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    <title>Numero TOKYOデザイナー訪問記 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.11 TELMA</title>
        <link>https://numero.jp/20221027-designers-rsvp11/</link>
        <pubDate>Thu, 27 Oct 2022 10:00:00 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[Telma / テルマ]]></category>
		<category><![CDATA[Terumichi Nakajima / 中島輝道]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>ミニマルで上質な服づくりやオリジナルな視点を貫く、日本発のインディペンデントなブランドにフォーカスする連載「これからの服作りを探る、デザイナー訪問記」。デザイナー自ら、作り手の視点でコレクションを解説し服へ込めた熱い思いを語る。見た目ではわからない（知ったら着たくなる）服の真髄を徹底深掘り。</p>
<p>第11回は「TELMA（テルマ）」のデザイナー中島輝道にインタビュー。</p>
西洋のクチュールと日本の間（ま）を融合した<br />
現代女性ための「装う」服
2022fall winter<br />
退行していく光と色の美しさをグラムロックのイメージに



	



<p>コート ￥154,000 ドレス ￥97,900 スカート ￥49,500</p>
<p>秋の紅葉、落ち葉などの色の重なり、翳りゆく光や退行していく美しさを表現しています。先シーズンから継続している光というテーマですが、春夏は光を目指して立ち向かっていくイメージでパンクを融合しましたが、秋冬は退廃的な時代特有の疾走感のようなグラムロックの雰囲気。素材も、光沢のあるベルベット、サテンを使い、装うことをもう少し極端にしています。</p>



	



<p>[写真左] キルティングコート ￥93,500 ダウンジャケット ￥198,000 [写真右]ブルゾン ￥96,800 ジャケット ￥64,900</p>
<p>また、ブランドの特徴としてフラワーモチーフは使っていきたいと考えていて、春夏は花火柄がエレガントな花とパンクを繋ぐ引き金的な存在だったのに対して、秋冬は押し花からコレクションを組み立てました。</p>
<p class="picture"></p>
<p>最も美しい状態からフェイドアウトしていく、生々しい生の象徴のようなモチーフとして、自分で作った押し花をスキャンしサイズを変えたり、色を掛け合わせながら、プリントや刺繍で取り入れ、デヴィッド・ボウイのような艶っぽさを表現しました。合わせて生の象徴でもある野生的なレオパード柄も加え、いわゆるロックの衝動的、刹那的なムードに仕上げています。</p>
</p><p></p>糸から作ったニットで紅葉の陰影を再現



	



<p>自分が見た紅葉の色彩を再現したかったので、5色の羊毛を黒２g、オレンジ3gと量りながら、20〜30パターンぐらい配合のバリエーションを作って検証し糸にしています。単一な色ではなくて、紅葉の葉の重なり合う陰影感を表現するのにベストな配合のバランスを作りました。</p>
元来の手法にこだわって引き出した淡いトーン



	



<p>元々シャギーニットのシャギー加工は、植物のアザミの棘を使って表面を引っ掻き擦って毛羽立たせていたので、その本来の加工法を実際に採用しています。手作業になるため量産は難しいですが、チェックの色をパキッと強く出すのではなくシャギーにすることで、本当に繊細な淡い色が可能となり、フェードアウトしていく曖昧な色合いを表現することができました。</p>
<p></p>伝統工芸でスタッズを表現
<p class="picture"></p>
<p>江戸時代から続く愛知の伝統工芸である有松絞りは、本来は布を絞ってから染めて柄を作る手法ですが、染めずに形状だけ取り入れ、パンクのスタッズに見立てました。春夏から継続しているディテールをさらに進化させ、パンクのDIYに通じるクラフト感をライダースジャケットのウエスト部分に取り入れています。</p>
装いながら環境を配慮するカラーデニム
<p>写真は2022SSシーズン。2022AWシーズンは（ライトブルー、ライトパープル）で展開。</p>
<p>タテ糸はリサイクルポリエステル、ヨコ糸がオーガニックコットンで構成されたカラーデニムは、無染色のホワイトデニムに転写プリントによって着色。染色をしていないため、全く水を使わず環境への負荷が少ない地球にやさしいデニムです。どのブランドもインディゴデニムは展開してますが、TELMAは装うことがテーマなのであえてカラーで、そしてリサイルクデニムで表現しました。環境に配慮してはいますが、それが目的ではないので、装うことに焦点をあて、バランスをうまくとっていきたいと思っています。</p>
<p></p>2022spring summer<br />
パンクとクチュール。服で光という物語を紡ぐ



	



<p>デビューとなる2022SSコレクションを制作時期、ちょうど世の中はコロナパンデミックの渦中でした。そのため、光という存在は重要でした。コロナ禍が歴史的にどんな状況なのかを振り返ると、第二次世界大戦、不況といった情勢不安と重なります。そして戦後にはニュールックが生まれ、70年代にはロンドンではワーキングクラスのパンクが台頭してきました。今も当時のように、暗い時代に差し込む光、新しい世界に向かっていく光としての服が必要だと感じ、新時代の象徴だったニュールックというエレガントでクラシックなものをベースに、ストリートファッションなど自分の原体験を組み合わせ、そこにパンク要素で何かに対する意志表明をしたいと考えたんです。ただ、光自体を表現することはできないので、どう現実の服に落とし込むかを検証していきました。</p>
<p>さらに掘り下げて調べると、印象派以前の絵画は、白黒で陰影を付けていたのが、印象派が初めて影に色を着けていたことがわかり、そのアプローチを取り入れ、多彩な色が混ざり合う様子や陰影を作るために、チュールのレイヤードなど素材を薄くし、体を通したときに肌の色と重なったときの色の変化や、動きとともに違う表情が生まれるようにしました。</p>



	



<p>パンクには伝統工芸の手法を取り入れ、ニュールックはカジュアルに落とし込み現代的に解釈することで、装うというファッション本来の、オケージョン服のような、攻めの服を作りたかったんです。全ての要素を内包し表現できるテーマが光でした。自分の感じた直線的な光を表現するのにチェック柄は最適でした。またコーディネートの幅を考えると、チェックは誰にとってもなじみのある柄なので、それを新しいスタイルで提案しました。</p>
<p></p>職人技とアイデアが織りなすチュールの十二単



	



<p>チュール部分を十二単にしました。光の重なり合う奥行きを表現するために菱形を半分ずつずらして型抜いた3パターンのチュールを12枚重ねて構成、3Dのように複雑に見えますが構造的にはとてもシンプル。端にはパンクの解釈としてスタッズに見立てた刺繍をあしらいました。秋冬シーズンは、この刺繍でミモザの押し花を再現しています。</p>
クチュールとストリートをミックス
<p><br />
クリストバル・バレンシアガのような立体的でエレガントなシルエットをカジュアルなデニムに。糸からオリジナルで作りました。またポリエステルを使うことで強度が上がり、きれいなハリ感が出てエレガントな雰囲気が作れます。ニュールックに着想を得ているので、同時代のクチュールという要素をピックアップし、ストリートとのミックスで、デニムジャケットやライダースに落とし込みました。</p>
<p></p>中島輝道インタビュー<br />
「着たときに美しく見える、誰が着てもきちんと決まるシルエットが一番大事」
<p class="picture"></p>
<p>まずブランドデビューとなった2022年春夏シーズンからお伺いします。光というテーマでしたが、コレクションを組み立てていく上で、テーマを設けることは自身の服作りにおいて重要ですか？</p>
<p>「重要ですね。私は素材の可能性を探るのが好きなので、基本的にはまず素材を作り込むことから始めます。色や質感を決めていく上でキーワードが必要で、そのインスピレーションとなるのが、ランドスケープやアートなどです。その時の気分で感動するものは、花だったり夕日だったりしますが、ファーストシーズンは、コロナ禍で家の中で過ごした時間が長く、気持ちが沈んでいたせいか、光という存在が重要でした。ただ光自体を表現することはできないので、どう現実の服に落とし込むかを検証し、オラファー・エリアソンの作品やモネの睡蓮などを参照したり。要は、光というイメージのストーリーをいろんなピースで複合的に組み立てる作業でした」</p>
<p>──その時に漠然と誰か着る人のイメージも浮かんでいるんですか？</p>
<p>「シーズンイメージとしてのミューズは、春夏はジェーン・バーキンでした。個人的には年齢を重ねた今の彼女のほうが好きで、メンズのシャツやパンツをユニークに着こなしていて、そういう人に自分流に料理してもらいたいと思います。やはり最終的には人が着たときに美しく見える、誰が着てもきちんと決まる分量感やシルエットが一番大事ですから」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──万人に受け入れられるとは言わないまでも、メジャーなマイナーというか、個性もありながら確実に支持される服作りって難しいですよね。</p>
<p>「人それぞれが持つ独特なクセみたいなものに興味があるので、クセが出るようなパターンや、同じ一着でも着る人の個性や歩き方で変化するように見せることを前提としています。ドリス ヴァン ノッテンでは西洋的なクラシックや立体的なパターンを、イッセイミヤケでは真逆の平面的な一枚の布からの服作りを学びました。その間（ま）というものがよくて、着物は人が着て動くことで平面から立体になる、西洋と東洋、両方の身体の考え方やアプローチで服を表現したいなと。何かしらニッチなもの作りをしていきたいなと思ってます」</p>
<p>「ドリスでは実際に発表されるルックの数よりもはるかに多いスタイリングのパターンを作り検証していました。それが染み付いているのかもしれません。ベーシックなアイテムから始めて、色や柄のバリエーションを展開し、常にお客様の手持ちの服や、他の服と合わせられるかどうかも考え、TELMAにおいてもかなりの数のスタイリングを組んでいます」</p>
<p></p><p>2022SSコレクションより 「ペプラムでニュールックのシルエットのスカートですが、エレガントすぎないように、ツノみたいなものを作ってパンクっぽさを加えました。ドクターマーチンにもヒールにも合わせてほしい」</p>
<p>──春夏では、西洋的なシルエットのニュールックを再解釈されましたね。70年以上前のデザインをどう現代に蘇らせたんですか？</p>
<p>「今、世の中のファッションの流れとしてジェンダーレス、オーバーサイズ、リラックスというのがあるかと思いますが、その流れを汲みながら、もう少し何か新しい価値観ってなんだろうと考え、シルエット的には真逆なニュールックが新鮮だという結論になりました。当時は発明でしたが、そのまま発表するのは難しい。だから、エレガントすぎないよう、ニット素材を使ったり、軽く腕まくりしてデニムで合わせたり、カジュアルにもオケージョンにも、どう着てもいいような、でも着ると、なんかいいねと決まる服になるよう意識しました。そのまま西洋的なクチュールの手法で作ると、日本の感覚に合わないように思うので、日本的な素材の開発と、包むこむというアプローチに、クチュールの要素をうまく融合することが、TELMAのシルエットの特徴かもしれません」</p>



	



<p>2022FWコレクションより [写真左]コート ￥107,800 ジャケット ￥64,900 パンツ ￥63,800 [写真右]シャツ ￥53,900 スカート ￥71,500</p>
<p></p>「プロダクトデザインからファッションの世界へ、きっかけはマルタン・マルジェラ」
<p>──中島さんにとって、服、ファッションとはどういう存在でしたか？</p>
<p>「とにかく装うという行為が好きでした。装い一つで相手の受け取り方も印象も変わる、着ることと自分、第三者の関係性が面白くて、服ってコミュニケーションツールなんだなと思い、人の反応を見ることが楽しかったんです。90年代に高校生だったので、マサキマツシマ、ビューティーアンドビーストなどモード系が流行っていて、その一方で、グッドイナフなど裏原ブームで、大学に入るとそれこそドリス ヴァン ノッテンを着たり、ただ着ることを楽しんでいました」</p>
<p>──ファッションは楽しむ対象だったんですね。ジャンルは違いますが、物作り自体にはもともと興味があったんでしょうか？</p>
<p>「祖父が建築家で、父も美術関係の仕事をしていたので、実家には画集や石膏像が当たり前にあり、子どもの頃から見ていたせいか、当時から「色ってきれいだな、不思議だな。作家の画集によって、同じりんごを描いているのにどうして色が違うんだろう」と見え方の違いを面白いと感じていました。</p>
<p>また、祖父の影響ですが、数寄屋造りとか日本建築の様式美が好きで、大学時代は、それをプロダクトに転換したいと考えていました。建築家でいうと、フランク・ロイド・ライトがすごく好きなんです。モダンなデザインだけど、木や石といった自然の素材を生かしたとても丁寧な作り方をしている。その端正な佇まいが素敵です。ル・コルビュジェやバウハウスといった計算され尽くしたモジュールのような緊張感ではなくて。私も大学の課題では、木をバスタブに浸けて曲げたり、自然の木の性質を生かした物作りをしていました。いっぱい失敗しますが、偶然の発見や自然のものの予測不可能な現象には感動するんです」</p>
<p></p><p>2022FWコレクションのフラワープリントは、押し花をモチーフにさまざまなカラーに変換して検証したという。</p>
<p>──自然界のものには圧倒的な美がありますよね。だから、そこに到達したいと追い求めるロマンのような。</p>
<p>「色もそうですよね。ヨーロッパの色と日本の色も違うし、日本海側と太平洋側では海も空の色も違う。普通に見えるけど、なんか違う。奇抜で押しつけの強いもの、ショッキングとか、意図的なものは苦手なんです。色はもちろんその時の気分や精神状態にも関係すると思いますが、一番すっと入ってきます。だから、色から影響を受けるのかもしれません」</p>
<p>──なるほど。確かにモダン建築でも唐突さではなく、自然と共存というか調和する存在ってありますよね。</p>
<p>「服でも“寄り添う”ということがしたい。馴染むのではなく、寄り添うぐらいの距離感が一番いいなと思っています。アクがあるプリントもパンクを感じるディテールもそうですが、何かはやっていかないと、寄り添うということにはならないような気がしています。違和感ではないけど、何かしら気づきのような要素を大事にしています。<br />
元々建築が好きなのも、ディテールというよりは、景色として存在しているからなので。だから、装うことをテーマにした服を作ってますが、目指してるのは、ファッションで一つの日常の景色が変わるようなことができたらいいなと思っています。日常の中の佇まい満たないものを最終的に表現したいんです」</p>
<p></p><p>──プロダクトを学んでいたのに、ファッションの道に進もうと思ったターニングポイントは？</p>
<p>「大学時代、ロンドンに交換留学で行った際に、友人に見せてもらった、マルタン・マルジェラのカビの服に、ファッション、服の可能性を感じました。プロダクトをずっと作ってきていたので、経年変化をわかってはいるんですが、もっと日常的な部分で起こるということにすごさを感じ、美しいと思いました。もちろんデニムのような古着も経年変化を楽しむ服ですが、時間の流れと変化と佇まいの美しさに可能性と魅力を感じたのかもしれません。建築やプロダクトではできません」</p>
<p>──構造物自体が動くことはないけど、人間は自在に動き、それに伴い服も表情を変えていきますからね。</p>
<p>「興味のきっかけは、構造物としての美しさでしたが、今は違います。やっぱり人が着て、その個性を引き出すための存在であるべきですから。服を通して、人の仕草のようなものもデザインしています。だから着丈の長さ、人が歩いたときの布の動きからも考えます」</p>
<p></p>


	



<p>2022AWコレクションより</p>
<p>──それは、ファッションの道に進み学んだ経験によって到達した考え方の変化でしょうか？</p>
<p>「アントワープ王立アカデミー、ドリス・ヴァン・ノッテン、イッセイ ミヤケを通じて学んだ結果ですね。アントワープは、どちらかというと服飾の学校というよりも、コンセプトアートを学びアーティストを育成する学校ですから。みんなとにかく個性的で、それなりの文化的背景を持ってきているので、そこから生まれるクリエーションはすごく強いんですよね。新しさ、美しさに常に疑問を呈する姿勢があって、そこが一番の学びだったかもしれません。そういう人たちを見て、自分が何者でもないと感じられたことは収穫でした」</p>
<p>──自分なりの表現の形に、どうやって着地点を見出したのでしょうか？ ある種、自身のルーツと向き合う作業でもあるように思います。</p>
<p>「やはり日本的な間（ま）や繊細な部分が好きなので、そこで勝負をすることにしました。卒業制作では、古典的なレースという素材の概念を変える使い方をしました。立体的でハリ感もありますが、全てレースで作っている奥行きやレイヤード、この繊細さがTELMAらしさだと思っています。同時に、構造的には60年代の未来派のコスチュームデザインを、あえて作り切らずに未完成な感じでとどめ、日本的な感性を西洋的なモチーフで表現する、未完成の美のような。だから悩んだりする時には、この卒業制作のブックを見て初心を思い出すようにしています」</p>
<p></p><p>2022AWコレクションより</p>
西洋のファッションを後追いするのではなく、日本人のルーツと感性で勝負する
<p>──ドリス ヴァン ノッテンでは何を学びましたか？</p>
<p>「ドリスは半端なく人間像を掘るんです。デヴィッドボーイから、バレエ・リュスのニジンスキーのような東欧的な魅惑的な魅力を表現するためにどういう素材を使うか、プロポーションをどうするかなど、考えることが山ほどあり、とにかく検証します。例えば、モーニングアフターというテーマのシーズンがありましたが、悪い彼氏がいるパーティガールは、オーバーサイズの服で、悪い男の服だから、それを女性が着るとどうなるかというように、すごく面白かったです。だから一見普通なんだけど着ると違う。誰でも着られるし、自分のクローゼットの服と合わせられる。彼は本当に人が好きで、5年着た時、10年着た時にどう見えるかということまで考えていたんだと思います」</p>
<p>──でも、辞めることにした。そこには何か思うところがあったんでしょうか？</p>
<p>「ドリスの下で、ファッション発祥の地である西洋にいて見えたのは、西洋の人が肌感覚でわかる洋服の文化というベースが日本人である自分にはないということでした。どこか自分が後追いをしている感じがして、彼らと肩を並べてこのままやり続けて、新しい価値観が果たして生まれるのかなと疑問に感じ始めました。それならば、日本の感性、自分のルーツを勉強したい、表現したいという思いが強くなっていきました。そのときに見たイッセイミヤケのプリーツプリーズは衝撃的で、フラットなのにフワッと空気を孕んで本当に美しい。西洋ではなかなかこういう価値観には出会えないと思ったんです」</p>
<p></p>


	



<p>2022FWコレクションより [写真左]ブルゾン ￥132,000 パンツ ￥70,400 [写真右]シャツ ￥53,900 パンツ ￥53,900</p>
<p>──イッセイミヤケが世界的に高い評価を得るのは、日本独特の美意識による服だからなんでしょうね。</p>
<p>「だから僕も試したくなりました。学生時代の『間』という考え方と、三宅さんの服作りのスタンスが相まって、西洋的なものにどう挑み続けることができるかを考えるようになりました」</p>
<p>──独立を決意した時には、もうブランドのビジョンは見えていたんですか？</p>
<p>「見えていたんですが、その途端にコロナ禍になり、正直迷いました。服の捉え方も、ブランドの表現も、改めて考え直し、そして納得するまで考え抜きました。本当に今求められているもの、必要なものは何か。結果、装うことに寄り添うということで、プロダクトというよりも、もっとエモーショナルな、日常の気分を上げるための服にしたい。最初は個性と合わないかもしれませんが、5年後、10年後になってその人のスタイルで着こなせるような、着ていくうちに個性に寄り添っていくような服を作ろうと思いました」</p>
<p></p><p>──実際の服作りという点では、基本的にはメイド・イン・ジャパンにこだわっているのでしょうか？</p>
<p>「そうですね。素材には特別な思いがあって、自分で１から作るところから入っていきたいと思う。ヨーロッパのいい生地を仕入れて作るいいブランドは他にいっぱいあるので、自分がすべきことではないと思うのと、自分の工夫やオリジナルクオリティで作っていきたい。高い生地で高価な服は誰でもでき、わかりやすいですが、安い生地を使っても創意工夫で全く違う意味で新しくいいものになる。高級なものにするのではなく、いいものにする。イッセイミヤケでの考え方はすごい勉強になりました」</p>



	



<p>2022FWコレクションより [写真左]コート 参考価格￥154,000 ロングシャツ 参考価格￥63,800 [写真右]チュールドレス ￥35,200 シャツ ￥42,900</p>
<p></p><p>──アザミを使ったシャギー加工しかり、本物の手法やオリジンみたいなものは踏襲したいと考えていますか？</p>
<p>「そうですね。進化や効率化によって、廃れて忘れられていくものはあります。でもそれが誕生した瞬間は、生まれるべくして生まれてきました。レース生地もそうだし、ニュールックもそうだし、その必然性、完璧に最高の状態として存在していた価値観や何かしらの文脈にフックしていきたいなと思っています。そういうルーツや物が存在する理由を探求するのが好きなのか、ワクワクするんです」</p>
<p>──光をテーマに様々なパーツを組み合わせてストーリーを展開しアウトプットしていますが、インプットはどうやってしているんですか？</p>
<p>「旅によく行きますね。以前訪れたアイスランドは地球の原風景そのものという印象でよかったです。一方で、マラケシュなどは全く違う文化の中では、ドキッとすることとか、違和感とか、忘れていたことを思い出させてくれます。本とスケッチブックを持っていくので、旅先で見つけたものを貼ったり、押し花作りにも通じますね、スクラップブックのように使っています」</p>
<p>2022FWコレクションより キルティングコート ￥93,500 コート 参考価格￥154,000 チュールドレス ￥35,200</p>
<p>TELMA（テルマ）<br />
www.telma.jp</p>
<p class="btn_entry">【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.11 TELMA first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.10 CFCL</title>
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        <pubDate>Thu, 03 Mar 2022 09:00:38 +0900</pubDate>
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        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
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		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[CFCL / シーエフシーエル]]></category>
		<category><![CDATA[Yusuke Takahashi / 高橋悠介]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">VOL.1<br />
オケージョンにもフィットする着る器<br />

<p class="picture"></p>
<p>ファーストコレクションから登場した、CFCLを代表するPOTTERY（ポッタリー）シリーズのドレス。素材は、GRS（グローバル・リサイクルド・スタンダード）認証が取れている、ペットボトルの再生ポリエステルを100%使用。商品の特徴は、まずニットであること。しかも3Dコンピューター・ニッティングによるホールガーメント横編機で製作しているので縫い目がないこと。いわゆるニットドレスのフォークロア風やカジュアルなテイストとは違い、ニットの特長であるストレッチ性を生かしながらも、スポーティやリラックスではなく、モードな服としてシャープな方向性に振っています。体型を選ばない快適な着心地、オケージョンにもフィットする品格を兼ね備えたニットアイテムを作ることを一つの大きな柱としています。</p>
</p><p></p>
	

編み組織の組み合わせが生む多様なデザイン
<p>リブ組織からなるポッタリーシリーズは、リブとリブを90度回転させたガーターで構成しています。リブは横に縮まり縦に突っ張る性質があるので、ガーターとリブ、天竺編みと裏天竺編みを交互に配列。リブとガーターを組み合わせることによって縮まるものと突っ張るものが、切り替え地点でぶつかり、そこになおかつ急激にダーツを取ることで、より立体的なシルエットを作り出しています。</p>


	


