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    <title>Numero TOKYOJunichiAbe | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>「kolor」デザイナー阿部潤一 × 編集長 田中杏子 「そもそもなぜファッション・デザイナーになったんですか？」</title>
        <link>https://numero.jp/interview245/</link>
        <pubDate>Tue, 04 May 2021 03:00:12 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[Ako Tanaka / 田中杏子]]></category>
		<category><![CDATA[kolor]]></category>
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		<category><![CDATA[JunichiAbe]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">「“大人になったら呉服屋を継ぐのよ”と言われて育ちました（阿部）」
<p>杏子「阿部さんに改まってファッションの話を聞く機会もなかなか無いので、今日はお時間をつくっていただきました。阿部さんがファッションに目覚めた話しから、最新コレクションの話しなどお伺いしたいと思います」</p>
<p>阿部「確かに杏子ちゃんときちんと向かい合ってファッション談義することってあまりないよね…なので今日は何でも聞いてください（笑）」</p>
<p>杏子「ありがとうございます（笑）。では、そもそもファッション・デザイナーになろうと思ったきっかけは、何だったんですか？」</p>
<p><br />
</p>
<p>阿部「話せば長いんですが…僕の実家は山形県の天童市内で呉服屋をやっていたんです。一人っ子だったので、小さな頃から、親からも親戚からも“あんたは大人になったら呉服屋を継ぐのよ”と言われていました。だから自分でも普通に大学へ行って、卒業したらいずれ家業を継ぐのかなと思っていたんですよ」</p>
<p>杏子「実家が呉服屋だったということは、子供の頃からファッションというかオシャレで美しいものと、自然に触れられる環境にあったんですね」</p>
<p>阿部「母も文化服装学院を出ていて…といっても、当時服飾を学ぶことは花嫁修業の一環だったみたいで。デザイナーになりたいとかそういう目的は無かったみたいです。ただ、学校の同期にコシノ・ジュンコさんがいて“彼女は真剣に服作りを追求していてレベルが違っていたわ”とか言ってました（笑）」</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
<p>杏子「お母さまもオシャレな方だったんですね」</p>
<p>阿部「僕らが高校生の頃、DCブームってあったでしょ、80年代初めくらい。その頃、気づいたら母がニコルの服とかシャネルのコンビのシューズなんかを身に着けてて、“それ知ってるの？”“当たり前じゃない”みたいなやりとりをした覚えがあります。一度、母が僕にグッチのベルトを買ってきてくれて…でも高校生には派手過ぎて身に付けられなかった…（笑）」</p>
<p>杏子「DCブーム、懐かしい！　私はデザイナーズブランドというより古着派でしたが、姉はコム デ ギャルソンを着ていました（笑）」</p>
<p>阿部「僕はニコル、その後はジュンなどを着ていたりしましたね（笑）。それで服が好きだったんで高校卒業後は東京へ行かずロンドンへ行ったんです。両親にロンドンへ行かせてくれってお願いして。当時、１ポンド＝400円くらいだったかな。80年代初頭のロンドンはすごく景気が悪く失業率も高くて。若い人にも仕事がなく、街はとにかくシャッターが降りてて治安が悪かった」</p>
<p>ロンドン時代の自室アパートにて。お母さまと一緒にパチリ </p>
<p>杏子「私も、阿部さんがロンドンへ渡った2年後に高校を卒業してミラノへ行ったんですけど、ヨーロッパの街はどこもそんな感じでしたよね」</p>
