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    <title>Numero TOKYOkanehen / カネヘン | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>金工作家 kanehen 宮島司緒里インタビュー「モビールは単純な原理で複雑な動きをするのが面白い」</title>
        <link>https://numero.jp/20250409-kanehen/</link>
        <pubDate>Wed, 09 Apr 2025 09:00:45 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Numero CLOSET / ヌメロ クローゼット]]></category>
		<category><![CDATA[kanehen / カネヘン]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>伝統工芸の鍛金（たんきん）を学び、「kanehen」として金属を叩いて生活の道具や身近な品を作る金工作家、宮島司緒里。金属という素材にこだわり、モビールを中心に制作する。そこに至るまでの、金属を熟知しているからこそできること、生活空間に平穏を添える「kanehen」流のモビールの解釈、形とは。</p>
<p>※こちらの記事で紹介している作品はNumero CLOSETで一部お取り扱い中です。</p>
</p><p></p>カルダーとは違う、kanehenのモビールの解釈
<p class="picture"></p>
<p>──モビールを作るようになったきっかけを教えてください。</p>
<p>「2003年から『kanehen（かねへん）』として金属の作品を作り始めましたが、モビールをメインに作るようになったのは、数年前からです。もともと大学、大学院と伝統工芸の鍛金（金属を金槌で叩いて立体に成形していく技法）を学んできたので、鍛金の技術を生かしたもの作りを心がけていました」</p>
<p>──鍛金技術を用いてどういうものを作っていたのでしょうか。</p>
<p>「彫刻のような大きな作品を作っていました。でも卒業後はどうやって生きてゆけばいいのかわからなくて、大学院の頃、銅鍋を作っている先輩を見て、生活の道具を作るというのもいいなと思うようになりました。卒業後に4年間地方の美大に勤めたあと、鍋やフライパンなどの生活用品を作り始めたんです。実際に使えるものを作るのは楽しい。でも、金属を立ち上げて成形するのは、現代ではほとんどが機械に代わったほど、腕力と時間が必要な作業なので、結果的にカトラリーやトレイといった薄いものを中心に作っていました」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──そこからなぜモビールに？</p>
<p>「あるとき個展をやることになって、展示する作品が薄い平面的なものばかりだと展示空間として寂しく物足りなく感じて。鎌倉山の海の見える素敵なギャラリーだったので、せっかくの場がもったいないと、空いた空間を埋めるために大きいモビールを搬入の前日に思い付きで作ったんです。モビールを作ったのはそれが初めてで、展示空間のために必要だったんですが、モビール＝（イコール）カルダーというイメージが強いので、真似のように思われるのも嫌だったし、ちょっと気恥ずかしい部分がありました」</p>
<p>──やはりカルダーの存在は意識してしまうものでしょうか？</p>
<p>「高校生のときに、カルダーの展示を見て以来ずっと先達として尊敬しています。カルダーはモビールが有名ですが、他にも家族や知り合いのためにアクセサリーやフォーク、陶器のマグカップの取っ手を金属で作ったりもしています。私はその身近な人のためのものを作る、というのが特に好きですね。アートと生活がつながっていて、そんなところも憧れです。それと絵描きの人が筆致を見てイメージが湧くみたいに、カルダーのハンマー使いが想像できるというか、作り手としての巧さや面白さ、その仕事ぶりを気持ちいいなと感じていました。でも、モビールは伝統的な鍛金からみると技術的には難しくない、技法的には簡単なものだと感じていて、自分がモビールを作るとは思ってもいませんでした」</p>


	


