本語版を出してくれる出版社探しに今は燃えているところです」</p>
<p></p><p>──これから韓国文学に初めて触れる人もいる思いますが、読む上で韓国の社会や歴史について、どれくらい知っておくべきでしょうか。</p>
<p>F「私は特に気にせず、ただ作品を読めばいいと思います。韓国と日本は距離的にも文化的にも近いし、さらにいえば文法の語順がほぼ一緒だったりもする。近いからこそ細かい違いが大きく感じられるかもしれませんが、物語は物語としてまず楽しむ。その上で、登場人物たちが日本人とは違う行動や選択をすることについて不思議に感じたら、その理由を調べてみるのがいいかと」</p>
<p>S「特に小説は最高のエンターテインメントだと思うので、構えないで読んでほしいです。国による区別も、そのうちなくなる気が私はしています。例えば『韓国文学としてハン・ガンを読む』ではなくて『ハン・ガンの作品だから読む』みたいに、個々の作家にファンがつく形になっていくんじゃないかなと思います」</p>
<p>&nbsp;<br />




長田杏奈・三原勇希対談「フェミニズム作品を語ろう」 
Culture / 03 11 2020



</p>
<p></p><p>The post 金承福 × きむ ふなが案内「K文学っておもしろい！」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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