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    <title>Numero TOKYOmusic review | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>サウス・ロンドン出身のラッパー、ロイル・カーナーが自身のダークサイドに踏み込んだ新アルバム</title>
        <link>https://numero.jp/music-20230101-loyle-carner/</link>
        <pubDate>Sun, 01 Jan 2023 09:00:32 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、Loyle Carner（ロイル・カーナー）のアルバム『hugo』をレビュー。</p>
父への怒り、そして許し。ミックスのラッパーが踏み込んだ自身のダークサイドと“黒人性”
<p class="picture"></p>
<p>リトル・シムズを引き合いに出されることも多い、サウス・ロンドン出身のラッパー、ロイル・カーナー。クラシカルかつスムースなコードワークや、90年代のブーン・バップを思わせる生っぽくファットな音作り、温和なラップスタイル、またヒップホップやUKグライムが持つ（もちろんそれが全てではないにせよ）マッチョイズムや“ワル”なパブリック・イメージとは異なる素朴な好青年然とした佇まいなどから、とりわけラップ・ミュージックに距離感を抱いているリスナーからも支持を得ているUKのラッパーの一人だ。だが、この約3年ぶりのサード・アルバム『hugo』で彼が挑んでいるのは、そんな自分のイメージを覆すこと。自分自身の深部、つまり、これまであえて避けてきたという彼の黒人としてのルーツについて、直接的に、そしてラディカルに、対峙するに至っているのである。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>これまでの作品においても、同世代の若き父親達を称賛する代表曲「The Isle Of Arran」など、シリアスな視点を伴った楽曲はある。とはいえ、直接的に負の感情を露わにすることは少なかったのがロイル・カーナーという人の音楽であり、その人となりこそがファンを惹きつけていた理由の一つだったとも言える。だが、今作が1曲目から突きつけるのは「Hate」という直接的な言葉だ。このナンバーが告白するのは、彼が直接対峙できずにいた“黒人”としての自分への気づきと恐れ。不安定に浮遊しリフレインするピアノのコードとともに、焦燥感を滲ませるようにスピットされる＜I fear the coulor of skin＞というリリックには、これまでになく彼のダークな内面が感じ取れ、胸が詰まるような想いがする。そもそも、彼は白人の母親と黒人の父親を持つミックスで、実の父親とはずっと疎遠になっていたという。だが一方で彼自身は、その「白でも黒でもない」自分自身が何者かわからなくなっていたのだろう。白人には有色人種として扱われ、黒人には仲間と認めてもらえない苦しみは、2曲目の「Nobody knows（Ladas Road）」でも、ソウルフルなゴスペルのサンプリングとともに、熱く切実さを増していくラップによって吐露されている。</p>
<p></p><p></p>
<p>彼にとって、黒人としての唯一の身近なロールモデルである実の父が、彼に黒人の歴史や遺産を伝えてこなかったこと、その父親の不在に対して怒りを覚えていたことが今作の制作の発端となり、これらアルバム序盤の楽曲が生まれたそうなのだが、最後の「HGU」では＜I forgive you＞と許しを与えているのが印象的だ。きっかけは、彼自身が父親になったこと。彼もまた父親として欠点があり失敗もすることに気づき、自らの父親のことも許せるようになったのだという。民俗的な響きが新境地な「Georgetown」という曲は、父親のルーツであるガイアナの首都を指しており、詩人・John Agardの「Half-Caste」というミックス・レイスへの差別を批判したポエトリーもサンプリング。父親との関係を、息子の誕生を機に修復することで、彼は彼自身の中の黒人性と、ミックスとしてのアイデンティティと対峙することができるようになったのだ。ちなみに、タイトルの『hugo』とは父親の車で、ジャケットの写真もその車だというエピソードも、なんとも感慨深い。今作は、親子3代の継承の軌跡なのである。</p>
<p>アルファ・ミスト、ジョーダン・ラカイとコラボレートした「Blood On My Nikes」は後半のハイライトだ。どこか物憂げに鳴る乾いたスネアと鐘のようなシンバル、リフレインする曇ったシンセのラインとピアノに加えて、青年議会議員のスピーチをラストに引用、ナイフ犯罪の多発するイギリスを憂い、息子の将来も案じている。今作のロイル・カーナーは、ただ耳触りの良いことだけを言ってくれる好青年では、もうない。祖先の遺産と未来を守るためならば、ラディカルな表現にも臆することのない、勇敢な父親となったのである。</p>
<p></p><p></p>
Loyle Carner 『Hugo』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post サウス・ロンドン出身のラッパー、ロイル・カーナーが自身のダークサイドに踏み込んだ新アルバム first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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                            <ldnfeed:image>
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        <title>母なる大地とルーツにリスペクトを捧げたビョークの最新アルバム『フォソーラ』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20221110-bjork/</link>
        <pubDate>Thu, 10 Nov 2022 11:00:40 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[bjork]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、ビョーク（björk）のアルバム『フォソーラ（fossora）』をレビュー。</p>
母なる大地とルーツにリスペクトを捧げた、新しくも“土っぽい”ビョーク
<p class="picture"></p>
<p>正直なことを言うと、筆者は熱心なビョークのファンではない。むしろどこか苦手意識を抱いてきた方だと思う。作品を重ねるごとに奇妙に変貌していくビジュアル、ストイックなビート、前衛的なサウンド・メイク、押韻や拍の枠に収まらない独特なリリックや歌唱には圧倒されこそすれ、理解とはほど遠い……そんなふうに感じていた。いや、そうではない。筆者がビョークを遠ざけていたのは、これまでの彼女の作品の多くに（それがたとえどのようなアウトプットであれ）彼女の個人的な心の傷や怒り・悲しみからくる強烈な感情をその根源に感じ取ってしまうからに他ならなかった。けれど、ニューアルバム『fossola』からは、これまでになく親しみや包容力を感じたことに驚いた。</p>
<p>前作『Utopia』から約5年ぶりとなる今作は、コロナ禍によりツアーが中断したこともあって、2019年末から2021年末にかけて留まることとなった故郷・レイキャビクで制作を進めたものだという。奇遇なことに、2020年の初頭、パンデミックの寸前に筆者もレイキャビクに滞在したのだが、ロックダウン下でなくとも国の首都とは思えないほど落ち着いた街であるから、彼女が故郷に腰を据えていた2年間はさぞ静かな環境だったのだろうと想像がつく。実際彼女自身も「パンデミック中の生活は最高だった。毎朝自分のベッドで目を覚まして、いつも驚きに満ちていて、安定感があって、かつ穏やかで」と語っていたそうで、今作のとっつきやすさは常にトップアーティストとして自らを駆動させ続けなくてはならないフラストレーションから彼女がいっとき解放されたが故なのかもしれない。</p>
</p><p></p><p>Photo：Vidar Logi</p>
<p>今作のサウンドの要は、木管楽器。それも前作でフィーチャーされたフルートではなく、オーボエやクラリネットといった、さらに音域の低い木管楽器だ。タイトルにもある“Fossola”というのは「土を掘る人」という言葉の女性形となる造語だそうで、ここに今作のテーマが「土」であることが示唆されている。オーガニックであたたかなアコースティック・サウンドを主幹に、弦楽もふんだんに盛り込んだアレンジを施し、中低音の木管楽器を印象的に配置したサウンド・メイク。加えて、冒頭の「atopos」で聴けるような、まるで土を掘り下げるドリルを思わせるウーファーの効いた低音のビートも相まって、重心の低い、地に根を張るようなイメージが今作からは思い浮かぶ。それは前述の通り、彼女がそのキャリアの中でも特に長く故郷に留まったことはもちろん、2018年末に自身の母を見送ったことも大きいのだろう。象徴的なのは、「ancestress」というナンバー。直接的にも母への想いを込めた曲であるが、同時に「女系の祖先」という意味も含むこのナンバーでは、普段は世界中を飛び回るビョーク自身がアイスランドという土地とルーツにあらためて純粋なリスペクトを向けていることが伝わってくる。</p>
<p></p>
<p></p>
<p></p><p>その表れとも言えるのが、今作に関わるアーティストの顔ぶれだ。ロサリアとの仕事でも知られるプロデューサーのエル・グインチョやアメリカのスピリチュアルR＆Bシンガーのserpentwithfeet、バリ島出身のユニット、ガバ・モーダス・オペランダイといったグローバルな人脈の力も借りつつ、今作のキーとなる弦楽器や木管楽器を奏でるメンバーの多くはアイスランド人で構成されている。清らかなコーラスを聴かせるのはビョーク自身も所属していたという現地の合唱団だ。極め付けは、彼女の息子であるシンドリが前出の「ancestress」で、また娘のイサドラが「Her Mother&#8217;s House」でビョークの声に歌声を重ねていること。余談だが、筆者が現地で聞いたところによるとアイスランドには女性を火山に喩えるような表現もあるようで、世界で初めての女性大統領が誕生したのもこの国。「アイスランド人であり、この国の女性である」というアイデンティティに彼女自身もあらためてエンパワメントされ、安定した穏やかな心を取り戻したという側面も今作にはあるのかもしれない。</p>
<p>Photo：Vidar Logi</p>
<p>なお今作のビジュアルは「キノコ」をモチーフにしているそうで、タイトル曲の「Fossola」では自らをキノコに喩えている。＜私たちは地に足を降ろし胞子を排出しながら / 新たに生まれた苗や芽を / 地中へと埋め込む＞というその「Fossola」の歌詞には、母なる大地＝彼女のルーツとつながり、世界中へその生命力を撒き散らし続けるビョークの生き様そのものにも通じるものをも感じることができる。「ovule」、「fungal city」といった楽曲では、彼女がこれまでも表現してきた性的官能と思しき歌詞も見られるが、それらも今作においては過去の生々しい傷や痛みとしてではなく、生と死が循環していくことへの気づきと肯定へと昇華されているように感じられる。この『Fossola』は、おそらくビョーク史上の中でも特に包容力に溢れ、穏やかさをもたらしてくれる作品となることだろう。筆者のように、彼女の作品に苦手意識のあった人にこそ、聴いてほしいアルバムだ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
björk 『fossora』
<p>CD ￥2,970</p>
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 母なる大地とルーツにリスペクトを捧げたビョークの最新アルバム『フォソーラ』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>ジュリア・ジャックリンによるポジティブな告白作『Pre Pleasure』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20221026-julia-jacklin/</link>
        <pubDate>Wed, 26 Oct 2022 11:00:35 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、ジュリア・ジャックリン（Julia Jacklin）のアルバム『Pre Pleasure』をレビュー。</p>
変わっていく自分と他人を朗らかに受け止める、ポジティブな告白作
<p class="picture"></p>