<p>（写真左）POTTERY KAFTAN ￥59,400</p>
<p>カフタンドレスは肩から下まで全部ガーターにして、横張りにして体型を隠すような構造にしています。腕はリブで細く、袖口にかけてガーターに。つまりカフタンドレスの袖とポッタリードレスの構造は同じ。ダーツを取る場所を変えていますが、さらに途中でスパッと切ればスカートになり、逆さにしたらトップスになる、という考え方でデザインしていく。リブとガーターの切り替えがデザインの最大のポイントなので、短くしたり長くしたりとピッチを変えながら、基本構造はこのリピートとなります。</p>
<p></p>VOL.2<br />
ニットの持つイメージを裏切るソリッドなテクスチャー
<p>（左） FACADE COAT ￥129,800 （右）FACADE TOP ￥42,900</p>
<p>様々な時代の建築それ自体の外観や文化的な側面をインスピレーションとしたVOL.2コレクション。ニットが持つ、柔らかく暖かな素材でほっこりというイメージと対局にある、コンストラクション、硬い、堅牢といった言葉をぶつけることによって、ニットの概念や可能性の拡張を試みました。また、全コレクション共通のテーマを「Knit-ware（ware＝器）」としており、人々の営み、時間、生活を容れる器としての建築の機能を参照しています。トレンド性とどれだけ距離が取れるか、器の起源に遡って考えると、人類の歴史とともに生活の中に存在し、機能や用途を考えながら、進化し続けてきたもの。建築もまた、より快適さを追求し、あるいは権力の象徴として共に発展してきた歴史があります。服も本来であれば文化や人々の生活とともに発展してきたはずです。</p>


	


<p>具体的には、ミース・ファン・デルローエなどのシカゴの高層ビルや集合住宅のような画一化されたモダニズム建築を連想させるテクスチャーを参照したファサードシリーズ。水溶性の糸を部分的に使用し、縫製後に洗いをかけることでカールがかかったような独特なテクスチャーが生まれます。3Dコンピューター・ニッティングの可能性を追求した存在感のあるデザインです。</p>
<p>COLUMN TOP ￥¥40,700</p>
<p>また、ギリシャ建築のイオニア式の柱を思わせるフォルムから名付けたCOLUMN（柱）。同じく、ギリシャ建築の柱を連想するテクスチャーから名付けたFLUTED（柱の縦溝）。幅やストレッチ性の違う2種類のリブを使い分けて波型デザインを表現しました。</p>


	


<p>（写真左）FLUTED JACKET ￥46,200、FLUTED SKIRT ￥35,200</p>
<p>一般的なリブスカートは、主役というより、どちらかといえばコーディネートアイテムですが、FLUTEDのリブスカートは存在感があるので、トップスはシンプルでも様になります。かなりの伸縮性があるうえにウエストもゴム仕様のため着る人の体型を選びません。無縫製のため縫い目が肌に当たるストレスもなく、着心地と独創性が両立されたデザインです。また、着た時にガーターが上まであるとヒップラインを拾いすぎるので、わざと段差をつけることで体型のカバーも考慮しました。個性的な形状はオーセンティックなカーディガンに取り入れることで機能性とともに日常での着やすさを考えています。</p>
<p></p>VOL.3<br />
ニットで春夏らしい透け感に挑戦


	


<p>建物の窓やフェンスから見える向こう側の景色、窓から光が射してくる様子などをイメージしました。ニュートラルなファーストコレクションのVOL.1、建築的な硬いイメージのVOL.2に続く、VOL.3は、春夏という季節感を感じられるよう試みました。「春夏なのにニット？」という印象を払拭するために、和紙素材や透け感のあるテクスチャーを用い、ニットの可能性を拡張したコレクションです。</p>
<p class="picture"></p>
<p>独特の凹凸のある編み目が建物から突き出た窓のようなので、19世紀以前のヨーロッパの建築に見られる出窓の一種、オリエルと名付けました。裏は再生ポリエステル100%のマルチボーダーで、表はポリエステルに和紙を巻いた糸を使った二重構造。紙という素材は軽やかなイメージを持ち、シャリ感のある肌触りもニットに適している。和紙がミックスされたニットはあまり見たことないので、あえてチャレンジしました。</p>
<p>LATTICE TOP ￥41,800</p>
<p>ガーデニングの際に使う格子状の柵から着想を得たラティス。窓やフェンスといった、外部と内部の境界線、内側と外側から見た景色を表現しています。ライフスタイルの中にテーマ性を持たせた服作りがしたいという思いもあり、常に「Knit-ware（ware=器）」をテーマにし、そこに思い切り春夏を感じられる透け感と色彩を重ね合わせています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
高橋悠介インタビュー<br />
「ニット・モードを掛け合わせて唯一無二のブランドに」
<p>──自身のブランド「CFCL」を立ち上げるにあたって、あえてニットで勝負することにしたのなぜですか？</p>
<p>「これだけアパレルブランドがある中で、歴史も裏付けもない一デザイナーがゼロからやり始めるのは、なかなか難しいことです。レッドオーシャンに飛び込んだところで絶対にうまくいかない。なので、社会は求めているけれど、まだ他が気づいていないニッチなマーケットで勝負し、一言二言で語れるようなわかりやすい服を作る必要があると思いました。僕は学生の頃から3Dコンピューター・ニッティングを学んでいたので、コンピュータープログラミングのノウハウがあり、製作の過程で、職人やプログラマーと同じ言語で会話することができます。</p>
<p>その強みを生かし、ニットとモードをかけ合わせた今までにないブランドを始めることにしました。これまでのキャリアではテキスタイルについて知見を深めていたので、ついニットのトップスに布帛の薄地のスカートを合わせたくなりますが、ブランドとしての立ち位置を明確にするため、CFCLでは全てのアイテムをニットとしています」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──ニットに特化したコレクションを発表することのメリットは？ やれることが制限されてしまう気もしますが。</p>
<p>「ホールガーメントで生産する最大の特長は、無縫製のため、縫い代が肌に当たらず着心地が非常にいい。もう一つは、製造工程で糸の余剰がほとんど出ず無駄がない。それからプログラミングと編機があれば原理的にはどこででも作れ、品質も安定している上に、縫製の必要がない。同じ糸でも編み組織で個性的な製品を作ることができるので、プリントや刺繍などの後加工を施さなくても良く、製品の工場間の移動をさせずに済む。結果、輸送コストと温室効果ガスの排出量が少ないというメリットがあります」</p>
<p>──通常ですと、生地屋、染色、縫製など服が出来上がるまでの過程に各工場間を移動しますよね。</p>
<p>「さらに環境的な視点で言うと、ポッタリードレスは、ペットボトル由来の再生ポリエステル糸を100%使用しています。なおかつGRS（グローバル・リサイクルド・スタンダード）認証を取得した素材で、自宅の洗濯機で洗うことができる。速乾性があってシワにもなりにくい。そして首回りの控えめな肌の見え方や、ホールガーメントによる3Dフレアのシルエットを作り出すことで、女性らしさを付け加えています。これまでの僕のキャリアの中で培った文脈を押さえながら、時代にフィットしている、社会に求められているもの、でもまだ存在していないものに取り組んでいます」</p>


	


<p>──先ほどのポッタリードレスは、再生ポリエステル100％とのことですが、現在使用している糸は全て再生原料ですか？ </p>
<p>「現状、ウール100%のアイテム以外の全品番に再生素材は使っています。100%のものもあれば12%のものもある。再生素材を使うことが目的のブランドではなく、都会のオケージョンにもフィットするシャープさとエレガントさ、そしてイージーケアといった要素を持ち合わせていなければCFCLのタグは付けられません。そのためのボリュームやシルエット、硬さ、テクスチャーを成立させるには、現状の再生素材のバリエーションの少なさでは難しい。例えば、再生ウールはゴワゴワした粗野な質感だったりします。ただ、CFCLのビジネスが成長することで、再生素材の需要も高まります。CFCLの求める質感やテイストを実現できる素材が出てくれば、随時置き換えていくつもりですし、徐々に糸屋さんと共同で再生素材の開発にも取り組んでいます。2025年までには、すべてのアイテムの再生素材使用率100%にすることを一つの目標として掲げています」</p>
<p></p><p>──ニットという枠の中で、いわゆるテクニック、プログラミングでやれるデザインはたくさんあるものですか？</p>
<p>「こんな言い方をするとおこがましいですけど、僕だからできるニットアイテムだと思います。ほとんどのブランド、デザイナーには、ニット担当がいて、一部のニットブランドを除いてはニット担当がメインコレクションのデザイナーになることはほとんどありません。学校でもデザイナーを志す場合、パターン、デザイン、素材については勉強しますが、ニットの技術に至ってはほぼ学ばないことのほうが多い。だからコレクションの中でニットアイテムを作るときは、ニットデザイナーが工場とやりとりしながら作っていくため、割とオーセンティックな形に落ち着きやすい。他にテキスタイル、刺繍、プリントなど山ほど技術があるので、ニットの可能性の追求までは手が回らないのだと思います。CFCLはニットだけに集中したことによって、既視感のない独創的なフォルムやテクスチャーを追求できているんです」</p>
<p>──他のデザイナーたちが、さまざまなテクニックに時間を費やしている間に、編み方、糸とのバランスなど徹底的に掘り下げられるということですね。</p>
<p>「だからやれることはいっぱいある。ホールガーメントで製作する場合は、糸を仕入れ、機械にセットしてボタンを押すと出来上がる。コンピュータープログラミングニットだと、リブとガーターなど編み方の組み合わせが自由自在です。さらに配色まで要素に入れると、デザインの可能性は無限大に近い。ベーシックな形の中でデザイン性を加えることができるので、オリジナリティが出せる上に、定番にもなりやすく、カラー展開をしやすい。プロダクトデザインに近いアプローチです」</p>


	


<p></p>シーズン毎のコレクション発表に対する考え方
<p>──コレクションをシーズンで区切らずに、VOL.1、2、3と銘打っていますが、シーズンごとにコレクションを発表すること、その必要性についてはどう考えていますか？</p>
<p>「半年に1回定期的にやってくる発表に対してテーマをどう答えるかを先に考えるようになると、テーマを作ること自体が目的になり、本末転倒になる気がしていたんです。そういった服作りから少し距離を取りたいと考えました。ブランド名でもある、CFCLとは、Clothing for Contemporary Life（クロージング・フォー・コンテンポラリー・ライフ）の略で、『現代生活のための衣服』という考え方からスタートします。そういう意味で、コロナ禍の前と今では、現代生活の考え方ががらりと変わりました。常にこのくらいのスピード感で時代は変化しているのに、これまでのファッションは社会の変化にあまり向き合えていなかったのではないでしょうか。つまり、半年に1回ぐらいは、コレクションをアップデートしていく、新しいものを開発していく作業は依然として必要だと思います。ただシーズンによってまったく違う内容であったり、デザイナーの美意識に依存したコレクションではなく、あくまで社会に向き合ったクリエーションが大切であるとCFCLでは捉えています」</p>
<p></p><p>──逆に言うとライフサイクルにおいて、半年に何か新しいものを提示すること自体は必要だと。</p>
<p>「例えば、先進国を始め日本でも2050年までに温室効果ガス排出の実質ゼロ達成という目標がありますが、つまりあと28年、逆算すると意外に時間はありません。ビジネスとしてやっていくには、ある程度スピード感を持って、開発にもSDGsにもライフスタイルにも向き合っていかないと置いていかれるし、他の企業にそのマーケットを奪われるだけです。日本の国としても世界に遅れをとってしまいます。社会における企業のあり方という考え方をするなら、どれくらい売り上げたいかという話よりも、どれくらいの規模感で未来を示せるかということが正解だと感じています」</p>
<p>──その考え方を踏まえると、シーズンでガラッと入れ替わる商品ラインナップではなく、継続の定番品もあり、 実際の商品展開としてはどう示しているのでしょう？</p>
<p>「まだ自分たちでマーケットの主導権を握れていないのと、若いブランドだから、何が売れるかということも手探りなので現在はリピート商品の比率は低めですが、最終的には定番をなるべく多く展開したい。安定して収益を得るためには定番品でリピーターやファンを増やすこと、新しいことを提示しながら、常に動き続けているブランドとして発信していくことのバランスがビジネスとしてとても重要だと考えています。ファンタジーとリアルの両立が求められているのではないかと思います」</p>
<p>──では高橋さんにとってのファッションにおけるファンタジーとは？</p>
<p>「お客様にワクワク感、高揚感を与えること。それは新しいもの、見たことのない組み合わせだったり、それらを生み出す姿勢がファンタジーだと思っています。スタイルも、色、形、素材も、全方向で新しいものを生み出せるように取り組んでいます。それこそコレクションブランドの得意とすることだし醍醐味でもあります。一方では、ある程度の規模感を持ってビジネスを拡大していき、企業としての責任を果たす必要もあります」</p>


	


<p></p>サステナブルとモードの両立を実現する
<p>──モードならではのファンタジーをサステナブルの範疇で実践することに難しさは感じないですか？</p>
<p>「サステナブルな製品を作ること自体が目的になると、納得のいくクリエーションは続けられません。CFCLはサステナブルを自ら謳っておらず、SDGsへの取り組みはあくまで「現代生活のための衣服」に必要な一要素として捉えています。<br />
アパレル業界が古いものより新しいもののほうが価値があるということを浸透させ、購入意欲を掻き立てるような仕組みを作ってきたから、なかなかサステナブルとモードは結びつかないところはありましたが、今はラグジュアリー自体の価値観も変わってきていてるように感じます」</p>
<p>──確かに、今はそれが当たり前で、スタンダードになってきているように思います。</p>
<p>「古いものより新しいものに価値があるという概念が集約された、最たるものがセールだと思います。古いものは値段が下がる＝（イコール）価値が下がる、新しいものがプロパーのプライスになる。そのサイクルをどうやって壊すかとなると、来シーズンも何年経っても、欲しいと思われるものを意識してデザインしていかないといけない気がします」</p>
<p></p>

	


<p>──フリマやオークションアプリで高値が付く服ということは、確かにそういうことですよね。</p>
<p>「だからブランドらしくないものを作ったら売れ残ってしまう。例えば、メルセデスのゲレンデが長く売れているのは、やっぱりみんな欲しいし、中古下取りするときにもある程度値段が保たれるわけです。問題視されている過剰な余剰在庫などを考えると、ファッション業界は余計なもの、不要なものをたくさん作ってきたように思います。今必要なのは、お客様が求めているそのブランドのイメージを大切にしながら、その中でアップデートしていくという作業。もちろんそれだけではビジネスがシュリンクしてしまうので、新規顧客も獲得していく両輪のバランスなんですけど、その比率がアパレルは悪すぎる気がします」</p>
<p>──確かに、ファンがそれぞれのブランドに求める要素は必ずありますから。</p>
<p>「となったときに、やはりどのような価値を提供できるブランドなのかコンセプトを明確にすることは必要ですよね。ただアパレル以外のことを同じ目線で取り組んでみてもいいかなとは思います。例えば、香りや音楽といった要素はCFCLで取り組んでいます。リテールの店があれば、実際に店で体験できるし、試着も可能ですが、オンラインで買うとその体験の場は自宅になる。それこそEC化が進む世の中において、オンライン購入にも体験の場を提供することが重要だと思います。買った商品に香りが付いていたり、カードに音楽をダウンロードできるQRコードがついているなど、その時に日常と切り離してくれるものとして環境的な要素が作用すると思っています」</p>
<p></p><p>──洋服を買って着るまでの一連の行為に対する付加価値を付ける要素まで拡大していくということ？</p>
<p>「CFCLを選んで着てくれるお客様は、社会に対して意識がちゃんと向いている方が多いです。そうすると、ファッションだけでなく、インテリア、食品、外食産業でも、CFCLの世界観や美意識を社会に対して提案できるものがあれば、それは衣服だけで表現しなくてもいい気がします。テスラの企業としての価値が世界的に上がったのは、EV化に世の中の関心が集まる中、電気自動車に特化しているからで、他の大手自動車メーカーが電気自動車をいくら出しても、ディーゼル自動車もやってるよねとなる」</p>
<p>──ブランドの中に矛盾が生じてしまいますね。</p>
<p>「テスラの強みは、電気自動車が持ってるノウハウを生かして、蓄電や充電のビジネスを展開していることだと個人的に思います。さらには住宅のソーラーパネル事業も拡大している。そういう意味では、CFCLがいきなり野菜を発売するのは難しいですが、ヴィジョンが明快で、合理性が伴う分野であれば構わないし、まだそういう視点で取り組んでいるブランドはあまりないので、そこにチャンスがあると思っています。</p>
<p>ただ、世の中にエシカル系のブランドはいっぱいありますが、何が正解かを見極めるのは難しい。レザーやファーを使用しないと言っても、多くのボアやフリースは大量のマイクロプラスチックを出すから海洋汚染問題においては悪になる。ビーガンという概念も動物愛護の観点で見ればエシカルですが、例えば肉に代替する大豆を栽培するためにアマゾンの木を伐採して畑にしたり、バイオマス発電も再生可能エネルギーに需要が集中しすぎて、間伐材だけでは足りず、結局海外から管理されていない木材を輸入していたり、さまざまな問題が生じてきます。様々な問題に対して正解が一つではないように思います。CFCLは社会に対する自社の取り組みや環境へ与える負荷を数値を持って公表しています」</p>
<p></p>

	


CFCLが社会と未来に示す存在証明
<p>──CFCLとしては、サステナブルという観点では具体的にはどんな取り組みを行っていますか？</p>
<p>「CFCLとしては、2030年までの再生繊維100%の使用、2025年までの全品番における温室効果ガス排出量の数値化を目標とします。取引先や工場も一緒に取り組んでいく必要があるので、SDGsに対してどれだけ実践しているかサプライヤーの皆様にアンケートを行い、LCA（ライフサイクルアセスメント【注】）の実施によるアイテム一着の温室効果ガス排出量を公表したりと、社内にCSO（Chief Sustainability &#038; Strategy Officer）を配置し取り組んでいます。そこまで見える化しているアパレルブランドが少なかったり、グリーンウォッシュと叩かれる企業も多い中で、社会問題に関心がある人は何を着ればいいのかわからない。そういった人たちの受け皿にCFCLがなるべく取り組んでいます。これは社会的に求められている義務でもあります。</p>
<p>また、SDGsなどの勉強会を社内で月に一度行っています。環境問題以外にも解決しなければならない問題は山ほどありますが、それに対してどう向き合うべきかをみんなで議論しています。社内で対話すること自体も価値ある行為なので、こういう活動も今後公表してもいいのかなと思っています。そういった姿勢においてもCFCLのブランドの存在意義を明確にしていくつもりです」</p>
<p>【注釈】<br />
LCA（ライフサイクルアセストメント）<br />
商品の環境に与える影響を、原料の調達、加工・販売・消費を経て廃棄にいたるまでの各過程ごとに評価する方法のこと。</p>
<p></p><p>──ところでブランドを立ち上げる以前から、環境や社会への問題意識は強く持っていたのでしょうか？</p>
<p>「母が社会派のライターだったこともあり、その影響は大きいかもしれません。自身の癌治療の体験を踏まえて、日本の癌患者の実情や北欧のホスピス事情などを取材したり、水俣病、諫早湾干拓、川辺川ダム建設など、公共事業における環境破壊の問題を取り上げたりしていました。下北沢の小田急線線路の地下化に伴う再開発でも民間の反対派と企業や自治体との調整役のようなスタンスで活動をしたことも覚えています」</p>
<p>──お母様の背中を見て育ったんですね。社会に対する自分の役割というか存在証明のような。</p>
<p>「母が亡くなり、自分も結婚して子どもが生まれるタイミングで、次の世代に対して、大人として責任ある行動を取れているのかと自問自答したときに、例え小さくても実践していくことが大事だと思うようになりました。そして、グレタさんの活動にも心を動かされました。本当に名もない何の権力もない女の子があそこまで大きく社会を動かすというのも、今の時代ならではです。そう考えると、一社員として社会を変えようと雇われている会社の中でアクションを起こすよりも、初めは小さい力であったとしても全て一から企業を作り上げることで独自性のある取り組みを行うことができ、結果、社会に対して影響力を持つことができるのではないかと。</p>
<p>僕にとってファッションはあくまでもメディアであり、社会に対して提案するアプローチのツールの一つなので、その先にあるビジョンやアティテュードがしっかりあれば、必ずしも服でなくてもいいかもしれません。でもまずは、アパレルで10年やって培ってきたノウハウや見てきたものと、100％向き合って服を作っていくこと。CFCLというフィロソフィを通じて行動していきたいと思います」</p>
<p></p><p>CFCL（シーエフシーエル）<br />
www.cfcl.jp/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.10 CFCL first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.9 Harunobu Murata</title>
        <link>https://numero.jp/20210710-designers-rsvp9/</link>
        <pubDate>Sat, 10 Jul 2021 07:00:27 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
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        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
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		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">佇まいを生み出す服で現代のラグジュアリーに挑む
<p>【2021SS】</p>


	


<p>ドレス ￥107,800</p>
布の流れの一瞬の「美しい」を切り取る
<p>肌の見え方や陰影、角度など美しいと感じる瞬間、その偶然を探し求めてドレーピングしながら布の流れを研究し、再現していった形です。表はマットで、裏はサテンのような艶のある素材なので、ひねりを加えて布に動きをつけることで裏の光沢面が現れます。ファスナーも縫い目に忍ばせるよう斜めに入れていたり、構造自体はシンプルですが、そう見えないように作られたドレスです。</p>
</p><p></p>
 
	


<p>コート ￥140,800</p>
繊細さと抜け感を併せ持つ海辺にふさわしいコート
<p>リネンとコットンのバサッとしたミリタリーベースのコートに、ジュエリー感覚で繊細なスナップボタンをジュエリー感覚で付けました。プールサイドや海辺で羽織るトレンチコートとして着られるようなハリ、シワ感、軽やかさが特徴です。このコートを羽織る女性はきっと腕をまくって着るだろうと想像して、袖幅を狭くできるように袖にボタンを付け、腕まくりしやすいようにしています。さらにハリのある素材のおかげでしっかりしたシルエットが作れました。</p>


	


<p>ドレス ￥140,800</p>
ミニマルなパターンで追求する立ち姿の美しさ
<p>裏までイタリア製のシルクの生地を使っていますが、まず形を作るための仕様を考えつつ、それにふさわしい素材を選びます。パーツ数が多ければいいというわけではないので、3枚のパターンだけでできる限り布をカットせずに完成させました。背中の空き具合やラインをきれいに見せることからスタートし、細く華奢なストラップ、裾に向かって広がるボリューム感、サイドに付けたポケットなど、立ち姿勢がきれいに見えるよう計算しています。</p>
<p></p>

	


<p>コート ￥231,000</p>
イタリアの職人技で仕上げるシグネチャーコート
<p>ファーストシーズンから、色や素材を変えながら出しているブランドの定番的コート。21SSシーズンは、1773年創業の世界で一番古いイタリアのメーカー「ピアチェンザ」の生地で作りました。ヴァージンウール90％に硬さを出すためにナイロンを10％加えたガーゼ状のちょっと不思議な表情が特徴のダブルフェイスの生地です。<br />
<br />
ダブルフェイスの生地を扱うのがイタリアの職人さんはとても上手なので、縫製はオートクチュールブランドでお針子さんをしている方のアトリエにお願いしています。仕上がりは、肩にかけたのを忘れるぐらいに軽くて、ストレスフリー。ウエストも高めにしているので、身長が低い方でもバランスよく着られます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>バッグ ￥148,500</p>
置いてある状態を計算した自立するバッグ
<p>服づくりの発想と出発点は同じで、バッグとは何かと考えた結果、バッグを持つことをデザインすることにしました。実際にバッグは持ち運ぶ時間より、置いている時間の方が長いような気がして、ならば置いてあるときもきれいであるべきだと思ったのがきっかけ。そのためにバッグそのものが自立している必要があったので、家具的なアプローチになりました。両足のパーツをオリジナルでデザインし、さらにショルダーストラップをバッグに沿わせて収められるよう長さを調整し、機能面と見た目を兼ね備えました。ゴールを決めてから、方法論を模索した結果のバッグです。</p>
<p></p>インタビュー<br />
「服を通して着る人の姿勢や気持ちの変化をデザインしたい」<br />