<p>阿部「そうだよね。で、ロンドンでは毎日、古着屋を巡ったり、レコードを漁ったり、クラブへ行ったり…と自由に楽しく暮らしてました。毎日がとにかく刺激的でね。その頃、漠然と音楽関係の仕事とかフォトグラファーになりたいと思っていたんです。でも同時に、それだけで食べていくのは大変だとも感じていて…。服が好きだったのでファッションの仕事をしようと改めて考えていたら、当時ロンドンにいた年上の人たちから“ファッションをやるんだったら、日本へ帰って文化服装学院で学んだ方がいい”ってアドバイスされて…。で、結局、一年でロンドン生活に終止符を打って帰国しました」</p>
<p></p>帰国後は、実家を継がずファッション・ブランドに就職
<p>杏子「帰国して、文化服装学院に入ったんですか？」</p>
<p>文化服装学院時代の写真。自室にて撮影。全身＜Y‘s for men＞を着ています </p>
<p>阿部「ですね、学校には3年間通い、卒業後はファッション業界へ、という感じです。最初に就職したのがワイズ（Y&#8217;s）でした。デザイナー志望だったので、デザイナー候補として企画に配属されました」</p>
<p>杏子「へー、それは、知りませんでした」</p>
<p> 文化服装学院時代。左のベージュのコートを着ているのが阿部潤一さん。ちなみに中段・右手は同期でデザイナーの丸山敬太さん </p>
<p>阿部「でも、企画として入社した当初、毎日の仕事のメインがスワッチ作り。服に使用した生地を小さくハサミで切ってファイリングするんですけど、これはこの素材とこの素材が何％ずつ混ざっているなんてことをメモしながら紙に貼り付け、ひたすらサンプル資料を作っていく仕事だったんです」</p>
<p>杏子「アシスタントちゃんが、雑誌の面白そうな記事を切り抜いて、ただただスクラップ・ブックを作っていくみたいな感じですね」</p>
<p>阿部「そうですね、そればかりを延々とやる。新入社員なんで当たり前なんですけどね（笑）」</p>
<p></p><p>杏子「それで仕事が嫌になっちゃった？」</p>
<p>阿部「嫌になったというよりは、その時、自分の仕事部屋からガラス越しに、トルソーに向かって服の袖を付けたり外したりしているパタンナーの仕事が見えたんですよ。それが面白そうだなって思い、パタンナーの方が気になり始めたんです。当時の僕の上司（女性）に“やっぱりパタンナーになりたいので、来年もう一回、試験を受け直します”って言ったら、“パターンの仕事がしたいなら、やってみれば？”と言われたんです。そこからパタンナーも兼任するようになりました」</p>
<p>杏子「メンズのパタンナーですか？」</p>
<p>阿部「いいえ、レディースです。実は僕、元々レディースのパターンをやっていたんです。ワイズの後、コム デ ギャルソンに移った後もレディースのパタンナーでした」</p>
<p>杏子「阿部さんというとメンズのイメージが強かったのでレディースとは意外です」</p>
<p>阿部「よく言われます（笑）。ジュンヤ ワタナベのデビューコレクションのパターンも担当しました。パタンナーはデザイナーみたいな役割もしていて、デザイナーとパタンナーの境目があまりない。もちろん最終的な決定権はデザイナーにあるんですけど」</p>
<p>杏子「なるほど、そういうものなんですね」</p>
<p></p><p>コム デ ギャルソンのパタンナー時代。（撮影／1992年7月） </p>
<p>阿部「コム デ ギャルソンの時は、古着を買ってきてバラして、それを寄せ集めてまた再構築するとか、丸い円を使って違うシェイプの服を生み出そうとしたり。既成概念を壊して、全く違う発想で服作りをする、ルールに従わず新しいルールを生み出す、というようなことをやっていました。」</p>
<p>杏子「面白そうな仕事ですね。コム デ ギャルソンの後は文化服装学院で同級生だった仲間3人と一緒にブランドPPCMを作り、その10年後の2004年についにカラーを立ち上げ、今に至るという感じですよね」</p>
<p>阿部「父親は、僕が服飾の学校を出てファッション関係の会社に就職しても、いずれ家業を継ぐため、山形へ帰ってくると思っていたみたいですけどね（笑）」</p>
<p>デザイナー阿部潤一が考えるkolorの服づくりとは？</p>
<p>杏子「先日、東京・白金の八芳園で行われた2021秋冬のコレクション、最高に素晴らしかったです。レディースの服とメンズの服と一緒に見せていて、それぞれ男女のモデルを使って見せていましたよね」</p>
<p>阿部「そうなんです、今回はコロナ禍でパリへ渡航ができず、東京でメンズ・レディースを一緒にパリコレクション内で発表しました」</p>