<p></p><p>──にもかかわずモビールが制作の中心となっていったのは？</p>
<p>「自分の中でなかなか踏ん切りがつきませんでしたが、鍛金は体に相当の負担がかかるので、ちょっと体を壊してしまったり、続けていくのは、年齢的にも体力的にもしんどいと思うようになりました。それに、ここ10年、20年で金属でトレイやカトラリーを作る作家さんがどんどん増えてきたこともあり、もうカトラリーはいいかなという気持ちが生まれて、自分の造形力を生かしたモビールをつくろうと切り替えました。いろいろなきっかけがちょうど重なった感じです。そして、100個くらい作ったあたりから、カルダーのことが気にならなくなってきました。自分の求めるものが見えてきたように感じています」</p>
<p>──カルダーとは解釈の仕方が違うということ？どう違うのでしょう？<br />
「私は普通の家に住む人のためにモビールを作っています。私自身、家で幼い子どもと向き合う日々に、ふと台所に何げなく掛けてあった自作のフライパンを見て、自画自賛みたいですが、手作りならではの歪みも込みであらためて美しく感じられ、心がほぐれるような感動がありました。カルダーの太陽のように陽気でダイナミックな表現も魅力的ですが、私が求めるのはもっと日常的で穏やかなモビールですね。そして、素材の選択から生まれるスケール感。カルダーは様々な金属素材を扱っていますが、鉄が主でサイズが大きいんです。私が主に使う真鍮は鉄より柔らかいため、強度的にバランスが取れる大きさも違います」</p>


	


<p></p>真鍮素材を生かし、造形を損なわない動きのモビール
<p>──モビールづくりにおいてこだわっていることは？</p>
<p>「真鍮という素材を十分に生かすことです。金属は紙より重くゆっくりゆったりと風に反応して動きます。その動きを損なわないような造形を心がけています。それに、素材感を大事にするため仕上げも表面に蜜蝋を塗るだけです。モビールは、黒と真鍮の二色展開ですが、黒も塗装ではなく、薬品を使い、化学反応によって発色した真鍮の中から引き出した黒です。そして、一般的には日本の住居はそんなに広くはないので、そういった事情も考慮して、小さいサイズのバリエーションを増やし、卓上のものも作り始めました」</p>
<p class="picture">卓上メタルモビール／Numero CLOSETにてお取り扱い中</p>
<p>──例えば、彫刻家や画家が巨大な作品を作るように、もっと大きなモビールも作ってみたいという衝動にかられることもあるのでしょうか？</p>
<p>「依頼があれば、大きいものを作ってみたいという気持ちはなくはないです。大きいものも作れはしますが、すごくやりたいかというと、そうでもなくて。私は大きいものが作りたいのではなく、私のモビールが必要な大きな空間があれば、という感じで、どちらかというと普通なんです。私にとって憧れる存在は、百姓です。百の姓をもつ、つまり100の職業をもつ、100のことができるということで、百姓と言われていますが、縄を編めて、綿を採取し紡げて、作物も作れる。私も家庭菜園をしたり、羊の原毛から糸を紡いでセーターを編んだりしていますが、自分でも生活に必要なことをいろいろやってみたい、何がどうなっているのかに興味があるんです」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──それは物事の起源や仕組みを知るということ？</p>
<p>「モビールも引っ掛けるだけのシンプルな構造に、重力とバランスと風という少ない要素の単純な原理なのに、とても複雑な動きをする。その仕組みを知るという点で、モビール作りも私にとって必要なものだと思っています。まだ試したいことや形はたくさんあるので、それらを皆さんに届けられるクオリティで、サイズ感やバリエーションを増やしていきたいなと思っています。そして、卓上もそうですが、コンパクトに収納する制約も興味の一つです。手元に届くときは、この薄い箱（厚さ2、3cm程度）に全てのパーツが収まっていますが、それを逆算して作ったり、そういうところも楽しんでいます」</p>
<p>──モビールのデザインを考える上で、ヒントとするモチーフだったり、イメージする形は何かありますか。</p>
<p>「部屋に植物や花を飾るようなイメージで作っています。そして、どちらかというと、主張が強い、個性的すぎるものは好みでなくて。視界に入った時に、痛いのが嫌なので、抽象的だったり、そこに意味があまり強く出ないプレーンなものが好みです。不定形なものも作りますが、葉や丸のモチーフがいつの間にか多くなってきました。そのほうが実際に生活空間に自然に馴染むように思っています」</p>


	