<p class="picture"></p>
衝撃的だったファッションの世界への入口
<p>──そもそもファッションを意識し始めたのはいつ頃ですか？</p>
<p>「中学生の頃ですかね。僕は制服のある学校に通ったことがないので、そこで服を変えるだけで人の印象は変わるというのが、自分の経験からあって、着る服によって変化する感情に昔から興味がありました。別人になれるような感じというか、自信がついたり、歩き方や話し方が変わったりすることがある気がしていて。それが単に着るものというだけではない、服というものを意識した原体験ですね」</p>
<p>──そこから、さらにファッションの世界に進んだきっかけは？</p>
<p>「ディオールのファッションショーをテレビか何か見てからですね。2000年代前半、ジョン・ガリアーノがデザイナーをしていた頃のショーで、白塗りのゲイシャさんのようなメイクに極端に大きいライダースジャケットを羽織って、音楽や演出も含めてあまりにも衝撃的で、それが鮮明に記憶として残っていて。普段、目にしていたリアルな服から、コレクションブランドのような服に触れた最初の体験でした。自分が着たいということではなく、服そのものに興味があったと気づきました。それを機にコレクションを作ってみたい、ならば日本でやるよりパリやミラノといった本場に行きたいと、高校を卒業する頃から漠然と海外でファッションを勉強したいと思うようになりました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──かなり早い段階でデザイナーになりたいという思いがあったのですね。</p>
<p>「デザイナーを意識しだしたのは、17、18歳くらいです。そもそもは、ただかっこよく生きたいと思っていただけなんですけど、かっこいい生き方とは何かと考えた時に、自分は服が好きだったから、自然にそこに行き着いたというか。それで、高校時代に実際に服を作ったりしました。パターンを買って、生地を買って、服を作って、ファッションショーのようなことを、何人かで集まってやったり。そこから自分もできるかもしれないと思いようになって」</p>
<p>──ウィメンズの服を作るというのは自然な流れでしたか？</p>
<p>「あまりメンズの服に興味がなく、もともとプラモデルといったギミックやスペックの世界とは縁遠かったんです。マニアックな話をするよりも、印象として可愛いとか、美しいとか、なんとなく雰囲気がいいと思うことのほうが多くて。メンズの世界によくある、こうであるべき、こうでなければならないというような伝統や型より、もっとスピード感のあるものに興味がありました」</p>
<p>──スピード感というと、移り変わりの速いトレンドの方に興味があったと？</p>
<p>「なんとなくありますね。トレンドを意識するわけではありませんが、時代に渦巻いているモヤモヤしたところを、飄々とさらっていくような軽やかさにすごく惹かれて。もしかしたら移り気なのかもしれませんが、シーズンによって自分の興味の対象はころころ変わっていきます」</p>
<p></p>

	


<p>＜左＞スカート ￥138,600　＜右＞ジャケット ￥121,000、中に着た水色のジャケット ￥107,800、スカート ￥74,800</p>
プロダクトとしての完成度を追求した最初の服づくり
<p>──デザイナーを志して最初に作った服は？</p>
<p>「シンプルで切り替えさえもない、本当に何もない徹底的にミニマリズムを突き詰めた服でした。2008年にイタリアに行ったばかりの頃は、周りの人たちの服が何百パターンからできているなかで、『関係ない、僕は２パターンだ』と言い切って、いかにクリーンでピュアなものを作っていくかに関心が向いていました。イタリア行きのきっかけになったコンテストでも、ダーツも何もなく、ただ折り目を付けただけで立体的になるようなコンセプチュアルな服をデザインしました。イタリアで一年間マスターコースを学んだ後、現地のファッションコンペで賞を獲得し、ミラノコレクションで合同ショーに参加した時に作った服も、さらにイタリアの生地の良さを活かしたもので、女性像よりもプロダクトとしての完成度を求めていました」</p>
<p>──素材とデザイン、形のコンビネーションを優先した感じですか？</p>
<p>「一枚の布が歩いているような。この素材を最大限に活かすための服、着る人への意識より、布としての意識が強かったですね。そこから数年間、その方向性とは真逆のようなブランドでデザイナーの下に就いて、刺繍のデザインやプリントに始まり、プレコレクション全体を任せてもらっていました。セクシーさを全面に引き出すようなきれいなドレスを作るパタンナーがいたり、ファッションに関わるメーカーさん一つとっても、例えば、ボタンメーカーが毎シーズン新しいデザインを発表していて、その素敵なアイテムをどう料理すれば、より素敵な服になるかを追求する世界があることを知れたのは非常にいい経験でした。ただ、自分の中の引き出しは増えましたが、やっぱり違うなと感じるようになって、その後、ジル サンダーに入りました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
ジル サンダーでブランドに必要な要素を学んだ
<p>──本棚にも経営学の本が並んでいましたが、デザイナーと言っても、経営まで見る人もいれば、経営は他に任せてクリエイティブに専念する人もいます。村田さんはどちらのタイプですか？</p>
<p>「僕は前者ですね。大きく影響を受けたのは、ジル サンダーで、ルーク（・メイヤー）さんと一緒にお仕事したことです。ルーシー（・メイヤー）とルークの二人がクリエイティブディレクターに就いたときから一緒に働かせてもらいましたが、ルークさんはすごくロジカル。男性的で物事を理論立てて遂行するのが得意。ルーシーさんも頭はいいのですが、経営的なジャッジに関しては感覚的。リブランディングの過程で、二人のバランスが上手に取れていて、右脳と左脳の両方があってはじめて魅力的なブランドになっていくのを目の当たりにしました。服の作り方はもちろん、ブランドを築いていく上で、どう見せていくかも重要だと、頭ではわかっていましたが、実践で学んだ感じです。僕もイタリアに行く前に、ファッションのPRオフィスでインターンをしましたが、PRになりたかったわけではなく、デザイナーになるために、自分の服をどう見せたらいいのかを学ぶためでした。その経験が何年か経って、ジル サンダーに入ったときに、役に立った気がします」</p>
<p>──作りたいものを作るだけでは、ビジネスとしては成立しにくいですよね。</p>
<p>「そうです。同じものでも、見せ方を知っているかいないかで、実際に与える価値をより高められると思います。例えば、セールをした時に、ごちゃごちゃいっぱい並んでいる空間の中で買うのと、何人かを自宅に招いて「よかったらお茶しに来ない？」と誘って、お茶しながら、ゆっくり試着してもらって、直接デザイナーと話しながら「この服にはこういう背景があるんだ」ということを知って買うのとでは、同じ服でも全然満足度が違う。そういう機会を作っていくことで、買う側、着る側と価値観を共有することができるのかなと。極端な話、イメージとしては、僕はお客さん全員と友達になりたいんです。そうすることで、服だけを着るより、お客様に与えられる満足度を高めることができる。そういうことが今後は大事になってくるのでではないかと思っています」</p>
<p></p>

	


<p>シャツにも合わせたショートパンツのポケットに手が入れられるよう深いスリットが。 シャツ ￥63,800</p>
<p></p>
日本でブランドを立ち上げたかった理由
<p>──日本で自身のブランドを立ち上げようと思った理由は？</p>
<p>「ジル サンダーもそうですが、名だたるブランドのコレクションには日本製の生地がかなり使われています。それに海外では生地の技術や品質だけでなく、文化的な部分、感性や情緒性も評価されていると実感しました。例えば、イタリアの山奥に、日本に魅せられたイギリス人夫婦がやっている旅館があるんですが、わざわざ檜を輸入してお風呂を作ったり、日本よりも日本的なんです。でも、日本の製品（服）の輸出額を見てても、生地の輸出に対してわずかしかありません。世界的に評価の高い、魅力的な素材や資源はたくさんあるのに、日本の作り手が魅力的なブランドに変換して世界に発信できていないから、それが輸出額という数字に表れているように思い、すごくもったいない気がしました。なので日本に戻って、イタリアで見てきた、たくさんのいいものと、世界では既に評価されているのに日本人が知らないような日本のいいものを、組み合わせて世界に出していくことが、いま必要なのではないかと思ったのが自分のブランドを始めた一つのきっかけです」</p>
<p></p>

	


<p>コート ￥184,800</p>
<p></p>
<p>──海外のメゾンで働いていると、それこそいろんな国籍の人がいて、それぞれの国民性やルーツが出る場面もあると思いますが、そんな中で、自分の日本人としてのアイデンティティはどう感じましたか？</p>
<p>「日本人のアイデンティティというものを、否が応にもすごい意識させられました。どこか料理みたいなものだと思っていて、日本と言えば、寿司的なイメージはあるけれど、日本人デザイナーとして、直接的に和を打ち出すわけではないけれど、共通認識としてある日本人ってこうだよねみたいな部分を示すことは、すごく大事だと思っています。そこから、こういうミニマルなものにたどり着いたという感じです。ドレーピングをするときでも、この一瞬が美しいという瞬間の美を、スパッと切り取って出していくみたいなことが、日本人的なルーツとして宿っているような気がします」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p>ブランドの哲学は、ムードや佇まいをデザインすること
<p>──実際の形やデザインをどうミニマルに落としこんでいますか？</p>
<p>「いま（アッキーレ・）カスティリオーニの本を読んでいて、彼は照明器具をデザインするとき、箱としてデザインするのではなく、どういう光を作るか、光のあり方のデザインから入ると語っています。これって服にも言える気がします。ハンガーに掛かっている服のデザインでなく、どの素材をどう使ったら、着る人の姿勢や気持ちの変化をデザインできるんだろうと考えています。例えば、ポケットに手を入れる時、腕をまくる時、ただ立っているよりもそういう所作でカッコつけることで、自分に自信も出てくるし、佇まいが美しいというか。実際、ルーシーさんや周りの女性スタッフたちも会議中にそうやって話していた様子がかっこよくて、そのムードを作りたいというのがデザインのソースにはあります。ルーシーさんが機械式時計のネジを巻く仕草もすごい素敵でした」</p>
<p>──素敵だと感じる女性像のような存在はありますか？</p>
<p>「2021AWコレクションでは、Neal Bascomb『faster』という本の中に登場する、Lucy O&#8217;Reilly Schellというアメリカ人女性からインスピレーションを受けています。彼女は1920年代に女性で初めてグランプリレースのチームを作った、アメリカの大富豪の令嬢でいわばビジネスウーマンなんですが、フランスのレーシングチームの指揮を執りながら、一方ではオートクチュールの服を着ていたという記述があり、素敵だなと思って、この女性を表現していこうと思いました」</p>
<p></p>

	


<p>2021AWコレクションより　＜左＞ドレス ￥115,500 ＜右＞コート ￥167,200、ジャケット ￥121,000、パンツ ￥68,200　</p>
<p></p>
<p>──どのようにこの女性の存在に辿り着いていったのでしょう？</p>
<p>「たまたまリサーチしていたあるクラシックカーで、メタリックな車体のボンネットをレザーベルトで留めているコントラストが単純に美しいと思って、調べていったら、Lucy O&#8217;Reilly Schellに辿り着き、しかも、僕が見た車も実は彼女が作らせていたとわかり、点が繋がって行きました。その美意識を持った女性でありながら、みんなが揃いのつなぎを着ているような場でドレスでいたりするのも、エレガントで魅力的に見えたんです」</p>
<p>──毎シーズン、具体的な女性像やストーリーを立てて服づくりをしているんですか？</p>
<p>「かなり立てています。女性像やムード、それに関連する佇まい。2021SSは、Slim Aeronsという、いわゆるジェットセッターやハイソサイティの方々のバカンス写真を撮っているフォトグラファーの写真の世界からインスパイアされました。リッチなプールサイドや南フランスの避暑地で過ごす、力の抜けた感じがエレガントで、そのシーンをテーマに服を作っていこうと考えました」</p>
<p>──エレガントは大切な要素なんですね。</p>
<p>「エレガントはかなり重要です。どういうところに品を感じるか、ムード自体を再現することで、どうやってその女性像を作っていけるかを常に考えています。例えば、プールサイドにいて、そのまま水中に飛び込み、あがってくると、日差しが強くて服がパリパリに乾いてしまったというように、シーンを想像しながらデザインしていく。だから表にはシワ感のある素材を、裏には硬くパリっとしたを生地を使って、洗い晒しの雰囲気もきれいになりすぎず、ちょっとした味のようなこともエレガントだと思っていて」</p>
<p></p>

	


<p>＜左＞ドレス ￥107,800 ＜右＞ドレス ￥140,800</p>
<p></p>
偶然を逃さない、一瞬の美の探求
<p>──デザインや服にどう落とし込んでいくんですか？</p>
<p>「まずは、ジル サンダーで働いていた時に集めていたものや昔のファッションのリサーチ資料のファイルを見返すところから始まります。毎回見てるのでほぼ暗記しちゃっているぐらいですが、その時の気分によって、昔は通り過ぎていたイメージが今になって引っかかってきたりします。空気感やムードが固まってきたら、あとはずっとフィッティングしています。デザイン画はほとんど描かず、パターンを引くこともあまりしません。マネキンの上で、ドレーピングを何度もやったり、実際にモデルを呼んで、いろんな服を着せて動いてもらいながら、この見え方がいい、このポーズがいいと、欲しい瞬間を探り、そこを切り取るためには、どういうディティールをいれればいいのかということを形にしていきます。自分の中に、こういう見え方にしたいというイメージがあって、服を作っているというよりは、その女性像を作っているという感覚。僕自身が美しく生きることをコンセプトにしているので、服で生き方をデザイン、提案できたらいいなと考えています」</p>
<p>──女性像を作る、生き方をデザインするコレクションとは具体的にはどういうこと？</p>
<p>「2020SSシーズンは、実際に、以前イタリアの小さな港町のポルトフィーノに行ったとき、アンドレア・ボチェッリという盲目のオペラ歌手がたまたまライブをしていて、ちょうど日が沈む時間で、そこに集まっている人たちがエレガントだったので、その1日の光景をコレクションにしよう、この人たちのシーンを美しく演出するのはどういうスタイルだろう、というところから入りました」</p>
<p></p>

	


<p>2020SSコレクションより</p>
<p></p>
<p>──空想の物語が広がっていくんですね。</p>
<p>「一回のコレクションで本が作れるくらい、コレクション自体にストーリーがあります。朝は海辺を散歩して、ランチに街に出る時にはトレンチコートをさっと羽織り、夜はドレスアップしてディナーへというような、ムードや世界観を作り、それをベースに素材を選んで、色を選んで形を作っていきます」</p>
<p>──そして、完成したのはどんな服ですか？</p>
<p>「シンプルな形を作るというよりは、自分のデザイナーとしての跡を残したいというのはあります。いい服とはどんなものだろうと考えた時、昔買ったヴィンテージのジバンシィのパンツを思い出します。ウエストはジャストなのに、丈がやたら長くて、こんなの誰がはくんだろうと思って、裾を折り返したら、縫い代ににシルクのテープが貼ってあったんです。デザイナーの意図があって、折り返したときに美しく見えるようになっていることを発見したんです。デザイナーと直接話したわけではありませんが、そこにコミュニケーションが生まれたように感じましね」</p>


	


<p>2021AWコレクションより ＜左＞ドレス ￥92,400 ＜右＞ コート ￥140,800、ワンピース ￥74,800</p>
<p></p>
<p></p>自分なりのラグジュアリーで勝負する
<p>──作り手としては狙いを読み解いてくれたのは嬉しいですよね。</p>
<p>「たくさん物が溢れている中で、思いや意図が感じられるような、コミュニケーションが生まれるような服が、現代のラグジュアリーな体験なのではないかと。僕のブランドも、さすがに1対1は難しいかもしれませんが、そういったパーソナルな繋がりのような感覚をうまく組み込めていけたらと考えています」</p>
<p>──エレガントでラグジュアリーという文脈は、どちらかというとコンサバティブな印象もあると思います。</p>
<p>「確かに自分の服は、ファッション、ファッションしたものではありません。実際に着てくれている人は、いわゆるファッション好きかと言われるとそうではない。でも先進的なブランドが好きな人というよりは、自分がいいと思うものを着る人が、そもそも想定している女性像だったりします」</p>


	


<p>2021AWコレクションより ＜左＞トップス　￥63,800、パンツ ￥46,200　＜右＞ブラウス　￥57,200、スカート ￥90,200</p>
<p></p>
<p></p><p>──それは自分の中で納得できていることなんですね。</p>
<p>「完全に納得しています。ジル サンダーのような立ち位置もありますが、僕の服はそんなにファッションではないと思うので、自分なりのラグジュアリーの解釈やクラシックの世界でどこまで戦えるかという勝負です。お客様にも満足はしていただいているという手応えは感じているので、そこをさらに広げながら進めていく感じです」</p>
<p>──最後に、高校時代、かっこよく生きるためにデザイナーを志したときの思いと、デザイナーとして自身のブランドを立ち上げた今、かっこよく生きるための服という考えに変化はありましたか？</p>
<p>「ずっと変わってないですし、服を通じて、その生き方どうですかって提案することがブランドをやっている意味かなと思います。そして、かっこよく生きるということを考えたときに、このドレーピングが必要だとか、こういう立ち姿がエレガントだとか、そういった部分を掘り下げてデザインしていくことが、僕が服づくりのベースです」</p>
<p>Harunobu Murata（ハルノブムラタ）<br />
harunobumurata.com/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.9 Harunobu Murata first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.8 AURALEE</title>
        <link>https://numero.jp/20210531-designers-rsvp8/</link>
        <pubDate>Mon, 31 May 2021 09:00:29 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[Auralee / オーラリー]]></category>
		<category><![CDATA[Ryota Iwai / 岩井良太]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">素材・生地の開発とともにある服作りが最大の武器
<p>【2021SS】</p>


	


<p>ブルゾン ¥74,800</p>
ミリタリー×ハンティングをエレガントに融合
<p>GIZAコットンのいいとこ取りをしたフィンクスコットンを、縦糸と横糸の色と織り方を変えてリップストップ柄の生地を作りました。高密度で織っており、リップストップの組織に凹凸があるので、肌離れよく涼しく着ることができます。個人的にもすごく好きな素材で、2017年にも一度使っています。シワも気にならないため扱いやすいのも特長です。</p>

	

<p>ミリタリーっぽいスタイルですが、縦横で色を混ぜることで、微妙な陰影が生まれ品が出ます。表側には胸ポケットを付けず、内ポケットのステッチを見せるだけの、削り過ぎず足しすぎないデザインを心がけました。また襟元にはハンティング風のベルトを付け、裏地にウォッシャブルレザーを使用することでお手入れのしやすさや扱いやすさも考慮しています。</p>
</p><p></p>

	


<p>シャツブルゾン ¥57,200</p>
メンズライクなシルエットと色っぽい素材とのコントラスト
<p>凹凸感のある立体的なテクスチャーが特徴の生地は、縦をシルク、横をコットンで鹿の子織りしてから塩縮加工を施しているため、ツヤとハリがあって、しかも軽い。</p>
<p class="picture"></p>
<p>全体的に大きめの作りで、パジャマっぽい開襟シャツとクロップドの太めのストレートパンツのセットアップに仕上げています。男性的なデザインですが、生地に光沢があり、男性が着るにはちょっと色っぽすぎるので、ウィメンズに落とし込みました。</p>
<p></p>

	


<p>半袖シャツ ¥52,800</p>
笹和紙から生まれたモダン・クラフトな生地
<p>和紙で薄くて太い扁平糸のような糸を作ってから、低速でじっくり織ってバスケットのような織柄の生地を作りました。糸の間にコットンを打つことで、強度も兼ね備えています。原料は笹和紙という熊笹の繊維を糸にしているため消臭効果もあります。ハリがあってレザーのように見えたり、ちょっとクラフトっぽい雰囲気も気に入っています。</p>
<p class="picture"></p>
<p>形は長袖だと強過ぎる印象があるので、半袖で抜け感のあるほうがバランスがいいかなと。ゆったりすぎず程よくコンパクトなので、シャツのラインがきれいに自然な形に出ます。他にもパンツやヘムをフリンジ加工したスカートで展開しています。</p>
<p></p>

	


<p>ニットドレス ¥57,200</p>
1日に2、3着しか作れない超ハイゲージニット
<p>素材的には、すごく繊細なウールとリサイクルポリエステルを混紡しています。ポリエステルが入る分、強度とハリが出て扱いやすいので春夏に着るウールにちょうどいいと思います。総針編みをこんなにハイゲージに編める機械は日本に数台しかなく、それを扱う工場も2、３社しかありません。その上、無理を言ってかなり度詰めして編んでいるので非常に時間がかかり、1日に2、３着しか作れないほど。糸をたくさん使用しているため重量感があり、落ち感も美しい。身幅は広め、縦の編み地を生かしたストレートなシルエット、ハイゲージならではのきれいな編み端の仕上げなど、モダンに見えるバランスを探りました。</p>
<p></p>

	


<p>ステンカラーコート ¥104,500</p>
サマーウール100％の贅沢なステンカラーコート
<p>スーパー120のウールのキャンバス地ですが、かなり度を詰めて打ち込んでいて、肌触りが滑らかで程よい光沢があり、縦糸と横糸の色を変えることで、玉虫っぽい色合いが特徴です。さらに撥水加工を施し、ハリがあってシワにもなりにくいから持ち運びもしやすい。形は、シンプルなラグランの2枚袖のステンカラーコートに落とし込みました。ウールは熱をかけて縮絨させたり、起毛させたり、後加工次第で温かくも涼しくも着られる、遊びの効く素材なので、オーラリーではよく使っています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
インタビュー<br />
「ありそうでなかった生地を作るために試行錯誤を繰り返す。その時間が一番楽しい」<br />

