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    <title>Numero TOKYOGo Morita / 森田剛 | Numero TOKYO</title>
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        <title>「舞台はやっぱり、怖いですよ」——森田剛が『ヴォイツェック』で挑む限界のその先</title>
        <link>https://numero.jp/interview468/</link>
        <pubDate>Thu, 07 Aug 2025 09:00:17 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
		<category><![CDATA[Go Morita / 森田剛]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>舞台俳優としても、独自の存在感を放つ森田剛が、新たに挑むのは心に傷を負った兵士の悲劇だ。19世紀を代表する未完の戯曲『ヴォイツェック』を、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』でも知られる劇作家ジャック・ソーンが、1981年の軍事的緊張下にあるベルリンを舞台に再構築。幼少期のトラウマやPTSDに苛まれ、愛と嫉妬に囚われるイギリス人兵士ヴォイツェックの運命が描かれる。演出を手がけるのは、新国立劇場の芸術監督・小川絵梨子。この注目作に挑む森田剛が、翻訳劇ならではの面白さと葛藤や、舞台という場への思いを率直に語った。</p>
心の傷を抱えながら、戦争と背中合わせの世界に生きる
<p class="picture"></p>
<p>——今回、初めてタッグを組む演出家の小川絵梨子さんについて、どのような印象がありましたか。</p>
<p>「小川絵梨子さんはご一緒したいと思っていた演出家のおひとりでした。何年か前に西尾まりさんと共演したときに、西尾さんが『森田くんは小川さんの演出が合いそうだよね』と言ってくれたんですね。それが記憶に残っていて、小川さんの舞台をいくつか拝見しつつ、いつか機会があればと思っていたら、今回、お声がけいただきました」</p>
<p>——小川さんの演出に期待していることは？</p>
<p>「今回は小川さんだけではなく、伊原六花さん以外の共演者は、みなさん“初めまして”なんですね。舞台は人間関係で出来上がるものなので、みなさんとゼロから築いていけることが楽しみです。最初は、自分がどんな人間かまだバレていないので、ネコを被ることもできますしね（笑）。お互いに考え方や動き方が予想できないからこそ、新しい刺激を受けるだろうし、自分にとっても発見や気付きがたくさんある舞台になるんじゃないでしょうか。今回は大変な作品になりそうなので、お互い助け合って、アイデアを出し合いながら、イメージをしっかり芝居に落とし込んでいこうと思います」</p>
</p><p></p>舞台の上で感じる怖さや緊張感は、今の自分に必要なものだった
<p class="picture"></p>
<p>——伊原六花さんとは2024年の舞台『台風23号』でも共演されていますね。</p>
<p>「前作では、同じシーンで演じることは少なかったんですが、彼女は身体の使い方が上手で、見ていて自由で面白いという印象がありました。今回はまた違う役柄なので、新しい一面を見つけることができるんじゃないかと楽しみにしています」</p>
<p>——『ヴォイツェック』の原作は19世紀の劇作家、ゲオルク・ビューヒナーの遺稿です。今回の上演は20世紀に翻案したニュー・アダプテーション版ですが、19世紀前半が舞台の原作と、現代の今作に通底するものは？</p>
<p>「昔も今も、みんな傷付いていることを隠しながら必死に生きています。世界のどこかでは常に戦争が起きていて、それがいつ終わるかもわからない。19世紀であれ現代であれ、ひとりの人生と政治的な状況が背中合わせである世界だということは変わりません」</p>
<p></p>「翻訳劇の“負荷”が、自分を超えさせてくれる」
<p class="picture"></p>
<p>——ヴォイツェックという人物については、どんな印象がありますか。</p>
<p>「ヴォイツェックは、純粋でまっすぐな人物です。その純粋さは大人になると霧がかかってしまうものだけど、彼はずっと持ち続ける。自分自身もそうありたいと願っているし、そういった役柄にも興味があるので、この人物を大切に演じたいと思っています。ただ、彼は純粋だからこそ堕ちていくんですよ。そこも理解できるし、想像できるところでもあって。彼の抱える心の傷に、戦争や政治的なこと、母親のことなどが複雑に絡み合っていくわけですが、それを小川さんが舞台でどう演出するか、ぜひ楽しみにしてください」</p>
