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    <title>Numero TOKYOdyptique | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>ジャン=ミシェル・オトニエルが語る、ディプティックと創り上げた“香りのアート”</title>
        <link>https://numero.jp/interview200/</link>
        <pubDate>Tue, 23 Jun 2020 09:00:00 +0900</pubDate>
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        		<category><![CDATA[Interview]]></category>
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		<category><![CDATA[Jean-Michel Othoniel / ジャン＝ミシェル・オトニエル]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
花にインスパイアされる理由
<p>──あなたの創作活動において、花がインスピレーションソースになることが多いようですが、花への特別な思いがあるのでしょうか？</p>
<p>「祖母の暮らしていた村は、周りには野菜畑、木々や花々が溢れていて、私はとても恵まれていたと思います。育てた野菜は食卓に並び、花は家を飾っていました。子どもの頃は、庭の植物に水をあげたり、種を植えたり、フルーツを採ったり、祖母の手伝いをしながら、植物の名前や四季のリズムなどを教えてもらったものです。おばあちゃんっ子だったこともあり、休みになると、よく祖母と一緒に野に咲く花々を見ながら田舎道を散歩しました。そんな幼少期の祖母との会話がきっかけで、10歳になった頃には、アートや植物に興味を持ち始め、それらの本をたくさん読むようになりました」</p>
<p>──物語や絵画の中で、花は天国、楽園、夢の世界のシンボルのように捉えられ、皆が思い描く天国にも花が咲き誇っています。人間にとって花とはどんな存在だと思いますか？</p>
<p>「花は世界の最初のイメージであり、表現することがなかった時代に人間のイマジネーションをサポートする唯一の存在でした。そして、私が探求しているものでもあります。花を見た第一印象でイメージが湧き、絵を描いたり、彫刻を制作する際にアイデアを与えてくれます。普段の暮らしでも、ガーデニングは私の唯一の趣味と言ってもいいくらいで、パリの自宅のテラスは花でいっぱいなんです」 </p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
ルーヴル美術館とのコラボによるバラの絵
<p>──2019年、ルーヴル美術館のピラミッド建設30周年を記念して制作した『ルーブルのバラ』では、数あるルーヴルの所蔵作の中から、あなたはルーベンスの『Le Mariage de Marie de Médicis et d’Henri IV』に描かれた、階段に落ちて散らばった小さな赤いバラに着目されました。そのバラに惹かれた理由は？</p>
<p>「愛とフランスの歴史を表現し、ルーベンスに歴史上で初めて肖像画を依頼した、とても強い女性を表すバラだったからです。また、ウエディングドレスの白が明るさを添え、赤いバラは、情熱、権力、博学と官能の象徴であり、そこに描かれた全要素が、世界最大規模の美術館であるルーヴルを象徴するものでした」</p>
<p>──でも、あなたが描いた「ルーヴルのバラ」は、ルーベンスの絵画の中の赤いバラと対照的に黒で表現していますね。</p>
<p>「私の絵画はルーベンスのバラのエネルギーを昇華する、日本で言うならば書道のようなもの。黒のインクはこの思いを表現する最も革新的な色だったからです」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──では、黒とはあなたにとってどんな色ですか？</p>
<p>「私にとって黒はエネルギーの色。それは、皆さんが絵を描くときに使用するインクの色であり、書の色、そして光にも通じる色です。黒を使用するということは、物語を読み聞かせるような行為ともいえます。私が本当に好きな色であり、黒に秘められたエネルギーに惹かれてやみません」</p>
<p>──「ルーブルのバラ」は６点で構成されていますが、それらで表現したかったのは、どんなバラの表情、どんな物語だったのしょうか？</p>
<p>「これはルーヴル美術館と作り上げたとても特別なストーリーです。前述のように、この作品は、私がルーベンスの絵画に見たバラを元にしています。マリー・ド・メディシスはフランスの王女の一人であり、そしてこのバラは、私にとって、まさにルーブルの象徴そのものでした。なので、同じバラの異なる段階をいくつか描くことで、この女性のエネルギーを表現しようと試みました。強いエネルギーを放つものもあれば、静的なものもある。それら全てはバラが開花し朽ちるまでの一連の流れ、いわゆるバラの進化と言えます」</p>
<p></p><p>®Claire Dorn</p>
<p>──古来から、人は花を愛で、そして、喜び、悲しみという感情を花に託してきたように思います。ルーブル美術館のインスタレーションで、人物の彫像とあなたのバラの絵画が共存していることは、とても普遍的で自然な調和のように感じました。</p>
<p>「ルーヴルに常設展示されること自体とても素晴らしいことです。この10年、存命アーティストの作品が常設されるのは初めてですから。（2010年までに常設入りしたサイ・トゥオンブリー、アンゼルム・キーファーなどの作品もありますが、それもジョルジュ・ブラック以来50年ぶりのプロジェクトによるものでした。）しかも、私の絵をルーヴルの中でもっとも広く、自然光の降り注ぐ中庭に展示したいと依頼されました。そこは通常、17〜18世紀のフランスの彫刻に特化された空間で、ヴェルサイユ宮殿の庭園から移された、特別な彫刻ばかりが置かれています。そのことからも、これらの彫刻が、花とつながりがあるということがわかります。なぜなら、それぞれ春、夏、冬と異なるシーズンを象徴し、季節を連想させるような像でした。例えば、寒そうにケープを纏い身を縮める像、花を抱えている像といったように。バラと私の絵画、さらに彫刻に見る庭園の精神との繋がりの強さが、この空間に花との親和性を感じさせるのかもしれません」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