<p>──ファッションに興味を持つようになったきっかけは？</p>
<p>「中学の頃、地元・神戸で、モトコー（元町高架下通商店街）って言われてる高架下に古着屋が集まっているエリアがあって、そこに兄に連れて行ってもらったのが、ファッションというか服自体に興味を持ち出した始まりです。アメリカやヨーロッパの古着やA.P.Cやヘルムート・ラング（HELMUT LANG）の服を好きになって。お年玉でヘルムート・ラングのジーンズを買いに行ったりしてました。古着もデザイナーブランドも両方好きで、いまだにどちらも変わらずに好きです」</p>
<p>──他にどんなブランドがお好きでしたか？ ファッション遍歴を教えてください。</p>
<p>「時代的には裏原が流行っていましたが、日本のブランドならサイ（Scye）とかカラー（kolor）が出はじめた頃で、僕にとって、その人たちはヒーローみたいな存在です。クラフツマンシップを感じるしっかりとした作りの、哲学を感じるブランドが好きだったんだと思います。初めは古着屋になりたくて、古着屋でアルバイトをして、そこで自然と、年代、軍ものがどうとか知識が増えていきました。」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──単なるファッション好きから、それを職にして、デザイナーになるまでに至った経緯は？</p>
<p>「当初はデザイナーを目指していたわけではなく、服に関わる仕事をしたいと思い、大学卒業後、東京出て飛び込みで、ノリコイケ（norikoike）というブランドで働かせてもらったのが始まりですね。自分がデザイナーになるというは考えていなくて、パタンナーに興味を持っていたせいか、コンセプトやテーマ性よりも、服そのものの作りや構造に興味がありました。生地はもともと好きでしたが、当時はそこまで自覚していなかったように思います。ですが、ノリコイケでは小規模なブランドにもかかわらず、糸からオリジナルで作っていたのを見て、服の構造や素材をより深く知るようになり、ますます興味が湧いてきました」</p>
<p>──ノリコイケの下で働いた経験によって、服への考え方、アプローチの仕方が培われた？</p>
<p>「そうですね。好きだったからこそ、素材、糸、原料、織り方などに関しては、いくらでも頭に入ってくるというか。作りたい生地に対して、素材や織り方など、今までありそうでなかったものを作るために、試行錯誤を繰り返しています。でもそれが一番自分がこだわれるポイントですし、素材を考える時間が一番楽しいんです。それを自分の武器として、コンセプトの一つにしたいと思い、ブランドを始めました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──コレクション作り、服作りは、まずは素材から考えていくということですか？</p>
<p>「まず、どんな生地を作ろうかというところから始まり、触感や生地の質、どういうムードにしたいかを決めていきます。それと並行して色を決めます」</p>
<p>──生地と色を決め、その後、形に落とし込んでいくと。<br />
「そうです。機屋さんとやり取りをしてても、そもそも誰も作ったことのない生地なので、目指す方向性が全然違ったりすることもあります。いざ生地が出来上がったら、この服とは合わないからもっと違う形にしようとやり直したりすることも多いです」</p>
<p>──それでも生地に関して、新しい挑戦をしたいという思いが強いのでしょうか？</p>
<p>「ずっとやり続けるんだと思います。例えば、定番の生地でも、本当にこれがベストなのか、それよりも良いものを作ろうと、サンプル制作を試みますが、出来上がりを見比べてみて今までの生地のほうがよければ、そのまま継続して使っていくというように。定番でも改良を続けていきます」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──機屋さんたちは、そういった実験的な試みには協力的なんですか？</p>
<p>「ブランドを立ち上げた初期から、変わらずに同じ機屋さんやニッターさん数社とお付き合いしています。すごくわがままを聞いもらっている分、それに応えるというか、こちらもそれなりにちゃんとオーダー数でお返ししないとだめだという意識を持っています。そうやって本当に最後までわがままに付き合ってくれるところと一緒にものを作っている感じです」</p>
<p>──素材にこだわるからこそ、必然的に日本の機屋さんと取り組むことになっていった？</p>
<p>「そうですね、意思疎通ができて、最初から最後まで自分の目の行き届く範囲で、みたいなところはあります。今はすごく恵まれた環境で、良いチームになってきたように思いますね」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──生地の原料そのものの生産背景も意識していますか？</p>
<p>「モンゴルは定期的に訪問し、あとオーストラリア、ニュージーランド、ペルーでアルパカを見てきたり。どういう人たちが、どういう生活しながら、どうやって羊、カシミヤ、キャメル、アルパカを飼育しているのか、一通り見せてもらったりしています。トレーサビリティにちゃんと取り組んだ上で、質の良いものを届けるということは意識しています」</p>
<p>──自分が使う素材の生まれる現場を自身の目で確かめることは服作りにも影響を及ぼしているのでしょうか？</p>
<p>「なんとなくですけど。別にそれが直接的に関わるわけではありませんが、ちょっとした言葉の重みというか、ものを作る責任感というか、自分自身の熱の入り方はやっぱり変わってくるので、それはお客さんにも伝わるのかなと」</p>
<p></p><p>21SSコレクションより</p>
<p>──素材と並行して色を決めるということですが、ブランドにとって色も重要な要素だと。</p>
<p>「色については、すごく気を使っているんです。初めに全体的なトーンを決めて、そこからか具体的に当てはめていくんですけど、何回も何回も足して、たくさんのいろんな候補から、どんどん絞っていく感じです」</p>
<p>──色のひらめきはどこから？</p>
<p>「あまり直接的な色はそんなに好きではないので、身につけるものにはもうちょっと馴染むほうがいいなと思います。そして、できるだけ上品に見える色味。例えば黄色といっても、今シーズンの気分はベージュが混ざっているようなくすんだ色を使ったり、ピンクでもパープルでもない、ラベンダーがかったピンクのようなものだったり。そういうどっちつかずのニュートラルな色が好きなんです。何色というふうにカテゴライズできないような、できるだけどこにも属さない色を考えます。<br />
最初は特に意識して色付けはしてなかったんですけど、やり続けていく中で、今まで付けてきた色を振り返ったら、似たような曖昧な色ばかりだったから、結局こういうのが自分は好きなんだろうなと気づいた感じです」</p>
<p></p>

	


<p>──では、シーズンごとのコレクションの方向性や全体のムードはどのように構成していくんですか？</p>
<p>「まずは、どういう素材を作りたいかを最初に考えるのですが、そこで、ぼんやりとシーズンの気分があって。例えば、軽くてひらひらするのか、重いけど落ち感がある、とか。ガサガサしているのか艶があるのか。そこに色や形の要素が加わって少しずつ自分の頭の中にあるムードに近づけていきます。普段は、旅から影響を受けるわけではありませんが、2021SSシーズンは、ヴィヴィッドな色や自然の風景を思わせるカラーを取り入れたり、リゾートっぽい異国情緒のあるような、旅を感じさせるテーマになりました。今まで行った旅先での空気感を思い出しながら、全体的に作っています」</p>
<p></p><p>21AWコレクションより</p>
<p>──ところで、服作りにおいて、素材、色といった直接的な要素ではなく、読書や映画など自分の趣味や知識から影響を受けることはありますか？</p>
<p>「そんなに意識してませんが、姿勢としてはありますね。少し前に、現代アーティストの李 禹煥（リ・ウファン）の『余白の芸術』を読みました。それが知性的で、元々作品も好きでしたが、ものを作るときの考え方としてとてもいいなと感じました。あとは、なんか日々のちょっとした生活の違いや、環境というものは意識しますね。見た通り、オーラリーの服は結構普通なので、真っ先に服に目がいって、あの人の着ていた服はすごい素敵だったなという印象よりは、さっきの人の雰囲気はなんかよかったなと感じてもらえるような服、そういう考え方です」</p>
<p></p>

	


<p>──着ている人を後押しする服というような。</p>
<p>「そうですね。あとは着たときに、なにかしら新しさを感じてもらえたら。見た目で明らかな違いを感じるというよりは、着たら、手触りや着心地で違いを感じてもらえるような服にしたいと考えています」</p>
<p>──シンプルな服を新しくし続けることって難しいと思いますが、今後のブランドのあり方をどう考えてますか？</p>
<p>「確かに難しいですね。でもやっぱり新しい空気や雰囲気は、シンプルだろうが何だろうが必要だといつも思っています。具体的なゴールがあるわけでもないし、作ったものに対して、素材も形も常にもうちょっとよくできたんじゃないかと、毎シーズン感じています。ブランドを続けていきたいという思いはもちろんですが、毎シーズン自分の中で納得できるような新しいものだったり、ハッとさせるものを作っていきたいですね」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
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TEL／03-6427-6336</p>
<p>AURALEE（オーラリー）<br />
https://auralee.jp/</p>
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【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.8 AURALEE first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.7 THE RERACS</title>
        <link>https://numero.jp/20210509-designers-rsvp7/</link>
        <pubDate>Sun, 09 May 2021 03:00:55 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[The Reracs / ザ・リラクス]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">必要最低限のデザインとテーラリングが生むベーシックウェア
<p>【2021SS】</p>


	


<p>バルカラーコート￥54,500</p>
機能素材が叶えた美しいボリューム感
<p>新たに加工して開発したポリエステルのステンカラーコート。縦に芯が空洞の中空糸、横にポリエステルの詰まったスパン糸を使っているので、高密度で織って後染めすると、中空糸とスパン糸で染色のコントラストが出て、クラシックなシャンブレーのようになります。そのためいやらしい光沢はなく、コットンに近いような質感で、ポンとハリがあってシワになりにくいのが特徴です。普通に見えますが、ありそうでなかった、よりナチュラルな雰囲気の機能素材で、軽さと体から離れる立体感がしっかり生きるように長めのステンカラーコートやオーバーサイズなアイテムに採用しました。</p>
<p><br />
肩はドロップしていてゆったりしていますが、ユニセックスで着用してもうまく収まる設計になっています。パンツのポケットにも手を入れられるようにコートの両サイドに深くスリットが入っているため、ダイナミックなシルエットに。細かいところでは、比翼の前立てにステッチを入れず徹底的にミニマルにしました。</p>
</p><p></p>

	


<p>エプロンドレス￥29,000</p>
構築的なAラインが映えるエプロンドレス
<p>カフェで働いている人のエプロン姿からヒントを得て、日常生活の中のワードローブに取り入れたら可愛いなと思い、サロペットタイプのマキシ丈ドレスに落とし込みました。女性がきれいに見えるようにとストンした縦長のシルエットで、ステンカラーコートと同じポリエステルの軽くてハリのある素材を生かし、裾にかけてほどよい立体感を生むAラインです。両サイドのスリットを開閉することで、動いたときのボリュームに変化がつきます。</p>
<p>カフタンドレス￥35,000</p>
余計な手を加えず、布の動きで魅せるドレス
<p>形はカフタンドレスをベースに、2枚の布の合わせたシンプルな構造のドレス。着ると肩のあたりで布が折れて、そこから下に一本ドレープが入りつつ張るような感じで生地が落ちていきます。きれいな落ち感をキープするために、ダーツやタックも入れず、肩傾斜も付けていません。</p>
<p><br />
パターンがシンプルな分、アクセントに揺れる要素が欲しかったので、アクセサリー感覚でボウタイをつけました。21SSシーズンの気分を反映した、いわゆる水色とは違う、やや黄味がかったライトブルーのニュアンスカラーもポイントです。</p>
<p></p><p>プリーツドレス￥54,000</p>
全面プリーツとハイネックのエレガントなバランス
<p>ポリエステルとウールの精紡交撚という紡績方法で作った糸を使っていて、ちょっとしたハリとマットで上品な光沢があるのが特徴です。毎シーズン柄やアイテムを変えて展開している気に入った素材で、透け感や軽さはありながら、天然素材と比べるとしっかり強度もあります。</p>
<p><br />
プリーツのワンピースを作るとき、バインダーとプリーツの縫い合わせが大変なんですが、布帛のような感じで使える肉厚のカットソー素材と組み合わせることで安定感を兼ね備えています。シルエットは肩をコンパクトに見せるためにハイネックでボリュームを出しました。</p>
<p>クラシックチェック柄プラケットシャツ￥33,000</p>
計算し尽くした端正なゆったりシルエット
<p>バンドカラーのプラケットシャツは、エジプトの最上級のフィンクス・コットンを使っていて、毛羽立ちが少なくシルクのようなツヤと、カシミアのような肌触り、高密度に織り上げることで独特のハリ感のある風合いで人気の定番アイテムです。チェック柄はスコットランドでは家紋みたいなもので、既に完成されたデザインなので、大きくいじらず色味だけを調整しています。</p>
<p><br />
この白・グレー・黒のクラシックチェックは、真っ白だとパキッとコントラストがつきすぎるので、生成りの糸を織り込むことで柔かさを出しました。シルエットは、バストの抱き（アームホールの袖付けの下の部分）から袖が美しくストレートに落ちるような縫い方だったり、スリットの入れ方だったりと、いかにオーバーサイズを感じさせずに、ザ・リラクスっぽくするかを意識した設計です。</p>
<p></p><p>ショートモッズコート￥54,500</p>
ミリタリーの要素をテーラリングで再解釈
<p>Aラインのモッズコートが欲しいと思ったのがきっかけで、ブランドスタート数シーズン目からパターンやシルエットを微調整しながら展開しています。本来、軍モノは袖から身頃を一気に縫って作業効率を上げるものですが、ミリタリーの要素を取り入れてはいても、テーラリングと同じ袖山の設計だったり、袖から脇を折り伏せ縫いにして、ドレスシャツっぽい縫製だったりと、一手間二手間かけて、通常のモッズコートよりもフラットな設計にしていくことを心掛けました。</p>
<p><br />
モッズコートをAラインにしようとすると、生地ボリュームが増える分、パッカリング（糸つれ）が起こりやすい。それをできるだけなくすために、形状記憶性のある特殊なナイロン素材を開発することで実現しました。同時に、真冬でも対応できるようにしたり、よりエレガント性も重視し、コードエンドやファスナーもゴールドメッキにしたりと、95％はミリタリーとは全く別物です。ミリタリーと言えるのは、前立てやフードに入ったジグザグのステッチ、ヘルメットカバーの機能が付いたフード。フードも絞ることによって、より立ち上がりがきれいに見えるように調整しています。</p>
<p></p><p>タキシードジャケット￥76,000</p>
こだわりテーラリングを支える完璧なウールギャバ
<p>ジャケットはずっと定番でやっているものなので大きく変えていませんが、基本的にはバストダーツやシェイプを一切入れず、ストレートに落ちるシルエットです。そのシルエットの邪魔にならないようにポケットはサイドに付けました。日常生活において前に付いた箱ポケットに上から手を入れるのは不自然なので、自然な動きに合わせた位置で、なおかつシワにならない。素材は、世界中の名だたるメゾンがこぞって使用しているウールギャバジンを専門に織り続けているメーカー、愛知県津島の丹羽正さんの生機で、オリジナルではありませんが、カラーだけ黄味がかったカーキを別注しています。素材はいじるところが何もないほど素晴らしく、組織の設計と加工の技術がすごい。</p>
<p><br />
ザ・リラクスのジャケットの素材では、含浸加工を施していて、単に硬のではなくハリがありながら、しっかりとパターンの丸みに沿ってくれます。ただ、こういう強度がある素材は、裏を返せば、縫製がすごく難しい。かなり打ち込んでいるギャバのウールの厚みとその最後のフィニッシュの含浸のバランスを計算し尽くした素材だからこのシルエットが出来ています。さらにタキシードのラペル、内側には台場つけてチケットポケットと内ポケットなど忠実に再現しました。</p>
<p></p><p>ロングスリーブTシャツ￥14,000</p>
カジュアルすぎないカットソーの追求
<p>カットソーと言っても、カジュアル、カジュアルした見た目にしたくないので、要所要所できれいな縫製でしあげ、普通に見えますが、非常に手間をかけてます。例えば、シャツでもカットソーでも縫製する際に縫い繋ぎ目にどうしても粗が出てしまうんですが、それを隠すためにガゼットをつけたり。Tシャツにも共通していますが、伸びにくく型崩れしないように製造工程で肩に本縫いのステッチを入れたり。</p>
<p><br />
また、フライスのカットソーはボディだけでなく、リブもオリジナルで作っていて、普通はそれぞれの生地の色を合わせて作るんですが、既存の色を採用すると退色の具合が変わってしまうので、リブをオリジナルで作り耐久性を持たせて、基本、同じ原料で同じ加工で、同じように劣化していくようにこだわりました。別々に染めて色を合わせる作業なので、工場には嫌がられています。</p>
<p></p><p class="picture"></p>
「重力のままに布が自然に落ちていくシルエットが美しい」
<p>──ザ・リラクスの2021SSシーズンは全体的にはどんな空気感なのでしょうか？</p>
<p>「2021SSシーズンは、自然の光に寄り添ってなじむコレクションということを考えて作りました。今までザ・リラクスにはなかったような、エクリュって呼んでいますが、白〜生成り系の色、グレージュといった柔らかい色のグラデーションを組み込みながら、アクセント的にチェック柄のちょっとクラシックな印象も加えています」</p>
<p>──無彩色系のベーシックカラーが基軸になっているように思いますが、ソフトなカラーを微妙なピッチで見せることはあまりしてこなかったんですね。</p>
<p>「クリーンなパキッとした白が多かったので、今回は、ライトブルーとか淡いトーンのカラー展開をしています。素材使いに関しては、ザ・リラクスのイメージって、いい素材できれいに作るってところが大きいと思うのですが、そこはしっかりとありながらも、ラグジュアリーの考え方が変化していくかなとも感じています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──どう変化していくと？</p>
<p>「良いものを特別なハレの時に着るみたいなことから、生活の中で、これが使いやすいよねとか、いい意味でコスパのいいものが、日常に寄り沿う真のラグジュアリーなんじゃないかという思いもあって。そういう意味では、合成繊維のポリエステルを採用したアウターやワンピースも、パンと張るような感じで軽くて、その上、抗菌機能や撥水機能もあり使い勝手がよく、自宅でも洗えるみたいな扱いやすさも大事な気がしています」</p>


	


<p></p><p>──近頃はリモートワークで家にいる時間が長い分、「快適に過ごすための素材や服」という考え方になってきたのでしょうか？</p>
<p>「そうですね。例えば、これまでなら車でもいわゆる高級車はシートなど本レザー貼りというのが基本的な考え方だったのが、最近は変化してきてエコレザーを使い始めています。それって、汚れが取れやすいとか傷が付きにくいということも理由にあって、それがラグジュアリーカーにとって必須という考え方も浸透してきています。<br />
価値観も変わってきているので、合成繊維、化学繊維を使うことがイコール安っぽいということではなく、そこに機能や技術が詰まっているものを使うこともまた新しい感覚なのかなと思います。例えば、ステンカラーコートでは、コットンのようなよりナチュラルに感じる機能素材としてポリエステルスパンの生地を使ってますが、コットンに比べてシワにならないし、扱いが楽です」</p>
<p>──確かに度の詰まったコットン生地はシワが付きやすいイメージがあります。</p>
<p>「女性は服をきれいに着たいと思うところがありますが、服のシワ問題はすごく悩みどころなので、どれだけ長い時間、美しく着られるかということが女性の服にとっては大事な要素かなと」</p>
<p></p><p>ボタン、コードエンドなどの付属品の材質も真鍮やクロム、金メッキなど用い、ユニセックスで使えるようオリジナルで作っている。</p>
<p>──服作りにはご自身の好みが多分に反映されると思いますが、どんな服が好きだったのでしょう？</p>
<p>「テーラードが好きで、学生の頃からいろんなブランドのジャケットやコートを着てきました」</p>
<p>──好きが高じてなのか、確かにジャケットやコートなどかっちりした服のイメージがあります。</p>
<p>「そもそもブランドのスタートもそこからで、ジャケットに合わせるカジュアルなパンツということで、カーゴパンツやグルカパンツを作り始めました。そして、基本的にはメンズ、ウィメンズ問わずユニセックスで着られるサイズ感が好きなんです」</p>


	


<p></p><p>──ユニセックスなサイズ感が好きとのことですが、ウィメンズにおいて思い描く女性像のようなものはありますか？</p>
<p>「明確にこれというのはありませんが、素材を決めて服に落とし込んでいく時に、自然と着る人の日常に寄り添うようなものでありたいと思っています。その中でもその人を際立たせる強く主張できるような洋服。ちゃんと着る人自身が見えてきて、より魅力的に知的に見えながらも、なんか雰囲気がいいね、素敵だねというような」</p>
<p>──倉橋さんの考える服を知的に見せる要素とは？</p>
<p>「素材と縫製とパターンですね。素材で言うと、やっぱり高級なウールでもより美しいもの、あとはいい原料でなくてもしっかりシルエットが見えるもの。パターンなら、布や素材が重力の働くままに自然に落ちている感じが美しいと思っていて、そこに何かちょっとデザイン的なディテールが入ることで、変に重さのバランスで歪んでくると、美しさから離れていくような気がしています」</p>
<p class="picture"></p>
<p>──だから、いわゆる装飾的な主張のあるデザイン要素がないんですね。</p>
<p>「そうですね。このカフタンドレスのようなワンピースは、ベースは2枚の布という作りで、肩のあたりで布が折れてストンと落ちていくんですけけど、バストにダーツを入れると、途中にしわが入ってしまい、ドレープが歪んでしまうのがすごく嫌で。だから途中に邪魔する要素が何もないのが理想です」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ザ・リラクスならではのパターン、縫製にはどんな特徴やこだわりがあるのでしょうか？</p>
<p>「やはりいろんな女性に似合う服を目指しているので、変にボディラインが出てしまったり、強調するような服ではなく、ストレートなシルエットやAラインだったり、できるだけ着る人の体のくせを出さないようにしています。だから、あまりギャザーも寄せずに、スパッとした感じのデザインになるんです。</p>
<p>定番的に出しているジャケットは、メンズでは総毛芯を入れるのは当たり前ですが、それをウィメンズでも採用したりとパターン設計自体も本格的なテーラリングの仕様にしています。また、テーラリングにはアイロン工程が重要なので、素材がアイロンの熱や蒸気に耐えられるものでなければならなりません。でも強度がある素材は、裏を返せば、縫製するのがすごく難しく、熱あたりやピリつきが出がちなのですが、2/72の高密度のウールギャバのようなウールの厚みとフィニッシュの含浸加工が計算された素材を使うことで、理想のシルエットが完成しています」</p>


	


<p></p><p>──その素材といい相性の、いいバランスが生むパターンとは？</p>
<p>「基本的にバストダーツ、バストシェイプは入れません。本格的なテーラード工場にいくと、縫製の途中に脇入れという工程があるんですが、それをきれいにしないと、バストの高さで跳ね上がってきてしまい、袖がまっすぐ落ちないんです。だから、パターンのバスト寸法と袖幅とはすごく大事、それもダーツを一切入れないためなんですが。普通ジャケットのフロントには、大体箱ポケットがあるんですけど、それを無くした理由も、バストからストレートに落としたかったから。</p>
<p>テーラーリングは、基本的には、肩周り、襟、袖なので、バストから上までの設計をしっかりしておけば、そこから下は、重力に従って布がいきたい方向にいってくれる。布が一番正しい方向にいくための距離感や形を大事にしているので、シルエットはAラインのときもあれば、Iラインのときもあります」</p>
<p>──それは素材があって、その素材に合うシルエットを構築していくということ？ 服作りでは、素材とアイテム、デザインをどうやって組み合わせているんでしょうか？</p>
<p>「作りたい服はどちらかというと後ですね。生地から始まって、この生地なら、こういうものがいいよねという話はしています。ただ、生地を作るにも元に作りたい何かがあって、そこから変化させていきます。その元を見ながら、素材に合わせて、こういうふうに変化したらいいよねとか、こういうアイテムだよねというのをざっくり決める感じです」</p>
<p>──もちろん細かくは違うと思いますが、ザ・リラクスはアイテムの大枠は決まっているイメージがあります。</p>
<p>「そうですね。確かに決まってますね（笑）」</p>
<p></p>

	


<p>2021AWコレクションより。</p>
<p>──ジャケット、シャツ、モッズコートなどはブランドのシグネチャーのような印象がありますが、いわゆる王道なアイテムをどのように自分たちのオリジナルへと表現していくんですか？</p>
<p>「そもそもタキシードジャケットだったりテーラリングが好きなので、モッズコートに関していえば、ミリタリーなんですけど、袖付け、肩周りなど基本的にテーラードに則っています。本来ミリタリーにそういう要素はいらないと思いますが、ポリエステルナイロンという素材で真冬でも対応できる機能面は取り入れつつ、よりエレガント性を重視したり。<br />
ミリタリーとしての機能は簡易的にして、縫製はより複雑にきれいに作る。パーツも仕様も全く別物で、95％が実はミリタリーと一致してないんです。ミリタリーやトラッドなど昔の古着において一番大事にしてるのは、忠実に全てを再現するというよりは、そのものの良さであるアイコニックなポイントだけをデザインに取り入れ、そこだけは変えないように守ることです」</p>
<p></p><p>──2010年にブランドを立ち上げて10年経ち、当初と比べて、やっていること、やりたいことに何か変化はありましたか？</p>
<p>「シルエットは変わりましたね。残す部分もありますが、サイジングは変わっています。自然だと感じているものが大きくなってきたっていうのはありますよね」</p>
<p>──時代のトレンドの中で、当然出てくる変化ですよね。では作るアイテムはどうですか？</p>
<p>「なんかより複雑に簡潔的に考えられるようになりました。簡単に縫えるけど利便性があるとか、やりたいシルエットによって、そのための知識を重ねていくことで、美しく縫いながらデザインできるようになってきました。自分たちの考える仕様や設計が、世の中にないから正しくないということではなく、それが理にかなってるのであれば、別にやっていいんだという自信がついてきたのかもしれません」</p>
<p>──今までは手探りだったところもあったと？</p>
<p>「例えば、シャツの仕様にしても、細かく縫うことが美しいものであるというのが、ラグジュアリーだったり一般的な概念だとしても、自分たちがいいと思う手法のほうが結果、美しくシルエットが出て、使用頻度が高いとか、経年劣化に対応できるということを考えて、自信を持ってを選んでもらえるようになってきました。これは、ブランドにとっていい流れになっているのかなと思います」</p>
<p class="picture"></p>
<p></p><p>──今でこそ日本製や、素材をウリにするブランドは増えてきましたが、そうなる以前からずっと素材にこだわってきましたよね？</p>
<p>「最近はちょっとみんながそうなってきた感じはありますね」</p>
<p>──だからといって素材にこだわらなくなるわけではないと思いますが、新たに見ている方向はあるんでしょうか？</p>
<p>「一周して、違う考え方になりつつあります。もちろんスーパーハイスペックな、世界の希少原料にもいっぱいトライしてきました。シベリアンアイベックスとかウィントンウールもそうですが、でも羊の本来の毛質と組織と、世の中のニーズや時代が求めている普通、レギュラーなものという組み合わせがありそうで意外にないと感じています。</p>
<p>例えば、普通のギャバジンでいうと、神様みたいな丹羽正さんのものはありますが、レギュラーウールのサクソン種で、ハリとぬめりのちょうどいい番手のちょうどいい撚糸感で、ちょうどいい仕立て映えして、シルエットも作れて、軽さもある、そういうギャバジンがないとか。基本設計でクラシックなものや、何十年前のものならありますが、それを触るとどうしても油が抜けてしまっているのででなかなか扱いづらい。<br />
差別化をしようとハイスペックに行きすぎた結果、最高のものはもちろんいいんですけど、一番そのものに適している、正しいところはどこなのかということを考えています」</p>
<p>──突き詰めすぎて、行きすぎちゃった素材を、元に戻すじゃないけど、元々のベストなところにもう一度立ち返るということでしょうか？</p>
<p>「そうですね、縫って形を作ってみたら、やはりスペシャルな原料の良さも絶対にあるので、なくなってしまうと、それはそれで寂しいですが」</p>
<p></p>

