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    <title>Numero TOKYOJane Su / ジェーン・スー | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>妄想いっぱい、名言いっぱいのパワースポット！　ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN PARK」</title>
        <link>https://numero.jp/news-20240119-overthesunpark/</link>
        <pubDate>Fri, 19 Jan 2024 07:00:08 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[News]]></category>
		<category><![CDATA[Culture]]></category>
		<category><![CDATA[over the sun]]></category>
		<category><![CDATA[Mika Horii / 堀井美香]]></category>
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		<category><![CDATA[exhibition]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>コラムニスト、作詞家、ラジオパーソナリティのジェーン・スーとフリーアナウンサーでナレーターの堀井美香による大人気ポッドキャスト番組『OVER THE SUN（オーバー・ザ・サン）』。番組初の展覧会が東京・渋谷パルコのギャラリー エックスにてスタート。二人の妄想とわるふざけ、名言が詰まったパワースポットだ。二人のインタビューも交えてその魅力をお届け！</p>
<p class="picture"></p>
</p><p></p><p>展覧会会場には、番組の歴史を振り返るパネルや衣装の展示のほか番組から生まれた小ネタが盛りだくさん。グッズやZINE、堀井美香が考案した喫茶メニューも販売する。</p>
<p>渋谷という街で展覧会をすることについて聞かれると「憧れの街でしたよね。50になって戻ってこられました」と堀井、「遅すぎるということはないんだよ、Never too late」とジェーン・スー。</p>
<p class="picture"></p>
<p>会場内で特に目を引くのは黄色い鳥居とその周りに飾られた番組の名言のパワースポット。おみくじもあり、二人の直筆のメッセージを授かることができる。</p>
<p></p><p>ジェーン・スーが大好きでやまないプロレス団体「ガンバレ☆プロレス」の魅力を手書きでまとめた模造紙も展示。「番組の中で好評だった『私がこれを好きな理由』というメールを募集してすごく好評だったもので、今回ZINEにしてもらいました。それにちなんで私も好きなものをまとめて書いたんです。実は昨日寝ずに徹夜で仕上げたんですよ。達成感がありました」</p>
<p>堀井の妄想から生まれた「喫茶ホリイ」も。メニュー「田沢湖カレー」は堀井の出身地、秋田県名物のきりたんぽをカレーにディップして食べる斬新なスタイル。「本当においしく、2024年バズりますのでみなさん、要チェック。ひらめいたときに、私って天才！　と思いまして、FAXを流しました」。また人気エピソードの伏線を回収するように生まれた「あんかけパスタ」もあり、番組ファンにはたまらない。</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>会場で販売するグッズで、ジェーン・スーのいち押しは「サインペン」。「忘れる前に書け！って書いてあるんですけど、我々すぐに物忘れしてしまうので。4本ありゃ1〜2本無くしても大丈夫」</p>
<p>「喫茶ホリイのグッズもマグカップなどたくさん作っていただいて、もうこのままスライドさせて（カフェが）できるんじゃないかと思います。あとはトートバッグがめちゃくちゃかわいい！」と堀井。</p>
<p>「放送を楽しんでいる方だったら絶対楽しんでいただけると思います」という展覧会。ちなみにまだ放送を聞いたことがないけど、これから聞いてみたいという方には？と聞いてみると「もうね、170回くらいやってるから、0回から聞いてとは言えないけど、私たちも何話したかさっぱり覚えてないからどこから入っても大丈夫。一番言われて予想外だったことで嬉しいのは、『年を取るのが楽しみになりました』と若い人たちから言ってもらえること。全然違うタイプの堀井さんと私のわるふざけがみなさんの息抜きになるんだったらありがたい」とジェーン・スー。</p>