香りを飾るモノトーンのバラの秘密
<p>──「ルーヴルのバラ」のうち1点が、ディプティックのフレグランス「Othoniel Rosa」のボトルを飾っていますが、この１枚を選んだ理由は？ </p>
<p>「この絵にはエネルギーが込められています。黒をエネルギーの色と言ったように、私が選んだ絵は、最も自然のままの花の姿を描いているもので、まさにこのフレグランスによって表現したかったことなのです。皆が香りによって自然を感じるように、野趣を秘めています。これは私にとっての自由を表現することでもあります。だから、バラとエネルギー溢れる絵を見ると想像力が掻き立てられ、まるで『不思議の国のアリス』のように、スパイラルのトンネルに迷い込んだような、ボトルの中に入り込むような感覚を抱きます」</p>
<p>──あなたのガラスの彫刻のように、カラフルな容器を想像しましたが、香水は透明のボトルに、キャンドルはマットな白いガラスに黒いバラ。いい意味で裏切られました。なぜこの組み合わせだったのでしょうか？</p>
<p>「確かに、私はガラスで彫刻を作ることで知られていて、ガラスは私の作品において重要な存在です。今回のプロジェクトで、透明なガラスのボトルにしたのにはいくつか理由があります。まず、私はもともとディプティックのグラフィックデザインが好きでした。とても力強く、見ての通りそれだけでとてもユニークです。そのデザインを尊重しているので、色を使いたくなかったというのが一つ。また、フレグランス自体の色が見えること、色を見せることも、とても大事だと考えました。この緑がかった黄色はとても美しいので。</p>
<p>そして、キャンドルの白と黒の組み合わせは、紙を表現したアイデアです。紙に絵を描く時のように、火を灯すと白いガラスがほんのり黄色がかってまるで本物の紙のようです。それは水彩画のようで、本当に美しい」</p>
<p></p>

	


香りをアートで表現するという新境地
<p>──今回、誕生したフレグランス「Othoniel Rosa」の香りの感想は？</p>
<p>「私にとってセルフポートレートのようなもので、とてもとてもパーソナルなものと言えます。それに、本物のバラを使っているという事実が興味深く、自然の中に見出したこの香りを人々にお披露目することは、まるで自然へのオマージュのような感じです。また、香りは進歩するという点も魅力的です。毎日つけていると、時間の経過とともに香りは変化していきます。でも、いつも同じように香るわけではありません。つけたそばから香り、1日中持続し消えません。私はもうこの香りの虜なんです」</p>
<p>──このコラボレーションを通じて、香りを作品にする、作品が香る、という経験はどんなものでしたか？</p>
<p>「香りを作品として創り上げることは、芸術家にとって非常に特別なことです。なぜなら複雑過ぎて自分だけでは成し得ないことですから。また香りで感情を表現するにも専門的で優れた嗅覚が必要です。私も自分の彫刻に惹きつけるために、触ったり、舐めたり、食べたりしたくなるような、いろんな感情を表現しています。まるでキャンディのように。その有機的なとこが、彫刻の魅力なのです。</p>
<p>そして、香水を創ることは、彫刻でいつも表現するようにはいかず、かなり奥深い。感覚が一つ欠けているように感じ、また繊細で儚いため、少し味わってみたり、触ってみたりしても、そこに香りはありません。私にとって、この経験は、全く新しい分野であり、作品のフィールドを広げてくれた、とても興奮すべきものでした。</p>
<p>アーティストとして、よりマスな場に出ることができるものだからです。音楽や、他の表現方法と比べて、アート業界はとても狭く、現代美術の分野はさらに狭いのです。そして、アートというのは、作品を設置して、大勢の人々とつながるのを待っているという考えです。したがって香水をつけることは、アート作品が、家庭や人々の生活に入っていくようなもので、まさにアーティストの夢でもあります」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──最後に、世界的な新型コロナウィルスのパンデミックによって、これまでの生活ががらりと変化しました。アーティストとして、今、あなたは何を思いますか？</p>
<p>「アーティストとして、世界に喜びや希望を取り戻すべく、私の想像力の全てを使ってこのパンデミックと闘わなくてはいけません。アートの世界は非常にプライベートな方法で、または、全ての人に見られるようなパブリックアートを作ることで、一定の距離で感情を共有するために、作品を適応させ、新しい関係を築いていく必要があるでしょう。私は、この期間、今年9月に開催されるペロタン東京での新たな個展に向けて取り組んできました。日本の花についての絵画や彫刻など、これまでにない新しい展示をします。日本の皆さんに少しでも希望を届けられたらと思います」</p>
<p></p><p>オー ド トワレ[100mL] ￥21,300</p>
<p>フレグランスキャンドル[190g] ￥8,900円</p>
<p>Othoniel Rosa（オトニエル ロザ）<br />
ブラックペッパー、アンブレット シード、アキガラウッド、パチュリを加えて構成されたスパイシーノート。ベチバーのウッディノートがローズの花の繊細さに応え、マダガスカル産ブラックペッパーがdiptyqueのエッセンスを象徴する香りのアクシデントを創り出す、存在感のあるアーティスティックな香り。2020年7月2日より直営店とオンラインで限定発売。</p>
<p>ディプティック ジャパン<br />
Tel／03-6450-5735<br />
diptyqueparis.com</p>
<p></p><p>The post ジャン=ミシェル・オトニエルが語る、ディプティックと創り上げた“香りのアート” first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>Diptyqueの祈りの木に願いを込めて。</title>
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        <pubDate>Wed, 19 Apr 2017 07:36:56 +0900</pubDate>
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