<p>筆者の個人的な好み、そしてこうしてレビューなどを執筆するアーティストの多くはシンガー・ソングライターなのだが、なかなか筆が進まない……ということが時折ある。というのも、いわゆるシンガー・ソングライターたちの音楽とはすなわちその人物にとってデリケートな告白そのものであることが多く、ゆえに踏み込んだ言葉でもってそれを詳らかにすることには、共感性羞恥心というのか、筆者としてもどこか居心地の悪さを感じてしまうことが少なくないからだ。その意味では、このオーストラリアのシドニー出身ジュリア・ジャックリンも、筆者にとっては「最も好みでありながら、同時にしばしば書きづらい」アーティストの一人ではある。</p>
<p>しかしそうであっても彼女のサード・アルバム『Pre Pleasure』について記しておきたいと思うのは、そうした痛みや恥を伴った言葉がポジティブな音楽によって昇華されているからだ。ジュリアにとって、約3年ぶりのアルバムとなる今作。前作はちょうど20代の終わりにリリースされたもので、内向的であった彼女自身が「人の言いなりにならず、他人に自分の感情を伝えることができる」ようになったことをテーマに、朴訥としたギターをかき鳴らしながら突き進む直線的なイメージの作品であったのだが、今作では、30代に入った彼女がより人間関係の複雑さにフォーカスを当てているという。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>冒頭の「Lydia Wears A Cross」は、カトリックの学校に通っていたがゆえに、自分の考えや意見を確立しようとする時期に宗教の教えのまま、他に選択肢を与えられず信じ込まされてかつての自分に対して捧げた曲だといい、確かにやはりシリアスな「告白」めいたオープニングだ。これまでの作風とは異なり、ミニマルなドラム・マシーンのシーケンスにピアノのシンプルなコードを重ねたアレンジが展開され、音楽的にも内省的な手触りがある。しかしながら、それは冒頭だけのこと。たとえば、ジャケットのモチーフにもなっている4曲目の「I Was Neon」では、時が経つにつれ今の自分を失ってしまうことへの不安を歌っているものの、楽曲はインダストリアルな雰囲気も漂うファジーなギター・リフとアッパーな四つ打ちがぐいぐいと牽引する。今作を作るにあたって、エレクトロ・ポップ・スターのロビンや、ノイズ・ミュージックの雄、スロッビング・グリッスルを念頭においていたということで、そうしたポップネスとアグレッシブさの両面がこの曲には最も反映されていると言えるだろう。</p>
<p></p>
<p>彼女自身、今作はもっと楽しく聴けるアルバムを目指したのだそうで、歌ものとしてのポップさも全体を通じて磨きがかかっている一方、アコースティック・ギターを鳴らすカントリー・ライクな「Magic」などは楽器の音色の抜けも現代的であり、昨今のテイラー・スウィフトをも彷彿とさせる部分も。ラストの「End of Friendship」も印象的な1曲だ。これは、恋愛関係ではなくあくまで友情の移り変わりと終わりについて歌ったもので、それがウォール・オブ・サウンドを彷彿とさせるドラムとストリングスの共演がビーチ・ボーイズを思わせるひときわ美しいアレンジによって彩られているのである。つまり今作は、自分自身が立脚する地点を振り返りつつも、人との関係や境界線は絶えず流動的な変化の連続であることと、そうした経験を経て自分自身の輪郭もまた変わっていくこと、そしてそんな複雑な人間関係に対して、苦しさよりも、やりがいやポジティブさを示してくれている気がするのである。</p>
<p>ポップソングにありがちな、恋愛関係だけじゃない。友人であれ、家族であれ、他人と深く関わっていくことは時に徒労に感じることも、傷つくことも少なくないだろう。それによって、今の自分が変わっていくことに不安を抱くこともある。けれど、そんな変化をもオープンに受け止めても良いのではないかとも、今作は朗らかに指し示してくれているのである。</p>
<p></p><p></p>
Julia Jacklin 『Pre Pleasure』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post ジュリア・ジャックリンによるポジティブな告白作『Pre Pleasure』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>憂鬱と痛みと共に同じだけの癒しをくれるブラッドオレンジの新EP「Four Songs」</title>
        <link>https://numero.jp/music-20221016-blood-orange/</link>
        <pubDate>Sun, 16 Oct 2022 01:00:38 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、Blood OrangeのEP「Four Songs」をレビュー。</p>
憂鬱と痛みと共に同じだけの癒しをくれる、甘く切ないマイノリティの声
<p class="picture"></p>
<p>ブラッド・オレンジことデヴ・ハインズは、2010年代の音楽シーンの大きな潮流を直接的に形作った存在でありながら、音楽ファン以外にとってはもっとも過小評価されている存在かもしれない。黒人として、クィアとして……つまり二重に差別される存在として、柔く繊細な感性を伴ったブラック・ミュージックを丁寧に紡いできた人物。ソランジュやカーリー・レイ・ジェプセンのプロデュースにも携わるなど、先のディケイドを決定づけた作品にも寄与し、言ってみれば、フランク・オーシャンなどとともに語られるべき重要人物なのである。ただ、どちらかと言えばプロデューサー気質のデヴの音楽は大々的なプロモーションを打つことは少なく、派手に耳目を集めることはない。だが、社会の隅っこにいる人々の居場所を用意して、いつもひそやかに迎え入れてくれる存在なのである。</p>
<p>現在はアメリカを拠点としているが、もとはイギリス出身のデヴ・ハインズ。両親はギニアとシエラレオネ出身だ。活動初期の頃はパンクやフォークにも手を出し、コロコロと名義や活動拠点を変える様から、彼のことを「流浪の人」と呼ぶファンもいる。デヴ・ハインズ名義になってからは、R&amp;B～モダン・ソウルをベースに、宅録的な手触りのあるミニマルなサウンド・メイクでもって、密室かつナイーヴな世界観を築いてきたデヴ。特徴的と言えるのがリズムへのアプローチで、ウワモノはR&amp;B調のコード・ワークに加え、吐息まじりの歌声、ゴスペル・ライクとも言えるような甘美なコーラスを聞かせることが多いのに、ビートは70～80年代にかけてのディスコ・ブギーからテクノ、ハウス、アフロ・ビート（これは両親のルーツへのオマージュだろう）を思わせるナンバーが目立つ。マッチョイズムが根強い黒人文化の中にあって、子供の頃からクィアとして生き、ゲイ・カルチャーがそばにあった彼にとっては、（『Negro Swan』では、子供の頃は女の子の格好をしていたこと、またそのために黒人の少年たちから暴力を受けたことを明かしている）、ブラック・ミュージックとともに、ダンス・ミュージックやクラブ・ミュージックもまた幼い頃から身近なものとなっていったのかもしれない。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>ここ数年は映画やドラマの音楽制作に携わってきたデヴ。「Four Songs」と銘打ったこのEPは前作アルバム『Negro Swan』から約4年ぶりの作品で、今後のソロアルバムへの期待も高まる1枚だ。4つの曲が曲間を持たずにつながっている点は、彼らしいクラブ・ライクな作り。1曲目の「Jesus Freak Lighter」は、テクノへの憧憬も感じさせる宅録ライクなチープなドラム・マシーンが空虚に駆動しながら、刻まれる90年代のR&#038;B風のギターのコード・ワークがどこか懐かしく切ないナンバー。他方、EPを締め括る「Relax and Run」というナンバーは、トラック・メイカーのエリカ・ド・カシエールをフィーチャーしており、他の曲に比べてかなりパキッと精細な仕上がりのサウンドになっているが、弦楽器が擦れるようなトリルや、エヴァ・トールキンの少女のような倦怠と切実さのある歌声が浮かんでは消えることで、リリックが非常に刹那的に響いているのが印象的だ。だが、いずれの曲にしても不思議と心地よく癒されるような感覚があるのは、彼のシルクのような滑らかな歌声や、フェードをかけたようなウワモノのやわらかなサウンド・メイクのおかげだろうか。</p>
<p>そう、ブラッド・オレンジの楽曲はいつだって、痛みを孕んでいるのだが、同時に同じだけの癒しを内包しているように感じる。シリアスで時に胸が痛くなるような過酷な状況も歌いながら、彼の音楽を聴くと、どこかうすぼんやりとしたやわらかな光に包まれ、体温の温もりにを近くに感じるような錯覚に陥るのだ。あるいは、ゆりかごの中で心地いい布団に包まれているかのような、と言えばいいだろうか。このEPには、ブラッド・オレンジの過去作にも登場しているイアン・イザイア（自らを「ジェンダーレス」と呼ぶ、歌手でファッション・アイコン）も参加しているが、社会的なマイノリティの当事者であるデヴ自身が、まさにそうした型にはまらない人々の宿木になっているのだろう。常に晒される差別や暴力に恐怖し、傷つくことに怯え、鬱屈した気分を共有できる避難場所のようなものとして、彼の音楽は求められ続けているのである。このEPに並んでいる楽曲は、まだその断片のようなものに過ぎないカジュアルなナンバーばかりだが、きっと近いうちにリリースされるであろうアルバムも楽しみだ。</p>
<p></p><p></p>
Blood Orange『Four Songs』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 憂鬱と痛みと共に同じだけの癒しをくれるブラッドオレンジの新EP「Four Songs」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>自分らしさとは何か？ に深く踏み込んだtofubeatsのアルバム『REFLECTION』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220905-tofubeats/</link>
        <pubDate>Mon, 05 Sep 2022 11:00:10 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、tofubeatsのアルバム『REFLECTION』をレビュー。</p>
自分らしさとは何か？ に深く踏み込んだ、内省とダンスフロアの理想的な融合
<p class="picture"></p>
<p>少し前の作品になるが、最近繰り返し聴いてしまうのが5月にリリースされたtofubeatsの『REFLECTION』。実に約4年ぶりのフルアルバムだ。私事だが筆者はtofubeatsと同世代の、90年代前半生まれ。生まれた時からバブルは弾けていて、はてない成長と未来があった80年代の残滓を街の片隅に嫌というほど見つけながらもその煌びやかな思い出は共有しておらず、その遺産としての均質化と効率化を推し進めた単調な景色とともに育った世代である。神戸のニュータウンというその象徴のような環境で生まれ育ったtofubeatsは、そんな単調な消費社会の空虚さを身をもって実感してきたことだろう。実際、彼の作品にはそんな自意識が滲むことが多く、クラブ・ミュージックにはさほど明るくない筆者でも共感する点は多い。</p>
<p>もっとも彼の初期の作品は、我々バブル後世代が“時代の亡霊”として接してきたコマーシャルなムードの漂う80年代のオマージュ的な作風だったわけだが、2017年の『FANTASY CLUB』からはトラック・メイクのみならず自ら歌唱もするシンガー・ソングライター的な側面を深めてきている。そして今作も、いや今作こそ、これまで以上にパーソナルな趣きが強い。というのも、この4年の間に彼は神戸から東京への移住と、難聴の発症を経験していることが、今作の制作の背景にあるのだそうだ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>冒頭に「Mirror」という曲が収録されているように、テーマは“鏡”。故郷を離れたことと、ミュージシャンとしては致命的とも言える“耳が聴こえない”という状態から、自分を自分たらしめるものとは何なのか？ ということに思案を巡らせることとなったのだろうか。オートチューンがかかっているものの＜自分の知らない自分なんていないはずだった＞と歌い上げられる歌声にはどこか虚しさや切実さが感じ取れ、胸が締め付けられそうになる。とはいえ、今作は決して切なさだけが通底する作品ではない。自らの実存の危機をすぐそばに常に感じているが故の儚さのようなものは確かに作品中について回るが、聴き進めるにつれ、どん底の暗がりから上がっていこうとする、いい意味での楽天的さも感じられるのが魅力的なのである。例えば2曲目に続く「PEAK TIME」では＜迫り来る夜を君は打ち返すだろう＞とハウス風のトラックに乗せ爽快にテンションを上げてくれるし、軽やかなスネアと厚みのあるキックについ体を動かしたくなる「SMILE」では＜自分の服で街を歩いた＞り、＜遅かれ早かれ行こう＞と歌うなど、徐々に自分を取り戻していく様子が見て取れる（アルバムの冒頭で聞こえてくる＜OKです＞というサンプリングと、後半に登場する同じ＜OKです＞のニュアンスもまた、どこか違って聴こえてくるような錯覚にも陥るのである）。</p>