<p>——以前、「翻訳劇には苦手意識がある」と答えてらっしゃいましたが、それはどういった点で？</p>
<p>「翻訳劇は、海外の言語を翻訳しているので、言葉がしっくりこないことがあるんですね。稽古しながら、あまりにも変だと感じたら、セリフに言葉を足したり削ったりして調整することもあるし、言葉の意味や背景を調べて、自分なりに落とし込んでいくこともあります。そもそも、日本人の自分がイギリス人のヴォイツェックを演じること自体、違和感がありますよね。でも、その“違和感”が、翻訳劇特有の面白さだとも思うし、翻訳劇だから思い切って演じられる部分もあるんです。翻訳劇は自分にとっては挑戦です。そういう役をいただくことは、とてもありがたいことなんです。自分では限界点のストッパーを外すことはできないから、負荷のかかる役を演じることで、これまでの自分を超えていけたら。大変ですけど、やりがいを感じています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>——舞台の公演中、役がプライベートまで影響することは？</p>
<p>「公演中は、頭の中をセリフがぐるぐると駆け巡っているんですね。考えるつもりがなくても、頭のどこかに残っているというか。全部、消せたら楽なんでしょうけど、公演中は自分のどこかに役がいることで、ひらめきにつながったり、何かに気付くきっかけにもなるんですよ。公演中はこの感覚を大切にしています」</p>
<p> ——ここ10年以上、コンスタントに舞台のお仕事が続いていますが、ご自身にとって舞台のお仕事を選ぶ意味、舞台ならではの魅力を教えてください。</p>
<p>「たくさんありますが、ひとつは自分の性格が舞台に合っているんだと思います。一度、幕が開いたら最後まで終わらないこと、目の前に観客がいるという空間。お客さんがいる以上、途中で辞めることなんて出来ないじゃないですか。舞台は怖いですよ。緊張感もありますしね。でも、それは普段、生活している中では感じられないものですし、その刺激が自分には必要なことだと思います」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>——今回の公演は地方公演を含めておよそ3カ月の長丁場ですが、長期間コンディションをキープする方法は？</p>
<p>「特に方法なんてありません。運としか言いようがないですね。身体も声も大事にしているつもりでも、どうにもならないこともある。ただ、自分だけではなく、この舞台に関わるみなさんは、何があっても最後までやり切る覚悟で集まっています。できる限りのことをやって、あとは運に任せます」</p>
<p>——最後に、メッセージをお願いします。</p>
<p>「この戯曲は、映像的ではあると思うんです。だからこそ、すごいものが出来るような気がしています。チャレンジングな舞台になると思いますし、舞台上に作り上げたものとリアリティが混在して、違和感や不穏さを感じさせるような、“気持ちが悪い”ものができそうな予感がしています。芝居とはいえ、目の前で人が生きている瞬間を見ることができるので、あまり舞台に馴染みのない方にも観ていただきたいし、舞台が好きな方も、新しい発見のある作品になると思いますので、ぜひ足を運んでください」</p>
<p></p><p></p>
<p>パルコ・プロデュース 2025『ヴォイツェック』<br />
原作／ゲオルク・ビューヒナー<br />
翻案／ジャック・ソーン<br />
翻訳／髙田曜子<br />
上演台本・演出／小川絵梨子<br />
出演／森田剛、伊原六花、伊勢佳世、浜田信也、冨家ノリマサ、栗原英雄ほか<br />
企画・製作=株式会社パルコ</p>
<p>＜公演日程＞<br />
東京公演:2025年9月23日(火・祝)~9月28日(日)　11月7日(金)~11月16日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス<br />
岡山公演:2025年10月3日(金)〜10月5日(日) 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場<br />
広島公演:2025年10月8日(水)~10月9日(木) 広島JMSアステールプラザ 大ホール<br />
福岡公演:2025年10月18日(土)~10月19日(日) J:COM北九州芸術劇場 大ホール<br />
兵庫公演:2025年10月23日(木)〜10月26日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール<br />
愛知公演:2025年10月31日(金)〜11月2日(日) 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール</p>
