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    <title>Numero TOKYOinteview | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>注目のデザイナーAnna Choiによるオートクチュールとプレタポルテの融合「HAENGNAE」デビュー</title>
        <link>https://numero.jp/20210727-haengnae/</link>
        <pubDate>Tue, 27 Jul 2021 09:00:24 +0900</pubDate>
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		<category><![CDATA[Anna Choi]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>──ファッションに興味を持ったきっかけは？</p>
<p>「祖母や母の影響で幼い頃からファッションやアートに興味がありました。特に12歳の時に祖母に連れられて初めてパリを訪れた経験から大きな影響を受けました。名だたるメゾンの本店や美術館、建造物、舞台を目にし、祖母から「今はわからなくてもいいから本物を見なさい、そして本物の価値がわかるようになってからファッションやアートを楽しみなさい」と言われたことを鮮明に覚えています。それからさらにファッションに興味を持つようになり、自然とオートクチュールやモードへの関心が高まっていきました」</p>
<p>──ファッションを学んだのは？</p>
<p>「20歳の時、ファッションを学びたい一心でニューヨークへ単身渡米しました。語学学校とアートスクールに通い、毎日ドローイングやデザイン画、ドレーピングの勉強をしていました。デザインコースを専攻していたのですが、縫製技術よりもプロセスやデザインデベロップメントがメインかつ重要視されていて(学校に縫製員の方達が常駐していて仕様書とパターンを渡せば縫製作業を代わりにしてくれました)、デザインを学べば学ぶほど、実際に自分の手で洋服を生み出せるようになりたい、縫製技術を学びたいと思うようになって。また海外から見ることで、日本の技術レベルの高さ、緻密さや器用さが、どれだけファッションに影響を与えているかも知りました。そこで海外でも一番認知度が高く、伝統があり縫製技術が学べる文化服装学院へ入学を決め、日本に帰国しました。そして文化服装学院在学中に神戸ファッションコンテストで特選を受賞し、特待生としてイギリスのノッティンガムトレント大学へ留学することになりました」</p>


	


<p>──留学中のもっとも印象的な出来事は？</p>
<p>「在学中に参加した卒業コレクションGraduate Fashion Week(GFW)です。テーマは”伝統と継承”。ルックに使用した布地はすべて、幼馴染の祖母から亡くなる前に”身内に縫製する者がいないから”と譲り受けたものでした。そんな想いの詰まった布地をイギリスへ持っていき、大切に丁寧に洋服に落とし込みました。ヨーロッパで生活していたことから50~60年代のオートクチュールにインスピレーションを受け、”モードとは何か”真摯に向き合い、プロトタイプの袖のシルエットを見つける為に20回以上ものトワル組みを繰り返しました。過去を受け継ぎ、未来へ繋げていくこと、幼馴染の祖母が持つ優しさや柔らかさ、そして強さ。そのときのコレクションで表現したかった世界です」</p>
<p>──ファッション業界でのインターンシップや仕事で得たものは？</p>
<p>「創る責任、です。デザインを続けていく上で何事もひとりではできません。自由な表現を続けるには常にリスクもあります。それでもサポートして支えてくれる方々がいることに感謝し、敬意を忘れないこと。だからこそ私自身、中途半端なものは生み出さない。納得しないものは世に出さない。創る責任をしっかりと持って、制作しています。常にまわりの方々に支えてもらって制作できているなと感謝しています」</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
三都市での生活を経て気づいた私らしさ
<p>──あなたにとってファッションとは？<br />
「自由な表現です。在日韓国人として日本で生まれ育ち、自分自身のアイデンティティーにずっと疑問を感じていました。日本人でもなく韓国人でもなく、どちらでもある。私らしさとはいったいなんだろう。それを表現する唯一の方法が私にとっては洋服を創ることだと、三都市での生活を経て気がつきました。ニューヨークの自由な表現と日本の職人技術とヨーロッパのオートクチュール。そして私自身のアイデンティティーを融合して創り上げているように思います。常に上質で本質を見いだせる価値のある洋服創りをしていきたい。世界で勝負できる本物の“ファッション”を表現し続けたいと思っています」</p>
<p>──オートクチュールを手掛けるようになったのは？<br />
「オートクチュールを手掛けているという感覚はあまりなく、シーズンごとに安売りされ捨てられてしまう大量生産、大量消費が主流のアパレル産業は別軸のもの、という印象を持っていました。ただ表現したいものを自分の手で制作して生み出しているうちに、誰かのための特別な1着を創るようになっていきました。オートクチュールのみならず、ファッションは自由な表現でありクリエイティブの産物であるべきだと思っています」</p>