<p></p>
<p>サウンドについても、これまで以上に洗練された印象だ。ディープハウスからドラムンベース、バブルガムベース風までとアルバムを構成する曲ごとのトラック自体もかなり幅広く、かつそれぞれの楽曲に対して音数を選び抜いているように感じる。その結果、内省的なムードと擬似的なダンスフロアを両立させ、トラック・メイカーとしての側面とシンガー・ソングライターとしての側面が、極めてバランスよく融合された完成度の高さにも唸らされる。</p>
<p>『FANTASY CLUB』収録の楽曲「SHOPPING MOLE」の＜何かあるようで 何もないな＞というラインは、個人的に強烈に今でも頭に残っている。バブル後世代として消費社会の空虚さとともに生き、むしろその“何もなさ”を自らのアイデンティティーとして肯定してきたようなところのあるtofubeats。自分を自分たらしめるものとは何か？ というテーゼに、さらに一歩も二歩も深く踏み込んだ、今年屈指の作品だと思う。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
tofubeats『REFLECTION』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 自分らしさとは何か？ に深く踏み込んだtofubeatsのアルバム『REFLECTION』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>シネマティックで挑戦的。フォークの進化を体現するシャロン・ヴァン・エッテンのニューアルバム</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220805-sharon-van-etten/</link>
        <pubDate>Fri, 05 Aug 2022 11:00:24 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
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		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、シャロン・ヴァン・エッテンのアルバム『We’ve Been Going About This All Wrong』をレビュー。</p>
暗闇は明けると予感させる、シネマティックで挑戦的なインディー・フォーク
<p class="picture"></p>
<p>先日発刊された音楽誌「ele-king vol.29 フォークの逆襲 ── 更新される古き良きモノたち」を手に取った。牧歌的で素朴な（時に刺激に乏しい）音楽と見なされがちな「フォーク・ミュージック」が、実際には、その定義を拡張させながら先鋭的な表現も取り込んだ音楽として進化していることが、誌面全体を通して改めて見えてきた。シンプルであるが故に、いかようにもそのサウンドを変化させることができて、あらゆるジャンルと結びつくことさえできる懐の深さがあるフォーク・ミュージック。そんな点にこそ、個人的にも心を揺さぶられることが多い。</p>
<p>シャロン・ヴァン・エッテンも、おおむね「フォーク」といっていいアーティストだろう。元々レーベルのスタッフとして働きながら音源を自主制作、2009年にアルバム・デビューし早15年弱。決して華やかなタイプではないが、フォークを下敷きにその音楽性を拡張、深化させてきた姿は若手からもリスペクトを集めており、今やインディー界のビッグ・ネーム的な立ち位置にもなりつつある。今作はそんな彼女の6枚目となるアルバムだ。これまで同様、度肝を抜くような派手さはない。だが、滋味深く落ち着いたソングライティングをもとに、エレクトロニクスをふんだんに取り入れたスケールの大きなサウンド・スケープは、圧巻の一言。まさに前述のような「フォークの進化」を体現する作品だ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>ほとんどの楽曲がパンデミックの最中に書かれたという今作。「この2年間を通じて、自分にとっては、あらゆる問題を解決することよりも、その問題を認識することが重要だと学んだ」と語る彼女が紡ぐ今作の楽曲は、ダークなムードが漂いながらも、とにかく抜けが良い澄んだサウンド作りが印象的で、これまで以上に達観した視点も感じ取れる。例えば冒頭の「Darkness Fades」などは象徴的な1曲で、アコースティック・ギターの誠実な音色に、地を踏み締めるようなドラム、そして＜暗闇は明ける（Darkness Fades）＞という確信を思わせる歌声は、私たちが未来へと着実を歩を進めていることを信じさせてくれるし、曲の後半に加勢する、寄せては返すようなシンセの波は楽曲をダイナミックに高揚させ、確かな希望をも予感させる。</p>
<p></p>
<p>今作のハイライトを挙げるなら、中盤に位置する「Born」という曲を推したい。ピアノをバックに静謐に始まりながら、歌詞を歌い終わるや否やドラムは一層力強く叩き鳴らされ、浮遊するシンセ、高らかなホーン、ストリングス（初期のアーケード・ファイアとの仕事でも著名なストリングス・アーティストのオーウェン・パレットの助けも得たという）に彩られて壮大なフィナーレを迎え、リスナーはサウンドの渦に飲み込まれていく。また驚くべきは、そこに覆いかぶさる彼女のコーラス。まるで神秘的な聖歌のように歌い上げられるそれはどこかシネマティックでもあるが、これは、40代になった今、キャリアをもっと多様化させてゆきたいという想いから昨今彼女が取り組んでいる映画の劇伴や主題歌の仕事で出会い、今作でも多大な協力を得たというザック・ドーズ（ザ・ラスト・シャドウ・パペッツ）から「自分の声を単に歌うだけでなく、楽器として使い続けるように勧められた」ことも影響したものだろう。</p>
<p></p>
<p>子供が生まれたタイミングと前後して長年拠点としていたニューヨークを離れ、現在はカリフォルニアへと移っているというシャロン。先に挙げた、終わりが見えないと感じても、今ある問題を一つひとつ丹念に捉えることの大切さに触れた彼女の言葉は、パンデミックについてみならず、自身の育児とも重ねた発言にも思えてくる。重苦しさの中でもがきながらも、力強く光を導くような、清澄かつ挑戦的でもある彼女のサウンドと歌声は、いまやフォーク界の至宝と呼びたくなる風格を湛えている。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
Sharon Van Etten 『We’ve Been Going About This All Wrong』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post シネマティックで挑戦的。フォークの進化を体現するシャロン・ヴァン・エッテンのニューアルバム first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>約6年の時を経て再度結集したウォーペイントの最新アルバム</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220704-warpaint/</link>
        <pubDate>Tue, 05 Jul 2022 11:00:09 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>最新リリースの中から、ヌメロ・トウキョウおすすめの音楽をピックアップ。今回は、LA出身の４人組女性アートロック・バンドWarpaint（ウォーペイント）の最新アルバム『Radiate Like This』をレビュー。</p>
独立した個性が引き立て合う、ドープで妖艶な大人のトリップホップ
<p class="picture"></p>
<p>「そうそう、これこれ！」という言葉が思わずついて出た。LA出身の4人組、ウォーペイントの約6年ぶりのアルバムだ。2010年前後にシーンに登場し、バンド・サウンドとエレクトロニックなエフェクトを組み合わせたダークな音楽性や、メランコリックなソングライティング、実験精神の迸るメンバーの間に流れる奔放な空気感、そして知的かつクールで妖艶な佇まいでたちまちにリスナーを虜にした彼女たち。2010年の『The Fool』や2014年の『Warpaint』なんかは私自身も夢中になって繰り返し聴き、憧れを抱いたものだ。女性プレイヤーが昨今のようにフェスのヘッドライナーを当たり前に飾るようなこともなかった当時には、ある種エポック・メイク的な存在だったとも言えるかもしれない。</p>
<p>2016年に3枚目のアルバム『Heads Up』をリリースした彼女たちはその後しばらく個々の活動にシフト。思えば彼女たちも、ドラムのステラを除いていまや全員40代だ。ギター/ヴォーカルのテレサは息子を育てていたりと、それぞれに人生の過渡期を懸命に生き抜いてきたのだろう。だからこそ、約6年の時を経て再度結集し、一つの作品をまた作り上げたということはある意味奇跡に近いかもしれないし、嬉しくも感じる。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>冒頭に書いたような、クリエイティヴィティーは今作でも健在だ。ただ、ダンサブルなアプローチも見せていた前作に比べると今作はもっと濃く、そしてドープだ。ジェニー・リーによるアグレッシブで挑発的なベースはこれまで以上に低音を太く強調しつつ、ステラのドラムは打ち込みと絡み合いながらダビーな音像に。淡く絡み合うテレサとエミリーのギターや気怠げなヴォーカルとコーラスはよりアトモスフェリックに、妖しげに。さらに今作では、ピアノやストリングス、ハープシコードのような音色、鐘の音など、これまでの作品にはなかったような音のパレットを用いて、まるで瞑想のように、楽曲の深みへと引き込んでいく。バンド・サウンドを志向しながらも、かねてから(特にメイン・ヴォーカルを多く担当するテレサは)ヒップホップもそのルーツに挙げていた彼女たちだが、今作ではオルタナティヴ・ロックとトラック・ミュージックの境界は曖昧にぼかされており、トリップホップとも呼びたい作品に仕上がっている。</p>
<p></p>
<p>ウォーペイントの面白いところであり、魅力的なところと言えば、全員がソングライティングをし、また曲によってテレサ、エミリー、ジェニーの3人がそれぞれメインヴォーカルを担うことがあるというところ。それぞれ音楽の好みも微妙に違う彼女たちだが、作品の中で個性がぶつかるような印象はない。互いの好みを尊重し合い、引き立て合いながら、それぞれの個性とスキルを版画絵のようにレイヤードしていく在り様は、結成から10年以上経ちそれぞれのキャリアと人生を歩む今も変わることがないことに感銘を受ける。容易には馴れ合わないが確かに信頼しあう、独立した4人の女性たちのタッグとしてのウォーペイントというバンド。マイペースでも構わないので、これからも折を見て集結してもらいたいものだ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
Warpaint『Radiate Like This』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 約6年の時を経て再度結集したウォーペイントの最新アルバム first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>ケイト・ボリンジャーによる、ちょっぴりサイケで硬派なレトロ・ポップ</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220602-kate-bollinger/</link>
        <pubDate>Thu, 02 Jun 2022 11:00:10 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">おとぎ話に入り込んだかのよう。ちょっぴりサイケで硬派なレトロ・ポップ
<p></p>
<p class="picture"></p>
<p>PCやスマホさえあれば誰でも自宅で音楽を作って世界中へ発信できるという環境がごく当たり前になったことも手伝って、近年本当によく目にする機会が増えた「ベッドルーム・ポップ」という言葉。ジャンルのように捉えられているが、ローファイで甘やか、かつちょっぴりメランコリック、といったムード、DIYで作られていることが共通するばかりで、実際のところその音楽的なルーツはまちまちでもある。そして数多あふれるそれらベッドルーム・ポップの中で頭に残って離れないような良質な楽曲に出会えるのはごく僅かなのだが、この米・バージニア州出身のケイト・ボリンジャーは筆者のなかで久々のヒットだ。
</p>
