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    <title>Numero TOKYOMaoka Ueda / 上田真央香 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>アーティストが創る、絵画の中の小宇宙【2】上田真央香</title>
        <link>https://numero.jp/20260107-painters-internal-universe-2/</link>
        <pubDate>Wed, 07 Jan 2026 01:00:15 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Maoka Ueda / 上田真央香]]></category>
		<category><![CDATA[絵画の中の小宇宙]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>一枚の絵画に描かれているオブジェクト、人物、その構図や風景。そこに込められた作者からの秘密のメッセージ。小さな空間に編集された果てなき思考と想像の世界へご案内。第2回は上田真央香。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年12月号掲載）</p>
<p>※小誌オンラインストア『Numero CLOSET』にて掲載作家の作品を一部取り扱い中。</p>
</p>
<p class="picture"></p>
</p><p></p>マクロとミクロをポップにつなぐ
<p>「Wonky Tunes（グラグラで不安定な旋律）」を独自のコンセプトに、自然界や宇宙にひそむ秩序と美しさへの敬意をもとに、ポップで遊び心のあるキャラクターによって表現する上田真央香。黄金比や渦、フラクタル構造（どの縮尺でも同じ形が規則的に続く図形の法則）といった自然にひそむ普遍的で数理的なパターンをベースにしながら、一つ一つのキャラクターを踊るように連ねていく。</p>
<p>『Colombia Drip』 2025年 アクリル／パネル 41×31.8cm</p>
<p>一見するとコミカルで愛らしいキャラクターの集合であり、少し俯瞰するとそれらの有機的なつながり合いや、新たな生き物の不思議な風景が浮かび上がってくる。こうした部分と全体が響き合う構造は、マクロからミクロまで世界は連続してつながっていることを表す「曼荼羅」のようでもある。上田の「キャラクター曼荼羅」は、生命力と宇宙の神秘をユーモラスに伝え、エネルギーを届けながら、見る人の視線の距離や時間の変化によって、さまざまな解釈を与えるようである。</p>
<p></p><p>Numero CLOSETで上田真央香の作品をチェックする</p>
<p class="btn_entry">
特集「絵画の中の小宇宙」をもっと読む</p>
<p></p><p>The post アーティストが創る、絵画の中の小宇宙【2】上田真央香 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>アーティスト・上田真央香インタビュー「絵を描くことは修行のようなもの」</title>
        <link>https://numero.jp/20260105-maokaueda/</link>
        <pubDate>Mon, 05 Jan 2026 03:00:40 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Numero CLOSET / ヌメロ クローゼット]]></category>
		<category><![CDATA[Maoka Ueda / 上田真央香]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>「Wonky Tunes（グラグラで不安定な旋律）」を独自のコンセプトに描く上田真央香。黄金比や渦、フラクタル構造（どの縮尺でも同じ形が規則的に続く図形の法則）といった自然に潜む数理的なパターンをベースに、アニメキャラクターから宇宙までつながる普遍的なものへと挑んでいる。このような作品をつくるに至ったのはなぜか。</p>
自分の境目が曖昧になる体験
<p class="picture"></p>
<p>──絵を描き始めた経緯を教えてください。</p>
<p>「絵に関してはほとんど独学で描き始めて5、6年ほどです。美術大学には通っていたんですが、専攻がグラフィックデザインでした。もともとはファッションデザインを勉強したくてロンドンの大学に留学し、最終的にはファッションフォトグラフィーを学びたいと思っていたんですが、ファウンデーションに進む際、教授に適正を判断されグラフィック専攻になりました。大学の風土は合っていたんですが、教授から『アート寄りだ』とコメントをもらってしまうこともよくあって、デザインは向いていないかも、と思っていました。</p>
<p>最終学年になり、卒業制作をしている時、ある日何の前触れもなく突然目の前に柄が見えるようになったんです。赤と黒の細密な柄がウワーッと視界全面に広がって。同時に、自分の体から意識が離脱して、部屋の角から自分を客観視しているような状況が起こりました。『私』という自我がどんどん薄れて外に溶け出していく感覚と同時に、その状況にパニックになっている普通に意識のある自分もいて」</p>