	


<p>2021AWコレクションより。</p>
<p>──でも、必要最低限の手を加え、後は素材に委ねるじゃないけど、重力に任せるみたいな作り方をしているということは、素材のポテンシャルがより重要になってきますよね？</p>
<p>「ザ・リラクスのアウターはわかりやすいですが、バストから下にはほぼデザインはなく、歩いた時の生地の広がり方や幅だったり、そういうことが大事。だから生地が悪いと本当にデザインは生きてこないんです。だから、よい素材ということの概念や価値観は変わっても、こだわり続けるとは思います」</p>
<p>──そういうデザインだからこそ、生地にこだわる理由がある。これからもどういう素材でアプローチしてくれるのか楽しみです。</p>
<p>THE RERACS（ザ・リラクス）<br />
https://thereracs.net/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.7 THE RERACS first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.6 YOHEI OHNO</title>
        <link>https://numero.jp/20210121-designers-rsvp6/</link>
        <pubDate>Sun, 24 Jan 2021 09:00:38 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[Yohei Ohno / ヨウヘイオオノ]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">ウェアラブルなプロダクトという服へのアプローチ
<p>【2020AW】</p>


	


<p>ジャケット ¥105,000</p>
素材のタフさが生きるバイカージャケット
<p>「麻と合皮のボンディングが素材的に面白そうだと思い素材から入りました。このごわつく感じのラフなかっこよさを生かした重衣料がいいけど、コートだと重いので、短めのバイカージャケットに落とし込みました。立体的な袖との相性もよく気に入っています」</p>
<p class="picture"></p>
探求の終わらない進行形のアイコンジャケット
<p>「素材を変えて定番的に展開しているジャケット。建築のようなアプローチで、空間の中に身体を入れるという考えに、西洋的でボディに沿った立体的な服作りと、日本的で平面的な構造の両方を共存させた、曖昧なことがやりたくて行き着いた形です。いまだにこの形にふさわしい素材を模索しています」</p>
</p><p></p><p>ジャケット ¥55,000、スカート ¥56,000</p>
素材とクラシックなデザインのバランスの妙
<p>「ベルベットをキルティングしたらどうなるのかと思い、オリジナルで加工した生地です。西洋のボディスみたいなクラシックなデザインに、袖口はシャーリングさせています。ドローコードにしていて普通のパフスリーブよりも不思議なバランスなのが特徴です。もこもこしてるシルエットも可愛いなと思っています」</p>
<p>ジャンプスーツ ¥76,000</p>
人気のマントディテールをジャンプスーツに応用
<p>「元々マントドレスという定番モデルがあるのですが、ウエストに空いた４つ穴にベルトを通してシェイプして着ると、背中のボリューム感がマントのように見えるというデザインです。このディテールはシャツなど他のアイテムでも採用していて、その応用でジャンプスーツを作りました。ハイウエストなので着た時のバランスもきれいです」</p>
<p></p><p>【2021SS】</p>


	


<p>ドレス ¥126,000</p>
甘すぎないレースで成立する構築的デザイン
<p>「四角い生地だけで作ったドレスがいいなと思い、四角いレースのパネルを重ねて構成した新しい形です。以前からレースをやってみたいとは思っていましたが、花柄などはイメージが合わず、ようやく見つけたのが、幾何学模様のグラフィカルな柄です。いろいろと角度を変えながら作り、どこを前にしてもはけるようにしました」</p>


	


<p>コート ¥106,000</p>
メッシュ素材と袖のレイヤードがユニークなコート
<p>「レイヤードされた袖がポイントのコートで、パターンの画面を見てるうちに思いついた、お気に入りのディテール。メッシュ地は、京都の経編屋さんのバッグやインテリア用の生地を使いました。メッシュ素材に樹脂のような加工を施して、ちょっと硬い風合いになっているのが特徴です」</p>
<p></p>

	


<p>トップス ¥29,000</p>
ボディにボディを描く、シュールなトロンプルユ
<p>「コラージュした身体をプリントするのに今ハマっていて、プリーツのボディにボディモチーフのプリントをのせました。例えば、バックには背中のグラフィックがプリントされ、他にも、胸、足があります。足は男性の足ということもあり、ややシュール過ぎたのか、あまりウケがよくなかったですね（笑）」</p>


	


<p>ドレス ¥162,000</p>
秘蔵の素材が映える主役級の“魅せる”ドレス
<p>「完全に素材から入りました。このチカチカした糸が一時期出回っていたようなのですが、もう生産できない、在庫があるだけで終わりのこの生地をどうしても使いたくて、ロングドレスを作ることにしました。これまでショーピースのようなものを作っていなかったので、売れる売れない関係なく、一個そういうものがコレクションの中にあると、アティチュードになるかなと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
デザイナーインタビュー<br />
「タイムレスなデザインとは、自分自身と向き合うことで生まれたオリジナリティ」
<p>──自身の服の特徴を挙げるなら？</p>
<p>「立体的なシルエットの構築的な服だと、よく言われますが、自分としては、最初のとっかかりはそこまで洋服を作ろうと意識はしていないんです。単純に素材を触りながら、なんとなく漠然とこういうシェイプを作りたいというイメージから入って、それを最終的に人が身に着けるものにどこまで近づけていくかといった作業です。もちろん服だけど、服という定義をあまりしてないというか、服らしさという点では曖昧な着地を想定してます。ただ意味が分からなくなりすぎないように、トータルバランスは慎重に考えます」</p>
<p>──とすると、服作りの出発地点は素材でしょうか？</p>
<p>「そうですね。素材が好きなのでシーズンごとに素材見本を片っ端から見て触っています。その中から、毎回チャレンジしてみたい素材を決めて、どうやってそれをうまく活用できるかを考えます」</p>
<p>──実際に、生地メーカーに行って、素材を選ぶという作業？</p>
<p>「全然行かないですね（笑）。いわゆる生地好きというよりは、メーカーから送っていただいた生地見本を常に持ち歩き、ひたすら触って想像力を働かせるのが好きなんです。糸のことなどにかなり詳しい人はいますが、僕はあまり詳しくないし、むしろそのくらい軽いテンションのままのほうが先入観がなくフラットに生地と向き合えると思っています。逆にパターンはすごく好きで、好きだからこそやるのが気が重いんですけど。生地はカタログをめくるのと同じような感覚で、気軽にパラパラ見て触って、単純に形にしてみたいかどうかで決めています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──そうやって直感で選んだ生地を生かしたアイテムで象徴的なのは？</p>
<p>「例えば2020AWシーズンは、麻と合皮のボンディングで、バイカージャケット風のアウターを作りました。麻と合皮という組み合わせがありそうでなかったのと、素材的に面白そうだと思ったのでくっつけて。立体的な袖をよく作るんですけど、それと組み合わせて、ごわつく素材のラフなかっこよさを生かしました。でも実際のセールスは、見た目が麻だから冬っぽく見えないということで難しかったんですが、別にかっこいいからいいじゃんって思っています（笑）」</p>
<p>──パターンが好きとのことですが、服を作る上で、大事にしている要素だと？</p>
<p>「学生時代からずっとパターンを自分で引いていて、コスト削減の意味でもありますがコレクションの7割以上は自分がパターンを引いたものです。ただ自分ではできそうもない構造を思いついた時には、信頼を置いているパタンナーさんたちに外注します。僕の場合、パタンナーさんとは違ってパターン作成ソフト（CAD）を一種のデザインツールとして捉えていて、画面上でまずは思うように線を描いてみることから始めます。日々製図画面と立体イメージを脳内で行き来しつつ、形にしてみたり試行錯誤しながら、パターンのボキャブラリーを増やしていく感じです。<br />
初期の頃から数シーズン展開しているジャケットがありますが、ちょっとずつ修正改良しています。自分の作るものはトラディショナルな服ではないので、どんな素材が合っているのかが、まだ自分でもよくわからないんです」</p>
<p></p>

	


<p>──その服のパターンにどの素材が合っているかを模索していると？</p>
<p>「はい。正解が見えないから、コットンタフタだったり、コーデュロイだったり、何シーズンかいろんな素材をあてはめながらやってみた結果、この秋冬にビーバーで作ったら、自分の中である程度、マッチングが良かったという手応えがありました。今のところこれ以上やることはあんまりないかなと思ってます」</p>
<p>──そこまで突き詰めているジャケットですが、その形はどのように出来上がったんですか？</p>
<p>「建築的なアプローチで、ピエール・カルダンみたいに空間の中に人の身体を入れるようなものと、ボディを意識したものの、両方のある服がいいなと。西洋的なボディを考慮した服作りプラス、和服のような平面的な作り方、あるいは歴史衣装のような昔のものと近未来的なもの、みたいに古今東西のニュアンスを少しずつ含んだ、どこか普遍性のあるものが作りたいんです。解釈が一方向に偏ったものって僕には魅力的に見えなくて。一つの服の中でいろんな感覚が共存する、その中庸なバランスが好きで、自分の中では試行錯誤しながら作った代表作ができたと思っています」</p>
<p></p><p>──納得のいく好きな形って発明に近いというか、それこそ1シーズンで終わるようなものではないですよね。</p>
<p>「タイムレスなデザインができたらいいですよね。クロード・モンタナが好きなんですが、ヴィンテージのお店で彼の服を見かけて、それこそすごくタイムレスなデザインだと感じました。友人とタイムレスなデザインとは何かという話になって、それは結果として時代を超越したものでしかなくて、必要なのは確固たるオリジナリティじゃないかみたいなことだったんですけど。<br />
決して単にベーシックなものとかではなく、自分自身と向き合い続けてきた軌跡が作ったものというイメージです。僕も世の中のトレンドから距離を保ちながら、これまでしてきたことをどうアップデートさせるか、その形から次にどう発展させるか、そういうふうにデザインを展開していけたらと思っています」</p>
<p>──では、定番的なアイテムを継続しながら、シーズンごとのコレクション全体のイメージはどう変化をつけているのでしょうか？</p>
<p>「自分では変えようと思ってないんですけど、素材や色が変わったり、明確な女性像を立てていないので着用するモデルによってもまた違って見えたりするようです。でも、自分の中ではやっていることの本質は変わってないので、意識して変えているつもりはあまりないですね。<br />
例えば、マントドレスは毎シーズン人気があって、体型を選ばないデザインで幅広い方に受け入れてもらっていて、いつの間にか定着して定番のようになっています。自分ではよくわからないまま、売れるから出し続けるみたいなアイテムもあれば、気に入ってるけどなかなか受け入れられないものもある（笑）」</p>
<p>──作りたいものとニーズとの間にギャップを感じてしまう？</p>
<p>「それこそ思い付きでやったような全く意図してないことが女性にはありがたがられたりします。作りたいものとニーズが一致すればもっとセールスは伸びると思いますが、一致しすぎてもそれはそれで退屈に思います。僕は男だし完全に女心がわかるわけではないので、変に女性に優しいデザインを心がけるよりは、今ぐらいの距離感をキープしているほうが女性に対して何か新しい提案ができるような気がしています。日本にいるウィメンズの男性デザイナーは大きく分けたら、女性に寄り添おうとしているか、理想の女性像追求系のどちらかだなと。僕はそのどちらでもないと思っていて、観察対象って言ったら語弊があるかもしれませんが、ある程度わからないままのほうがいいなと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──そんな思いを抱えている中でも、他に自分の中で納得できている、気に入っているアイテムは？</p>
<p>「ボディスーツのディティールをAWシーズンは取り入れていてボディスーツ型のサテンシャツやニットなどを出しました。結構気に入っていたんですけど、ボディスーツの難しさがあるのか、そこまで数は売れなかったです。おしゃれな人たちはけっこう喜んでくれますが、一般的にはちょっと抵抗があるようです」</p>
<p>──どうしてボディスーツに着目をしたのでしょうか？</p>
<p>「軍モノか何かの古着でパチンとスナップボタンで留めるアウターを見て、ボディスーツと合体させたジャケットを作ったことがありました。それが結構評判がよかったので、以来ボディスーツを続けて作るようにしたんです。最初はボディスーツの可愛さや股下で留める感じとか、僕は男なので全く分からなかったんですが、その股下のデザインを女の人が可愛いっていうのが不思議だったので、とりあえず続けてみようと思って（笑）」</p>
<p>──まさに観察ですね。なぜ女性はこれを可愛いと言うのか……。</p>
<p>「興味はすごくあります」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ところで、服作りは素材から閃くとのことですが、20AWではレオナルド・ダ・ヴィンチ的なモチーフ使いが印象的でした。何かそこには意図があったのでしょうか？</p>
<p>「どちらかというとそういったテーマみたいなものはいつもないんです。生地を選ぶときに統一感を出したいので、その時のテンションが明るいか暗いか、国で言ったらあの時行った場所の、あの感じだなとか、漠然とそういうムードだけは最初にあります。秋冬はその直前に行ったウラジオストクのちょっと暗いムードで作りたいと思って。クールでちょっとダークかつミステリアスで不穏な感じをイメージしました。ダヴィンチに関しては本当に思い付きで、ふとあの図形を見て、円と四角でカバンにできそうだなと作ってみたら、世界観が意外とマッチしたんです。コレクション制作は最初から着地を考えすぎずに、予期せぬいい偶然が起きるような余白を残すことを意識しています」</p>
<p>──引き続きダヴィンチのモチーフは継続してますが、21SSはどのようなムードでしたか？</p>
<p>「春夏を作る時はちょうどコロナ禍ということもあって、窮屈さから逆にただ思いついたことを思いっきりやろうと解放的になりました。おうち服の提案も嫌だったし、マスクを作るのもなんか違う。もっと自分なりの捉え方があるんじゃないかと。みんな同じようなことを考えるけど、同じようなことをやるのは違うと思って」</p>
<p>──でも発信者として、意識せざるを得ない部分はあったと。</p>
<p>「僕はファッションデザイナーというのは選ばれた職業だと自負していて、世の中に元気がなくなっているからこそ何かポジティブなものを発信する必要があるし、新しい提案や自分たちにしかできないことをやろう、他の人にできないものを作らなければというふうに考えました。<br />
また、シェイプと向き合いデザイン自体に命を懸けてきた、古典的なファッションデザイナー像に憧れてきたので、自分もそこは守りたいという思いがあります。ウケれば、流行れば何でもいいというのはちょっと違う。ここ最近は、デザイン自体にもはや価値がないとか、デザイナーとしての在り方自体を問われるような意見も聞こえてきますが、それって甘いものは体に悪いからケーキ屋さんなんていらないって言われてるのと同じじゃんって思ってしまうというか。<br />
なのにいざ自分を省みたら、秋冬シーズンはデザイン的には継続のものが多く、全体として見たときにあまり面白くない感じがして、自分自身でも予想できないものに果敢にチャレンジしなきゃダメだという思いが強まりました」</p>
<p></p>

	


<p>──具体的に生まれた新しいチャレンジは？</p>
<p>「デザインをピックアップするなら、シグネチャー的なマントのディティールをティアードドレスに取り入れて、背中にボリュームがでるようにした服がありますが、これは人気がありました……」</p>
<p>──自己評価のほうは？</p>
<p>「こういうのもありかな、くらいですね（笑）」</p>
<p>──なかなか自分に厳しい、辛口ですね（笑）。</p>
<p>「世の中にちょっとありそうなもの、いわゆる可愛いとされているものを、自分なりに解釈しているところがいいんじゃないのかなっていうのはわかります」</p>
<p>──理解はしてるけど、そこをガッツリ攻めると、自分らしくないみたいなせめぎ合いですか？</p>
<p>「そうなんですよね。そうやって振り切れるデザイナーもいるとは思いますが、僕は葛藤やせめぎ合いの中にこそ何か手がかりがあると思っていて。21SSで、定番ジャケットに代わる新たなマスターピースをいろいろ模索していて、ソファのひじ掛けのようなイメージの袖を作ってみましたが、自分的にはそこそこブラッシュアップできたかなと思います」</p>
<p></p>

	


<p>──確かに和っぽくもあれば洋っぽくもある。新しいのか古いのか、なんとも言えない雰囲気です。</p>
<p>「なんかうまくそういう不思議な感じになったなと思って。古着屋でたまたま変わったものに出会ったような感覚。僕は民芸やバウハウスとか、ちょっと野暮ったいデザインが好きで、それもあってバウハウスジャケットと名付けましたが、ちょっと背負いすぎたなと思ってます（笑）」</p>
<p>──大野さんの服を見ていると、構造自体はシンプルだけど、そこに至るアイデアや組み合わせが新鮮な気がします。</p>
<p>「どんなものでもなるべくシンプルなほうが好きで、一つ一つを口うるさい感じにしたくないので、削ぐところは削いで。ジャケットも袖にデザインを取り入れているので、その分ノーカラーで軽い感じにしました。またデザインが冒険している分、素材自体は見たことのある感じがいいなとか」</p>
<p></p><p>──ジャケットだと、いわゆるテーラードに則ることを重視する考え方もありますよね？</p>
<p>「ジャケットも本格的な仕立てはちょっと服的に重苦しいのではないかと感じていて。オーセンティックな服を目指すのではなく、まさにプロダクトとしての軽やかなジャケットというアプローチですね。そのほうが枠にはまらず着回しできるように思うし、別にテーラリングで勝負しようとはしていないので」</p>
<p>──自分は自分という確固たる軸があるんですね。</p>
<p>「僕が作るのは洋服というよりは、ウェアラブルなプロダクトです。ユニークな姿形をしているけれど、パーソナリティを決めつけず、誰に対してもオープンでかつ美しいものを目指しています」</p>
<p>YOHEI OHNO（ヨウヘイ オオノ）<br />
TEL／03-5760-6039<br />
yoheiohno.com/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.6 YOHEI OHNO first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.5 SATORU SASAKI</title>
        <link>https://numero.jp/20210110-designers-rsvp5/</link>
        <pubDate>Sun, 10 Jan 2021 09:00:28 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[Satoru Sasaki / サトル ササキ]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section">ベーシックに鮮度をもたらす“違和感”と本物志向の探求
<p>【2020AW Collection】<br />
</p>
アシンメトリーなシャツに絵画の物語を投影
<p>「NYの画家エド・ラス（Ed Rath）のアートをシャツにプリントしました。ポップな色彩とタッチで相反するものを組み合わせる彼の作品の中から、『ドリームズ＆ナイトメア』という作品集にフォーカスしたコレクション。夜の月明かりに照らされているシーンや悪夢からハッピーな夢に広がっていくシーンをサテンの光沢感にのせて表現しています。シルエットは、ベーシックなシャツを潔くワンカットしたデザインで魅せたいと思い、ヘムラインを斜めに切って表情を出しました」</p>
</p><p></p>

	


<p>コート ￥130,000</p>
最高の縫製技術とコンセプトが合体したテーラードコート
<p>「エド・ラスの作品集『ドリームズ＆ナイトメア』にあった絵の一部、ベージュ×イエローのカラーリングからインスピレーションを受けて作ったコートです。マットなベージュのメルトンに、艶のあるレザーのイエローラインを施した光沢感で、今季のコンセプトを表現しています。縫製はテーラードの素晴らしい技術をもった大阪の工場に依頼しました。シルエットが美しく、特に力を入れたアイテムです」</p>


	


<p>コート ￥115,000</p>
細かいタックが生み出すフェミニンなシルエット
<p>「ブランドを始める前からデザインしていたコートなんです。最初は後ろにだけタックをつまんでましたが、バックスタイルだけ膨らんで、横から見ると普通のシルエットになってしまうので、周囲にもタックを入れてみました。ベーシックなものに対して、どう違和感を出すかを常に意識しています」</p>
<p></p>

	


<p>ノーカラージャケット ￥90,000</p>
正統派テーラードを崩していく美しい奇妙さ
<p>「テーラードジャケットのポイントは、アシンメトリーな襟元です。僕はいつもLess is moreを念頭に置いてデザインするので、こちらもベーシックな形の襟だけでどれだけ強いデザインになるかを考え、襟を深く削って且つ少しアシンメトリーにずらすことで完成しました」</p>
<p></p><p>【2021SS】</p>


	


<p>ノースリーブジャケット ￥64,000</p>
横からの立体的なシルエットを追求したジャケット
<p>「着たときに横から立体的に見えるようにかま底（アームホールの下半分）を下げて作っています。閉めたときに、ヒダができないように調整しました。今後トレンドというワードがなくなっていく中で良いものだけを残して着ていく時代になると思っています。これらのジャケットは、マスターピースとして残していきたい1着ですね」</p>


	