<p>まだ聞いたことがない人も、パワーと慈愛にみちたこのポッドキャストを聞いて、展覧会を訪れてみてほしい。</p>
<p></p><p><br />
OVER THE SUN PARK ~私たちの花が咲いたよ~<br />
会期／2024年1月19日（金）〜2月12日（月・祝）<br />
会場／GALLERY X BY PARCO（渋谷PARCO B1F）<br />
営業時間／11:00〜21:00<br />
入場料／800円（税込）※入場特典付<br />
展覧会HP／art.parco.jp/galleryx/detail/?id=1380&#038; <br />
主催／企画制作:株式会社パルコ・ TCエンタテインメント株式会社  企画協力:株式会社 TBSラジオ<br />
入場チケット事前購入サイト／t.livepocket.jp/t/ssg1u <br />
※入場チケット購入時の注意事項は、上記 LivePocket 購入サイトを ご確認ください。<br />
※展覧会内容は予告なく変更となる場合がございます。</p>




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        <title>ジェーン・スー、堀井美香、鏡リュウジ鼎談「私たちが占いに夢中になる理由」</title>
        <link>https://numero.jp/interview296/</link>
        <pubDate>Tue, 15 Feb 2022 09:00:12 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
		<category><![CDATA[People]]></category>
		<category><![CDATA[Ryuji Kagami / 鏡リュウジ]]></category>
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		<category><![CDATA[2022年上半期の運勢]]></category>
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		<category><![CDATA[pickup]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>人気ポッドキャスト番組『OVER THE SUN』でお互いを占ったエピソードが話題になったコラムニストのジェーン・スーとTBSアナウンサーの堀井美香。なぜ占いは私たちをこんなにも魅了するのか、占いを多角的に研究している占星術研究家の鏡リュウジとともに探る。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2022年1・2月合併号掲載）</p>
</p><p></p><p>【プロフィール】</p>
<p>鏡リュウジ<br />
（かがみ・りゅうじ）占星術研究家、翻訳家。京都文教大学、平安女学院大学客員教授。占星術の第一人者として雑誌やテレビ、ラジオなど幅広いメデイアで活躍する。11月1日に発売された『ユリイカ2021年12月臨時増刊号　総特集＝タロットの世界』（青土社）では責任編集を務めた。</p>
<p>ジェーン・スー<br />
作詞家、コラムニスト、ラジオパーソナリティ。『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』（幻冬舎）で第31回講談社エッセイ賞受賞。近著に『これでもいいのだ』（中央公論新社）『女のお悩み動物園』（小学館）ほか多数。ラジオ番組『ジェーン・スー 生活は踊る』（TBSラジオ）に出演中。</p>
<p>堀井美香<br />
（ほりい・みか）TBSアナウンサー。『バナナサンド』をはじめTBS系列のテレビ番組で多くのナレーションを担当。TBSアナウンサーによる朗読会『A&#8217;LOUNGE（エーラウンジ）』のプロデュースも。著書に『音読教室 現役アナウンサーが教える、楽しくてうまくなる音読テクニック』（カンゼン）。</p>
<p></p><p><br />
──『OVER THE SUN』でもお互いに占い合ったりされているお二人ですが、そもそもの占い血糖値は高いほうですか？</p>