	


<p>──「HAENGNAE」でプレタポルテに挑戦されますね。<br />
「クチュールラインとプレタポルテ、両方を落とし込み共存させることは、昔からの夢でした。今まで手作業で制作してきた私にとって、長く着られるようにデザインして“生産する”ということは自分への新たな挑戦でもあります。今シーズンのパリコレでも、Balenciagaが53 年ぶりにオートクチュールを発表したり、sacaiとジャンポール・ゴルチエのコラボレーション、またトモ コイズミさんの世界的な活躍など、オートクチュールとプレタポルテの新しい融合が増えてる気がしています。時代が、時間をかけて緻密に制作された手の込んだ洋服に価値を感じる人が増えている傾向にある。クチュールが戻ってきているというより、より沢山の人々の手に取りやすい新しい形で戻ってきている感じがして、また新たな価値観が生まれるのでは、とワクワクしています。『HAENGNAE』もクチュールピースとプレタポルテをうまく融合させて未来に向けて新しい価値観を提案していきたいと思っています」</p>
<p>──「HAENGNAE」の名前の由来は？<br />
「自分の名前を表記するとき、海外ではパスポート名である本名のHaengnae Choiを使用し、日本では通称名であるAnna Takayamaを使用しなければなりませんでした。国内外での名前の区別にずっと違和感を感じており、国によっては自分を自分と証明できないことも多々ありました。Anna Choiはオートクチュールを創るクリエイターとしての表向きの名前。Haengnaeは世界中どの国でも(韓国でさえも)めずらしく、本名を名乗る場面でしか使ってこなかった名前。そういう意味でもオートクチュールのエッセンスは残しつつ、より等身大で日常に寄り添うプレタポルテを発信していきたいと思い、本名であるこの名前を付けることにしました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
長く愛着してもらうために“一生モノ”を意識して制作しています
<p>──どのような人に着てもらいたいですか？<br />
「『HAENGNAE』は誰かに受け入れられることを目的とせず、自愛精神を含めた“愛でる&#8221;哲学を大事にし、知性や勇気を持ちながらたくましく生きる&#8221;強きロマンチスト&#8221;のための洋服です。『HAENGNAE』を纏うことで、夢を現実にする努力を怠らない彼/彼女らが、時には愛を、時には強さを感じてもらえるような洋服をイメージしています」</p>
<p>──「HAENGNAE」のコレクションに常に共通していることは？<br />
「優しいフォルム・強いサイズとカラー・愛のある素材。洋服を纏う人と共にそれぞれの人生の物語を綴っていけるような、長く愛着してもらえるタイムレスでオーセンティシティーの価値を大事にしています。そのため素材にもこだわっています。またシーズン表記も年数やシーズンにせず、洋服と共に物語を歩んでいけるようchapter.01、 02…と表しています」</p>
<p>──「HAENGNAE」のこだわりは？<br />
「過去制作してきたクチュールピースをベースに、いかに特徴的なディティールを魅力的に日常に落とし込むかを模索しました。ブランドになると洋服だけでなく、その他タグや梱包資材などのグラフィックもブランドの世界観を表現するために重要な要素です。ネームタグや下げ札にもオートクチュールのオーダーシートを彷彿とさせるようなデザインを入れました。ネームタグは好きな文字を書いて(メッセージや日付、名前など)切り取れる仕様になっています。これは、昔のクチュリエが顧客に納品する前に最終の仕上げとして自分なりの想いを書き込み、表地と裏地の間に入れ込む。というおまじないのような慣しです。相手には見えないのですが、私も普段クチュールを制作する際に取り入れていました。その要素をプレタポルテにも落とし込み、着る前にひと工程入れることで、自分だけの特別な洋服、大切な想いに繋がれば良いなと思っています」</p>