<p>2018年ごろから活動し始め、2019年に初めてのEPをリリースしたばかりの新人のケイト・ボリンジャー。そのEPに収録されていた楽曲「Candy」がカニエ・ウエストのアルバム『Donda』の表題曲にサンプリングされたことがきっかけに突如注目を浴びたのがつい最近のこと。もちろん、ただ話題になっているというだけではなく、作品も良曲揃い。今年に入りフェイ・ウェブスターとともにツアーを回るなどすでに期待値も高く、耳の早いリスナーから注目を集めている。</p>
</p><p></p><p>Photo: CJ Harvey</p>
<p>今作は、トラックメイカーのTychoなどを輩出する《Ghostly International》からのEPだ。エレクトロニック系のアーティストが多いこのレーベルには珍しく、彼女の音楽の中心は気だるげなヴォーカルと気の抜けたようなギター。穏やかな昼下がりをぼんやりと思わせるような牧歌的なサウンドながら、ヘナヘナとしたサイケデリックなギターの音色で非現実的なおとぎ話に引き込んでいくような陶酔感もあり(ジャケットは「不思議の国のアリス」のオマージュのよう)、なかば伝説化している1970年代のアシッド・フォークのシンガーソングライター、ヴァシュティ・バニヤンをも想起させるのが興味深い。</p>
<p>手作り感のあるコンパクトなアレンジは確かに「ベッドルーム・ポップ」らしいのだが、それでいてチープさを感じさせないのも魅力的なポイント。遊び心の中にもどこか硬派なルーツ・ミュージックのマナーを感じられるのが、他のベッドルーム・ポップと一線を画す点であり、好感の持てるところだ。実はバックにはジャズ畑のミュージシャンを起用しているそうで、音数少なくもメリハリの効いた演奏が巧みな緩急をコントロールしていることで、単なる新人DIYアーティスト以上の奥深さを楽曲にもたらしていると言えるだろう。</p>
<p></p><p></p>
<p>なかでも秀逸なのは、2曲目の「Who Am I But Someone」。ちょっぴりコケティッシュな歌と気の抜けたギターを、小気味よくスウィングするビート、ブルージーな鍵盤のフレーズ、そしてさりげなくファンキーなベースが引き締め、ゆるい空気感ながらグッと世界観に引き込んでくる。古いテレビCMのような極彩色のMVもレトロ&#038;キュートかつ、どこか少しサイケデリックで、彼女のアイコニックな存在感が引き立っており、これだけ見ても十分面白い。これからどんなファースト・アルバムをリリースしてくれるのか、その動向をぜひウォッチしていきたい新世代の一人である。</p>
<p class="picture"></p>
Kate Bollinger『Look at it in the Light』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
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「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post ケイト・ボリンジャーによる、ちょっぴりサイケで硬派なレトロ・ポップ first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>懐かしい人にふと会いたくなる。SSWデュオ、ハウディによる珠玉の1曲</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220506-hovvdy/</link>
        <pubDate>Fri, 06 May 2022 11:00:13 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">懐かしい人にふと会いたくなる、珠玉のグッド・インディー・ミュージック</p>

<p class="picture"></p>
<p>4月といえば、世界最大級にしてその年の音楽フェスシーズンの始まりを飾る《コーチェラ》が実に2年ぶりに開催されたわけですが、リアルタイムでの盛り上がりに乗り遅れた筆者はあいも変わらず素朴なインディー・ミュージックに癒されていました。フェスの非日常な華やかさとはまるで程遠いかもしれないけれど、身の丈にあった心地よいエスケープ感を味わわせてくれる1曲をご紹介します。</p>
</p><p></p><p>Hovvdy（ハウディ）はテキサス州・オースティン出身のチャーリー・マーティンとウィル・テイラーによるデュオ。元はそれぞれ違うバンドでドラマーとして活動していたようだが、2014年にこのデュオを結成し、それをきっかけにギターでのソング・ライティングを始めたのだそう。エモ・ミュージックの雄とも言えるバンド、アメリカン・フットボールを思わせるセンチメンタルな繊細さを、物思いに耽るようなゆったりとしたテンポに乗せ、あたたかなアコースティック・ギターの音色の重なり合いと美しいメロディとハーモニーの響きで真摯に紡ぐ彼らの音楽。ごくシンプルなDIYミュージックではあるが、彼らから醸し出されるそのピュアさは次第に地元を中心に人気を集めて行き、ここ日本でも早耳なインディー・リスナーから密かに熱い視線が送られていた。</p>
<p></p>
<p>転機は前作アルバム『True Love』（2021年）で、プロデュースとサウンド・エンジニアにビッグ・シーフやボン・イヴェールをも手がけるアンドリュー・サーロが加わったことで、ローファイさを払拭、広がりを持った豊かなサウンド・メイクを実現させこれまで以上に評判を得ることとなった。ただ、だからと言って、これまでのような半径数メートルの中で奏でられているかのような親密さや素朴さが決して失われていないのが好感が持てるところ。むしろ、彼らの音楽の持つあたたかみを引き立たせ、より一層、胸の深いところにじんわりと染み渡るような作品になったことに、彼らとアンドリューとの相性の良さを感じさせられる。この「Town」はその『True Love』の続編のような1曲で、同じくアンドリュー・サーロとの共同作。ギターの存在感をほんのエッセンス程度にとどめた代わりに、ピアノやドラム、シンセ・ストリングスにメロトロンなどを用いたスケール感のある楽曲に仕上がっている。それぞれの楽器の音はグッと太く立ち上がっているのに非常に抜け感がよく、また、火花が弾けるかのようなアタック感のあるドラムの音がきっちりと全体を引き締めているというバランスは、お見事としか言いようがない。</p>
<p></p>
  </p>










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<p></p>
<p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;">Hovvdy(@hovvdy)がシェアした投稿</p>


<p> </p>
<p></p><p>どちらもソング・ライティングを行いそれぞれに個性があるチャーリーとウィルだが、この曲はピアノを使った滑らかなメロディ運びの得意なチャーリーが作曲したナンバーで、ノスタルジックな歌と厚みのあるハーモニーに心を揺さぶられる瞬間が何度も訪れる。メンバーの2人は、現在はオースティンを離れ別々の街で暮らしているそうだが、友人と故郷を恋しく想うリリックには、デュオとしてベスト・パートナーだと感じているという彼ら自身のお互いを思いやる気持ちが感じられる。とともに、この曲の持つノスタルジーと、聴けば目の前がたちまち開けていくような心地よさは、長らく会っていない自分の友人のことを、ふと「どうしているだろう？」と思い浮かべるきっかけにもなってくれるかもしれない。今年こそは久々に、懐かしい人たちと会って、あの頃のように笑ってみるのも悪くないかもしれない。</p>
<p></p>
Hovvdy「Town」
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 懐かしい人にふと会いたくなる。SSWデュオ、ハウディによる珠玉の1曲 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>ギター・ミュージックへの愛を打ち出したニルファー・ヤンヤの新アルバム</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220405-nilufer-yanya/</link>
        <pubDate>Tue, 05 Apr 2022 11:00:48 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[Nilüfer Yanya / ニルファー・ヤンヤ]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">ギター・ミュージックへの愛を打ち出した、若手シンガー・ソングライターの勝負作
<p class="picture"></p>
<p>ウエスト・ロンドン出身の26歳のシンガー・ソングライター、ニルファー・ヤンヤ。2019年にリリースしたデビュー・アルバム 『Miss Universe』以来のアルバム『PAINLESS』が各所で好評だ。とはいえ、同様に高い評価を得た前作に比べると、今作から聴こえてくる音色はいささか堅実にも思える。カラフルなエレクトロニック・サウンド、幻覚的なサウンド・エフェクトを封印し、グッと音色の幅を狭めて挑んだセカンド・アルバム。しかしながら、そうであるが故にむしろ、彼女の音楽性やアーティストとしての覚悟がクールに熱く滲み出しているようにも感じられるのだ。</p>
</p><p></p><p>今作に大々的にフィーチャーされているのは、彼女の弾くギター。そして、削ぎ落とされたバンド・サウンドだ。アルバムを再生するやいなや耳に飛び込んでくるのは、性急な四つ打ちのドラムに、ドライブ感のある力強いベース、そして小気味よくかき鳴らされるギター。90年代のオルタナティブ・ロック、たとえばピクシーズやソニック・ユースに通じるスタイルだ。高速ピッキングのフレーズが楽曲をクールに推し進めていく「stabilise」などには、2000年代初期のガレージロック・リバイバルの頃のバンドからポスト・パンクまでをも思わせる。</p>
<p></p>
<p>そのスモーキーな歌声ゆえか、ソウルやR&#038;Bと結びつけられて語られがちであったニルファーだが、12歳の頃にギターを始め音楽にのめり込んだ彼女がルーツとしているのは、あくまでギター・ミュージック。前述のような楽曲以外には、浮遊感のあるフレーズをただインダストリアルなドラム・マシーンのリズムに合わせた「chase me」、重たいビートが繰り広げられる中でところどころ差し込まれる軽やかなアコースティック・ギターの音色が光る「midnight sun」……。前作のようなアレンジの多彩さで聴かせるのではなく、今作では、タッチを巧みにコントロールしながらアンビエンスを効かせ細やかな陰影をつけながら絵筆のように楽曲を彩る、ギタリストとしてのニルファー・ヤンヤの個性が強く打ち出されているのだ。</p>
<p class="picture"></p>
<p>そんな今作が生まれた背景として考えられるのは、音楽業界におけるまだまだ低い女性ギタリストへの地位への問題意識もあるのだろう。キャリアを積みプレイヤーとして男性中心のバンドのサポートでライブをするようになったニルファーは、その過程で、男性のギタリストがいかに違う扱いを受けているかを目の当たりにしてがっかりさせられたのだそう。そんな彼女が、勝負作となるセカンド・アルバムでギターへの想いと覚悟を表現したのは、必然の流れだったのかもしれない。アーティストとして、ギタリストとして意思を強く見せつけたニルファー・ヤンヤ。思慮深く自分の道を切り拓く彼女からは今後も目が離せなさそうだ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
Nilüfer Yanya『PAINLESS』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>




自由奔放でハイブリッドな新世代SSWニルファー・ヤンヤの新曲 
Culture / 20 11 2020




<p></p><p>The post ギター・ミュージックへの愛を打ち出したニルファー・ヤンヤの新アルバム first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>心の奥底に降り注ぐ歌声。優河のアルバム『言葉のない夜に』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220330-yuga/</link>
        <pubDate>Thu, 31 Mar 2022 11:00:53 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">揺蕩うサウンドととともに降り注ぐ、夜明けの光のような声
<p class="picture"></p>
<p>唯一無二の歌声、とも評されるシンガーソングライター、優河。その声は“聴こえる”というよりも、“降ってくる”とか“やってくる”という言葉の方がしっくりくるように感じることがある。気づけば聴き手を包み込んでいて、心に直接語りかけてくるような……いや、もっと言ってしまえば、彼女の声は、まるで聴き手の内側にもともと眠っていた感情そのものであるかのようにさえ錯覚することさえあるのだ。</p>