<p>ジェーン・スー（以下Ｊ）「雑誌の星占いをチェックする刷り込みはされている世代なので、例えばLINEなんかでも登録している女性誌から占いが流れてくると、一応自分のところは見ます。ただ都合のいいところだけを信じて、都合の悪いものは読まなかったりする。基本的には自分のところを読んで、『イイ感じ！』と背中を勝手に押されて前進したい。そのためのツール的な感覚です」</p>
<p>堀井美香（以下Ｈ）「私は性格的にもあまり悩んで立ち止まることがなかったんです。自分で『この道を行こう』と決めて突き進んでしまうタイプなので、占いに何かを委ねることもなければ、朝の情報番組の占いを見るようなこともしてこなかった」</p>
<p>Ｊ「ただ今回あなたが唐突に言い出したんですよ（笑）。『次回の番組ではお互いを占いましょう』って」</p>
<p>鏡リュウジ（以下Ｋ）「占いにあまり興味のない堀井さん発信の企画だったんですね。心境の変化でもあったのでしょうか？」</p>
<p></p><p>Ｈ「なんでしょうね。私はもうすぐ50歳になるんですけど、この先10年どうなるんだろうという意識が頭をかすめたりしたので、その思いが口に出てしまったのかもしれません。例えば30歳、40歳になるときは子育てや仕事など、自分のなかでやることが決まっていたので、先のことに対して考えることがあまりなかった。ところが人生のまとめの時期に入ってきたからでしょうか？　最近、自分の考え以外の予測が欲しいなと思うようになった気がします」</p>
<p>Ｋ「占いってブラックボックスから出てくる突拍子のない答えだからおもしろいんですよね」</p>
<p class="picture"></p>
<p>Ｈ「しかも占ったら楽しいんです。ぼんやりしたものを輪郭づけてくれるというか、今まで自分の頭の中で考えていたこと以外のことを教えてくれる。自分の道は決まってはいても、その決定事項にアドバイスや新たな視点をくれる感じがして、とてもいい糧になることが分かった。家庭のことなんかもいろいろと占ってみたいなと思い始めている。今すごく興味が湧いているところです」</p>
<p></p><p>Ｊ「エンターテインメントとして楽しめるのがいいですよね。あと、実行するか否かは別として、『あなたはこうなります』とか、誰かに言ってもらったり決めてもらったりすると楽になる。『今は調子が悪いときです』と書いてあれば、『そっか、私のせいじゃないんだな』と思える、ひと休みの止まり木になる。実際にどうなるかは分からないけれど、それを読むことでガス抜きができるんですよね」</p>
<p>Ｋ「おっしゃる通り、エンターテインメントとして楽しむというのが、占いとの良いつき合い方だと思います。占いの強さは時間のファンタジーを与えることができる点にあるんです。悩んで落ち込んでいても、『来週の水曜日からは運気がアップするでしょう』といった風に。そもそも我々現代人も占い的感覚をいまだに持っているってご存知ですか？　例えば最近の話で言うと、2019年に天皇陛下が即位宣言を行った『即位礼正殿の儀』で、当日悪天候だったものの、儀式が始まる直前に雨がやみ、虹が出たんです。NHKですら『虹が出た』という報道をした。その光景を見て誰もが『幸先が良い』と思ってしまったんですけど、それこそがまさに占いなんです。虹は科学的な説明がきちんとできる現象であり、それが『即位礼正殿の儀』の直前に見えたのはたまたまでしかない。ところがその２つの事象がシンクロして起きたことで、我々は当たるかどうかは別として「幸先がいい」という強い感覚を持ったんです」</p>
<p></p>番組発のオラクルカードが100年後には貴重資料に
<p>──占いにはさまざまな種類があります。占星術やタロット、四柱推命、『OVER THE SUN』でも番組のオリジナルを制作中のオラクルカード……。どの占いが当たる、当たらないというのはあるのですか？</p>
<p>Ｋ「どの占いが当たるのかという問いに対する僕の答えは、『どれも同じ』です。なぜならどの占いに関しても、『この占いがこれだけ当たる』という統計的なエビデンスがないから。だからオラクルカードも、コインを投げて運勢を占うのも理屈的には同等なんです。占いの基本的な発想って、ユーミンの歌じゃないですけど、『目にうつるすべてのことはメッセージ』という人間の原初的な感覚を体系化していったものなので、『どれがいい』というのがないんです」</p>
<p>Ｊ「自分と相性のいい占いを楽しめばいいんですね」</p>
<p>Ｋ「その通りです。ただ、占いの中でも西洋占星術や易といった伝統的な占いとなるとちょっと別格。的中率という意味ではありません。歴史が長く、西洋占星術は西欧の、易は東アジアの思想や世界観の基幹部分と深く関わっているからです。ちょっと大げさにいうと、占星術を知らないとシェイクスピアもルネサンス美術も深くは理解できません。東洋においてもそうですよね。『易経』といえば、儒教の根本経典のひとつだったわけでさまざまなところに深い影響を与えています。面白さや厚みが、歴史のある占いにはあるんです。残念ながらオラクルカードにはまだそれがない。でもあと１００年したらそれができると思うんです」</p>