<p></p><p>The post 「舞台はやっぱり、怖いですよ」——森田剛が『ヴォイツェック』で挑む限界のその先 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>池松壮亮×森田剛インタビュー「ノンシャラントに生きるということ」</title>
        <link>https://numero.jp/interview411/</link>
        <pubDate>Thu, 05 Oct 2023 09:00:48 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
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		<category><![CDATA[Sosuke Ikematsu / 池松壮亮]]></category>
		<category><![CDATA[Go Morita / 森田剛]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
<p>池松壮亮が南と博という2人のジャズピアニストに、森田剛が10年の刑期を終えたヤクザを演じ、昭和63年の銀座の夜に、熱いジャズと“ある曲”が鳴り響く。映画『白鍵と黒鍵の間に』はジャズミュージシャン南博の青春の回想録を原作に、冨永昌敬が監督を務めた作品。時間軸が重なり捻れ、南と博、そしてヤクザの“あいつ”や夜の住人たちが交錯し、独特のグルーヴを生み出した本作に、2人はどんな想いで臨んだのか。</p>
</p><p></p>「ノンシャラント」の境地に憧れ、挫折し、迷子になっていく
<p class="picture"></p>
<p>──今作では、池松さんは、夜の世界のしがらみに囚われ、夢を見失ったピアニスト南と、ジャズマンという夢に向かって邁進する若者・博という2つの役を演じました。</p>
<p>池松壮亮（以下、池松）「この映画は、非常にチャレンジングかつ大胆な構成がなされてあります。人生のある一夜を断片的に切り取っていて、それによって、人間が時間の経過とともに変わっていく姿や、夢の狭間でここから抜け出したいけど抜け出せない時間、素朴にジャズピアニストを志した青年が、いつの間にか艶のある夜の街に染まっていく様子と、人生の隙間を演じられたらと思っていました」</p>
<p>──今回、ジャズピアニスト役でしたが、ピアノの経験は？</p>
<p>池松「少し触ったことがある程度で、ほとんど経験はありませんでした。この映画のために半年間の準備期間をいただいたので、とにかく『“あの”1曲だけ完成させます』と宣言しましたが、ジャズアレンジもあり、あまりにも難しくて、後からあんなこと言わなきゃよかったと後悔しながらピアノと向き合っていました（笑）」</p>
<p>──森田さんが今回、演じたのは、昭和のヤクザである「あいつ」ですが、この役についてどう解釈したのでしょうか。</p>
<p>森田剛（以下、森田）「冨永監督と話をする中で、徐々に掴んでいったという感じです。“あいつ”はまっすぐで信じるものがあるけれど、すごく寂しい男です」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──舞台は昭和63年の銀座。スクリーンからあの時代特有の匂いを感じました。お二人はこの時代の記憶は？</p>
<p>森田「僕は1979年なので生まれてはいるけれど、まだ小学生だったので、当然、銀座の夜の雰囲気は知らなくて。こんな時代があったんだという」</p>
<p>池松「僕は1990年生まれなので、生まれる前の時代ですが、この国で生まれ育ちましたし、人の記憶や、本や映画やドラマから、空気感はなんとなく手触りとして知っているような感覚でした」</p>
<p>──お二人とも、ずっとスクリーンやテレビで活躍しているので年齢の印象がなかったのですが、実は11歳離れているんですね。</p>
<p>森田「考えてみればそうだ！ すごいな、一周り近く離れているんですね」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──Numero TOKYOで映画のコラムを連載をしている松尾貴史さんが銀座を牛耳る、熊野会長として出演していますが、共演していかがでしたか。</p>
<p>池松「松尾さんの役は、もしかしたらこの映画の中で一番、捉えどころのない人物かもしれません。話すことも中味がない、空虚なことをペラペラ喋っています。ヤクザのドンというよりも政治家のような風貌、と脚本には書かれていた気がします。松尾さんは毎日とても楽しそうに現場に来て、あの役を演じられていました。音楽を愛する気持ちや、森田さんとの“殺し合い“では、二人の救いのはずの音楽で争います。エネルギッシュかつ奇妙でユーモラスに、悲しく甘くあの人物を演じられている姿に、力をもらいました。とても素晴らしかったです」</p>