<p>揺蕩う、という言葉がこの作品を表現するのにぴたりとはまる気がする。優河のライブや楽曲制作をサポートする“魔法バンド”と長い時間をかけて作り上げたというそのサウンドは、バンドで奏でられているというのに、その生っぽさを残しながらも、まるでサンプル・ミュージックのような手触りがあるのが驚異的だ。トレモロをたっぷりとかけ左右のチャンネルからゆらめくように流れ込むエレキ・ギターに、リズムを奏でながら時に作品のテクスチャーをも司るような流動的なベース、ボトムはグッと締まっていながらウワモノが軽やかに予測不能にうごめくドラム、そして、所々にサンプルを交えながら、楽曲にフックを与えているシンセやキーボード。メンバーの一人であり、昨今ではギター・ミュージックを軸にアンビエントへも音楽的探求を深めている岡田拓郎が音響の設計を手がけたのであろう、それぞれの楽器の音は一つひとつ分解され、細かな調整を加えられて、作品の中で構築し直されている。フォーキーな楽曲もあれどそうした聴き慣れたソング・ライティングだって、こうしたサウンド・スケープによって驚くほどダイナミックに新鮮に、私たちに語りかけてくるのだ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>そして、その上でなお印象的に胸を打つのが、優河自身の歌声に他ならない。チャレンジングなサウンドの中にあって決して埋もれることのない彼女の声は、音の中でますますその包容力を増しながら、私たちに“降ってくる”のだ。特に今作で秀逸なのが、その優河自身の声によるコーラスの豊かさ。微妙なゆらぎを持たせて加工された声が一気に楽曲の深みに引き込んでいく 「WATER」、あえて音の凸凹を綺麗に整えていない歌声がいくつも重ねられ、まるで通りぬける風のような質感がもたらされている「ゆらぎ」……。たとえるなら今作は、ブレイク・ミルズやビッグ・シーフのようなダイナミクスを伴った音像のフォーク・ソングにジュリアナ・バーウィックのコーラスが注ぎ込まれたような、とでも言えばいいだろうか。</p>
<p>「夜」というモチーフが多く登場し、別れをテーマにした前作に比べ、「夜明け」という歌詞が多く登場し、明るく開けた印象もある今作。ドラマ「妻、小学生になる。」の主題歌にもなっていた「灯火」は象徴的な1曲だ。ドラマの中でも、登場人物たちが家族の温かさに触れた瞬間にかかっていたこの曲。やはり何度聞いても、彼女の声に導かれて音の中に取り込まれていくうちに、ふっと一筋の光が降ってくるような、そして救われるような想いにさせられてしまう。</p>
<p>繊細かつ立体的に、ゆらめくサウンドと歌。それは言葉で解釈する前の私たちの心の動きそのもの、なのかもしれない。そして優河の声は、そんな私たちの心の奥底に、じんわりと温かく降り注ぐ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
優河『言葉のない夜に』
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 心の奥底に降り注ぐ歌声。優河のアルバム『言葉のない夜に』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
                            <ldnfeed:image>
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        <title>今こそ私たちを惹きつける、ビーチ・ハウスの集大成『Once Twice Melody』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220311-beach-house/</link>
        <pubDate>Fri, 11 Mar 2022 09:00:34 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
進化ではなく、深化。ビーチ・ハウスが、今こそ私たちを惹きつける理由とは
<p>アメリカ・ボルチモア出身のデュオ、ビーチ・ハウスが4年ぶり、8枚目のアルバム『Once Twice Melody』をリリースした。彼らを一躍ブレイクへと押し上げ、今や2010年代のドリーム・ポップの金字塔とも呼べる『Teen Dream』(2010年)や『Bloom』(2012年)での透明感あふれる音色のきらめきや、その後の『Depression Cherry』(2015年)で傾倒したシューゲイズ・サウンド、前作『7』(2018年)での生命力に満ちたバンドの力強さ……といったこれまでの作品ごとの色を思うと、今作は一聴した限りではいささか特色に欠けるアルバムに思えるかもしれない。いや、むしろそう思えてしまうのは、今ここに挙げたような「ビーチ・ハウス・サウンド」のすべてが、今作にギュッと詰まっているからだとも言える。そして、このセルフ・プロデュース作にして彼らのキャリアの集大成でもある今作は、3月5日週のビルボード（アメリカ）のトップ・アルバム・セールス・チャートにおいて、ついにバンド初の1位を獲得。根強い人気を保ってきたとはいえ、これまでの彼らのキャリアのピークが10年近く前であったことを考えるとやはり驚くべき現象だ。かくいう私も、長らく彼らの音楽に魅了されてきた一人ではあるが、彼らのサウンドの何がいったい、今のリスナーをこれほど惹きつけるのだろう？</p>
</p><p></p><p></p>
<p>今作は、4章構成のダブル・アルバムで、全18曲の大作だ。冒頭こそ前作の作風を引き継ぐ生ドラムを大々的に導入した力強いバンド・サウンドで始まっていくものの、アルバムが進むにつれ、徐々にそのサウンドが変化していく。瞬く星を思わせるシンセのコズミックなサウンドに、オルガンの演出するゴシックなサイケデリア、ファズを深くかけた甘美なシューゲイズ・サウンド、さらには、野心的なテクノ・ビート、温もりのあるアコースティック・ギター、優雅で壮大なストリングスも交えたその音色の数々は、これまで彼らがキャリアを通じて一作ごとに血肉にしてきたもの。そして、そのすべてがハスキーで神秘的なヴィクトリア・ルグランのヴォーカルと、これまで以上にミニマルに抑えられたメロディに溶けていくことでまどろむような一定のトーンを保ちながら、アルバムが終わる頃には気づけば初めとは全く違う風景の場所に立っているような感覚を味わわされるのだ。</p>
<p class="picture"></p>
<p>アルバムを通じて起こる、その微かな音色の変化の様子には、つぼみが数日かけてゆっくりと花開いていく様子のような、あるいは星空が一晩かけて天空を西から東へ傾いていくような、雄大な自然現象のようなイメージさえ思い浮かぶ。それゆえ、今作は「聴く」という言葉よりは、むしろ「味わう」「浸る」という言葉がふさわしいかもしれない。</p>
<p></p><p></p>
<p>今作の作風それ自体は初期の頃のものとも、似てはいる。けれども、聴き比べてみると使われている音色はグッときめ細やかで高精細なものになっていることに気付かされる。初期の作品を今作を聴いた後の耳で聴いてみると、あんなに美しく思えた作品が、大味で手作り感のある音にさえ感じるくらいだ。キャリアを通じて、彼らは自分たちの創り上げてきた世界観を、確実に研ぎ澄ませてきたのだろう。彼らが変えたのは、その姿ではなく、質。今作で彼らが成し遂げたのは、進化ではなく、深化だ。流行り廃りに流されず、キャリアを通じて自分たちの世界観をただ磨き続けてきた、その神秘性と職人気質という一見相反するような特性こそ、私たちが彼らに惹きつけられる所以なのかもしれない。</p>
<p>我々人類がどうあろうと、過酷な世界がこの足元に広がっていようとも、頭上の星々はただ変わらず美しい──彼らの音楽に触れるといつだってそんなイメージを思い浮かべる。ビーチ・ハウスは、どんな時代も変わらず、私たちのいっときの極上のエスケープのための場所であり続けている。そして、この不安な時代においてこそ、人々はそうした音楽の中で、自然と心を休めたくなるのかもしれない。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
Beach House 『Once Twice Melody』
<p>2022年2月18日 世界同時発売、解説/歌詞/対訳付<br />
2CD ￥2,970（ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ）</p>
<p>各種配信・購入はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 今こそ私たちを惹きつける、ビーチ・ハウスの集大成『Once Twice Melody』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>ともに痛みを分かちあい癒してくれる女神、ラヴェーナのセカンド・アルバム</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220301-raveena/</link>
        <pubDate>Tue, 01 Mar 2022 11:00:19 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
インドと宇宙に癒しを見いだした、女神のユートピアから聴こえる音
<p>『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のヒットをはじめ、映画界でも目立つアジア系の躍進。音楽シーンもまた例外ではなく、コロナ禍をきっかけとして欧米諸国でのアジア系へのヘイトクライムが浮き彫りになる中にあって、これまであまり目が向けられることのなかった欧米圏のアジア系の人々の歴史的・文化的なルーツがより一層注目されているのだろう。なかでもこのところ、にわかに存在感が増しつつあるのが、西アジアや南アジアにルーツを持つアーティストたち。ロンドンを拠点に活動しているバングラデシュ系の新人UKソウル・アーティストのジョイ・クルックスなどはその筆頭で、昨年デビュー・アルバム『Skin』では、イギリスらしいクラシックなサウンドを従えながら南アジアの音階をところどころに忍ばせた堂々たる音楽性は各所で話題となっている。</p>
<p>つい先ごろセカンド・アルバム『Asha&#8217;s Awakening』をリリースした、インド系のRaveena（ラヴェーナ）こと、ラヴェーナ・オーロラもそんなアーティストの一人だ。2017年ごろから活動を開始したNY出身のシンガーソングライターで（現在はカリフォルニアに移っているようだが詳細は不明）、夢見心地なベッドルーム・ポップとミニー・リパートンやコリーヌ・ベイリー・レイなどに影響されたというソフトなR＆B風のアレンジが溶け合ったサウンド、なによりその甘い歌声には不思議な中毒性が宿っている。今作はこれまでの作品以上に彼女自身のルーツ、つまりインド音楽に迫りつつ、それを少し変わった方法で表現しているのが興味深いところだ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>アルバム前半では、現代的なエレクトロニック・ビートに、所々タブラやシタールのようなインドの楽器の音色を取り込んだり、ヒンドゥー語の歌詞を散りばめたりと、そのポップ・センスと自身のルーツを程よくブレンドしているのが面白い。またその一方で、今作は「パンジャブ人のスペース・プリンセス」というキャラクターを創り出し自らそれを演じるというコンセプトアルバムとなっていることも特筆に値するだろう。それもあってか、多くの曲でどこかコズミックなサウンド・エフェクトがアクセントのように使われているわけなのだが、ここでふと、そのモチーフがいわゆる「アフロ・フューチャリズム（アフリカン・フューチャリズム）」と呼ばれる音楽やカルチャーに似ていることに気付かされる。</p>
<p>「アフロ・フューチャリズム（アフリカン・フューチャリズム）」とは、奴隷としてかつて欧米に連れてこられた人々をルーツにもち、差別や貧困に苦しむ欧米圏の黒人たちの間で1960年代後半ごろから起こった思想で、精神的なユートピアを宇宙との繋がりに求め、SF的・未来的なイメージと自分達のルーツであるアフリカの文化を接続させた表現を特徴としており、昨今の例では映画『ブラック・パンサー』やジャネール・モネイの一連の作品などがそれにあたる。</p>
<p></p><p></p>
<p>ラヴェーナ自身はアメリカで生まれ育っているが、両親はインド出身であり、またインド国内では少数派であるシーク教徒でもある（パンジャブはシーク教徒の多い地域である）。彼らは1984年にインドで起こったシーク教徒の虐殺事件をきっかけにアメリカに移住してきたのだそうで、ラヴェーナにとって、インドはルーツでありながらやむなく離れざるを得なかった故郷でもあるわけだ。また同時に、彼女自身が移民の子供としていじめられてきた過去、そして今、アメリカ国内でアジア人への差別が激しくなる中、彼女もまたその精神的なユートピアを「インド」と「宇宙」を接続させた空想の世界に求めたのだとしたら興味深い。</p>