<p></p><p>Ｊ「『OVER THE SUN』で作るオラクルカードも、ひょっとすると100年後にはものすごい意味のあるものになっている可能性も？」</p>
<p class="picture"></p>
<p>Ｋ「もちろんです。だってこれはリスナーの皆さんから募集して作るわけですよね？ 投稿される多くの方は女性だと思うんですけど、ということは今の時代の女性たちが考えていることが集約的に表れるカードになる。そうすると100年と言わず、10年、20年後にものすごく貴重な資料になるわけじゃないですか。ジェンダーの問題なども含め、ここ数十年の間に価値観の激変があったように、この先10年でまたなにかが大きく変わるかもしれないですよね」</p>
<p>Ｊ「よし、真剣に選んでいこう！」</p>
<p>Ｈ「本当、責任重大」</p>
<p>Ｊ「時代に合わせた変化で言うと、読者層が少し上の世代になる『婦人公論』のような雑誌では、占いに『恋愛運』がないんですよ。恋愛に重きを置いていないから。それよりも『金運』の方を重んじている。導き出される答えは同じなんでしょうけど、メディアによって解釈や伝える部分が変わってくるところがおもしろいなと思って読んだりしています」</p>
<p>Ｋ「実はそれは若い子の雑誌にも当てはまるんです。今は若い子向けの雑誌でも昔ほど『恋愛運』にフォーカスをしなくなりました」</p>
<p></p><p>Ｊ「恋愛の価値がかつてほど高くなくなったことの現れなんでしょうね。私も若い頃は『恋愛運』しか見なかっだろうに、今は「金運」の方にしか目がいきませんから」</p>
<p>Ｋ「（笑）。今は『金運』と今後のことを相対的に占う『人生運』が人気です。景気が悪くなっているので、未来に不安を感じている人が大勢いらっしゃるんだと思います」</p>
2022年、時代はディスタンスから融合へ
<p>──鏡さんから見て、22年はどのような年になりそうですか？</p>
<p>Ｋ「木星が海王星と一緒に魚座に入るので、魚座的なものが強くなります。今までは水瓶座が強かったので透明なブロックがありましたが、それが一気に溶解してくる。ディスタンスから融合の時代という流れです。ですから多くの人たちが旅行に出かけるようになるでしょうし、アーティストの方々が作りためてきたものがドバッと世に出てくる可能性もある。アート大豊作の年になるかもしれないなと思っています。ちなみにジェーンさんは何座ですか？」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>Ｊ「牡牛座です。来年は自分の人生の回転数を仕事の量で回さずにやっていく方法を考えたいなと思っているんです。だからといって撤退をしたいわけではない。今の感じで人生をもっと充実させる、時間的、内容的に充足させるにはどうしたらいいのかなというのを模索したいなと思っています」</p>
<p>Ｋ「自分のペースをつかみたいというのは、とても牡牛座らしいです。時間も仕事も、それこそ食べ物も、自分のペースでじっくりと味わっていく星座ですから。22年の牡牛座は友だちや横のネットワークに広がりができる年です。ただそれが開くのが23年なので、22年の終わりから23年にかけて徐々に良くなっていきます」</p>
<p>──『OVER THE SUN』のオラクルカードをめくるなら22年はどんなカードが出て欲しいですか？</p>
<p>Ｊ「リスナーのみんなと楽しく笑っていられたらいいなと思っているので、私は『笑い』です」</p>
<p>Ｈ「私は『選択』。コロナ禍でテレワークや都心から離れて暮らしながらこれまで通りの仕事を続けるなど、色々な選択肢が出たので、来年は『こういう働き方をする』と自ら表明できる、一歩先に進める年になったらいいなと思うんです。せっかく働き方も多様化されてきたのに、あっという間に元に戻ってしまってはもったいないですから」</p>
<p></p><p>Ｋ「堀井さんは何座なんですか？」</p>
<p>Ｈ「牡羊座です」</p>
<p>Ｋ「『表明』や『選択』といった強さはいかにも牡羊座。お二方とも実は星座のキャラのそのままですね。そんな牡羊座ですが、22年後半は12年に一度の幸運期になります」</p>
<p>Ｈ「ええーー？　12年に一度？　そうなんですか？ 嬉しい！」</p>
<p>Ｊ「あなたやばいじゃない。占いに興味がないとか言いながら、来年の後半に運気があがると言われてグッと心をつかまれて前のめりになってる。これが占いの力なんですよ」</p>
