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    <title>Numero TOKYOChiaki Hirano / 平野千明 | Numero TOKYO</title>
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    <description>クリエイションが詰まったインターナショナル・モード誌『Numero TOKYO』のWEBサイト</description>
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        <title>黒と白、光と影のコントラストの世界で魅せる、モノトーンの表現者たち</title>
        <link>https://numero.jp/20240430-art-in-monotone/</link>
        <pubDate>Tue, 30 Apr 2024 05:00:04 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Daichiro Shinjo / 新城大地郎]]></category>
		<category><![CDATA[Kansai Noguchi / 野口寛斉]]></category>
		<category><![CDATA[Chiaki Hirano / 平野千明]]></category>
		<category><![CDATA[Yuka Hayashi / 林友加]]></category>
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		<category><![CDATA[Lotta / ロッタ]]></category>
		<category><![CDATA[pickup]]></category>
        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>​​ペイント、書、陶芸、切り絵などそれぞれの手法で自身のクリエイションを探求・追求した先にたどり着いた黒と白、光と影のコントラストの世界。作家たちが魅せる作品をそこに込めたメッセージとともに紹介する。（『Numero TOKYO（ヌメロ・トウキョウ）』2024年5月号掲載）</p>
</p><p></p>Lotta｜ロッタ
ソックスと巡るモノクロの妄想の世界
<p>

</p>
<p>ロッタの作品の代表的なキャラクター、ゴースト・キャットのソックスは、彼女の頭の中で繰り広げられている物語を具現化し、時には自身を投影した自画像ともいえる。幼少期に見ていた古いカートゥーンアニメのモノクロの世界や、登場する動物たちのコミカルな動きが好きで、それがインスピレーションソースとなっている。月の上でリラックスしたお気楽な姿を描いた作品『There’s no need to worry』は、恐怖や不安感に対してどう向き合っていくかをテーマに平和なムードを表現。もともとソックスは本の中に潜り込み、ロッタが妄想する物語を自由に行き来しながら、さまざまなキャラクターに出会うが、関与はせず傍観者としてただ眺めているだけだという。</p>
<p>「ソックスは無表情でどこを見て、何を考えているかわからない空っぽの存在です。モノクロで描くことで、見る人が自由に想像できる余白が生まれます。いろいろな捉え方をしてもらいたいと思います」。ソックスと仲間たちは絵画の中にとどまらず、ぬいぐるみやフィギュアに発展し、さらにはテーマパークのような体感できる場所へと飛び出していくかもしれない。</p>
<p class="btn_entry">
Lottaのインタビューはこちらから</p>
<p></p>
<p>ロッタ<br />
1993年生まれ。独学で絵を学び、2017年より東京を拠点にアーティストとして活動を開始。初期はアパレルやタトゥーのデザインなどを行っていたが、20年にオリジナルキャラクターの「ソックス」を生み出し、本格的に絵画制作をスタート。24年1月、西武渋谷店にて個展「Once upon a time」、3月24日よりNight Out Gallery（東京）ほかで展覧会、アートフェアなどに参加。5月には台北の333 Galleryにて個展開催予定。Instagram: @l_otta_work
</p>
<p>
Lottaのエディション作品『Floating Socks』をNumero CLOSETにて抽選販売中（お申し込みは5/12まで）。作品詳細はhttps://shop.numero.jp/をご覧ください。
</p>
<p></p>
<p></p>Daichiro Shinjo｜新城大地郎
書くことで自分に問い続ける
<p>