<p class="picture"></p>
<p>「その日からトラウマで2週間ぐらい、一切寝られなくなったんです。学校にも行けなかったですし、日常生活も送れないほどだったので、治療のため日本に帰国しました。いろんな病院に行ったんですが、ユング心理学も専門の鍼灸院の先生が『それって曼荼羅じゃない？』と。それまで私は曼荼羅がどんなものか知らなかったんですが、先生に見せてもらった瞬間にバチっとリンクして。ユング心理学において、そのような状況はすでに研究されていて『集合的無意識が開く』と言うそうです。『曼荼羅は心の中心構造の象徴らしく、自分が個人じゃなくなる。そして意識をどんどん潜っていくと、森羅万象全部の意識がつながっていることだ』と。</p>
<p>『ユングは多くのクライアントが集合的無意識が開く直前や直後に曼荼羅を「見る」あるいは「描く」ことに気づき、そこから曼荼羅研究を始めた』と解説を受けて、スピリチュアル的な物には当時懐疑的でしたが自分の感じていた恐怖と体験が感覚的にものすごくリンクしたんです。当時はもっと怖くてパニックにもなったんですが、先生が『怖いものを見ているのではなくて、うまくコントロールできれば意識をアップダウンできてお得だよ』と言ってくれて、療法として見えているものを描き写すことを勧められました」</p>

	

<p>──自分だけが見えているもの、自分の頭の中にあるものを視覚化するような作業ですね。</p>
<p>「そうですね。なので、デッサンをして正しく描くというより、頭の中にあるものをアウトプットするような作業に近いです。寝ている時に見ている夢だったり、意識の中にある無意識だったりもモチーフですね。最初は絵の具と筆ではなく、見えている柄をペンで描いていたんですが、そこから絵を描くこと自体が楽しくなってきて、どんどん絵を描いていこうと前向きな方向にチェンジしていきました」</p>
</p><p></p><p>頭の中に宮殿を描き、部屋一つひとつに記憶の象徴物を配置していく「場所記憶術」を用いていたという上田さん。「私の宮殿は、遊園地のような空間なんです」。潜在意識のレイヤーを描き、意識が深くなるにつれ概念があやふやになるもののさまを表現した初期作『Museum of Consciousness』</p>
<p>──見ているものに色を感じたり、音楽を聞いて味を感じたりする共感覚のあるアーティストもいますよね。それと近い感覚なのでしょうか。</p>
<p>「見ているものは違っても、似たような臨死体験だったり精神体験をしている人はたくさんいるそうです。自分って誰だっけ？　と自己を形成するアイデンティティが薄くなったり消失すると同時に、普段自分と認識しているもの以外のものも全部自分だし、普段自分だと認識しているものでさえ全部自分じゃないみたいな、相反する感覚になると言いますか。何と言うのでしょう、言葉にするのがすごく難しいんです。自分が錯覚しているだけで自分だけの自分じゃないんじゃないか、なろうと思えば他人の意識にもなれるんじゃないか、とか、自分の境界がわからなくなるんです。どんどん拡張されていく自分に恐怖を感じている客観的な自分もいるし、そんな意識を忘れて誇張していく私もいるような。SFのような話なんですが、その感覚がリアルにあるんです」</p>
<p>今は亡き愛犬をモチーフにした作品『Teddy in the Infinite Woods』。下に遺骨を埋めたという松の木が犬のそばで、精霊のようにそびえ立つ。壮大な命の循環を描いた。</p>
<p>──今現在も、そうした状況が絵を描くことへと誘発していく感覚がありますか。</p>
<p>「今は当時ほど鮮明ではないんですが、コンディションによってよく見えることがあります。特に絵を描いたらすぐにビジョンが見えてくる時があるので、描きやすかったり（笑）。自分の見えているものをそのまま描いている時は、多分何も考えず、動かされているような感じです。線を描いたらまた次の線が出てきて、どんどんつながって。自分でも不思議なんですが、色も直感的に導かれるままに置いています。本当は描くスピードが遅いほうなんですが、そうしてできる絵は、夜に描き始めて朝には一気に描き上げてしまうぐらい速いんです。ただ、自分が見ているものの鮮明さと比べると、まだ絵を描く技術が追いついていないと感じます。描き始めた頃に比べると画力も上がったと思うんですが、描き続けていると、まだまだ技術不足だなと。見えているものがよりクリアに再現できたら、もっといいものが描けるんじゃないかなと思います」</p>
<p></p>曼荼羅、キャラクター、自然、宇宙……すべてにつながる法則
<p>『Wonky Mandala Hoo』2025年 当初はカラフルな色合いのものが多かったが、近年はグレーを混ぜたシックな色合いのものも制作している</p>
<p>──目の前のものを啓示のようにそのままアウトプットするフェーズから、『Wonky Mandara』シリーズのようなポップな曼荼羅作品が展開されるなど、作品にも変化があるように感じます。</p>
<p>「私自身描いていくことでどんどん考察が進んでいって、今辿り着いているのが、自分が見えている柄や螺旋の性質は自然の中にある法則や、『フィボナッチ』や『フラクタル』という同じ形を繰り返すことで全体ができるという法則なのではないかということです。らせん構造の向きが自分の見ているものと同じ法則なんじゃないかと気づいたんですが、見えていたものは自然の法則なんじゃないかと思うんです。曼荼羅って、仏教における宇宙観ですよね。私の中での宇宙観は、生命に共通する数理的なコードのような法則なんです。神と言うと誤解のある言い方ですが、ある種真理的な部分なんじゃないかと思っています」</p>
