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    <title>Numero TOKYOKenshi Okada / 岡田健史 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>岡田健史インタビュー「何を全力でやってきたのか、そこに大きな価値がある」</title>
        <link>https://numero.jp/interview212/</link>
        <pubDate>Thu, 15 Oct 2020 09:00:04 +0900</pubDate>
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        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
原作を読んですぐにファンに。でも、僕なりの規士を演じた
<p>──この作品のファーストインプレッションは？</p>
<p>「規士役のオファーをいただいて、まず原作となった雫井脩介さんの小説『望み』を読みました。父親と母親、男女の考え方の違いを柱にしながら、読者は物語にどんどん翻弄されていく。すぐにこの作品のファンになりました。こんなに面白い作品と出会えたこと、そして僕にこの規士役をオファーしてくれたことが、すごく嬉しかったです」</p>
<p>──どのように役作りをしましたか。</p>
<p>「小説はすごく面白かったけれど、必ずしも原作に忠実に演じることが良いというわけではないから、物語の本筋を踏まえた上で、岡田健史という素材を使って、台本の中の規士をどう表現するかを考えました。まず、規士の“社会性”を失くそうと思ったんです。例えば、家族4人で食卓を囲んでいるときに、父親から話かけられても目を合わせず、反応しない。その態度を父親は『反抗している』と受け取るかもしれない。社会性がないと、何を考えているかわかりませんよね。もし、僕がインタビュー中に、顔を上げずに机をじっと見つめてたら、こいつ大丈夫かと思いませんか。生命としては生きているけど、人間としては生きてない。そんな状態を意識しました」</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
<p>──堤幸彦監督とはどんな話を？</p>
<p>「衣装合わせのときに『反抗期を存分に出して欲しい』と言われたんです。それで、僕の社会性を失くす方向性は間違っていないと感じました。撮影に入ると、堤組は本当にプロフェッショナルな集団で、人数が多いのにチームとしてすごく統制が取れていて本当に素晴らしくて。その中で、僕はのびのびと演じることができました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
反抗期がなかったのは、この両親だったから
<p>──ご自身の反抗期はいつ頃でしたか？</p>
<p>「僕には反抗期がなかったんです。だから、監督の言う“反抗”が最初はわからなくて。僕なりに考えてみたんですが、親は『私たちが用意した素晴らしい列車と線路があるのに、どうして乗らないの？』と思うけれど、子供からしたら『俺が乗りたいのはこんな列車でも線路でもないし、行きたいのは真逆の方向なんだ』ということなのかなと」</p>
<p>──反抗期がなかったのは、野球に打ち込んでいたから？</p>
<p>「野球は両親との架け橋になったかもしれないけれど、それ以上に両親が素敵な人だったから。両親は、僕にひとりの人間として接してくれました。子ども扱いしたり、親だからって威張ることもありませんでした。だから、僕や姉も、母親が家事で大変そうな時には代わったし、それに対してありがとうと感謝してくれて。いつでも、ちゃんと話し合うことができたんです。例えば、この高校に行ってこのチームで野球がしたいと言ったら、どうしてそう思うのか理由を聞いてくれて、僕の意思を尊重してくれました。唯一、ぶつかったのは、俳優になるときだけ。そこは自分の意思を通しましたが、やっぱりこの両親のもとに生まれて良かったと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──今作も、両親と規士、妹との関係が物語の大きな軸になっています。ご両親からかけてもらった言葉で、印象的だったものはありますか？</p>
<p>「父親から『俺たちがした以上のことを、自分の子どもにしてやれ。それが最大の恩返しだぞ』と言われていました。カッコいいなと思ったし、いつか子どもをもったときに、そうしたいと思っています。それから、よく『無理はしてもいいけど無茶はするな』『いつも手を抜かずに全力でやれ』とも言っていました。失敗してもいいし、成功したらそれはラッキー。これまでも努力して成功を掴んだことがあるし、そんな経験があるから今も、努力を惜しみたくないと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
スポーツにケガはつきもの。野球から、人生に大事なものを学んだ
<p>──規士はサッカー部という設定でした。グラウンドでのシーンもありましたが。</p>
<p>「クランクインがサッカーのシーンだったんですけど、僕は学生時代からサッカーがめちゃくちゃ苦手なんです。すごく緊張したけど、サッカー部の現役高校生の方々が協力してくれて、劇中では上手くプレーしているように見えていると思います（笑）。今回、彼らといろんな話をして、たくさん刺激をもらったし、僕も彼らの刺激になったかもしれないし、そういう出会いも嬉しかったです」</p>
<p>──この物語は、規士がサッカーでケガをして、プロ選手になる夢を諦めたことがターニングポイントになりました。ご自身も過去に野球でケガをした経験があるそうですが。</p>
<p>「スポーツにはケガがつきものです。そして、指導者によってもどんどん成長したり、その逆もあります。スポーツでプロになれるのは、ほんのひと握り。一生それで食べていけるのはさらに少数です。確率は低いけれど、僕もそんな夢を追っていました。ただ、結論から言うと、スポーツがなくても生きていけるんですよね。大事なのは、何を全力でやってきたか、仲間と一緒に、どんな思いで努力してきたか、どんな思いフィールドに立って、一球一打に全力をかけてきたのか。そこに大きな価値があるんです」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──もし、規士のように、スポーツのケガで苦しんでいる人たちに、メッセージを送るとしたら？</p>
<p>「今、俳優をやっていて、野球の技術は必要ないけれど、あの頃、チームメイトや両親、野球部の監督と接してどんな言葉をもらったのか、自分が何を考え、どうやって目標を達成してきたのか、それが自分の礎になっています。高校入学前に1年間、ケガでボールを投げられないことがありました。野球を辞めようと思ったこともあったけれど、そんな人間でも、こうやって違うフィールドで頑張っています。この姿を通して、そんな思いを感じてくれたらいいなと思います」</p>
<p>──挫折をバネに成長できることもあるということですね。</p>
<p>「挫折は辛くて苦しいもので、他人から見たら小さいものかもしれないけれど、その人にとってはとても大きなものです。でも、挫折して自分に向きあうことがなかったら、学校を卒業した瞬間、何をしていいのかわからなくなってしまうかもしれません。無責任に聞こえるかもしれないけれど、挫折も捨てたもんじゃない。ただ、本人の周囲にいる人が、わずかな異変に気付いてあげることも重要だと思います」</p>
<p>ジャケット¥250,000、カットソー¥57,000、パンツ¥83,000、シューズ¥135,000／すべてDIOR（クリスチャン ディオール 0120-02-1947）</p>
<p></p><p></p>
『望み』
<p>建築家である石川一登（堤真一）が設計した一軒家に暮らす、母の貴代美（石田ゆり子）、息子の規士（岡田健史）、娘の雅（清原果耶）。誰もが羨む幸せな家族だったが、規士がケガでサッカー部を辞めふさぎがちになってしまう。ある日、一登が規士の部屋からナイフを見つけた。ますます反抗的になり、夜遊びをするようになる規士。前日から帰ってこない規士を貴代美が心配していると、乗り捨てられた車のトランクから、若い男の遺体が発見されたというニュースが……。</p>
<p>原作／雫井脩介<br />
監督／堤幸彦<br />
脚本／奥寺佐渡子<br />
出演／堤真一、石田ゆり子、岡田健史、清原果耶ほか<br />
配給／KADOKAWA</p>
<p>©&#xfe0f;2020「望み」製作委員会</p>
<p>TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー中</p>
<p></p><p>The post 岡田健史インタビュー「何を全力でやってきたのか、そこに大きな価値がある」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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