<p>トレンチコート ￥87,000</p>
高いポケット位置で主張するのトレンチコート
<p>「ポイントは、高い位置にポジショニングしたポケットです。視点が上がるので、身長が高くスラっとした印象を与えます。このポケットはいろいろ研究する中で、スクエアにステッチを入れたいというのがあったので、額縁縫いという手法を取り入れました。上辺にステッチを入れた後に、３面をたたきつけにしています。結構大変みたいで、工場の方にも苦労をかけたポケットです」</p>
<p></p><p>シャツドレス ￥49,000</p>
2020年の記憶を刻む、色彩の共存に込めたメッセージ
<p>「2020年に起こったBlack Lives Matter運動にフォーカスしてコレクションを作りました。このシャツドレスのプリントとして採用したグラフィックは、20AWでもコラボレーションしたエド・ラス（Ed Rath）の『カラースタディ』という作品から。多様な色が入っているのが、人々が共存する感覚と近いと感じて選んでいます。ラフに着られるようにゆったりめのストレートシルエットのシャツドレスに仕上げました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
デザイナーインタビュー<br />
「目指すのは、着たときに自信が持てる、かっこよさを後押しする服」
<p>──そもそもデザイナーを目指すきっかけは？ 憧れていたデザイナーはいたんですか？</p>
<p>「2人だけいて、そのためにヨーロッパに行ったと言ってもいいぐらいですが、ラフ・シモンズとフィービー・ファイロです」</p>
<p>──どういうところに憧れていたんでしょう？</p>
<p>「僕がデザインを学びだした頃は、ラフ・シモンズがJIL SANDER（ジルサンダー）を手がけていた時代だったんです。そのミニマルなデザインと、ウェアラブルだけどコンセプチュアルな感じが出ていて、それに憧れてから、ラフ・シモンズの自身のラインも見るようになりました。今でも彼のジルサンダーが一番好きです」</p>
<p>──ブランドと彼のデザインがちょうどいいバランスで合致している感じでしたね。</p>
<p>「今振り返ってもそう思います。あとはフィービー・ファイロと、TARO HORIUCHI（タロウ ホリウチ）のストイックなデザインがすごい好きで、この3名が好きなデザイナーです。フィービーは毎回新しいスタイルやバランスを作って、常に新鮮さがあるっていうところが魅了された理由です」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──後に憧れのデザイナー、フィービー・ファイロの下（セリーヌ）で経験を積まれましたが、服作りにおいて、どんなところに感銘を受けましたか？</p>
<p>「先ほども言いましたが、新しいスタイルを作っているところです。特に彼女のデザインチームはすごいと思いました。当時シニアデザイナーのダニエル・リー（現「ボッテガ・ヴェネタ」クリエイティブ・ディレクター）やヘッドデザイナーたちを中心に、デザイン画を描いて提案するのではなく、イメージをまず形にして提示するという手法で進めていました。その中からフィービーがピックアップして、フィッティング、修正を繰り返しながら、コレクションとして発表される形にしていくという流れでした。<br />
その頃のブランドコンセプトの一つに本物志向というのがあったんですけど、実際に内側に入ってみて実感しました。服はいくらデザイン画が良くても、プロダクトにならないと意味がないので、モノとしていいものをきちんと見せていくことに重きを置いた彼女のやり方も本物志向に繋がってるように思います」</p>
<p>──そういう方法論を自身の服作りにも取り入れていきたいと。</p>
<p>「できるだけ取り入れていきたいですし、今もできる範囲は実践しています。もちろんバジェットなどいろいろと現実的な問題はあったり、キャパシティ的にもデザイン画を書いたほうがまだスムーズに行きやすい部分もあるのでそれを半々くらいでやっています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──フィビーを筆頭に、共に働く女性たちからの影響もあったのでしょうか？</p>
<p>「女性が7～8割と比較的多かったので、それはあると思います。実際に僕から見てなんですけど、みなさん仕事をバリバリにやるような人たちばかりで、自分に自信を持っている、そんなアティチュードを感じました。テーラードやシャツをかっこよく着こなす女性も多くて。<br />
そういう堂々と自信を持って服を着ている女性にすごく憧れがあります。女性ですけど、かっこいい。かっこいいというワードは元々マスキュリンな男性向けのワードだと思いますが、それを女性からも感じることがあって、そういう女性像、人物像を作りたいという思いから、『男性も憧れる女性を作る服』というコンセプトにしました」</p>
<p>──ブランドコンセプトは実体験に基づいてたんですね。具体的にご自身が憧れる女性像とは？</p>
<p>「シャツを着てる女性はかっこいいなという個人的に思っていて、シャツをよく作ります。目指しているのは、僕の服を着たとき、誰かに見せるということでなく、自分に自信が持てるようになれること。自信を持つことでかっこよく見えると思うので、そうなってほしいなという意味を込めて作っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──シャツにはそういう力があると？</p>
<p>「はい。エフォートレスな感じよりは、シュッとした雰囲気の女性に特に憧れがあるので、細めのラインのシャツを作ります。日本はヨーロッパほど女性がシャツを着るのが多い文化ではないかもしれませんが、そういうカルチャーを広げていきたいというのもあります」</p>
<p>──では、プロダクトになる服の形やシルエットへのこだわりは？</p>
<p>「デザインするときには、ベーシックでシンプルなものにどう違和感を出すかということを常に考えています。例えば、ノーカラーのジャケットもどうすれば奇妙になるか、表情を変えられるかを意識しながら、タックを入れたり、ちょっと斜めのカットにしてみたり、襟元にデザインを加えるといったように、仮縫いを何回も繰り返して、調整したり、デザインをもうちょっと増やしてみたり…」</p>
<p>──最初から奇をてらうというよりは、型というか正統を崩していく。</p>
<p>「そうですね。まず絶対ベーシックなものを作ることからはじめます。あとは、テーラードを作る際、仮縫いの段階でハンガーにかけて、ハンガー面とかも注意しながら作ってます。店頭に並ぶときに、やっぱり品の出方が違うなと思うので、特に意識しています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──縫製は関西や西日本を拠点にされているそうですが、メイド・イン・ジャパン、なかでもWESTが多い？</p>
<p>「できるだけ自分が動ける範囲のところで作っています。テーラードに関しては、メンズのハイブランドも手がけているテーラードが一番得意な大阪の工場にお願いしています。素晴らしい裁縫技術を持っているので、シルエットがとてもきれいに仕上がるんです」</p>
<p>──素材も日本製？</p>
<p>「全てというのはまだ難しいですが、日本のものを使うようにしています。例えば、レザーなら、龍野レザーというレザーの産地としても有名な兵庫県たつの市のものを使用したり、来季も兵庫県・西脇のメーカーの生地を使用する予定です」</p>
<p>──生地は一からオリジナルを作るというよりは、生地メーカーのものを生かして使っていくんですね。</p>
<p>「両方あります。ヨーロッパではチームでコレクションを作り上げていきましたが、ファブリックにはファブリックのみのデザインをするデザイナーがいて、その専門の方の豊富な知識を上手く生かしていました。ニッターさんにはそこのニット担当のデザイナーがいるように、生地メーカーのデザイナーさんにイメージを伝えて、デザイン・設計してもらいたいと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──話は変わりますが、おじい様は靴のデザイナー、叔父様は画家ということで、モノづくりの環境が身近にあったと思います。クリエイションの原点はそこにあると感じますか？</p>
<p>「そうですね。祖父は靴の会社を経営していて、デザインというよりもビジネスのほうが好きだったようですが、家には作った靴、いろいろな彫刻や絵画が飾ってありました。叔父がペインティングしている様子や祖父がやっていたことを間近で見聞きしたりと、昔からアートが周りにある環境だったこともあり、自分も何かデザインしてモノを作り、売る商売をしたいと自然に考えるようになっていきました。なのでアートという存在は特別感というよりは、どちらかというと日常、生活の一部に近い感じがしています」</p>
<p>──アートをファッションに取り入れるのは自然な流れなんですね。２シーズンに渡って、エド・ラスの作品をプリントに起用していますが、AWの具象画からSSは抽象的な作品です。そこには何か意図があるんですか？</p>
<p>「21SSコレクションを作る前に、コロナ禍の中のステイホーム期間、自分だったら何ができるかなっていうのを考えるのと同時に、コレクションも進めていかなければならなかった。そんな中でBlack Lives Matter運動が起こり、僕はそこにフォーカスしたいと考えました。みなさんインスタグラムで黒い画面を投稿して意思表明をしていて、検索画面も真っ黒になって、なんだか全世界が繋がったような感覚を覚え、そんな体感は初めてだったので、それをコレクションに反映させたいと感じました。デザイナーというのは、プロダクトを作る職種だからこそ、作った服で、それを着たときに、その出来事を思い出させることができるかなと思って」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──2020年に起こったことを記憶に刻むということですね。</p>
<p>「記憶は薄れたり忘れ去られたりすることも多いので、そういう意味でもコレクションに残したいという気持ちになりました。その中で、エド・ラスの『カラースタディ』という絵を見たときに、いろんな色で一つの画面が成り立っている、共存するような感覚と近かったので、これを選んだというのがあります。<br />
もう一つ、『ナチュラルディザスター（自然災害）』というタイトルで、彼のおばあさまの家のある田舎で竜巻が起こったことがあり、その竜巻でいろんなものが吹き飛ばされているんですけど、牛だけ平然と立っていたという絵です。絵自体、僕はすごい好きなんですが、タイトルと今回のコロナ禍をリンクさせるために、この絵を使いました。あと、肌の色を裏テーマにしているので、最初に白と黒と黄色は絶対使うつもりでした。それを一緒にスタイリングすることで、共存してるような感覚を作りたかった。そこに、青色であったり濃いピンクを用いて、ポジティブなイメージをプラスしています」</p>
<p>──アート繋がりということで、お好きなアーティストはいますか？</p>
<p>「メジャーですけど、ゲルハルト・リヒターはやっぱりすごい。ファッションもそうですが、新しい技法やスタイルを探求し作ってきたパイオニアみたいな人に惹かれます。特にアートはそれが一番重要だと思うので。日本だと、白髪一雄さんもパイオニアだと思うんですけど、絵筆ではなく足で絵具を踏みつぶして絵にするフット・ペインティングというスタイルを見つけて、そこに価値が生まれている。あとネルホル（Nerhol）さんも面白いなと思いました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ほかにはどういったカルチャーに興味・関心を持ったり、影響を受けていますか？</p>
<p>「経営の本をよく読みます。あとはビジネス系の討論や一流企業の株主総会のYouTube動画配信を見たり。次にどういう時代が来るのかを知るためにもそういったものをよく見ますね。例えば、トヨタの株主総会では、e-Paletteの話題もあがってて、e-Paletteが普通に稼働したとき、どういう時代になるのかなど想像したりするのは好きですね」</p>
<p>──そこは、やっぱりおじい様のDNAを受け継いでいるのかもしれないですね。ブランド、ビジネスの今後の展開や展望は？</p>
<p>「神戸を拠点にしているので、神戸をはじめ地元でもショーができたらいいなとは思ってますね。それは一つやりたいなって思っているところで、かつて高田賢三さんが姫路城でショーをやられたということを聞いて、素晴らしい活動だなと。ファッションは東京でないと難しいこともありますが、地方でもできるということを広めていきたいし、地方に若い人たちが働いていける環境も作れたらいいなと思っています」</p>
<p></p><p>SATORU SASAKI（サトル ササキ）<br />
お問い合わせ／ザ・ウォール ショールーム<br />
TEL／03-5774-400<br />
https://satorusasaki.com/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.5 SATORU SASAKI first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.4 AUBETT</title>
        <link>https://numero.jp/20210107-designers-rsvp4/</link>
        <pubDate>Thu, 07 Jan 2021 09:00:41 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[Aubett / オーベット]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">素材・パターン・デザイン三位一体で、体と服の間の空間を作る
<p>【2020AW】<br />
</p>
100年先も残る、ユニセックスで滑らかなツイード
<p>「ヨーロッパの美術館に展示されていたシャネルスーツを見たとき、中には100年近く前のものもあって、素材の経年変化が美しいと思ったんです。古着の野暮ったさとは全く違うツイードの味が出ていました。男性でツイードといえば、ハリスツイードみたいなガサっとしたイメージがありますが、男性でも着られる洗練された肌触りのいい滑らかなツイードを作りたくて、浜松の織物屋さんにお願いしました。完成までかなり時間がかかりましたが、よく見るとオリジナルの鳥足柄になってます。</p>
<p class="picture"></p>
<p>トリミングに使っているウール100のニットテープも日本ではもう編めないらしく、デットストックを買い取って採用しています。トリムも大切な要素なので、資料としても残したい。いつか当時の編みを再現したいですね」</p>
</p><p></p>

	


<p>コート ￥95,000</p>
複雑なカットワークによるドレープを纏う
<p>「カシミヤに匹敵する繊維長のスーパー140を採用し、スムースを編みました。それを限界まで縮絨してメルトンのようにした素材で作ったコートです。かなりの分量を使っているので重さは感じますが、布帛で同じ分量を使うと倍以上の重さになってしまいます。こだわったのは、袖を下ろすと、肩、袖と、通常の身体の起点とは別な位置から計算的にドレープが生まれ、袖が立体的に見えるという点。ドレープが出る位置を複雑な袖のカッティングで調整しているんです」</p>
<p>プルオーバー ￥23,000</p>
ボアに見立てた高級ウールのフリース
<p>「同じくスーパー140を採用し、タッチと軽さを追求したフリースを編みました。生地をタンブラー加工したふっくらした風合いが特徴で、素肌に着ても快適なモックネックのオーバーサイズのプルオーバーです。首元もチクチクしないように柔らかなニットパーツを編み立てています。ウールボアは重くなりがちなので、最初にフリースを編んでから起毛させてボアに見立てています。軽くて着心地が抜群にいいんです」</p>
<p></p><p>【2021SS】</p>


	


<p>＜左＞トップス ￥19,800、パンツ ￥48,000　＜右＞パンツ ￥49,000</p>
光沢とハリでエレガントなチノパンに挑戦
<p>「定番とされているカジュアルブランドの綿ポリを使ったチノパンは、ハリはあってもすぐシワになってしまうので、改良の余地を感じていました。そこで生の丈夫なシルクとスパンシルク、先染めコットンの三種類の糸を使って二重織りしたオリジナル素材を開発しました。目指したのはソリッドでエレガントなチノパン。普通、この太さの糸で二重織するとすごく厚い生地になってしまうんですが、職人さんと幾度も試行錯誤し、パンツとしてはけるちょうどいい厚さになるように糸を作り、色もオリジナルで先染めしたものを、超高密度に度詰しています。</p>
<p>世界でもここでしか織れないというほど高密生地が得意な静岡の織物屋さんと開発しました。３種類の糸を使うことでシルクの光沢感や陰影の表情が出て、ボンディングせずにこれだけのハリ感が生まれる。このパンツの特徴であるヒップからわたりにかけての立体感をしっかりと表現してくれています。シンプルにTシャツと合わせても、コーディネートが成立する存在感のあるパンツです」</p>
<p></p>

	


<p>ジャケット ￥51,000</p>
ピンクの表情と経年の味わいを生む立体的なコーチジャケット
<p>「シルク二重織りと同じ織物屋さんで作った綿100%のギャバジンです。タフさを出すため限界まで打ち込みをいれたギャバジンを先染めのピンクとベージュでシャンブレーにしています。本来はもっと濃いベージュを入れてチノパンの生地を作るんですが、代わりにピンクを入れていて、光に当たったり、動きが出ると、ピンクの光沢が出ます。一見普通だけど少し違う、ちょっとしたずれや違和感を大事にしています。高密度なのでよれることもなく、長年着ると先染めの2色の差が出て、雰囲気が出ると思います。立体的で着心地がよく、さらっとどこへでも羽織っていけるような感覚のコーチジャケットにしました」</p>


	


<p>ブルゾン ￥45,000</p>
程よいシボ感でモダンに仕上げたサッカー地
<p>「某老舗メゾンの平織り生地を作っていた会社で開発したオリジナルのサッカー地です。平織りをベースにゴムを通し熱で縮めていわゆるシアサッカーになる一歩手前で止めています。 遠くから見ると無地に見えますが、どことなくシボ感がある。着ると涼しくて肌あたりがよくストレッチ性もあって動きやすい。サッカーというとクラシックで年齢層も高い方向けの素材の印象が強いので、モダンなイメージに仕上げたかった。このブルゾンは前は普通のセットインで、後ろは立体的なパターンになっているので、異様なボリュームがあるんですけど、身体を美しく見せるためのポイントになっています」</p>
<p></p>

	


<p>＜左＞シャツ ￥29,000 ＜右＞シャツ ￥26,000</p>
革命的なハリとタフさを併せ持つブロードシャツ
<p>「通常ブロードというと、大体100〜200番手といったように糸が細ければ細いほど高級という傾向がありますが、オーダーメイドのシャツ屋さんで仕立てた見た目がきれいなシャツでも、1日中着るとしわしわになってしまう。なのでオックスなどに使われる太めの糸でブロードを織り、打ち込みを限界まで入れています。糸が太いとあまりしわも気になりません。自分たちの中では革命的なシャツ地だと思っています。普段シャツはあまり着ないのですが、これは着たいと感じる完成度。肌から離れたところでストンと落ちるような普通のブロードでは出せない、肌離れする快適さと構築的なシルエットを表現しています」</p>
<p>カットソー ￥16,000</p>
ボディラインを拾わないひと工夫されたリブ
<p>「リブ面した服は古着などでも良く見ますが、着にくいな、と感じてしまう理由は体のラインを全部拾ってしまうから。これは一見リブ面なのですが、まずボディラインを拾わないほど度詰めのフライスを編んでから、針を等間隔で抜いてリブのような見た目にしているので、体のラインは拾わず、伸縮性はしっかりあるというカットソーです」</p>
<p></p><p>（左から）杉原淳史、吉村雄大</p>
インタビュー<br />
「モードと日常を繋ぐをコンセプトに、立体裁断の服の美しさを伝えたい」
<p>──2020AWよりスタートしたオーベットですが、二人の役割分担を教えてください。</p>
<p>杉原淳史（以下、杉原） 「吉村はビジュアル、コンセプト、ブランディングなどの骨組みを担当、洋服のデザイン、パターンは僕がメインで活動しています。素材開発、コレクションの企画自体は二人で話しながら進めています」</p>
<p>──ブランドを立ち上げるまでの経緯は？</p>
<p>杉原 「服飾専門学校を卒業してからパリに渡って、約5年間、様々なメゾンでデザイナー、パタンナーとして働きました。日本へ帰国してからは老舗カットソーメーカーに入社し、ファクトリーブランドや、OEMやODMを担当してきました。共通の知人の紹介で吉村と出会い、最初は友人だったのですが、話していくうちにものづくりに対する姿勢に共通するものがあるな、と感じて新ブランドの構想の話をするようになりました」</p>
<p>──二人はパリで出会ったんですか？</p>
<p>吉村雄大（以下、吉村） 「いえ、僕はスイスでグラフィックデザインを学んでいました。杉原と出会ったのは帰国してからです」</p>
<p></p><p>マント ￥78,000、パンツ ￥28,000</p>
<p>──杉原さんのパリでの5年間の経験は？</p>
<p>杉原 「コレクションブランドの老舗メゾン3社で素材開発、デザインとパターンをメインに学びました。元々はステファノ・ピラーティを追いかけて、技術とデザインを学ぶためにパリに渡り、3年目にようやくデザイン画やトワルを彼に見てもらいました。彼は元々テキスタイルデザインからスタートしていますが、素材、パターン、デザイン、そしてビジネスまで精通しており、近くでそれらを形にしていく流れを見られたのは僕の財産ですね。それ以来ずっと一番意識しているデザイナーは、ステファノ・ピラーティです」 </p>
<p>──ピラーティとは意外でした。全体のモダンな雰囲気は共通しているかもしれないですが、オーベットはどちらかと言うと装飾性はないように思います。</p>
<p>杉原「一番感銘を受けたのは素材とパターンです。パターンが他のデザイナーとは一線を画していて、 レディスに使用する立体裁断のテクニックをメンズに落とし込んで服を作り出した人なんです。これを実践しているデザイナーはもちろん他にもたくさんいるのですが、女性の立体感を男性に落とし込んでも、なよっとせずセクシーに仕上げるのが抜群にうまい。初めて見たとき、本当に感動しました。</p>
<p>ただ、その技術をそのエスプリのままやっても一般の人はなかなか袖を通さないと思ったし、袖を通してもらわないと気づけない世界なんです。着て鏡の前で見て、違いが初めてわかる。そんなパターンの立体裁断の技術をどうやって文化として日本に残すかということを、吉村と二人で話していくうちに、『モードと日常を繋ぐ美しい服』というのがコンセプトになりました。だから根底にある色気のある、香り立つような服という部分でピラーティの影響があると思います。そこは僕らが意識して取り組んでいるところなんです」</p>
<p>──なるべく装飾は排除してミニマルに？</p>
<p>杉原 「排除とはいいませんが、長く着てほしいので、1シーズンで飽きちゃうような軽いデザインはしません。熟考して、ミニマルさとモダンさとコンテンポラリーさを意識しながら、素材やパターン、カッティングに特徴をもたせたいと思っています」</p>
<p></p><p>2020AWコレクションより</p>
<p>──ブランドを始めるにあたって、世界観の見せ方、プレゼンテーションの仕方など何か構想はありましたか？ ビジュアルイメージとセットで表現していくとか。</p>
<p>杉原 「それはありました。僕は服だけを学んできたから、その辺は得意ではありません。そこはプロである吉村にある程度任せつつ、ただ、とにかくシンプルに、過不足なく、服のクオリティと「日常に着る」という雰囲気が伝わればいいなと思っています。生産背景が、この技術が、ということをクローズアップするのではなくて、洋服そのものが醸し出す香りや空気感を伝えたいです。</p>
<p>でもアートディレクターと言いながら、服も一緒に作りたいなとも思っていたので。吉村から出るエンドユーザー目線の客観的な声やグラフィックデザイナーならではのバランス感覚を僕のアイデアに合わせて作れば、よりリアリティが生まれるんじゃないかと。業界が全く違う人が組むって多くはないですよね」</p>
<p>──そうかもしれないですね。吉村さんは客観的な意見、率直な消費者目線の担当でもあると。</p>
<p>杉原「吉村とのディスカッションは今までのアパレルの中での会話とは違い刺激的です。業界の当たり前がないので。見せ方も一から作っていく感じですね。自分達でまだ営業できていないので、SNSでのプレゼンテーションが本当に重要です。21SSでは、28店舗取り扱いになります。レディスもやってますが、まだメンズの方が取引は多くて、次の課題です。ユニセックスで男女関係なく着られるようにはしてますが、もうちょっとレディスに強いものも作っていきたいですね」</p>
<p></p><p>ブルゾン ￥52,000、パンツ ￥24,000</p>
<p>──デビュー早々、その数はすごいですね。ちなみに生産についてはメイド・イン・ジャパンへのこだわりはありますか？</p>
<p>吉村 「2020AWは、ほぼメイドインジャパンですね。日本でできないことがあれば海外を視野に入れて探すという感じです」</p>
<p>──日本でないとできないこととは？</p>
<p>吉村「オーベットは素材を一から作るというのが、大きな理由です。産地をどんどん回って現場にいる職人さんと顔を合わせて一緒に作りたい。 今はなかなか海外には行けないので、自ずと日本が最も回れる。 可能ならばイタリアでもいいんです。なるべく作ってる人と、間を通さずに直接話し合える範囲で作りたいと思っています」</p>
<p>──産地直送みたいなことがいい？</p>
<p>杉原「結果的にそうなっています。素材を作るのは本当に大変で、顔を見て直接話して開発することでお互いに思い入れがでてくる。そこに説得力があると思います。現場で織機を実際に見ながら、生地の設計も一緒に考えながら、そうすると自ずと産地直送になりますよね」</p>
<p>──でも、わざわざそれを謳ったりはしない？</p>
<p>杉原 「パターンとデザインと素材が三つ揃って、一つだと言いたいですね。でも、やっぱりスタート間もない我々のような小ロットの別注で、話し込んで作れるのは日本だけだと思います。海外だったら、ここまでクイックには対応してくれないです。ただ日本の技術力を心から尊敬していますが、開発面などで、僕らデザイナーが力になりたいとも思ってます。基本的に、僕らがこだわっているのは、通常ある素材・アイテムをもう一度見直してブラッシュアップさせたいということでもあるので」</p>
<p></p><p>コート ￥110,000</p>
<p>──では、パターンにおけるこだわりは？</p>
<p>杉原 「立体裁断でまずは素材に合わせて。わかりづらい話になりますが、特に日本には、原型から派生した暗黙のルールがいくつかある気がします。でも実はそんな指針は不要で、日々変化する身体にこちらも順応しなきゃいけないんです。だから僕らは街に出てさまざまなブランドの服に袖を通すようにしています。批判するわけではなく、日本のブランドには平らな服が多いと感じています。僕がヨーロッパで感銘を受けた、1枚の布にハサミを入れて空気を中に送り込むパターンの技術のような概念がまずないんです。おそらくそこに魅力も感じてなく、もっとスピーディに、できるだけ安くかっこよく作れればいい、という前提があると思います」</p>
<p>──なんとなく外見がかっこよく決まればいいみたいな。</p>
<p>杉原 「僕が学んできた技術が、日本で文化として残ってはいかないんだろうなと思うと、とても悲しくて。ずっと立体裁断をやり続けていきたいし、着てもらってその良さを伝えたいという思いもあるから、外見だけではなく着心地や季節感も含め、日常に着るという点を強く意識しています。つい手が伸びる洋服でありたいですね。そのためにはパターンが重要で、ハサミの入れ方次第でドレープって前にも横にも後ろにも入れられるし、2本にも4本にもできる。いろんな方法でその人の体のボリュームを服で立体的に見せることができるんです」</p>
<p></p>