<p></p><p>──だから抽象的でグラフィカルなデザインが多いんですね。</p>
<p>「最初の頃はいろいろ試しましたが、ここ数年はできるだけ要素を減らし、感じの良いバランスを探ってきました。パーツを増やせば、なんとなく賑やかで見栄えはしますが、数で誤魔化しているような気がして。そこからどれだけ数を減らせるか試す中で、最小限のパーツ５〜７個あたりでバランスをとるようになりました」</p>
<p>──素人目には、パーツを最小限にすると、空間とのバランスの取り方が難しそうな気がします。<br />
「結局、空間で見たときに気持ちよく感じることが大切です。少ないといっても物足りない感じにはしたくないので、その加減も慎重に吟味しながら決めています。でも今は、最小限の要素で見せるのはひと段落していて、ちょっと数を多くすることで見えてくる違いを掘り下げているところです」</p>
<p>──どこをどう深掘りしているのでしょうか。</p>
<p>「パーツ同士を引っ掛けたときの繋がりに、パーツを増やすことで、平行になるタイプと、ジグザグになって伸びていくタイプと、違うタイプを組み合わせたり。細長いパーツのものは、数をつなげるともっとダイナミックな動きになるので、パーツの長さはそこまで変えずに増やしてみたり。ちょっとした違いでできる形が全く違ってくるので、やれることはまだまだたくさんあります。それに、必然性のある色の配置がイメージできたら、真鍮と黒を組み合わせたり2色ミックスも展開もしたい」</p>
<p></p>
  </p>










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<p></p>
<p style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; line-height:17px; margin-bottom:0; margin-top:8px; overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;">miyajima shiori(@kanehen_miyajimashiori)がシェアした投稿</p>


<p></p>
<p></p>金属の素材としての魅力、楽しさや可能性を伝えたい
<p>──伝統工芸にもいろいろある中で、なぜ鍛金だったのでしょう？</p>
<p>「高校生の時に、進路を考える上で、絵を描くのが好きだったし、姉も美術短大に通っていたのもあって、イラストでもデザインでも美術系の仕事ができたらいいなくらいの軽い気持ちで、美大を目指して美術予備校に通っていました。予備校に通っている間に、デザインと工芸の仕事があるなら、デザインして誰かに作らせるのではなく、自分の手で作りたい、私は工芸がやりたいんだと気持ちが変わっていって。入学前に大学の卒業制作展に行って、工芸の中で鍛金という技法があるのを知りました。金属の板が手の中で動く、なんだそれ、やってみたい！と強く思ったんです。在学中は、制作できることがとにかく楽しくてしょうがなかった」</p>
<p>──その後、いわゆる芸術作品ではなく生活道具という方向に気持ちが向かっていき、それを選択したんですよね。</p>
<p>「私にとって作品か道具か、そこに境目はありません。ただ、いわゆるアート業界の権威的なものは、自分が想像できませんでした。元々関東育ちですが、東京の忙しさが苦手で田舎に住んでいるぐらいなので。高校生の頃、少しでも仕事でで何か美術に関わることをできたらと願っていた自分を思い返すと、今の私にはアトリエがあって、作ったものを手に取ってくれる人がいるというだけで、本当に贅沢なことだし、幸せだとあらためて思います。五十歳を過ぎて、日々金属と戯れつつ制作できることに感謝しています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──宮島さんにとって、金属というメディアが自分の表現方法としてしっくりきているのですね。</p>
<p>「そうですね。だから、金属を叩いてつくる人『かねへん』として活動しています。これからも金属から離れることはないです。今後はモビール以外も作ることがあると思いますが、しばらくはモビールをメインにしてゆくつもりです。モビールも洋服を買うくらいの感覚で手に取ってもらえたら嬉しいですね」</p>
<p>──家にあるとなんだか気分が上がる、暮らしのちょっとした贅沢のような。<br />
「そう、時間に追われ慌ただしく過ごす日常でも、ちょっと視界の端っこに映るとホッとするというか。そういう植物みたいな存在になれたらいいなと思います」</p>
<p class="btn_entry">
Numero CLOSETでkanehenの作品をチェックする</p>