<p>アルバムの後半ではR＆B風とアンビエントの間を行き来するような楽曲が続き、インドの伝説的なジャズ・シンガー、アシャ・プティリもヴォーカルで1曲参加、まるで桃源郷に花が咲き乱れるがごとく、柔らかくドリーミーなサウンドに満たされていき、聴き手のほうもまた自然と体も心もほぐれていく。ラストには鳥のさえずりや環境音、それにラヴェーナ本人のガイド付きのマインドフルネス用トラックのおまけも。「アウトサイダー、サバイバー、クィア、うつ病患者、幼少期に自分とは合わないと感じた人など、あらゆるタイプの人たちのための場所を作りたいのです」と語る彼女（パンセクシュアルであることも公表している）は、複雑なバックボーンを持つ自分自身をこうしたサウンドで癒しながら、あらゆる聴き手のこともまた、自身のセーフティー・スペースに招き入れてくれるかのよう。ともに痛みを分かちあい癒してくれるラヴェーナの音楽、それはどこか女神の声のようにも思えてくるのである。</p>
<p></p><p></p>
Raveena『Asha&#8217;s Awakening』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post ともに痛みを分かちあい癒してくれる女神、ラヴェーナのセカンド・アルバム first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>アルバムではなくミックステープ。FKAツイッグスの新作『CAPRISONGS』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220131-fkatwigs/</link>
        <pubDate>Mon, 31 Jan 2022 11:00:44 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
FKAツイッグスの素が垣間見える、ロックダウンが生み出した「ホーム・パーティー的」ミックステープ
<p>UKのトラックメイカー / シンガー、FKAツイッグスが約2年ぶりとなる新作をリリースした。今作『CAPRISONGS』は、アルバムではなくミックステープという位置付けの作品。つまり、いい意味で「番外編」のような作品だ。寡作かつ完璧主義的な彼女にとって（2014年のアルバム・デビューから正式なアルバムは2枚しか出していない）、ここまで気楽でアッパーな作品は初めてと言っていいかもしれない。</p>
<p>そもそも約2年前の前作のアルバム『MAGDALENE』（2019年）は、ボロボロになった心身を赤裸々に表出しながら、そんな自らを鼓舞しどん底から這い上がっていく生命の「凄み」のようなものに満ちた作品だったが、やはりおそらく彼女自身、そんな自らをより優しく癒す時間を必要としていたに違いない。約2年前、それはまさにちょうどパンデミックが到来する直前だったわけだが、前作のリリース後、彼女にロックダウンの期間がもたらされなければ、こうした軽やかな作品が生まれることはなかっただろう。</p>
<p>ロックダウン中に制作を始めたという今作だが、これまでの中でも最も多くのコラボレーターが参加した作品にもなっており、そのほとんどのコラボレーターとはFaceTimeで全ての作業を行ったのだというのだから驚きだ（キャリア初期のプロデューサーであったアルカのカムバックも嬉しい）。これまでの作品ではプロデューサーやコラボレーターからバックアップを受けていたとはいえ、彼女の作り出す完璧な世界観自体は常に揺るぎないものだったように感じるのだが、今作では曲ごとにこうしたコラボレーターの歌声やラップを長尺でしっかりと聴かせ、そしてその個々の音楽性もきちんと活かされたトラックが、いい意味で統一感なく並んでいるのが印象的だ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>彼女らしい、ダークな生々しさを感じさせる鞭を打つようなサウンド・メイクは相変わらずだが、ナイジェリア出身のremaとの「jealousy」や同じくナイジェリアにルーツを持つpa salieuとの「honda」では、そのナイジェリアを主流とするアフロ・ビーツが展開されていたり、shygirlとの「papi bones」ではダンスホール・レゲエ・チューンを投下したりと、アフロ・キューバンなビートが随所に見られるのも特徴的。また、作品のほぼ全体をプロデュースしたエル・ギンチョはこれまでスペインの歌姫・ロザリアとの仕事で手腕を発揮してきたプロデューサーで、（アフロ・キューバ圏の）ジャマイカとスペインというツイッグス自身のルーツにも接近しているという点でも、今作は“FKAツイッグス”というアイコンとしてではなく、“タリア・バーネット”という本名としての彼女が垣間見える作品にもなっているように思う。</p>
<p></p><p></p>
<p>「CAPRISONGS…それは、シンクに落ちたブロンザー、横に置かれたカクテル、チェリー味のキャンディー、（中略）、いつも遅刻するけどパーティーを一番盛り上げてくれる親友、空港での友達との待ち合わせ、ただの一体感。 そして、ロンドン、ハックニー、ロサンゼルス、ニューヨーク、そしてジャマイカなどの私の世界」（※Rolling Stones Japanより）というのは、今作について彼女自身が語っている言葉だが、まさにそのイメージそのままに、カセットをかけるような音から作品が始まって、途中に友人たちとのたわいのない会話が差し込まれるなど、まるで彼女のホームパーティーに招かれたかのようなくつろぎさえ感じられる今作。中盤以降、徐々に曲調がチルアウトしていく様子は、パーティーの後に友達が去って、ちょっとだけ寂しい気分を味わいながらゆっくり後かだづけをしているような気分をも思わせる。</p>
<p>もちろん、ロックダウン中に制作されたのだから、実際に彼女の家でパーティーが行われていたはずもなく、現実にはオンラインでやり取りが行われていたわけだが、友人をプライベートなエリアに招きいれて、自宅というダンス・フロアでラフに踊っているような空気感が今作には流れている。たった一人の夜にも、誰かの気配を感じながら肩の力を抜いて踊り明かしたい、そんな時間にぴったりな作品だ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
FKA twigs『CAPRISONGS』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post アルバムではなくミックステープ。FKAツイッグスの新作『CAPRISONGS』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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                                <ldnfeed:image_link>https://numero.jp/wp-content/uploads/2022/01/FKA_CAPRISONGS_Final_650.jpg</ldnfeed:image_link>
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        <title>注目のシンガー／トラックメイカーermhoiの「夢うつつな」ソロ作『DREAM LAND』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20220130-ermhoi/</link>
        <pubDate>Sun, 30 Jan 2022 07:00:13 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[ermhoi / エルムホイ]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
エレクトロニックとトライバルが溶け合った、注目のシンガー/トラックメイカーの「夢うつつな」ソロ作
<p>King Gnuの常田大希が率いるバンド、millennium paradeのヴォーカルとしても活躍、その他にも3人組ユニットBlack Boboiのメンバーとして、劇伴作家として……等々、昨今の活躍の幅とともにその注目度が高まっているトラック・メイカー／シンガーのermhoi（エルムホイ）。その活動の充実ぶりを感じさせるソロ・アルバムが満を持してリリースされた。</p>
<p>密室的なムードに包まれたダーク・エレクトロニック作品、といった趣きの強かった約6年前のソロ・アルバムと比べると、セカンド・フルアルバムとなる今作では飛躍的に色彩感あふれるサウンドへと進化を遂げた。前作は楽曲制作を始めたばかりの大学時代に制作したものだそうなので、この6年での技術的な面での向上ももちろんあるのだろうが、それを差し引いてもこの変化はすごい。アルバムの前半ではグッと立体感とアタック感を感じさせるサウンド・メイクでヴィヴィッドで幻想的な世界観へと一気に引き込み、後半に向かうにつれウッドベースやピアノのような生楽器の音色で構築したミニマルなトラックなども登場、少し汚しをかけたような処理をサウンドに施して、瞑想を思わせるようなまどろみの中へと誘っていく。今作はタイトルの通り「夢と現実の狭間」をイメージした作品だそうだが、喩えるなら眠りに落ちかかりヴィヴィッドな夢を見ているレム睡眠の浅い眠りから、ぼんやりとしたイメージの夢を見る深いノンレム睡眠へと移行していくような……というとちょっと具体的すぎるだろうか。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>面白いのが、エレクトロニックな作品であるのにどこかオーガニック、かつトライバルな空気をほんのりと感じるところ。よく聴いてみると、アルバムの中のいくつかの曲ではコンガのようなパーカッションの音を効果的に混ぜ込んでいたり、かと思えばマンドリンで奏でられているようなフレーズが彩りを添えていたりと、琴のようなサウンドがアクセントとして効いていたりと、具体的に「どの地域」とは特定できないもののうっすらと異国情緒が漂っていることに気付かされるのだ。あえてこれ見よがしにエキゾチックな演出をしているわけでは全くない。むしろ、「言われてみれば…」というようなレベルではあるが、それでも、今作をなぜか何度も再生してみたくなるのはまさにこうしたさりげないフレーバーが作品にもたらしている複雑さと奥行きゆえなのだろうと思わされる。実は彼女自身、イタリアに留学した際に現地のさまざまな土着の祭りに参加した経験があったり、最近ではルーツであるアイルランドの音楽にも意識を向けていたり（母がアイルランド人とのこと）ということだそうで、今まさに勢いに乗る彼女のバックグラウンドを、今作は改めて知るきっかけにもなった。</p>
<p></p>
<p>その意味でも今作から連想するのは、自身も民族音楽へ関心が高く、過去の来日時に民謡を織り交ぜたDJセットをプレイしていたことでも話題になったビョークだ。メロディののびやかな浮遊感にもその相似を感じ取れるが、とりわけ、エレクトロニックなトラックとオーガニックで民族的なエッセンスが最も見事に調和し、先鋭性と神秘的な生命力を同時に湛えたラストの「Mountain Song」はまるで『バイオフィリア』（2011年）の頃のビョークを思わせる壮大な1曲で、聴くたび心が何か大きな力で包み込まれ、清浄な空気で満たされていくような感覚を味わうことができる。これからますます存在感を増していくであろう彼女から、今年は目が離せなさそうだ。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
ermhoi『DREAM LAND』
<p>各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p>&nbsp;<br />




2021年、あの人の偏愛ベスト・ミュージック vol.2 ermhoi 
Culture / 30 12 2021



</p>
<p></p><p>The post 注目のシンガー／トラックメイカーermhoiの「夢うつつな」ソロ作『DREAM LAND』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
                            <ldnfeed:image>
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        <title>KIRINJI『crepuscular』 今の空気にフィットした、ソフトでサイケな超現実</title>
        <link>https://numero.jp/music-20211227-kirinji/</link>
        <pubDate>Mon, 27 Dec 2021 07:00:47 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[kirinji]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
日常こそが奇妙で不思議。今の空気にフィットした、ソフトでサイケな超現実