	


<p>八芳園にて発表された 2021AW最新コレクションより</p>
<p>杏子「今までのカラーのイメージはありながらも、メンズレディースを一緒に見せることでより一層、世界観が濃縮されていてとても素敵なコレクションでした。今回のコレクションに限らず、レディースの服作りで必ず心掛けていることって何かありますか？」</p>
<p></p><p>阿部「固定された女性像や、服作りというものは無いんです。ただ男性が着ることができない服を作ろうということは意識しています。メンズは色味を押さえたり、ごわっとしたごつい生地を使ったりしますが、レディースは鮮やかな色味だったり、素材の柔らかさだったり。でも実際は、男性がレディースの服をチョイスしたり、女性がメンズの服を着たりと、みなさんが良い意味で期待を裏切って＜kolor＞の服を着こなしてくれています」</p>
<p>杏子「私はカラーのＴシャツとかスウェットのグラフィックが大好きで、阿部さんに無理を言って、今回私の新プロジェクト、ラビトンでコラボレーションしていただきました（笑）」</p>
<p>阿部「杏子ちゃんが、フォトグラファーの鈴木親さんと一緒に作ったイメージ・ビジュアル、すごくいいですよね」</p>
<p>rabbiton Tシャツ ¥23,100　kolorの赤いスカート¥60,600（2021SSレディースコレクション）</p>
<p>rabbiton Tシャツ ¥23,100　kolorの青いメンズのパンツ ¥42,900（2021SSメンズコレクション）</p>
<p>杏子「阿部さんがTシャツのグラフィックを生み出す時、何かデザインのコツみたいなものってあるんですか？」</p>
<p>阿部「Tシャツにデザインするのと、紙にデザインするのは根本的に違うと思うんですよね。つまりポスターに印刷するとかっこよくて欲しいけど、服にプリントしても見栄えが悪く着たくないな、とか。その微妙なラインの判断が大切だと感じています」</p>


	


<p>2021SSレディースコレクションより</p>
<p></p><p>杏子「今回のラビトンとカラーのコラボレーションTシャツでは、最終段階で阿部さんが、もっとグラフィックが大きい方が良い、ってことでプリント柄を大きくしたんですよね。その判断、正解でした」</p>
<p>Photo:Chikashi Suzuki, Hair&#038;Makeup:Kouta, Models:Kohei, Lala Takahashi, Uta</p>
<p>阿部「新しく立ち上げたラビトンはファッションのブランドですか？」</p>
<p>杏子「あえてブランドとは言わず、“プロジェクト”と呼んでいます。というのもコンセプトとしては、私が皆さんに“コレに注目して！”というものにビックリ・マーク（）を付けて行くという試みなんです。実は、一見ウサギに見えるラビトン・マークの口の部分を隠すと、ビックリ・マークが現れます。そのビックリ・マークを、ファッションだけではなく、アート、建築、動物愛護やプラスティックなどの社会問題にも付けて行こうと考えています。様々なモノ・コト・ヒトにラビトン・マークを付けて行き、大勢の人に関心を持ってもらおうという企画なんです」</p>
<p>阿部「今の時代にマッチした、広がりがあるプロジェクトですね」</p>
<p>杏子「カラーとは、第2弾のグラフィックＴシャツが初夏に控えていますし、初秋にはスウェットもリリース見込みです。阿部さんからいただいた第2弾のＴシャツのグラフィック、次回はカタカナ・バージョンですよね。これ、すっごくかわいくて、今から完成するのが待ち遠しいです！」</p>
<p>&nbsp;<br />




田中杏子が注目するモノ・コトを発信する新プロジェクト「rabbiton」が始動。第一弾は「kolor」とコラボ 
Fashion / 28 04 2021



</p>
<p></p><p>The post 「kolor」デザイナー阿部潤一 × 編集長 田中杏子 「そもそもなぜファッション・デザイナーになったんですか？」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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