<p>森田「どんな世界でも上にいる人ほど、妙に人を惹きつけるものがありますよね。だからつい憧れてしまう、ついて行きたくなるような男くさい魅力がありながら、同時にチャーミングでもある。それが松尾さんはぴったりだったし、その反面、底が知れない怖さがあるというか、独特な匂いがしました」</p>
<p>──共演シーンといえば、銀座の高級クラブ「スロウリー」でのセッションシーンはとても豪華でした。</p>
<p>池松「音楽映画ならではの最も見どころのあるシーンのひとつです。テアトルが映画館にodessaを投入して、音響システムが強化されたんですが、今回の作品は、odessa投入後、一発目の企画として立ち上がりました。南やそれを取り巻く人生においても、とても重要なシーンでした。クリスタル・ケイさんが歌い始めると、現場もものすごく盛り上がりました。映画のラストに向けての凄まじい高揚感を、あのシーンで捉えることができたんじゃないかと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ジャズが大きな要素となる映画の中で、鍵となる1曲が『ゴッドファーザー 愛のテーマ』だというのがユニークですね。この曲に対する思い入れや思い出は？</p>
<p>池松「この曲はあまりにも有名すぎて、映画の『ゴッドファーザー』を見たことがない人でも知っていますよね。原作の南博さんのエッセイにも、ご自身はジャズマンなのに1日に何度もこの曲をリクエストされて嫌になったというエピソードがあります。ですからこの映画はこの曲ありきでした。世界的に有名な曲だけあって、楽曲使用料がなかなか高かったそうで。もしかしたらこの映画で一番ギャラが高かったのはこの曲かもしれません（笑）」</p>
<p>森田「この映画の全てと言ってもいいんじゃないかな。僕の役は、イントロを聞いただけで涙が出るくらい、この曲に思い入れがあるんですね。そこに縋（すが）って生きている男の役ではありますが、僕自身はそこまで思い出はないですね（笑）。映画は10代の頃に観ていて、好きでした。男だったら憧れの世界ではありますから」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──劇中に「ノンシャラント（nonchalant）」という言葉が出てきましたが、これに関してはどのように解釈しましたか。</p>
<p>池松「これは概念のようなもので、なんでしょうね。直訳すると、“軽妙に”や“自由に”となるのですが、この映画の中で先生から託されるノンシャラントは、日本語には訳せないニュアンスとして出てきます。思うに、単なる軽妙さではなく、何かを突き詰めた人がその先に見えるもの、軽妙さとは逆の深さの奥にあるものだと思います。自分もノンシャラントな俳優でありたいと思っていますが、頭では解っても、まだそこに到底及ぶことはできていません。深みの中にある軽やかさを感じるこの形容し難いフランス語がとても好きです。主人公の南も、佐野史郎さん演じる恩師・宅見先生に言われたノンシャラントという言葉に救われ、後に、『ノンシャラントってなんだよ』と迷子になっていきます」</p>
<p>──森田さん演じる「あいつ」は、ノンシャラントとは対局のような人物でしたが、役作りはどのように？</p>
<p>森田「なるべく監督のイメージに近づきたいと思っていました。監督がおっしゃってることも、すごく理解しやすくて。“あいつ”は10年刑務所に入っていて、やっと出所してきた男なので、カラカラに乾いている感じというか、掠れている感じというか。それを出せたらいいなと思っていました」</p>
<p></p>二人で肩を組んだまま、じっとスタートの声を待っていた
<p class="picture"></p>
<p>──本作は、理想と現実の隙間に挟まった人間たちが繰り広げる、ある夜の出来事を描いていますが、お二人は、夢と現実の間で揺らいでいるとき、次なる一歩はどのように踏み出すのでしょうか。</p>
<p>森田「そうですね。まず、夢を持ったことがないんです。だから普段は、ノンシャラントじゃないけれど、僕は適当に生きています。何も考えていない。だから、撮影に呼ばれたときぐらい頑張りたいし、そこで頑張らないで俺はいつ頑張るんだと思っています。そうやって僕はバランスをとっているんでしょうね」</p>
<p>──夢を持たないことも、実は簡単なことではないと思うのですが、次の一歩を踏み出すときに指標にしていることは。</p>
<p>森田「自分のことは信じてるから。もっとできるんじゃないかという気持ちがモチベーションになっているんだと思います。この年齢になって、自分を好きでいるというのは大事なことのような気がしています」</p>