<p>KIRINJIが堀込高樹のソロ・プロジェクトとなってから初めてのアルバムがリリースされた。タイトルの『crepuscular』が“薄明かり”を意味するように、2年目のコロナ禍にあって「自分が今感じていることを歌にして残しておいたほうがいい」（参照：「ナタリー」 KIRINJI『crepuscular』インタビュー）との思いを背景に作られたという今作は、単にわかりやすく明るく華やかな歌モノとしてではなく、どこかフワフワとした質感を伴った作品に仕上がっている。作品全体に通底するその“うっすら、ふんわり”とした空気、そして独特のワードセンスは、今の私たちが送っている日常のムードを不思議なほど的確に捉えており、リリース以来、聴くたびクセになっている自分がいるのだ。</p>
<p>冒頭の「ただの風邪」という曲で＜二日ぶりに風呂に入った＞＜不思議な夢の中にいるような / 日々だね＞という歌詞が出てくるが、今作全体から受ける印象も、そうした病み上がりのときのような感覚というべきか、紛れもない現実なのに夢のようにフワフワとしている、あの感じによく似ている。KIRINJIの歌詞は、兄弟時代の作品から、およそ歌詞として組み込むには少々個性の強いワードをあえて使うことも多く、堀込高樹を中心としたバンドとなってからリリースされた作品ではさらにその傾向を強めていたわけだが、コロナ禍の日常を直接的に描いた今作では、よりそうした具体性の高い歌詞のチョイスが、てきめんの効果を発揮。＜誰か呼び出したいけれど / 店は早々閉まっちゃうし＞＜SNSもなおざり / 闇落ちしてるんじゃない？＞（「first call」）なんて、まさに“今”のドキュメンタリーそのものではないだろうか。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>もちろん、高度に抽象化された歌詞だって美しい。けれど、地に足が付いているんだかいないんだかよくわからないこんなご時世には、そうした今っぽさをあえて強調した具体的すぎるワードで“あるある”な現実が描かれることで、この現実こそがむしろ目を見張るほどの奇妙で変わったモノであることにも気づかされてしまう。現実を突き詰めたことで浮き上がる日常と奇妙さの共存という点で今作は、美術用語で言うところの“超現実”、すなわちシュールレアリスム的な作品だと言えるかもしれない。</p>
<p>そうしたムードはサウンドにも投影されている。楽曲のソング・ライティング自体は、KIRINJIの得意とするメロウなミドル・テンポのAORライクなものが中心。けれど、バンド時代から続投のベーシスト・千ヶ崎学や、ジャズやフュージョン界隈の若手の俊英のドラマーを多数起用し濃くグルーヴィーに作り込まれたリズム部分のサウンドは、ぶっとくてファット、それでいてヴォーカルやシンセ、ギターの音は、モコモコ、グネグネ、フワフワと波打つかのよう。テーム・インパラなどをイメージしたというソフトなモダン・サイケデリックなこうした音作りに加え、ヒヤリと美麗な声を聴かせるマイカ・ルブテや、パンチのあるラップを繰り出すAwichの客演の力も得て、先に書いたような“夢のような紛れもない現実”がよりくっきりと鮮明に立ち上がってくるのだ。</p>
<p></p>
<p>今年4月に先行曲としてリリースされた「再会」は、コロナ禍の人恋しさを描きながらも、聴いているうちに足取りが軽くなるようにとのイメージを持って作られたのだそう。未来への光が見えるんだか見えないんだか、まだよくわからない2年目のコロナ禍も終わろうとしているわけだが、このアルバムが提示する現実の奇妙さを乗りこなしつつ、それでも少しずつ夜が明けていくことを期待しながら、新しい年を迎えたいと思っているところだ。</p>
<p></p><p>通常盤（CD） ¥3,300</p>
<p>初回限定盤（CD+DVD） ¥4,070</p>
KIRINJI『crepuscular』
<p>2021年12月8日（水）リリース／ユニバーサルミュージック<br />
各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post KIRINJI『crepuscular』 今の空気にフィットした、ソフトでサイケな超現実 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」。ピュアでエレガント、そして確かな熱をもった「最愛」の主題歌</title>
        <link>https://numero.jp/music-20211222-hikaru-utada/</link>
        <pubDate>Wed, 22 Dec 2021 11:00:09 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[Hikaru Utada / 宇多田ヒカル]]></category>
		<category><![CDATA[J-Pop]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
大切なものへのピュアな気持ちを描く、繊細かつエレガントなナンバー
<p>宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」は、先日最終回を迎えたTBS系ドラマ「最愛」の主題歌。その情報を知らないままドラマを見始めた筆者なのだが、劇中でイントロが流れるや否や「これは今の日本のアーティストの中では、宇多田ヒカルにしか出せない音だ」と確信したことを鮮明に覚えている。クラブ・ライクなビートを主軸にしながらも、実にエレガントなサウンド・メイク。本人が海外在住ということもあるが、現行の国外のポップ・ミュージックのトレンドにアジャストしながら、作品ごとにその感性をアップデートしていく宇多田ヒカルの音楽はいつも私たちを想像以上に驚かせてくれる。</p>
<p>映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の主題歌「One Last Kiss」と同様、イギリスを拠点にするプロデューサー、A. G. Cookが共同プロデュース。彼はバブルガム・ポップを思わせるキャッチーなメロディーに、ユーロ・ビートや、グライムなどのイギリスのラップ～エレクトロニック・ミュージックなどの要素を取り入れたバブルガム・ベースというジャンルの先駆者であり、Charli XCXのプロデューサーとしても知られる人物なのだが、そういう点において、J-POPの延長線上にある歌モノとしての側面もありながら、エレクトロニックなビートにそうしたメロディを乗せていくことに磨きをかけている昨今の宇多田とのタッグも頷ける話であり、相性も抜群なのだろう。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>ただ本曲は他のA. G. Cookの楽曲と少々異なり、極めて繊細な音像に仕上がっていることに驚かされる。もちろん、クラブ・ミュージック由来のトラック・メイクであるがゆえ、キックの音は重くベースラインはうごめくようではあるのだが、スネアやタムのアタックは控えめに、まるで室内楽のように響き、楽曲のサウンドの輪郭をぐっとインテリジェントなものに仕上げているのが見事である。イントロから印象的に奏でられるピアノのリフレインは、ピンと張りつめた空気のように透明感に溢れ、ラップのようなパートも交えた宇多田自身のヴォーカルもいつになく繊細な質感をもって紡がれていく。まるで、壊れやすいガラス細工のような、あるいは、粗雑に触れれば無くしてしまうような何かを大切に守ろうとするような……そんなムードが楽曲全体を包み込んでいるように感じるのだ。</p>
<p>歌詞は、一見、止められない恋心をテーマにしているように思えるが、それぞれの登場人物にとっての“最愛”のものは恋心にとどまらず、家族、兄弟、子供、恩人、自分の居場所や尊厳……と、形も対象も様々であった。各々が大切に守ろうとしたものと、そのためにとった行動が複雑に絡み合ったストーリーは視聴者に深い余韻を残したが、その中でも毎話劇中歌のような形で流れるこの楽曲は、登場人物の感情にそっと寄り添いながらもその気持ちの尊さと切なさを私たちに伝えてくれていたように思う。昨今の宇多田ヒカルの中でもとりわけ、ピュアでエレガント、しかし確かな熱を持った作品であるとともに、今年の中でも特にドラマと密接にリンクした素晴らしい主題歌だったと言っても良いだろう。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
宇多田ヒカル「君に夢中」
<p>2021年11月26日（金）リリース／ソニー・ミュージックレーベルズ<br />
各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 宇多田ヒカルの新曲「君に夢中」。ピュアでエレガント、そして確かな熱をもった「最愛」の主題歌 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>大人世代にとってのセラピー。アデル待望のニューアルバム『30』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20211206-adele/</link>
        <pubDate>Mon, 06 Dec 2021 11:00:21 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[Adele / アデル]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
大人世代の心のセラピーとしての、世界的歌姫の告白的アルバム
<p>私事で恐縮だが、もう間も無く30代に入ろうとしている。何かが大きく変わるわけではないにせよ、その数字の重みを思うと子どもの頃はすっかり遠くなりにけり、ついに紛れもなく大人になったのだなとしみじみとしてしまう。とともに、かつての友人たちは皆それぞれ全く違う人生へと道わかれて疎遠にもなり、個人的な経験を分かり合える地平にはすでになく……。要は、新しい年代を迎えるにあたり漠然とした不安や寂しさがこのところ積み上がってきているこの頃なのである。</p>
<p>アデルのニューアルバム『30』は、まさにそんな、若者から成熟した大人へ人生が移り変わっていく年頃のえも言われぬ感情を歌った作品だ。『30』というのは（これまでのアルバムもそうであったが）現在33歳のアデルがこのアルバムの制作に取り掛かった頃の歳を指しているそうで、作品自体が彼女のドキュメンタリーのような性格も担っている。彼女自身、出産、離婚、母親としての経験を通じてヘビーな期間を過ごしたようだが、だからこそこのアルバムは、とにかく自分の中から吐き出すことを必要とした結果生まれた作品なのだそうだ。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>「Easy On Me」では結婚生活の終わりを正直に告白、「Woman Like Me」では離婚した相手への煮え切らぬ想いを歌いながらも、「Cry Your Heart Out」ではスウィングするリズムとともに＜自分の心を大声で叫べ＞と軽やかに繰り返すなど、苦い経験も誰かに打ち明けることでアデル自身、傷ついた心を少しずつ癒していることが今作の歌詞には見て取れる。「Hold On」は彼女自身にとっても今作のハイライトと言える楽曲なのだそうで、ひどい状況にいることを自覚しながらも＜Love will soon come, if you just hold on（諦めなければ、愛はもうすぐ訪れる）＞と優しく力強く自分を鼓舞する様子には、思わず涙腺が熱くなる。</p>
<p>今作はまた、楽曲のアレンジもこれまでになく多彩だ。アデルらしい、クリーンでエモーショナルなピアノ・ソングだけにとどまらず、主にアルバム前半では、テイラー・スウィフトをも手がけた、ポップス界のスーパー・プロデューサー、マックス・マーティンや、ベックなどを手がけるグレッグ・カースティンとのビートの効いたアップテンポなアレンジの楽曲が並び、このアルバムが決して暗く起伏のない私小説的な作品なのではなく、うずまく感情をパワフルに昇華しようと試みた、ポップ・アルバムでもあることを伝えている。後半には、今年リトル・シムズをプロデュースしするなど、ロンドンのシンガー・ソングライターシーンのキーパーソンとなっているInfloがプロデュースした楽曲が。先述の「Hold On」も彼の手によるもので、柔らかに流れていくきらびやかなピアノの音色と慈愛に満ちたアデルの歌声が幸福感溢れるコーラスとともに届けられ、そのぬくもりに、胸につかえていた感情が洗い流されていくようにも感じる。</p>
<p></p><p>今作について「人生においてこんなにピースフルに感じたことがないと思える場所に辿り着いた」と語るアデル。人生が進むにつれ、周りの人たちと生活や生き方が個々に違うものになっていくと、プライベートな悩みというのはなかなか共有できないもの。だからこそ、音楽を通じてであれ、それをただ聞いてもらうことは彼女にとっても癒しになったことだろう。「再び喜びを見いだすことができるのかどうか分からなくなっていた」とまで語っていたアデルだが、そこから殻を破った彼女の姿はすがすがしく、「誰が私の世代のための音楽を作るの？　その役割は私が受ける」という彼女の言葉通り、同世代の大きな希望にもなってくれた。彼女自身のセラピーとしての今作は、また私たちにとってのセラピーなのである。</p>