伝統技術を用いながら新たな表現を追求する、注目の女性アート＆クラフト作家6名 
Art / 16 03 2025




<p></p><p>The post 金工作家 kanehen 宮島司緒里インタビュー「モビールは単純な原理で複雑な動きをするのが面白い」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>伝統技術を用いながら新たな表現を追求する、注目の女性アート＆クラフト作家6名</title>
        <link>https://numero.jp/20250316-her-arts-crafts/</link>
        <pubDate>Sun, 16 Mar 2025 03:00:50 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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		<category><![CDATA[Yuka Ando / 安藤由香]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>陶芸、墨絵、金工、竹工芸……伝統的な技法を用いながら自身の記憶や感覚を強みに新たな形を探求し、独自のスタイルを持つ現代の女性作家たちの作品を紹介。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2025年3月号掲載）</p>
<p>※本企画で紹介する女性作家たちの作品はNumero CLOSETにて展開中。</p>
</p><p></p>Yuka Ando｜安藤由香
<p class="picture"></p>
つかみどころのない色を追い求める果てなき陶芸の道
<p>凛とした端正なフォルムに、繊細で複雑に絡み合うくすんだ色のグラデーション。陶芸家、安藤由香は釉薬をとことん追求する。土は釉薬との相性を前提に1、2種類に絞り込み、形にもそこまで強いこだわりはなく、釉薬の色を見せるための物質のように捉えているという。</p>
<p>「男性らしさと女性らしさが混在しているものや、真逆のものが共存する表現が好きなんです」というように、安藤の作品は、形はシンプルで理性的だが、感覚的でつかみどころのない色が特徴的だ。もともと服も身の回りも黒白ばかりだったが、色に目覚めたのは、陶芸の道を志すきっかけとなった丹波焼の山里の風景に感動した記憶や、後に過ごしたデンマークの空や海の美しさに魅了されたからかもしれないと振り返る。ロサンゼルスでの社会人経験を経て、陶芸の世界へ入り、デンマークに渡り、再び陶芸へと戻った。</p>
<p>安藤にとって陶芸とは「一回手から離れることが自分を駆り立てるんだと思います。たいがい目標を決めて行動に移す性格だからこそ、一度自分が突き放される感覚というか、委ねなければならない自分の中の葛藤や手に入らない感じがたまらないのだと思います。一生付き合える存在です」</p>
<p>（あんどう・ゆか）<br />
陶芸家。1982年大阪府生まれ、兵庫県西宮市で育つ。カリフォルニア州立大学卒業後、ロサンゼルスで社会人生活を経て、陶芸を志し帰国。作陶を学び、丹波焼にて３年間修業。その後、デンマークへ渡る。2013年に独立後は富山県氷見市に工房を構え、現在は兵庫県丹波篠山市に拠点を移し活動中。Instagram：＠yukaando </p>
<p class="btn_entry">
安藤由香の作品をNumero CLOSETでチェックする</p>
<p></p>Lmrnuc｜エルマルノウチ
<p class="picture"></p>
糸と針で思いのままに描く、自分と向き合う時間
<p>ミシン刺繍と手刺繍を組み合わせながら油絵のように糸を何層にも重ねて描き出す刺繍作家のエルマルノウチ。自由にミシンや手を動かす感覚はライブペイントに近い。「どうやったら自分の思い描くイメージに近づけるのか想像を膨らます中で現れる自分の中のカオスな状態が刺繍に出ていて、もっとシンプルな表現にも憧れますが、これが今の私のスタイルです」。</p>
<p>もともとファッションにルーツを持つエルマルノウチは、ヴィンテージのドレスの買い付けをしているときに、カフタンなど民族衣装に施された素晴らしい刺繍に感銘を受け、自分でも縫えたらいいなと思うようになったという。そこで心機一転、生まれ育った土地からあえて見知らぬ場所に拠点を移し、これまでの自分をリセットして本格的に刺繍で表現活動をしていくことに。</p>
<p>「刺繍をする時間はいろんな時代の自分と遊んでいるような感覚で、自分と向き合う時間になっています。見せることにとらわれず、楽しく続けたい。心地よさが全てです」。そんな彼女の自由さは、好きなミュージシャンの耳のクローズアップ、旅先で石を投げ入れた湖面の波紋、おじいさんとおばあさんのキスシーンといった独特のモチーフからもうかがえる。</p>
<p>（えるまるのうち）<br />
ファッション関係の仕事を経て、古着屋でのヴィンテージドレスの買い付けがきっかけで刺繍に夢中になり、独学で縫い始める。<br />
Instagram：@Lmrnuc </p>
<p class="btn_entry">
エルマルノウチの作品をNumero CLOSETでチェックする</p>