<p></p><p class="btn_entry">
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        <link>https://numero.jp/interview244/</link>
        <pubDate>Mon, 03 May 2021 09:00:09 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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		<category><![CDATA[pickup]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
</p><p></p>「自己受容」が何%なら自分にとって“いい湯加減”？
<p>ジェーン・スー（以下Ｊ）「自分を愛することは、自分を受け入れること。つまり『自己受容』ですよね。今の私は自己受容50%くらいだけど、自分にとってはそれで十分。残り50%は、成長の伸び代や、どうしても拭えない自尊心の低さ、社会が規定する役割を全うできない自分への苛立ちだったりするけれど、私の場合、むしろ自己受容100%は居心地が悪い。50〜70%の範囲だったらOK、ということにしています」</p>
<p>堀井美香（以下H）「私が今の自分に点数をつけるとしたら、100点かな。なぜなら、初めから目標をすごく低く設定しているから」</p>
<p>Ｊ「お、その話の入り口いいね。堀井さんが設定する値って？」</p>
<p>Ｈ「初めから多くを望んでいないから、いつも今が一番いい状態だと思ってます。だから昨日も今日も一年前も、そのときは幸せ」</p>
<p>Ｊ「堀井さんは、ずっとそうだよね」</p>
<p>Ｈ「私の目標設定は10年、20年のスパンなんです。目標とする人も10歳、20歳年上。まだ時間があるからきっとなれるだろうと思っていると、焦りも嫉妬もありません。だから、遠くを見ておくと楽ですよ」</p>
<p>Ｊ「ダイエットと一緒だよね。直近を目標にすると失敗しやすい」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>Ｈ「でも、スーさん、自己受容が50%を切ったときはどうするの？」</p>
<p>Ｊ「いくつかルールがあって。例えば苦手な人に会わない、欲しくもないのに、自分にはないからと劣等感を持つものに近寄らない、私に低い価値をつけた人たちのＳＮＳを見ない。あとは、おいしいもの食べて、好きな人に会って。今だと推しの写真を見たりしていると、お風呂のお湯が自動で溜まるように自然と50%に回復します。私みたいに深い浴槽に半分だけお湯を溜める半身浴タイプと、堀井さんみたいに浅い浴槽にお湯を満杯に入れる人。どちらも気持ちよく入浴できたら、それでいいと思うんですよ。これが『お風呂メソッド』です」</p>
<p>──自動でお湯が溜まらない人はどうすればいいでしょうか。</p>
<p>Ｊ「おすすめは、もやもやしたら文章にして書き出すこと。私はＳＮＳに誰にも見せない鍵アカを持っていて、そこにみっともないことや恥ずかしいことを書き出します。しばらくすると、自分は何に悔しがっていたのか、自虐的になるのはどんなときか、パターンや周期が見えてきて、自分の癖がわかってくる。それさえわかれば、自分の取扱説明書を作ることができます。自分の急所を把握したら、急所を刺激してくる人に寄り付かない、自分でわざわざ急所を突きにいくようなことを避ければいいだけ。急所の克服なんか無理にしなくていいんですよ」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
痛みを経験したからこそ例のあの言葉で笑い合える
<p>──ヌメロ読者には20、30代も多いのですが、自分の愛し方を模索中の若い世代にアドバイスをするなら？</p>
<p>Ｊ「20、30代で、自分に納得がいかないのは健康的なことだと思います。それは伸び代の現れ。ただ『どうせ自分なんか』と価値を低く見積もっているのなら、どんな手段を使ってでも、それは今すぐやめたほうがいい。もし自尊心もあって、自分にも満足してるなら、まだ余裕があるから、むしろお尻に火をつけるべき。それから、若くて体力があるうちに、できることは全部やっておくといいと思います。番組でも『Mステ理論』として話したんだけど、私が音楽プロモーターだった頃、担当アーティストの『Mステ』出演を勝ち取るため、いや『Mステ』側に『出てください』と言わせるために、できることは全てやれと先輩に言われて。そんなふうにあがいた経験が、私にとってはすごく意味があった。無駄と思えることも、やっておくと経験値になって、まわり回ってプラスになるかもしれません」</p>