<p>池松「僕は理想と現実の間から抜け出した頃には、大体忘れちゃっているので。きっと、人はどうにかして抜け出せる力を持っているということなんだと思っています。宇宙の法則のように、人生も時代も、破壊と創造を繰り返しているのだと思っています。この映画では、どのように抜け出すかという教訓めいたことよりも、そういった夢と現実がある人生そのものを切り取っています。主人公は夢を追いかけ、美を求め、このままゴミ溜めのような人生で死にたくないと叫んでいます。ただ、その本人はまだ気が付いていないけれど、この映画と、ヤクザの“あいつ”だけは真実を語っています。それは人生に音楽があるということです。人生はいつだって儘（まま）ならないし、不完全なもので、その人生の連続性の狭間に起こる間を、主人公は音楽で埋めていたんだということを、“あいつ”とこの映画が教えてくれるんです。人生にはさまざまなことがあるけれど、人の人生の移ろいの間を、時代や世界の沈黙や静寂の間を、音楽や映画で埋めること。たった94分の作品ですが、そんな願いを込めてこの作品に取り組んできました」</p>
<p></p><p>ジャケット ￥104,500、パンツ ￥67,100／ともにBarena（三喜商事 03-3470-8232）　シューズ ￥81,400／Foot the Coacher（ギャラリー・オブ・オーセンティック 03-5808-7515）　その他　スタイリスト私物</p>
<p>──お二人はかなり芸歴が長いのですが、今回が初共演だったんですね。</p>
<p>森田「ずっと会いたかったので、共演できて嬉しかったですね。なんですかね、池松君の顔が好きなのかな。好きなんですよ、すごく。一緒に芝居するのも楽しかった」</p>
<p>池松「こちらこそですよ。共演が決まって嬉しかったけれど、そこから撮影に入るまで時間がだいぶ経ってしまって、ようやく撮影が始まって森田さんに会えたときはとても嬉しかったし、撮影中、とにかく楽しかったです。“あいつ”は主人公が気が付いていない、この映画の本質、物語の核の部分、裏側、それをほとんど背負うような役だったと思います。森田さんの役へのアプローチも見事で、やっぱり面白い方だなと思いました。ご本人が多くを語らず、その凄みをひけらかさない人だから、隣で僕がベラベラ喋るわけにはいかないけれど、作品をご一緒して、今の時代にこんなにも真剣に役と向き合う方がいるんだと驚きました。この作品において、実は一番音楽を求めているのが“アイツ”です。しかもそれがヤクザという、そのファニーさ、悲しさとピュアさと切実さ。本質を突きながら、軽快でもある。この役もノンシャラントを体現するようなキャラクター設定だったと思います。それを驚くほどに体現されていて、隣で見ながらいつも力をもらっていました」</p>
<p>森田「ひとつ今、思い出したことがあるんですけど、池松君と二人三脚をするシーンがあって、早めに脚を紐で結んでスタンバイしていたんですが、ちょっと緊張していて、早めに肩を組んでしまったんです。そうしたら、なかなかスタートがかからなくて、かなり長い間、肩を組んだままの状態だったんですけど、池松君に『僕らのスタンバイ、早くないですか？』と言われて（笑）」</p>
<p>池松「たまに、10代の駆け出しの俳優さんなんかが男女で手を繋ぐシーンを撮る時に、直前に手を繋いだつもりが、なかなかスタートがかからなくて、でもリリースするタイミングも分からなくなって手がじっとり汗ばんだ気まずい状態で待っているみたいな状況があるんです。それとほぼ同じような状況で、森田さんがなかなか解除してくれなくて。肩を組んじゃうと当然顔も身体も近いじゃないですか。それで言いにくかったんですが『解除してください』ってお願いしたんです（笑）」</p>
<p></p><p></p>
映画『白鍵と黒鍵の間に』
<p>昭和63年の年の瀬。夜の街、銀座では、ジャズピアニスト志望の博（池松壮亮）が場末のキャバレーでピアノを弾いていた。博はふらりと現れた“あいつ”（森田剛）にリクエストされた「ゴッドファーザー 愛のテーマ」を演奏するが、その曲は銀座界隈を牛耳る熊野会長（松尾貴史）が、お気に入りのピアニスト南（池松壮亮）だけに演奏を許した曲だった…。</p>
<p>監督／冨永昌敬<br />
脚本／冨永昌敬、高橋知由<br />
原作・エンディング音楽／南博「白鍵と黒鍵の間に」（小学館文庫刊）<br />
音楽／魚返明未<br />
出演／池松壮亮、仲里依紗、森田剛、クリスタル・ケイ、松丸契、川瀬陽太、杉山ひこひこ、中山未来、福津健創、日高ボブ美、佐野史郎、洞口依子、松尾貴史／高橋和也<br />
配給／東京テアトル<br />
URL／hakkentokokken.com/<br />
©︎2023 南博/小学館/「白鍵と黒鍵の間に」製作委員会<br />
10月6日（金）テアトル新宿ほか全国公開</p>
<p></p><p>The post 池松壮亮×森田剛インタビュー「ノンシャラントに生きるということ」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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