刺繍作家 Lmrnucインタビュー「糸と針で思いのままに描く、刺繍は自分と向き合う時間」 
Art / 09 03 2025




<p></p>Midori Arai｜新井緑
<p class="picture"></p>
ボーダレスに広がる、自由な墨流しの可能性
<p>水面に広げた墨や絵の具が生み出す色柄を、吸い上げるようにして紙などに写し取る墨流し。日本では平安時代の貴族たちが、川に墨を流して遊ぶようになったのが始まりといわれており、江戸時代には浮世絵の背景などにも広がっていった。海外にも同様の技法は古くから存在し、マーブリングと呼ばれている。「誰でもなんとなくの感覚でキレイにできてしまうから、広く楽しまれる一方で、技法そのものはほとんど発展していない。そこに自分が追求する意味がある」。</p>
<p>定期的に個展を開催し、2024年は等高線のような影を落とすアクリル板のシリーズで注目を集めた。水面で色をクラック（ひび割れの意）させる独自の技法を用いた作品は、石の断面を思わせる不思議な色柄を描き出す。それが自然の神秘なのか、あるいは人為的な演出なのか、見る側の感覚まで揺らすようなアプローチが特徴だ。</p>
<p>最近は、墨流しから起こしたデザインを彫るタトゥーアーティストとしても活動する。「10年の節目を迎える今年はいろんな職人さんと一緒に制作に取り組んでみたい。どんな相手の脇役にもなれるのが、墨流しのいいところです」</p>
<p>（あらい・みどり）<br />
墨流し作家。“墨流し”の伝統技法を独自のスタイルで表現する作品を制作。水や色と向き合い、呼吸と自然の力を合わせながら描いていく模様は、偶発性を味方にすることで頭の中の構想を超えた作品を引き出す。アートチームDWS（Dirty Workers Studio）での活動のほか、個展にてアートワークの発表をはじめ、他分野のアーティストやブランドとのコラボレーションも多数。墨流しをデザインに起こしたタトゥーアーティストとしても活動中。Instagram：@midori_dws </p>
<p class="btn_entry">
新井緑の作品をNumero CLOSETでチェックする</p>




墨流し作家・新井緑インタビュー「ボーダレスに広がる、墨流しの自由な世界」 
Art / 27 02 2025




<p></p>Hitomi Abe｜安部仁美
<p class="picture"></p>
伝統の技とアートの隙間に芽吹く新しい竹工芸
<p>室町時代から伝わる別府竹工芸の技法を用いた作品を制作する安部仁美。彼女が丁寧に編んだ竹工芸は、日常の道具としての役割を備えながらもアートピースのような存在感を放つ。</p>
<p>直球の伝統工芸とは一線を画す自由なクリエイションに、彼女が日本初の旗艦店立ち上げ時から「メゾン マルタン マルジェラ」で働いていた経験やファッション的アプローチを感じずにはいられない。「存在自体への興味を掻き立てる、心理学的なメゾンの考え方そのものに惚れ込んでいました。最も惹かれていたのはアーティザナル。古くなったものをまったく違うものに生まれ変わらせるという世界に魅了されたんです」。</p>
<p>安部にとって竹工芸は継承すべき伝統というよりもむしろ未知なるものを創造する表現の手段。海から顔を出した石に波が当たって泡立つ光景がフリルのように見えたことに着想を得た「ブリム」シリーズや、前髪をテーマにした「フリンジ」バスケットは、竹という素材の制約や伝統的な編み方をリスペクトしながら、オルタナティブな視点で遊び心を追求した。「パーソナルな記憶をたどりながら自由に自分を解放して、そこから広がっていくものづくりに挑戦することがとても楽しいんです」</p>
<p>（あべ・ひとみ）<br />
大分県生まれ。竹工芸作家。女子美術大学短期大学にて染織を学ぶ。「Maison Martin Margiela」の旗艦店立ち上げメンバーとしてチームに参加後、大分県竹工芸訓練支援センターにて竹工芸を学ぶ。2023年10月にGALLERY ESCAPERSで初個展を開催。現在は大分県日出町のアトリエにて制作活動をしている。<br />
Instagram：@a__hitomi </p>
<p class="btn_entry">
安部仁美の作品をNumero CLOSETでチェックする</p>