<p>Ｈ「うちの子はもう社会人なんですけど、仕事上、なんの役に立つのか疑問に感じることもやらなくちゃいけないんですね。たまにLINEが来るんだけど、私からは『その経験がいつかあなたを助けてくれるから』としか言えなくて。でも実際、私たちもそうだったんですよね。私は女子アナという職業で、恵まれていると思われるかもしれないけど、挫折して傷ついて、世間から消えてしまいたいと思ったこともありました。でも、若い時期には誰にでも大小問わずそんな出来事が訪れて、そのたびごとに大泣きしたり、すっ転んだり。だから若い人たちの気持ちはすごくわかる。わかってあげることしかできないけど」</p>
<p>Ｊ「困難を避ける方法は私たちにもわからないし、今『やがてあなたの力になる』と言われても、すぐに理解できないだろうけど、私たちもそんな経験をして、今ではあの有名なフレーズ『おちこんだりもしたけれど、私はげんきです』で笑い合えるようになりました。本当にヤバい状況になった人じゃないと、このフレーズで大笑いできないんですよ」</p>
<p></p><p>──スーさんと堀井さんは出会って何年になりますか。</p>
<p>Ｊ「番組で初めて一緒になったのが８年前ですね。しばらく一緒にいるから、何かあったらお互い目で見てわかるし、夜中に電話することもあります。でも、もともと私たちは価値観がほぼ真逆のタイプなんです。私は社会の固定概念の鎖を外そうとしてきたけど、堀井さんは鎖に縛られててもそんなに苦じゃなかったりして。でも、それはそれで尊重し合っています」</p>
<p>Ｈ「『それは間違ってる！』とお互いの意見を正すこともないですね」</p>
<p>Ｊ「私たちが共和党と民主党の党首だったら、アメリカの政治がうまく回ったりしてね。お互いに価値観は違っても、生きる姿勢が信用できるから一緒にいられるのかな。ズルはしない。人が嫌がることはしない。与えられた仕事は頑張って結果を出す。諦めが悪いとか。矜持とするものが似ているのかも」</p>
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<p></p>「推し活」とは他者を通して自分を愛すること
<p>──スーさんは、「推し活」にハマっていますが、推しを見つけることも自己受容につながりますか。</p>
<p>Ｊ「たぶんそうだと思います。真っすぐに自分を愛せないときは、誰かに愛を投影しているんだと思います。よく『朝、鏡の中の自分を褒めよう』という自己啓発的なアドバイスを目にするけど、そんなんできるか！ という私みたいなタイプは、誰かに託すことで自分を愛せるのかもしれない。自分が愛されたいから、推しに『キャー！ 好き〜！』と言ってるかもね」</p>
<p>Ｈ「スーさんを見てると、私には推しがいなくて寂しい気がしてくる」</p>
<p>Ｊ「私だって昨年までは、写真を見ているだけで時間が溶けたり、推しが生きてるだけで幸せを感じたりするなんて思いもしなかったもの。私にもこんな機能が備わっていたのかと、自分で驚いています。推しのＳＮＳに自撮りがアップされただけで、お祭り騒ぎになって、つい堀井さんにＳＮＳのスクショを送りつけたり、自作のLINEスタンプまで作っちゃったりしてるけど」</p>
<p>Ｈ「だから最近、私までスーさんの推しが可愛いかもと思えてきました。でも私はスーさんと真逆で、自分から欲望や余計なものがそぎ落とされていく感じがうれしくて。子どもたちが独立して、身の回りを整理したら、本当に必要なものはトランク一つの荷物で十分。モノや情報が整理されると、大事なことや、やるべきことがはっきりしてきて、それが清々しいんです」</p>
<p>Ｊ「それが『風の時代』っていうことだよ、堀井さん。ここまでのことをまとめると、自分のトリセツを作る。やれることは全部やってみる。自分を受容できないときは、他者に対するジャッジも厳しくなるから、他者といい関係が築けたり、異なる価値観を受け入れられるときは『セルフラブ』できてる証拠。『セルフラブ』とは『相手ラブ』。自分をうまく愛せないなら、誰かに投影してみるのもいいかもしれません」</p>
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<p></p><p>The post ジェーン・スー＆堀井美香のオフライン放談 「それぞれの自己受容」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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