<p class="picture"></p>
Adele（アデル）『30』
<p>国内盤CD（解説･歌詞･対訳付き） ￥2,640<br />
完全生産限定盤CD（解説･歌詞･対訳付き、紙ジャケット仕様＋ボーナストラック3曲）￥2,860<br />
完全生産限定盤LP（解説･歌詞･対訳付き、2LP） ￥5,940<br />
2021年11月19日リリース／ソニー・ミュージックレーベルズ<br />
各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 大人世代にとってのセラピー。アデル待望のニューアルバム『30』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>蓮沼執太フィル「Eco Echo」が導く「他の誰かと同じ空気を震わせる、ハーモニーの喜び」</title>
        <link>https://numero.jp/music-20211130-hasunumaphil/</link>
        <pubDate>Tue, 30 Nov 2021 11:00:34 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[Shuta Hasunuma / 蓮沼執太]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
他の誰かと同じ空気を震わせる、ハーモニーの喜びがここに
<p>総勢16名の大所帯グループ、蓮沼執太フィルから（ちょっと早めの）今年を締めくくる1曲が届いた。「Eco Echo」という曲名は、Eco＝生態系、私たちの生活、Echo＝こだまし響き合う、という意味なのだそう。コロナ禍初期に作られた曲だというが、隔離され、互いの接触を控えてきた私たちの生活が再び交わりあい始めている今の空気感に、これが不思議とピタリとあった楽曲なのだ。</p>
<p>コンポーザーでシンガーソングライターでもある蓮沼執太が率いコンダクトする、蓮沼執太フィル。メンバーは皆、それぞれ個々別々に第一線で活躍するアーティストで、ある種スーパーグループといってもいいかもしれない。ギターやベース、ドラムといった一般的なバンドを構成する楽器はもちろんのこと、弦楽器、管楽器など、クラシックや現代音楽と近しい間柄の楽器のプレイヤーもメンバーとして在籍しているのが特徴的だ。またこの曲には、ここ直近のコンサートなどでも演奏に加わっていた雅楽器の笙の奏者である音無史哉も参加しているのも興味深いところ。まるでオーボエのような音色で違和感なく溶け込みつつ、けれど西洋的な木管楽器とは異なるやや硬質な音質でスパイスを与えているなど、バックボーンの異なる楽器やプレイヤーが集いハーモニーを作り上げているのが面白い。</p>
</p><p></p><p></p>
<p>その姿勢は、サウンドにも表れている。管楽器やスティールパンがふわりと空間を包み込み、ベースやドラムがクリアに抜け、ギターがきらめきを加えながら、弦楽器が心を揺らす。曲全体を決して大仰に盛りあげるわけではなく、“フィル・ハーモニック・オーケストラ”というその名前の通り、隙間の多いサウンド・スケープに一人ひとりのプレーヤーが自分の出す音を他の人が鳴らす音に寄り添わせるように奏でられているのが印象的だ。また、蓮沼執太フィルには正式なメンバーとしてエンジニアである葛西敏彦がPAとして在籍。楽器の音の生っぽさを引き出す技術に長けた葛西が音響を操ることで、10名以上ものメンバーが、同時に空気を震わせる瞬間そのものを紡ぎ出しているかのようなこの楽曲。その様子はどこかインスタレーションのような雰囲気もあり、現代アートともコラボレーションすることの多い蓮沼執太らしい感覚もある。</p>
<p>後半にかけ、＜アカウントなしで空に放つ / 言葉 とばす＞＜こだまする日々の暮らし / みんなで話をしよう＞と歌われる本曲。その言葉は、互いに同じ空間を共有し、リアルの場で感情を共鳴させることへの可能性がまた再びうっすらと見え始めている今の空気とも共振しているような気がする。最後に畳み掛けられる＜Eco Echo 行こう＞という歌詞にはふわっと体が軽くなり、私たちは本来、自由にどこかへ飛び立てる存在だったんだ、という気づきを与えてくれる。もちろんコロナの流行は終息とは言えず、まだまだ予断を許さない状況ではあるが、せめて少しでも未来の光が見える来年へと、この曲が連れて行ってくれる気がする。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
蓮沼執太フィル「Eco Echo」
<p>2021年11月10日（水）リリース<br />
各種配信はこちらから</p>
<p>「NEWoMan SHINJUKU CHRISTMAS 2021 JOY TO YOU」<br />
昨年に引き続き、ニュウマン新宿のクリスマスキャンペーン・ソングとなった「Eco Echo」は、2021年11月22日（月）〜2021年12月25日（土）の期間、ニュウマン新宿館内BGMとなっているほか、12月16日にはChristmasライブ上映会も開催予定。また、配信シングルとは異なる、「Eco Echo」15分ver.が特設ウェブサイト内BGMとして視聴可能。<br />
https://www.newoman-christmas.jp/</p>
<p>蓮沼執太フィル公演<br />
エコ・エコー・行こう大阪（全方位型）<br />
2021年12月12日（日）千日前ユニバース（味園ビルB1）　17:00開場 / 18:00 開演<br />
https://happeningskyoto.stores.jp</p>
<p>エコ・エコー・行こう大分<br />
2021年12月14日（火）大分・iichiko音の泉ホール<br />
「GENKYO 横尾忠則」関連 ワンコインリレーコンサートvol.3 蓮沼執太フィル<br />
①昼公演：2歳以上入場可 13:15 開場 / 14:00 開演 / 15:00 終演予定<br />
②夜公演：小学生以上入場可　18:15 開場 / 19:00 開演 / 20:00 終演予定<br />
https://emo.or.jp/event/3304/</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 蓮沼執太フィル「Eco Echo」が導く「他の誰かと同じ空気を震わせる、ハーモニーの喜び」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>簡単に個人の感情や命を切り捨てない──折坂悠太の3年ぶりとなる新作『心理』</title>
        <link>https://numero.jp/music-20211031-yuta-orisaka/</link>
        <pubDate>Sun, 31 Oct 2021 07:00:14 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[music]]></category>
		<category><![CDATA[music review]]></category>
		<category><![CDATA[Yuta Orisaka / 折坂悠太]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
一人ひとり、それぞれに違う心と暮らしを決して切り捨てない──生の気配が立ち込める歌と言葉
<p>COVID-19の猛威も現時点では小康状態、徐々に人々の暮らしも以前に近いものへと移行しつつあるこの頃。「少しずつ元の生活に戻り始めていてうれしい」なんて知人と言葉を交わす場面も少なくないが、そこではたと街の様子を見渡してみる。コロナ禍以来、テナントの空いたままスカスカになったビル、閉店してしまった地元から愛された店……。失われたまま、もう取り戻せないものがあるということ、そしてそこには確かに誰かの生活があったということを、一瞬、つい忘れかけていたことにハッと気づかされる。そんなタイミングで聴いたのが、折坂悠太のニューアルバム『心理』だ。</p>
</p><p></p><p>前作アルバム『平成』（2018年）が極めて高い評価を受けて、TVドラマ「監察医 朝顔」の主題歌・挿入歌を担当、近頃ではCMでもその歌声が聴けるなど全国区のアーティストとなった彼だが、3年ぶりとなる今作ではそうして得たポピュラリティーからは一定の距離をとり、今の時代と呼応するような、今ここで生活すること・暮らしていくことの悲喜をつぶさに言葉に落とし込んでいる。例えばこんな風だ。＜例えを拒んでる＞ ＜言葉つぐんだ悲しみよ＞（「爆発」）、＜命のいろいろは / とても小さな口笛＞（「鯨」）……。リリースにあたり「いま私がするべきことは、ここに（そこに）ある心を見つめ、問いかけつづけることだと考えます」とコメントをしている折坂。『心理』というタイトルは“心＝感情”と“道理＝論理立った筋道”の間で悩み、揺れる気持ちのことを指しているのだそうだが、こうした歌詞にはまさに、人間を表面的にカテゴライズして線引きをし、ともすればその線引きによって簡単に個人の感情や命を切り捨てることができてしまうような今の世の中への疑問が込められているように感じられる。この世には、その人にしかない生活が、人の数だけあるというのにもかかわらず。</p>
<p></p><p></p>
<p>元来、一人の“市民”としての視点から、ひとの生活に根を下ろした歌を歌ってきた折坂だが、今作ではこれまで以上に、大きな流れの中に飲み込まれそうになりながらも抗い、「ここにいる」と訴える一人ひとりの生活を決して見落とすまいとしているかのようだ。そして、その痕跡を拾い集め、風景の断片をつなぎ合わせたような今作の歌詞世界は、一段とソフィスティケートされたものになっている。しかしながら、民謡や浪曲、さらには講釈師など、土着の“節”を思わせる折坂独特の歌い回しでもってそれが歌われると、そこに確かに暮らす人々の生の気配や匂いが立ち現れるから不思議である。</p>
<p></p>
<p></p><p>とはいえ、聴き心地はシリアスというよりむしろ軽快だ。今作は、“重奏”と呼ばれる京都のミュージシャンを中心とした編成のバンドがバックを務めており、ピノ・パラディーノとブレイク・ミルズによる今年のアルバム『Notes With Attachments』に影響を受けたというのも頷けるジャジーかつエレクトロニックな要素も取り入れたアレンジは、とてもエキサイティング。パラディーノ / ミルズの作品にも参加しているサックス奏者、サム・ゲンデルも「炎」という楽曲で参加しており、ジャズ、アンビエントをトラック・メイク的な感覚で行き来するプレイも非常に現代的で、その人選にも納得がいく。サンバのリズムを用いた「心」、アフロ・ビート風の「鯱」などダンサブルなリズムのアプローチも多彩、メンバー同士の即興的かつ実験的なやりとりも耳に楽しい。太鼓のような音と鈴の音が、どこか日本の祭祀行事を思わせる「春」も含め、様々な国や地域の土着の音楽を、アンビエントなピアノやシンセ・サウンドなど現代的なサウンド・メイクでポップスに昇華させていくのは折坂の得意分野だが、今作では“重奏”の演奏もあいまって、いつにも増してゴリッとした質感を聴き手に残す。これもまた、そこに生きる人々の暮らしを引き受ける覚悟をさらに強く持った今の彼自身と呼応しているかのようだ。</p>
<p>タイトルが目を引く「윤슬（ユンスル）」は韓国人でシンガーソングライター、エッセイスト、コミック作家のイ・ランがポエトリー・リーディングで参加。川の対岸同士で互いの見えている風景を投げかけあい、それぞれの暮らしがそこにあることを交信し合うような歌詞とポエトリーは今作のハイライトと言えるだろう。ちなみに「윤슬（ユンスル）」とは水面にきらめく光のことを指す言葉なのだそう。そういえば、今作のジャケットの写真は水面が揺れているようなデザインになっている。そう、私たちの命は、水面のきらめきのようにただ一瞬の儚いものだとしても、どれも美しく、簡単に切り捨てられていいものではないはず。そんな想いを強くさせてくれた、今年最も心に響いたアルバムである。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
折坂悠太『心理』
<p>2021年10月6日（水）<br />
ORISAKAYUTA / Less+ Project.<br />
初回限定盤（CD+DVD）￥5,280<br />
通常盤（CDのみ）￥3,300<br />
購入はこちらから<br />
各種配信はこちらから</p>
<p class="btn_entry">
「ヌメロ・トウキョウ」おすすめミュージックリスト</p>
<p></p><p>The post 簡単に個人の感情や命を切り捨てない──折坂悠太の3年ぶりとなる新作『心理』 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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