<p>──キャラクター化するように描かれたのはなぜでしょうか？</p>
<p>「突然の視覚体験があってから、その柄をよく見るとキャラクターの目がいっぱいあるように見えてきたんです。ミッキーマウスのような目だなと思いました。キャラクターの線って、実は同じ黄金比の法則で描かれてるんですよ。どんどんキャラクターの目や線をつなげていけばどうなるんだろうと試してみると、このような作品ができあがりました。『Wonky Mandara』は一見違うように見える作品でも、同じ線の法則に従っています。線の組み合わせ同士によって動きが変わってくるんですが、流れや法則性は同じなんです」</p>


	


<p>左：『MIA』右：『Linda&#8217;s Garden』</p>
<p>──どこかグラフィカルな印象も受けます。グラフィックデザイン専攻していたという経歴も影響しているのでしょうか。</p>
<p>「やっと生きてくれた（笑）。クリエイティブだと大雑把さも魅力だと思うんですが、隅々まで塗りたくなる几帳面さがあるんです。線に沿って色を置いている時も、写経をしているような感覚になりますね。作品によって描いている時の感覚が全然違っていて、頭の中にあるイメージを描く時は、自分でもどうなっていくのかわからないような感じですし、『Wonky Mandara』は下絵に神経を使って、色を塗る工程は色自体も各色彩がそれぞれ放射線状の法則に従ってトーンを変え流れるように配置します。後者はある程度完成が見えているので、iPadで写真を撮って、色の組み合わせを考えることもあります。工程そのものも違いますし、作風がまったく違うので、2つ同時に展示していると「2人展ですか？」って混乱されることもあります（笑）」</p>
過去の作品や作家と共感し合う、つながる
<p>制作中は音楽をかけていることが多いという上田さん。「音楽と一体感を得た時、描きやすくなるんです」</p>
<p>──神戸のアトリエは六甲山の豊かな自然に囲まれていますね。環境による影響はあるのでしょうか。</p>
<p>「環境的にも描きやすくて、展覧会直前は、こっちにこもって描いていることが多いです。周囲に緑が多いですし、自然をテーマの一つに描いているので、身近にあるのとないのとでは全く違うなと感じます。休憩中に外に出て、葉っぱを見てまた法則を感じたり。幼少期から過ごした場所ですし、小さい頃からこの自然の中で遊んでいたので、それも絵に影響を与えているかもしれません」</p>
<p>作業机一面にひろがる絵の具の数々。「パレットに色をたくさん置く状態そのものが好きなんです。色があればあるほど安心します」。既存の絵の具の色からインスピレーションが湧くこともある</p>
<p>──突然の体験や、制作を始めたことで、ものや作品の見え方にも変化がありましたか。</p>
<p>「深層意識的なニュアンスを含むような作品や音楽や物に直感的に反応するようになりました。直近だと昨年、東京のオペラシティで具体美術の作家として知られる松谷武判さんの展示を見たのですが、松谷さんも私と似たものを見ているんじゃないか、と作風は全く違うのに感じました。松谷さんの作品は素材が面白くて、絵の具ではなくボンドを使ってキャンバスに立体をつくっていたり、鉛筆でひたすらキャンバスを覆うように線を描いたり、その鉛筆で真っ黒に染まったところに溶剤をかけて垂らしたり。この感覚がそんなふうに表現できるんだ、こんな手法があるんだと勉強になりました。昔の絵画でも、見ると『この人も同じものが見えていたんだろな』と感じるものが結構あります。見つけると嬉しいし、作風がまったく違っても親近感を感じることが多いですね。コンセプトを深く読み込まずとも、私とその作品とのつながりがどんどん膨らんでいくような感覚になります」</p>
<p>月光に照らされ、私達の見ていない世界で踊る者たち『Sublime Moonlight』Numero CLOSETにて販売中。</p>
<p>──どこかシンパシーを感じるのですね。</p>
<p>「近しい体験をした人とは、インド哲学だったり、仏教だったりと東洋寄りの思想を持っているなど、似ているところがあると感じます。森羅万象、輪廻転生のようなフラットな世界観を持っているというか……。私の作品もそうした『流れ』を意識していて、植物を描くにしても、植物からまた別のものが生まれ変わっていく、どんどん命がつながっていくサイクルを描きたい。こうした体験をしたことで大きく思想が仏教的であったり東洋哲学的なものに変わったし、そういう意味でも曼荼羅を描くこともつながっていると思います。絵を描くことは、私にとって悟りに近づくような、修行のようなものかもしれません」</p>
<p class="btn_entry">
Numero CLOSETで上田真央香の作品をみる</p>
<p></p><p>The post アーティスト・上田真央香インタビュー「絵を描くことは修行のようなもの」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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