	


<p>ブルゾン ￥69,000</p>
<p>──コレクションはユニセックスで展開されてますが、男女で共通パターンで成立するようなところを探るということですか？ それって結構難しそうな気がします。</p>
<p>杉原 「中のボディがどうであろうと、できるだけ同じシルエットに見えるようにしています。サイズを大きくする際にそのまま完全に拡大していくのではなく、僕らはサイズも一点一点作ってるのでグレーディングじゃないんですよね。このブルゾンは、ゆとりから生まれるラインを徹底的に追求しました。肩のゆとりと胸のゆとり、袖のドレープが繋がる位置も自分でコントロールできる。このドレープが360度全方位から造形的な身体を見せるテクニックなんです。街中でガラスや鏡に映る姿を見るのが楽しいじゃないですか」</p>
<p>──そのどこから見ても立体的というシルエットを助けるための、生地という。</p>
<p>杉原 「そういう分かりづらいことをやっていると思います。でもそれが最大のセールスポイントです。前から見たときと横から見たときのドレープが、ピラーティから学んだもっとも感動したこと。その美しさを知ったが最後、そうじゃない服はもう着たくなくなってしまう……」</p>
<p>──体がいいものを覚えてしまったと。</p>
<p>杉原 「はい。パターンだけでもデザインだけでもダメなんです。でも素材とパターンとデザインがきちんとかみ合っている服なら、一生おじいさんおばあさんになるまで捨てないと信じています。何歳になっても、例え腰が曲ってもドレープが彩るはず。だからおじいさんになるまで着続けたい。デザイナーとして、とにかく飽きずに捨てさせないような服を作り続けたいです。 服がその人の生涯を添い遂げるだけでなく、親から子へまた受け継がれてほしいな、と」</p>
<p></p>

	


<p>＜左＞ブルゾン ￥45,000、Tシャツ ￥9,800、パンツ ￥32,000 ＜右＞ブルゾン ￥59,000、シャツ ￥29,000、パンツ ￥39,000</p>
<p>──その立体裁断の美しさが出ているのは先ほどのブルゾンですか？</p>
<p>杉原 「全部ですね（笑）」</p>
<p>──ですね。ちなみに春夏もアウターが多めですが、パターンの引きがいがあるというか、お好きなんですか？</p>
<p>杉原 「はい、なのでブルゾンが多いと思います（笑）。ヨーロッパに比べて、日本にブルゾンを着てる人って少ないんですよね、最近はちょっと増えてはきましたけど。便利なんですよ、ブルゾンって。最初ブルゾンブランドって言われましたが、嬉しかったです（笑）」</p>
<p>──パターンの次に、素材のこだわりを語る上で象徴的なのは？</p>
<p>杉原 「全てですね……職人さんと開発しているものがほとんどなので思い入れがあります。特にコレクションを象徴していたのは、やはり綿シルクの二重織とヘビーブロードですね」</p>
<p></p><p>ワークジャケット ￥44,000、パンツ ￥24,000</p>
<p>──他にあげるとしたら？</p>
<p>杉原 「2020AWのコーデュロイです。一般的にコーデュロイって柔らかく、くたっとしやすいじゃないですか。コーデュロイは好きなんだけど、くたくたで毛がはげやすいのがダメで。オーベットのパンツはフォルムが特徴的なのでハリを出すために、裏に風を通さない樹脂のようにウレタンを張ってます。機能と見た目、両方を備えたくて。コーデュロイ製造の技術に定評のある産地で織ってるので畝も美しいです」</p>
<p>──特に着たときの肩周りの表情で服に着られてるかそうでないかの違いがあるように思います。</p>
<p>杉原 「身体から離れたところで素材の特徴も考えながら造形を作ります。先ほどと同じですけど、ドレープが出る位置をカッティングで調整するので、このジャージーを縮絨してメルトン調にしたこのコートは、かなり複雑な袖になっていて、それによって腕を下ろすと袖にドレープが生まれ、袖が立体的に見える。できるだけ面にしないように服を作り、ドレープで全身が包まれるように心掛けてます」</p>
<p></p><p>2020AWコレクションより</p>
<p>──「ドレープで包まれる」という服の美学、哲学があるんですね。</p>
<p>杉原 「それが絶対的な基本になっていますね。細かく言うと、縫い目をわずかなドレープで面にして隠す服は遠くから見たときにドレープだけしか見えないじゃないですか？縫い目が見えると、どうしても面に見えてしまうので。動いた時に見えたりはしますが、別のドレープをまたちょっと作って、陰影で隠れるようにするといった細かいテクニックです。でもそれをやるやらないでは美しさが全然違うんです。こういう細かい技術が服の色気や香りにつながっていくんだと思います」</p>
<p>吉村 「これが彼の中では絶対的な美しい服なんですよ（笑）」</p>
<p>杉原 「ただそれらの技術にエンドユーザーが袖を通すまでのハードルをメゾン側があげてきてしまったのですが……。だからオーベットを通じて知ってほしいです。そういう世界があるということを」</p>
<p>──その概念によって、どんな体が入っても成立する立体的な服が生まれているんですね。</p>
<p>吉村 「なので、ブランド名は『体と服の間の空間を作る』という意味も込めて、フランス語で小さい空間、隙間を意味する言葉『AUBETT』にしました」</p>
<p>AUBETT（オーベット）<br />
お問い合わせ／ラウムス<br />
www.aubett.com/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.4 AUBETT first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.3 SEEALL</title>
        <link>https://numero.jp/20201225-designers-rsvp3/</link>
        <pubDate>Fri, 25 Dec 2020 09:00:50 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[Seeall / シーオール]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section">世界の職人技をカルチャーと掛け合わせた<br />
ほっこりしないモダンな服
<p class="picture"></p>
希少なヤク本来の色と温もりを生かす素材
<p>「ヤク100%で、なおかつモンゴルの標高1500m以上にしか生息しないグレーヤクをそのまま染色せずに使っています。しかも、裏面は標高の低い山にいる茶色いヤクのナチュラルな色合いをそのまま生かした生地とのダブルクロス。尾州の機屋さんで表面を掻いてビーバーの毛のようにフワッと起毛するシャルム加工をかけてしなやかにしています」</p>


	


<p>ギャザートップ ¥18,000</p>
インドだから叶うディテール使い
<p>「ギャザーは手作業のため、日本では工賃が高いのと、基本的に生地を動かしたくないので、生地から縫製まで全てインド生産にしています。インドは縫製が独特なので、日本の上質すぎる生地だと、逆にインドの縫製の粗さが目立って変なバランスになる。だったらインドの職人さんが慣れている生地で、縫製もインドで行うほうがきれいに仕上がるという理論です。他にも定番のピンタックシャツや刺繍ブラウスを作っています」</p>
</p><p></p><p>オーバーサイズドミリタリーシャツ￥33,000</p>
強烈な綾目の織柄で魅せるギミックシャツ
<p>「生地にかなりこだわりました。コットンをあえて毛織物の産地、尾州で織ったツイル地で、 強烈な綾立ちが特徴です。ツイルは普通の織機で十分織れるんですが、柄のように見える深い畝のフランス綾を作りたいと思って、わざわざドビー織機（縦糸を8本以上使って複雑な組織を織れる）で織りました。着想源は、僕が週末に農業をしている山梨・北杜にある自分の畑の畝です。</p>
<p><br />
鬼カルゼって呼んでいますが、ここまで綾立ちしてると、地の目が出てしまい、縫製も大変なので、職人さんにはかなり嫌がられました。デザインは、スタンドカラーに片方だけスカーフのようなレギュラーカラーをつけたダブルカラーになっていて、横から見るとレイヤードしてるようなシャツです。一見普通だけど、よく見るとあれ？みたいな、1ギミックを効かせています」</p>
<p></p><p>リコンストラクト ベルテッドデニム￥19,000</p>
音楽シーンに紐づいたリメイクジーンズ
<p>「古着のリーバイス501を解体し、インシームとアウトシームを足してバギーシルエットにリメイクしています。ウエストにはタックを入れて共地のベルトをつけました。このベルテッドパンツは、マンチェスターパンツといって、いわゆる80〜90年代マンチェスターの音楽シーンが流行った時に、みんなすごい太いスケーターパンツにシャツをインしてベルトでギュッと絞ってはいてたところからインスピレーションを得ています。この形は、他の素材でも作り続けている基本スタイルです」</p>


	


<p>テッズジャケット¥67,000</p>
50sのテッズジャケットを再解釈
<p>「多くのハイブランドの生地を手がける尾州の機屋さんで作った、ヴァージンウールにウレタン系の含浸加工をかけた生地を使っています。いわゆるテッズジャケットが元ネタで、50年代のテッズ（テディボーイ）の人たちが着てたちょっと大きめのジャケットをマニッシュなウィメンズのジャケットに落とし込みました。ボタンは付けてないのでラフに開けてもいいし内側のベルトでアジャストさせて着てもいいと思います」</p>
<p></p>

	


<p>オーバーサイズドハンドニットクルーネックセーター（スラブ）￥43,000</p>
粗野なクラフト感をオーバーサイズで今っぽく
<p>「アルゼンチンのアンデス山脈の高地でハンドスパンしたスラブ糸を、職人が2本の編み針で一つ一つ手編みしたニットです。原毛そのもののナチュラルな色を生かした粗野な糸で手編みならではの不均一な編み地が魅力ですが、オーバーサイズにすることでほっこりしないように心掛け、モダンな服へと引き上げました」</p>


	


<p>ノーカラーコート（ストライプ）￥120,000</p>
アルゼンチンの伝統工芸をグラフィカルに
<p>「ファーストシーズンから柄を変えながら展開しているジョージア・オキーフをイメージしたガウン。アルゼンチンに伝わる手工芸の、昔ながらの手横織機で手織りした生地で、柄にはグラフィカルなストライプだけで作品を作るアーティストSean Scully（ショーン・スカリー）の作風を取り入れ、モダンな感覚に仕上げています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
デザイナーインタビュー<br />
「ツイストを効かせて、着るとテンションが上がる、満足感のある服を作りたい」
<p>──2019AWより、シーオールを立ち上げるまでの経緯、瀬川さんのファッション遍歴を教えてください。</p>
<p>「大学時代にUK音楽シーンが好きでイギリスに留学しました。そこで出会った女性を追いかけてイタリアに行ってしまい、日本の大学は休学したまま8年（笑）。大学は無事卒業して、ファッションの商社でイタリアと日本を行き来していました。その後、独立して名古屋でセレクトショップを立ち上げたり、直近では、2015年から、イタリアのブランド「MAISON FLANEUR（メゾン フラネール）」のクリエイティブディレクターを務めていました。ブランドが大きくなっていくにつれ、ものづくりとセールスのバランスが崩れ、方向性が分からなくなってきてしまった。だから、自分らしく、やりたいことだけをやろうと思うようになって。ならば、ものづくりに重きを置くという面では世界に向けるよりも、圧倒的に日本のお客さんに発信するのがいいなと考えました」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──日本のお客さんに向けていくと決めたんですね。</p>
<p>「海外に出ないんですかとよく聞かれるんですが、逆に出ないっていう。海外では誰が着てもわかるようなもののほうが人気があるじゃないですか？ なかには小さいところもあるとは思いますが、やっぱり日本は大手さん含め、 結構、奥に入ったものづくりを好むので」</p>
<p>──国民性というか気質ですかね？</p>
<p>「気質だと思います。 工芸や民芸があって、その流れでDNAレベルとして刷り込まれているから、職人性と生地とにフォーカスした日本で展開するブランドにしました」</p>
<p>──「メイド・イン・ジャパンを世界へ」とはよく言われますが、逆の発想が新鮮だなと思いました。世界をいろいろ見て知っているからこそ出てくる結論なんじゃないかと。 </p>
<p>「そうですね、若手じゃないですから（笑）。そこで言うと、これまで培ってきた生産者との繋がりが大きいかもしれないです。インドで作っている細かいピンタックは工賃がかかりすぎて日本ではできないし、風合いを重視したハンドスパンの手編みもアルゼンチンだからこそできる。そのメイド・イン・ザ・ワールドがうちの面白さかなと思ってます」</p>
<p></p>

	


<p>──ものづくりの軸はクラフトマンシップですか？</p>
<p>「職人が作ったものですと、全面に出すつもりは全くありません。例えば、このデザインを作るには、あそこの手織りでないと機械では出せないので、作りたいものを優先すると、手段として手織りになる、という考えです。ただ、手横とか手編みだとどうしてもクラフト感が出てしまう。大体がほっこり不思議系にいきがちなんですが、それは僕的には全然やりたいことではないから、あくまでモダンにするための手法として考えているので、手織りだからいいとか、古き良きものを今に復活させるみたいな、文言を絶対に言わないです。<br />
それってなくなっていくものは大事にしないといけないという目線に感じられて。そうではなく、目的があるからその技術を用いるだけで、今の技術と同等に、あくまでも一技術として並列に考えたほうがいいと思うんです。ちょっと日本はヴィンテージを好むところが強く、古ければいいがイコールになってる部分があるので、自分の中ではそこはちょっと違うかなと思っています」 </p>
<p>──確かに、今の先進技術と昔から継承されている伝統技術とが共存しているコレクションだと思いました。</p>
<p>「両方を並列に考えているんです。作りたいデザインやものが前提にあって、これは手織りですが、機械では絶対に出ない風合いなので手織りでやるしかないみたいな。逆にものすごい細番手の糸で度詰めした生地は機械じゃないとできないし。基本的に僕は融合されたものがすごく好きで。すごいクラシックでトラディショナルな一面と、エッジでモダンなところがうまく合わさっているものというのが、家具やアート、どんなジャンルでもそうなんですけど、自分の中でテーマとしてあります。デザインとしてはほっこりせずモダンにすることが最も重要なんです」</p>
<p></p>

	


<p>──ほっこりさせないデザインとは？</p>
<p>「基本はミニマルであること。デザインが人に強要しないこと。これが常に掲げているテーマであって、だから極力デザインは少なめ。古着が好きな人は古着とも合わせられるし、モードが好きな人はモードとも合わせられる、これを着ることによって、そういう方向性だとか、◯◯系とか決定したくないんです。基本的にはコーディネートのルックとして着想する作り方ではなく、 全部単品で考える。だから、コレクションもシーズンで括らず、Edition1、Edition2として、シーズン性を打ち出さないようにしています」</p>
<p>──根底にあるものづくりの姿勢に、シーズンごとのインスピレーションはどのように絡んでくるんですか？ 2020AWだと、ピナ・バウシュ、ヨーゼフ・ボイス、THE WHOなどを挙げられてますが。</p>
<p>「デザインする上で理想の女性像というか、ミューズといわれるものは、ピナ・バウシュとパティ・スミスとジョージア・オキーフです。女性らしくて、力強い女性がテーマとしてあります。今回はピナ・バウシュが着ていたヨウジヤマモトさんのたっぷりしたコートのスタイルにインスピレーションを受けたり。直球でこれみたいなことではなく、雰囲気とか、あくまで概念的なところ。男性でいうと、ヨーゼフ・ボイスとかThe Whoとか」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ボイスは作品というより彼のスタイルや、人となりに惹かれると？</p>
<p>「メンズはスタイルですね。ヨーゼフ・ボイスは、昔からコートの下に重ね着をよくしていて、きっと何も考えずにただ寒いからもう1枚羽織ろうかなと着てるだけなんですけど、その行為に、あたかもそれを合わせたようなかっこよさがあるというか、レイヤーの仕方がすごくかっこいい。そういう意図的じゃない、狙ってないかっこよさのような雰囲気のものを作りたいと思っています」</p>
<p>──確かに、パティ・スミスもそうですよね。ただのシャツなのにかっこいい。</p>
<p>「そう何着ても彼女だし。 黒と白が色彩のように見えるというあの感じ」</p>
<p>──音楽やアーティストのスタイル、作風など、ムード的なものからインスピレーションを得ることが多いんですね。</p>
<p>「ほとんどがそうです。特定な人物や作品のときもあれば、70年代のフラワーチルドレンみたいなムーブメントのこともありますが、絶対どこかに文化の引用があります」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──話は変わりますが、先ほど自分の畑の畝をイメージした生地がありましたが、農業をやり始めたきっかけは？</p>
<p>「僕は食べることがすごく好きなので、自分が食べているものに疑問を持ち始めたというか。有機って言うけど、実際はどうなんだろうと思って深掘りし始めていったんです。ヨガもそうですが、自然の力との同じサイクルに自分を合わせていくみたいな、僕が従事している自然農もそういうことで。<br />
いわゆる有機農業は、ただ人間にいいだけで、生態系やら畑の環境を全部壊して成り立っています。それと違い自然農は一切雑草を抜かないし、生き物もそのままにして共存している状態なので、生態系のサイクルの中で収穫している。その考え方が、自分の中に深く刺さって落ちてきて。土を触るっことも根本的に、農作業中はめちゃくちゃ無の境地なんです」</p>
<p>──自然農への考えが、服作りにも通じることはあったりしますか？</p>
<p>「ありますね、毛を染めないこととか。 何も自分たちが加えてないし、ストレスもかけない。例えば、ヤクも染めるよりそのままのほうが生地の風合がいいんですよ。染めるということは、化学薬品で不自然なものを作り出してますから」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──他にもストレスをかけない育て方をしている、無理のない生産者の素材を使うとか？</p>
<p>「そういったサステナブル的なところは、今後ちょっと考えたいと思っています。ヤクに関しては、モンゴルはそもそもサステナブルというか。ただヤクは彼らが寒さからしのげるように羊みたいに全部の毛は刈らず、腹の毛だけ刈るから、なおさら少なくてなかなか取れない。それがサステナブルと言えるかどうかは分かりませんが。だから突き詰めれば、服を作らないのが一番サステナブルなので。これだけたくさん服を作っても絶対にいらないし、今あるもので十分なんだから、それを売っている自分の存在自体が矛盾している。なので僕はサステナブルを謳うというよりは、作ってる時点で多少は環境を傷つけてるわけだから、その中でヴィンテージになれるもの、1シーズン着て捨てるような服は作りたくないなっていう気持ちはすごくあります」</p>
<p>──インドの生地はインドで作るとか、生地を動かさないともおっしゃってましたが、それもどちらかというとサステナブルというか、そこに存在する理由を生かしている感じがします。</p>
<p>「そうすることで、インドの人の雇用になるので。インドで生産したものは会社と共同で、売り上げの一部を学校を作ったりする寄付に回しています。アルゼンチンはまだできてませんが、いずれはと考えています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──現地調達、現地生産というのは、結果的にいろんなことに繋がりますね。</p>
<p>「長く着てほしいので、だからこそあんまりデザイナーが着たときの感じを決定したくないんですよ。デザインが着る人に乗っかって、その人がブランドの化身になれるというのもファッションの一面としてありますが、そういう服はいつか、しかも早い段階で捨てられてしまうように思うんです。だからミニマルであったり、極力その人を決定しない服、いかようにも解釈ができる服を作って、できるだけ作ったものがその人のワードローブに長い時間あり続けてほしい」</p>
<p>──限定しないデザイン、デザインしないデザインって逆に難しい気がします。ベーシックというと、またいろんな選択肢もありますから。</p>
<p>「一番、それが悩ましい。結局モニュメンタルでわかりやすい象徴的なデザインを作るほうが楽なんです。でもそういうデザインは、最初はいいと思って買ったのに、2年後には嫌になって着なくなったりする。だからあまり意識せずに、飽きの発端にならないものを作ること。ただ、べーシックはベーシックで、着たときにテンションが上がらないし、だったらどれでも同じじゃないかと。よくあるのが、いわゆるデザインは完全に某ファストブランドと同じで、素材だけ頑張って今売れてるブランドもありますが、僕的にはそういうのも違う。ファッションである以上、人の気持ちが少しでも上がったりするものであってほしい。例えば、フィービー・ファイロの服ってそうでしたよね、常に」</p>
<p></p>

	


<p>──作り手側もフィービーの服作りはリスペクトしているんですね。</p>
<p>「数少ない一人です。リスペクトするのは、ジル・サンダー本人とヘルムート・ラングとマルタン・マルジェラだけです。最近だとフィービーぐらい。ものづくりを見てて、本当にすごい。こんなことをわざわざするんだみたいな、こだわりを伝えないのがもったいないぐらい。誰も言わないんですけど、 生地だけじゃなくて作り方も、ここを出すためにこのパターンにしてるんだみたいな。半端ない服へのこだわりが常にあって、 一番高みかなと思います。ちょっとしたことの積み重ねが最終的な凛とした感じを生み出すというか」</p>
<p>──着る側はそこまで素材やパターンのことを深追いしないけど、でも今だにフィービー信者はいると思います。</p>
<p>「僕もいつも思ってるんですけど、説明して売らないといけない服は、服の力がそもそもないんだと。別に知識が無い方でも、服がかかっていて、雰囲気なり、佇まいなり、生地感なりが伝わって、「なんかいいな」と思うことが、極めて重要なので。生地にこだわるデザイナーさんはいますが、実はああしてこうしてとストーリーがあって、好きな人にとってはすごいいくかもしれないですけど、そこまで興味がない人にとっては普通にコットンのツイルで終わってしまうこともある。そこは自分が作り手として、注意しないといけないところだと思っています。<br />
言葉を足してあげないと伝わらないというものは、それ自体が成り立ってないんじゃないかなって。できるだけ、触ったとき、見たとき、着たときに、違いを感じられるような服づくりをしていきたいですね」</p>
<p class="picture"></p>
<p>──だからと言ってニッチなことをやるのも違うと？</p>
<p>「僕はそこじゃなくて、もうちょっといろんな人に着てもらいたいという気持ちがあります。だから、逆にデザインしないように自分を持っていくことが結構大変で。ただ普通になるのは、全然意味がないので、どこかにちょっとツイストが効いてて、文化との融合があって、着るとテンションが少しでも上がるような、持ってることの満足感もあるような服を作りたいなと思っています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>SEEALL（シーオール）<br />
お問合せ／久遠<br />
Tel／03-5766-0160<br />
https://seeall.jp/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.3 SEEALL first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.2 POSTELEGANT</title>
        <link>https://numero.jp/20201210-designers-rsvp2/</link>
        <pubDate>Thu, 10 Dec 2020 13:30:21 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
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		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
		<category><![CDATA[Postelegant / ポステレガント]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>【2020AW Collection】</p>
こだわり抜いた素材で完成する<br />
メイド・イン・ジャパンの美しいリアルクローズ
<p class="picture"></p>
ウールとヘンプの特長を併せ持つ軽くハリのあるジャケットコート
<p>「生地から選び出していることもあり、秋冬はコートやアウターなど厚地のものから作ります。この生地は、ウールとヘンプが混ざっています。もともと機屋さんが持っていた糸をベースに縦糸横糸を濃淡のオレンジに染めているのですが、ヘンプが染色差で薄く見えている。ヘンプが入ることで軽くパサっとしたテクスチャーになってハリも出るのがすごくいいなと思って。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ウールとヘンプ、ウールとヤクのように、両方のいいところを掛け合わせた素材に新しさを感じて、これでジャケットよりは重めでコートより軽い中間ぐらいのアウターを作りました。もう1型ロングジレも作っています。美しい立体感とシルエットが出るところが気に入っています」</p>
</p><p></p>