竹工芸作家 安部仁美インタビュー「伝統工芸とアートの隙間、日常と非日常のあいだにあるもの」 
Art / 10 03 2025




<p></p>kanehen｜カネヘン
<p class="picture"></p>
金属の繊細なバランスと形の響き合いのハーモニー
<p>「モビールは、重力とバランスと風という少ない要素の単純な原理なのに、とても複雑な動きをする点が面白い」。伝統工芸の鍛金（たんきん）を学び、「kanehen」として金属を叩いて生活の道具や身近な品を作る金工作家、宮島司緒里がモビールを主に制作し始めたのは数年前のこと。あるとき個展の際に、カトラリーやトレーだけでは平面的で展示空間が寂しく感じられ、間を埋めるためにモビールを作ったのがきっかけとなった。</p>
<p>当初はモビールといえばアレクサンダー・カルダーのイメージや、鍛金技術が不要なモビールを自分が作ることに躊躇があったが、数を作る中で自分なりのモビールの解釈を見つけた。鉄に比べて柔らかい真鍮素材を使用しているため自重でしなる繊細なバランス、金属そのままのテクスチャーや経年変化していく様を大切にし、黒色も塗装ではなく薬液により発色させるなど、随所に金属へのこだわりが見える。</p>
<p>「家で幼い子どもと向き合う日々に、台所に何げなく掛けてあった自作のフライパンを見てあらためて美しく感じられ、心がほぐれるような感動を受けました」。おのずと生活空間でのベストなサイズも決まっていった。kanehenにとってモビールは、家の中の植物のような存在だ。</p>
<p>（かねへん）<br />
1971年生まれ。98年東京藝術大学 大学院美術研究科 鍛金専攻修了。2003年より長野県にて「kanehen」として生活の中の金工品を制作する。10年、岐阜県に拠点を移し、その後モビールを中心に制作。<br />
Instagram：@kanehen_miya<br />
jimashiori </p>
<p class="btn_entry">
カネヘンの作品をNumero CLOSETでチェックする</p>
<p></p>Alia Sugawara｜菅原ありあ
<p class="picture"></p>
墨の濃淡で生み出すシュールな空想の世界
<p>和紙に墨を用い、モノクロで表現するアーティスト菅原ありあ。心臓と一体化した珊瑚、体の部分が骨になっているトンボ、どこかシュールなモチーフは、生まれ育ったアリゾナの砂漠や北海道の自然の風景の記憶と、そこから浮かび上がる空想の世界との融合によって生み出される。</p>
<p>「子どもの頃から家族でホラー映画を見たり、一人で怖い絵や本を見るのが好きでした」と昔から不安や恐怖にドキドキする感覚を楽しんでいたという。そして大学時代に民藝や伝統工芸、日本画に触れ、その繊細さや自然との調和に惹かれ日本文化への興味が深まった。なかでも掛け軸の素晴らしさに魅了され、従来の堅苦しいイメージを払拭し、現代の生活空間でも飾れる掛け軸を作りたいと積極的に自分の作品にも取り入れている。</p>
<p>「頭の中の世界を描いていますが、そこには色も、音もない静けさが広がっています」。菅原ありあにとって墨絵とは、素の自分の内面や本質を表現するための手段なのだ。</p>
<p>（すがわら・ありあ）<br />
北海道札幌市生まれ。墨絵アーティストで、モデルとしても活動。14歳までアメリカ・アリゾナで育ち、美術系の高校に進学、木炭デッサンを学ぶ。早稲田大学とユニバーシティ・オブ・ブリティッシュコロンビア（UBC）にて、植物や動物の生態、大地や岩石の形成、人間の脳の発達など、自然物に関する科学を学びながら、創作活動をしてきた。2022年初個展「ALTER ALIA」so1 gallery、24年ART FAIR TOKYO &#8211; GALLERY TARGET出展、個展「Black Water」SAI。<br />
Instagram：＠alia.sugawara </p>
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菅原ありあの作品をNumero CLOSETでチェックする</p>




墨絵アーティスト菅原ありあインタビュー 「頭の中に広がる、シュールで静謐なモノクロの世界」 
Art / 11 03 2025




<p></p><p>The post 伝統技術を用いながら新たな表現を追求する、注目の女性アート＆クラフト作家6名 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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