	


<p>──ファーストコレクションのテーマは？<br />
「Chapter.01と題した今回のテーマは、ブランドコンセプトでもある原点”強きロマンチスト”です。本質を愛して継承していくことに価値があり、人種や性に対して多様な考えを持ち、動物自然環境に愛情を注ぐ。実際にカシミア100%のコートは祖母から受け継いだ古いフランス産のコートから、リアルレザーのブルゾンは父が昔から着ていたアメリカ産の古いバイカージャケットからインスパイアされました。私が生きているうえで大切にしている思想そのものが、&#8221;愛でる&#8221;哲学というコンセプトに繋がっています。カラーは赤・黒・ベージュをメインに取り入れました。赤は人をいちばん魅力的に映す色だと思っています。内側にある情熱や愛の象徴色。そして黒は力強さや芯を表す色。それらを優しさ柔らかさで包み込むベージュ。「HAENGNAE」のブランドコンセプトを象徴した色です。また、ブランドのメインカラーであるベージュは、全ての洋服作りの原点となるトワルを組むためのシーチングが起源となっています」</p>
<p>──ファーストコレクションでお気に入りのアイテムは？ <br />
「6m以上のチュールを使用したスカート、カシミア100%のボリュームコート、水洗いのできるリアルレザーのブルゾンなど、一般的には考えられない用尺で高級素材を贅沢に使用しています。ブランドアイデンティティである、欧州のロマンチックな要素とアジアのエッジィな要素をミックスし、情緒的で甘美的な表現を残しつつ、長く愛着してもらうために”一生モノ”を意識して制作しています。日常で身に纏いながらも自身に特別感を抱かせる一着になれば、と願いを込めています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──シルエット作りや美しく見えるフォルム作りが得意なようですが。<br />
「デザインするときに繊細さ(優しさ)と大胆さ(強さ)のバランスを大切にしています。幼い頃から祖母の影響で見ていた印象派の画家(エドガー・ドガやルノワールなど)の人物画からシルエットのインスパイアを受けていることもあれば、普段食べている食べ物のディティールから受けることもあります。例えばおもちを食べているときに、3つ重ねて袖にしてみようとか、拡大して大きな１個のおもちをスカートにしよう、とひらめいたり。実際に今シーズン”OMOCHI”や”SHUMAI”とアイテムの名前になっています」</p>
<p>──制作のインスピレーションはどこから？<br />
「何気ない日常からインスピレーションを受けることが多いです。食べものやライフスタイル、その時住んでいる国や街の環境、家族や友人との会話など、常日頃の当たり前の衣食住から影響を受けることが多く、世界観の表現も洋服だけを切り取るよりは、”どんな空間で誰と何を着て何を食べるか、そこでどんな会話が生まれるのか”を大切にしています。日常に寄り添うデザインだからこそ、人々の生活をファッションを通じてより豊かにすることができると思っています」</p>
<p>──今後の夢や展望を教えてください。<br />
「今は公式でパリコレクションに参加することが目標です。スタートしたばかりなのでまだまだですが、ランウェイは夢を魅せる舞台。ランウェイの舞台裏は何度経験してもそこでしか感じることのできない不思議な感覚があります。洋服は人が袖を通して動いてようやく完成だと思うので、クチュールとプレタポルテの融合でぜひ挑戦したいです」</p>
<p>HAENGNAE<br />
URL／haengnae.com/<br />
Instagram／haengnae_official</p>
<p></p><p>The post 注目のデザイナーAnna Choiによるオートクチュールとプレタポルテの融合「HAENGNAE」デビュー first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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