	


<p>ガウンコート ￥172,000／Postelegant（エスケーパーズオンライン）</p>
軽くて暖かいドライタッチなガウンコート
<p>「これは早めの時期から着られるガウン的なコートで、ウール100％ですが、撚りをしっかりかけた糸を使って高密に織っているので結構ドライなタッチです。オーバーサイズにさらりと羽織れるけど、ダブルフェイスなので意外と暖かく着回しもききます」</p>


	


<p>パンツ ￥34,000／Postelegant（ポステレガント）</p>
楽ちんなのにきちんと感を演出、きれいめパンツの決定版
<p>「シーズンごとに素材や色を変えて展開しているパンツの定番の形です。ウエストはゆったりゴム仕様で、センタープレスのようにピンタックを入れています。2020AWは、ウールとトリアセテートの混紡ですが、手触りに変化をつけて、触って納得してもらえるようなものを特に意識しました。<br />
このパンツのようにシーズンをまたいで展開するのも、コレクションに通し番号を付けているのも同じ意味合いなのですが、 過去のコレクションとか関係なく好きに組み合わせてもらうことを考えています。リピートしてくださる顧客さんも増えています」</p>
<p></p>

	


<p>ムートンベスト ￥150,000／Postelegant（ポステレガント）</p>
ムートン縫製の達人が作る無駄を削ぎ落としたシンプルなベスト
<p>「ムートンのリバーシブルのシャツベストです。ムートンが単純に好きだからということもあって、昔からある素材の原点に戻るという意味でも、秋冬は毎シーズンと言っていいぐらいムートンのアイテムを出しています。これに薄いニットを着れば全然暖かいし、お手入れをしっかりしていれば長く着られるので、そういう意味ではサステナブルです。形は、ムートンだとライダース風ブルゾンに、金具のパーツがいっぱい付いてて重いというものが多いから、うちの場合はできるだけパーツは軽めに極力シンプルに、パッと着られるように裾も切りっぱなしにしています。縫製は、普段は山に入ってマタギをしていて、ムートン縫製の大会で優勝するほど腕の確かな職人さんにお願いしています。だいぶマニアックな世界なのですが（笑）」</p>
<p></p><p>【2021SS Collection】</p>


	


<p>ドレス ￥125,000／Postelegant（ポステレガント）</p>
ウール×和紙、世界に誇る技術を駆使した素材が生む美シルエット
<p>「ウールと和紙のダブルフェイスの素材で、リバー縫製といって、ほとんどを手縫いで仕立てています。機屋さんと一緒に開発して、特注で作っていただきました。最近和紙にハマっていて和紙の糸は昔からありますが、着ると本当に快適です。</p>
<p>吸湿性があり、ドライなタッチという特長が日本の気候にすごく適していて、いろいろ調べてみると、紙の布や服は昔からあって、やはり風土に合ってるというのがわかります。二重織りになっており、少しチラチラ透け感のある風合いが独特です。全身、ドレスで着たらもっと涼しくて気持ちいいかなと思い作ったアイテムです。生地自体もすごく軽くて、ハリがあるから、着るとしっかりシルエットも出ます」</p>
<p></p><p>トレンチコート ￥325,000／Postelegant（ポステレガント）</p>
究極のモヘヤ100％で作る贅沢すぎるトレンチコート
<p>「紳士の高級スーツ素材にウールモヘヤの生地があるのですが、パリッとハリがあり、夏は涼しく着られる。ただ100％モヘヤはほぼなく、この生地がすごいのは、縦糸もモヘヤを使っているところ。そもそも繊維自体も特殊でオーストラリアで農業を営んでいる兄弟が、ストレスフリーで飼育しているヤギの毛を紡績しているので毛質がとてもよく、糸を細くできるから縦糸にも使える。</p>
<p>トレーサビリティとしてすべて公開していますが、一般的に流通しているモヘヤ糸とはまったく別物。しかもションヘル織機という1時間に1mも進まないような昔の機械を使って、糸にテンションをかけずゆっくり繊維を傷めずに織るので、かなり贅沢中の贅沢な生地です。日本でも有数の腕の良い縫製工場さんで縫ってもらっているので、佇まいも美しいです」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
デザイナーインタビュー<br />
「自分がこうしたいという思いよりも、服としての完成度が最優先」
<p>──ポステレガントというブランドの特徴は？</p>
<p>「シーズンテーマは設けず、素材ありきのウェアラブルな服を、ユニセックスでサイズ展開して作っています。ブランド立ち上げからコレクションには、通しナンバーをつけて発表していますが、2021SSは、200番から237番。ナンバーをつける意味は、素材や色だけ変えて同じ品番の型を復活させたりするからです。トレンドやマーケテイングではなく、自分が作りたいものが気分的に合うからこのシーズンで出すということがあるためです」</p>
<p>──服づくりの出発点は何から？</p>
<p>「まずは素材（生地）選びから始めます。素材を集めていくうちに作りたいものが集積してきて、時がきたら発表するという流れでやっています」</p>
<p>──素材選びから始めるというだけあって、かなりのこだわりを感じます。生地からオリジナルで開発することも？</p>
<p>「そうですね。僕は実家が岐阜県なのですが、岐阜県羽島市と愛知県の一宮市一帯の尾州産地（世界的な織物の産地）が近いこともあり、直接出向いて一日中、工場を回ったり、機屋さんの倉庫を見せてもらったりしながらアーカイブをアップデートさせたり、新たに開発したりしています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──タグにも「MADE IN JAPAN」を謳っていますが、日本製にこだわる理由は？</p>
<p>「クオリティ的にも信頼感があるというのと、やはり日本に還元するというか、服に関わる人を増やしていくというのは、ある種、デザイナーやブランドの使命だと思っています」</p>
<p>──素材選びのポイントは？</p>
<p>「天然のものが多いですが、タフさというか、物体としての強度を意識しています。例えば、このコートを10年、20年もたせようと思ったら、ある程度強度がないと、いかに大事に着ていても着られなくなってしまうので、素材を選ぶ時点で、どれだけ長持ちするかを重視します。僕は建築が好きで、建築家の考え方や作り方を見ていると、数十年から100年は当たり前で、それを前提に木材や石などの材料を選んでいます。それとまったく同じではないですが、考え方のベースは近いです」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──ではデザイン面はどうですか？ それも建築と共通する考え方はありますか？</p>
<p>「僕自身あまり突飛なものは作りませんが、長く着たい服ってどんどん限られてくるので、そういったずっと着たい服であるように、ということを考えます。見た目には反映されてませんが、デザインという意味では着心地が大事だと思っています。どれだけ見た目が好きでも着にくいものや、生地の重いものは、結局、着なくなってしまう。なので“着心地もよく見た目も好き”を目指しています。それが自分にとっての服としての完成度に繋がっているように思います」</p>
<p>──着方が複雑だったり、いわゆる個性的な主張のある服とは真逆の考え方ですね。</p>
<p>「かなりシンプルなものが多いです。ロングコートに関しては、着こなし方を決めてしまわないようにほぼボタンレス。基本的にベルトで巻くものが多いのですが、ベルトの使い方次第で自分の着たいように着られるとか、あまり決め打ちし過ぎない。 だから男女の区別も特にありません。僕が想像していなかったような着こなしを見たりすると、新たな発見があったりして楽しいです」</p>
<p></p>

	


<p>──素材に導かれるように作っていると、品質と価格、売り上げのバランスに折り合いをつけるのが大変なこともありそうです。</p>
<p>「新しいこと、やりたいことはいっぱいあるから、やってはいますが、例えば、ブランドが大きくなってくると、予算内で、ある程度型数もないとダメとか、ビジネス的な話になりがちですが、そこをなるべく考えないようにやりたいです。春夏だけど、アウターが多くて、真夏に着られるものはカットソーぐらい。でもそれでいいのかなって思っているというか。夏物が作りたいというときがきたら作るかもしれませんが、そのくらい自分の感覚で作っているほうが、意外とバイヤーさんたちもそうだよねって納得してくれる人が多いです」</p>
<p>──やりたいことが明確なほうが伝わりやすいのかもしれませんね。</p>
<p>「買う人も結構偏ってきているというか、好きな人は本当に好きだから、暑くて着られないから買わないではなくて、欲しいから買うみたいな人が多い。そして、それを自分なりに着こなせる人のほうが多いので、偏っていることも全然気にしてないです、正直（笑）」</p>
<p></p><p>ウールとヤクのそれぞれの要素が独特の光沢やとろみを生んでいる。シャツとパンツのセットアップで贅沢なパジャマスーツにも。</p>
<p>──素材から入るということですが、シーズン全体のコレクションの統一感とかムードはどうやって表現しているんですか？</p>
<p>「春夏の場合は、建築やインテリアが好きなのでそういったものを見て、インスパイアされることはあります。2020SSは、メキシコの建築家、ルイス・バラガンの建物の色彩や開放的なムードをちょっと意識しました。2021SSは、インドの建築事務所のスタジオ・ムンバイのビジョイ・ジェインという建築家の作り方や考え方に共感して。建築って長い目で見るので、それを踏まえた上で、模型から作り始めて試行錯誤しながら作っていくプロセスや、職人さん100人くらいと一緒に住み込みで作業したり、土地に自生しているものを使うなど、そうすることで環境に調和させているのが、すごい素敵だなと。コロナ禍でどこも行けない状況で、日本にいて日本で作るということに向き合い、素材や色を意識したシーズンではあります」</p>
<p>──では、展開中の2020AWの場合は？</p>
<p>「どちらかというと秋冬は室内寄りっていうか。なんかこういうところにいて、こんなの着てたら気持ちいいよなとか、それくらいのムード感だけは繋がっているのですが。だからイメージビジュアルの撮影も絨毯を敷いて、家とかちょっと都会のムードで、どこかホームパーティーに出かけるとか、よりリアルなシーンのほうが思い浮かびました」</p>
<p></p>

	


<p>──なんか北欧的な気がします。北欧は冬が長いから、冬をいかに楽しく過ごすかがデザインの背景にあるようですが、それに通じる考え方のような。</p>
<p>「それに近い感じですね。あと僕、寒いのが苦手なのでそれもあります。だからアウターも厚地が多かったり、 しっかり暖かいものを作りがちです（笑）。ただ、冬物はそうですが、春夏は真夏以外が多いから、結果、冬から秋口まで3シーズン通しで着られます。シーズンをまたいで合わせられる服ということも意識してるので、 前シーズンはあれ買ったから、今シーズンはこれと合わせられるねとか、そうやって蓄積できるようにしています」</p>
<p>──ポステレガントの服は、根本的なスタンスは変わらず、素材から始まり、中田さん自身の気分やムードが反映されて完成していくからブレないですね。</p>
<p>「そうですね、一見シンプルなものが多いので、着心地とか肌触りとか、着たときの楽さとか、そういうところで、ずっと着られることによって、より魅力が伝わる服だと自分では思っています」</p>


	


<p></p><p>POSTELEGANT（ポステレガント）<br />
Tel／03-5738-8507<br />
https://www.postelegant.com/<br />
Instagram：@postelegant</p>
<p>ESCAPERS online（エスケーパーズオンライン）<br />
Tel／03-5464-9945<br />
escapers.jp<br />
Instagram：@escapers_online</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.2 POSTELEGANT first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>【新連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.1 WRYHT</title>
        <link>https://numero.jp/20201203-designers-rsvp1/</link>
        <pubDate>Thu, 03 Dec 2020 09:00:58 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Fashion]]></category>
		<category><![CDATA[interview]]></category>
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		<category><![CDATA[Wryht / ライト]]></category>
		<category><![CDATA[デザイナー訪問記]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p class="picture"></p>
継承すべきマスターピース<br />
ファッションのヘリテージを今にアップデート
シグネチャーのスーツスタイル
<p>「スーツはシグネチャーでブランド立ち上げから毎シーズン作っています。WRYHTは、ハンサムな女性像を提案しているので、そこに欠かせないのがやはりスーツスタイル。どちらかというと、年代で言えば、1900年代初頭の20年代、30年代の戦前が好きなので、ジャケット、パンツ、ベストの３ピースで、素材も形もあえてクラシックな方向に振っています。</p>
<p class="picture"></p>
<p>生地は、ハードツイストをかけた強撚の糸で織ったオリジナル。ツイードなんだけど、ハリ感があり、シワが寄りにくく、上質な佇まいが表に出るよう糸を撚って撚りまくり、縦と横で色の濃淡差をつけて織って奥行きを出しました。</p>
<p class="picture"></p>
<p>デザイン的にはポケットを斜めに付けて乗馬ウェアのディティールを合体させたり、20〜30年代のカントリージェントルマンたちのジャケットに付いていたウエストのベルトを採用し、バックルは排除してリボンのように結んで着られるような仕様も取り入れています。袖のボタンは重ね付けしてポイントにしたりと、ただ自分が好きなだけですが、マニアックになり過ぎない程度にディテールにこだわりました。これでも自分の中の２割ぐらいしか出してないんですが（笑）。</p>
<p>パンツは、グルカといういわゆるウエストベルトに特徴のあるミリタリーのトラウザーのデザインを採用しました。本来ならハードなメタルバックルのところを女性っぽくしてスーツのボトムとして合わせられるようにアップデートしています。フロントもやはりボタンのほうが美しいと思っていて、ちょっと面倒臭いですが、ボタンフライです」</p>
</p><p></p>

	


アーティストのドローイング風プリント
<p>「シルエットというよりは、テキスタイルが特徴の、WRYHTを代表する人気シリーズです。ミッドセンチュリーや往年の芸術家、アーティストの落書きっぽいドローイングが好きで、それにインスピレーションを得て、柄を組み、テキスタイルに落とし込んでいます。生地自体はレーヨン、シルクなど、柄やシーズンカラーに合わせて変えています。2020AWは、イサムノグチの作品にインスパイアされました。古着でも前に着ていた人の落書きがたまにあったりするんですが、その力の抜けたタッチや手描きならではの手作業感が面白いと思っています。アイテムとしてはメンズのパジャマのようなスーツで提案していますが、男性が着ると、直球過ぎたり、飛び過ぎることが多いけど、女性ならちょうどいいリラックス感が出るんです」</p>
<p>コクーンダウンコート ¥120,000</p>
スリーピングバッグをドレスに
<p>「40年代くらいのミリタリーの寝袋をベースにそのままダウンコート、ダウンドレスにしちゃったというデザインで、自分たちの中では一応ドレッシーに解釈しています。すごいマキシ丈なので着飾る感覚というか。そのままだと歩けないのでサイドスリットを入れ、でもミリタリーがベースなので、袖にミトンがくっついていたり、ミトンをしたままでもスライダーが引っ張れるようなディテールなどデザインとしての機能は残しています。ただ、これは逆の発想で本質的な機能は求めてないので素材はコットン。だから、街で着る、着飾るダウンです。どちらかというと機能に反する服ばかり作ってるので、気持ちとしては機能的なものへの憧れもあるので、その折衷案です」</p>
<p></p><p>アシメトリーケープポンチョ ￥73,000</p>
毛織物とレザー、最高の組み合わせのポンチョ
<p>「1900年代初頭の馬にかけるためのホースブランケットというものがあるんですが、そのテキスタイルをもとにサテンの生地で作ってます。日本の毛織物の産地として有名な尾州一宮に、起毛をかけるのが上手な工場があって、かなり時間がかかりましたが、このストライプをうまいことグラデーションに表現してもらいました。</p>
<p class="picture"></p>
<p>本来のホースブランケットは無骨で荒々しいんですが、ウールの表面のツヤを生かし、肌触りもよくして、留め具のベルトとパイピングのレザーにもこだわりました。イタリアのCONCERIA800（コンツェリア・オットチェント）という某ラグジュアリーメゾンも採用している、むちゃくちゃいいベジタブルタンニンでなめした上質なレザーを使っているので、すごくいい味が出るんです。とにかくマテリアルは徹底的にこだわります。一時は高く感じますが、長い目で見ると、その方が耐久性もあって結果リーズナブル。このファブリックとレザーベルトとの相性がなんとも言えず好きなんです」</p>
<p></p><p>ナイトドレス ¥70,000</p>
ヴィクトリアンなナイトウェアをモダンに解釈
<p>「1800年代のナイトウェア、パジャマ・スタイルをベースにしたドレスとトップス。当時のままリネン素材にするとほっこり甘くなったり、コスチュームっぽくなり過ぎてしまうところを、イギリスの紳士シャツの生地を使ったり、アームホールにギャザーを入れたり、パイピングを挟んだり、タックを取ったりと、コンテンポラリーになるよう細部にこだわりました。ドレスは後ろ開きなので、上の方のボタンを開けて、背中を見せたり、下にパンツをレイヤーしたり、今の感覚で着てもらえると思います。また、ドレスはマキシ丈、ブラウスは中途半端な着丈にしてアンバランスな感じで、ちょっとしたデザインの差をつけて一個一個が主張するようなアイテムになるように心掛けています」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
デザイナーインタビュー<br />
「クラシックなスタイルをコンテンポラリーに、表層的でない、踏み込んだ服を作りたい」
<p>──好みのファッションのスタイルは？</p>
<p>「どちらかというとヴィンテージやクラシックなものが好きです。特に女性がメンズっぽいスーツを着るとき、クラシックなもののほうがより色気を増すように感じています。年代でいうと、主に戦前、1900年代初頭の20年代、30年代。時代背景もありますが、その時の女性の服は控えめというか」</p>
<p>──大量生産の既製服（プレタポルテ）以前ですね。</p>
<p>「20年代は華やかなフラッパーも流行りましたが、この辺りの時代の雰囲気がドンズバで好きなんで。服を作る上では、そのまま今の時代に落とし込むと、コスチュームっぽくなり過ぎるので、街で着られる今の服としてアップデートさせます」</p>
<p>──『グレイト・ギャツビー』的な時代は、上流社会と庶民ではファッションの雰囲気は全然違いますよね。</p>
<p>「どちらも好きです。20〜30年代のデニム一つとってもユニークなディテールがたくさんあり、ワークウェアも素晴らしい。アメリカで言えばですが、労働者たちが増えて、そこに供給するユニフォームを各社競い合って、より面白いデザインを！ みたいな風潮があり、ワークウェアが一般的になった時代だと思いますが、一点物に近いくらいディティールがそれぞれ違うんです。だからヴィンテージでも高値で取引されてたり、かなりメンズな世界ですけれど」</p>
<p>──そんなメンズのマニアックな世界観をウィメンズのファッションに落とし込んでいると。</p>
<p>「出しすぎたら、理解されない（笑）と思うので、意識はするけど、ほどほどに。でもマニアックな姿勢は根底にはあるので、今は使われなくなったディティールなどに愛情を感じるというか、素晴らしいなぁと思ってしまう癖（ヘキ）があります」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──具体的には、今にアップデートしているのはどんな点ですか？</p>
<p>「基本的にアーカイブとして古着は見ますが、それを感じさせないようにするという意味でのアップデートです。とにかくディテール。例えば、グルカトラウザーというミリタリーのパンツがありますが、腰裏、腰回り、サスペンダーボタンを付けたり、懐中時計を入れられるようなポケットだったり、もちろん実際には入れませんが、結構細かいところを作り込んでいます。また、着たときのバランス。着丈を極端に短くしたり、地面を這うくらい長くしたり。着丈の長い服ってどこかエレガントじゃないですか？ それが結構好きなのと、体型も隠せるし、着る人を選ばないから、WRYHTにはマキシレングスの方が多い。その流れで、アイテムとしてはカフタンも好きです。着てる人を見ると楽そうだなと思うし、体を覆うような服のデザインはいいですよね」</p>
<p>──ブランドのコンセプトとして、あえて「セットアップで装うこと」を掲げてますが、その理由は？</p>
<p>「スーツ好きというのもありますが、楽だし、スーツを着ればスタイルが完成するみたいなところがあるし、100年以上前から今も変わらずに残っている形というのもあります。元々は男性用なんでしょうけど、それを女性が着ることにもかっこよさもある。セットアップをうたってますが、つなぎもドレスもスーツなので、そこに特化しています」</p>
<p>──セットアップって大人だからこそ着こなせるスタイルというイメージがあります。</p>
<p>「そういう憧れに対してのお手伝いができるブランドだったらいいなと思います。いろんなブランドがあるので、何でもかんでも作ろうとは思ってなく、WRYHTにしかないものを作って、それを求めてくれる人のお手伝いをするみたいな立ち位置でいいかなと」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──毎シーズン、WRYHTの基本的な服づくりの法則は同じというか、メンズ的なファッションのあり方に近いように感じます。</p>
<p>「女性のファッションはシーズンごとにトレンドが早いですけど、うちは次のシーズンでも素材を置き換えて出したり、定番的な品番がありますが、それは楽してるわけではなく、マスターピースというか、年代国籍を超えて自分たちがいいと思ってピックアップした元ネタをアップデートさせて作りたかったからなんです。だからシーズンによって、あったりなかったりしますが、お客さんにとって、これは来季は着れないなじゃなくて、ずっと着てもらいたいし、同じものを2年後も作っている可能性もあります」</p>
<p>──逆にいうと世の中のトレンドは気にしてない？</p>
<p>「見てはいますが、見たところで仕方ないと思うし、自分たちの役割ではないというだけです。ただ想像ばかりが膨らんで、街で着たときにかっこ悪かったら意味ないので、街で着てかっこいい、美しい、決まる、というのが、一番大事。そこさえブレなければいいと思っています」</p>
<p>──素材へのこだわりも強そうです。</p>
<p>「オリジナルのハードツイストかける工場はあそこだなとか、そこにいる職人や機械でも全然違うんで、生地を掘り下げるのは面白いですよ。その分どうしても工賃がかかるので、利益率は悪いですけど（笑）。もう趣味みたいなもんです。そのぐらいの気持ちでやらないと、逆に多分面白いものはできないし、大手アパレルやファストファッションには勝てないので」</p>
<p></p><p class="picture"></p>
<p>──何かに特化した得意分野、「らしさ」「アイデンティティ」を大事にしていると。</p>
<p>「そうですね。餅屋は餅屋でいたい。やりたいことが、表層的ではなく、かなり踏み込んだ物作りだったりするし、自分にとってはそこが成立していないと洋服として完成しないので」</p>
<p>──ちなみに服作りを始めてもうどのぐらいですか？</p>
<p>「12、3年ぐらいですね。元々パタンナーをやっていたので、古着を解体するのが好きだったんです。昔のパターンって圧倒的に違うから、それがまず面白い。戦前のものは特に構成一つとっても、裏にテープ挟んで縫っていたり、とにかく芸が細かい。糸も素材自体ももろかったり、綿糸しかなかったり、過去に思いを馳せるというか、ロマンがあります」</p>
<p></p><p>──今のようにテクノロジーに頼れない分、技術で補うような？</p>
<p>「それをこちらはデザインとして、逆にもらうみたいな感じ。当時の服を見てると、素材も復刻できないし、今ではもう作れないですし、作ったとしたらそれこそ何十万とかになってしまう。アーカイブの価値は下がらないと信じているところがあります。資料性、希少性が高いので、欲しい人も多いし、自分も古着を着るわけではなく、完全に資料としての勉強代として買うような、アートを買うのと一緒ですね」</p>
<p>──やはりファッションのルーツ、オリジンというか原点に惹かれると？</p>
<p>「原点好きですね。絶対戻ってくると信じてますしね、原点に」</p>


	


<p>WRYHT<br />
ブライトライト<br />
Tel／03-5486-0070<br />
http://wryht.com/</p>
<p class="btn_entry">
【連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記</p>
<p></p><p>The post 【新連載】これからの服作りを探る、デザイナー訪問記　vol.1 WRYHT first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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