</p>
<p>
書を軸に表現するアーティスト新城大地郎。宮古島で生まれ育ち、禅僧で民俗学者の祖父のもと幼少期から禅に触れ、4、5歳で始めた書道は、食べる、寝るに次ぐ生活の重要な一部だったと振り返る。「今は当時の楽しさとは違う豊かさがある。書くことは純粋でいられる時間であり、自分という存在を確かめる行為。そのために社会に対する違和感、自問自答した思考を文字に落とし込む、分身を投影するような感覚です」。墨を使うことはアイデンティティみたいなもので、一回性だからこそいちばん正直に出るし、シンプルだからこそ純度の高い表現になるという。なぜ文字をモチーフにするのか。</p>
<p>「創作の上でテーマにしている不立（ふりゅう）文字という禅の言葉があります。文字が立たない、悟りは言葉や文字で伝えられるものではない、つまり疑えということ。文字はわかりやすいけれど、思考させ、混乱させた先に自由が生まれ、それぞれが自分に問いかけられる。よく見る不在という文字も紙に落とし込むことで重みが増し、いないと考えると同時に存在しているとも考える。そうやって書き続けることで自分の字を常に探しています」
</p>
<p class="btn_entry">
新城大地郎のインタビューはこちら</p>
<p></p>
<p>新城大地郎（しんじょう・だいちろう）<br />
1992年、沖縄・宮古島生まれ。静岡文化芸術大学卒。禅僧であり民俗学者でもある祖父を持ち、幼少期より書道を始める。禅や沖縄の精神文化を背景に現代的で型に縛られない自由なスタイルで、伝統的な書に新たな光を当てている。形式にとらわれない軽やかさで、身体性、空間性を伴ったコンテンポラリーな表現を追求。国内外にて個展、グループ展に参加。2022年、宮古島にアートギャラリーPALI GALLERYをオープン。Instagram: @daichiro_
</p>
<p></p>
<p></p>Chiaki Hirano｜平野千明
切り出す行為に人類の進化を重ね合わせる
<p>

</p>
<p>
白と黒の紙の重なり、カッターナイフ一つで精巧緻密に像を切り出すアーティスト平野千明。父の死をきっかけに、人間の命の儚さ、なんの前触れもなく訪れる死を前に、生きた痕跡を残すべくアートの道へと歩き始めた。創作活動の根底には生命、人間の存在がある。現代型進化論と名付けたシリーズは、昆虫や動物のモチーフを無機質な機械部品の集合体で構成。一見複雑なディテールに目が行きがちだが、作品に込めた本質は、紙という平面媒体を切り開き、切り出すという行為そのものにある。</p>
<p>「数十億年前、地球上に生命が誕生して以来、自然と共生しながら進化を繰り返してきた生物の中で、良くも悪くも人間だけが唯一自然を破壊する＝切り崩すことで新しい価値を創造しました。人類史は地球の時間から見たらほんの一瞬。またすぐ新たな価値へと転換が始まり、変異、進化は続く。自然界の生んだ生物を切り崩し、機械という人工物で生み出すことで、限られた区画の中で膨張し、存在意義を変革し続ける人類を表現しています」。白と黒のレイヤーによる造形を通して、人間が起こした進化の形を浮き彫りにする。
</p>
<p class="btn_entry">
平野千明のインタビューはこちらから</p>
<p></p>
<p>平野千明（ひらの・ちあき）<br />
白黒の紙を重ねる独自の技法を編み出し、切り絵の新しい表現方法を確立。2012年、NYに移住しアート活動を開始。同年、Jadite galleryにて個展開催。その後、 日仏現代美術世界展（国立新美術館）入賞、エコールドパリ展入選、ポルトガルセトゥーバル博物館特別推薦展示など世界に活動の幅を広げる。コム デ ギャルソンＤＭにてテセウス・チャンとの共作を発表。18年より名義をKROUDから平野千明に改める。Instagram: @kroud_artworks<br />
www.kroudworks.com
</p>
<p>
このページに掲載している平野千明の作品をNumero CLOSETにて販売いたします。詳しくはhttps://shop.numero.jp/をご覧ください。
</p>
<p></p>
<p></p>Kansai Noguchi｜野口寛斉
対比する要素が互いの良さを引き出す
<p>

</p>
<p>
「古いものが好き」と語る野口寛斉。世界最古の焼き物ともいわれる縄文土器の造形を洗練させ、書を連想する絵付けを施したJOMON YAKISHIMEシリーズで人気を博している。縄文土器に惹かれた理由は「プリミティブで人間味のあるところ。その作為のない佇まいこそ美しい。自分も心がけてはいるのですが、どうしてもカッコつけたくなってしまうところもある」。制作にあたっては展示場所のイメージが常にあるそうだ。</p>
<p>「古めかしいものを現代的な場所に置くことでインパクトが生まれる。白と黒の配色もそうですが、古さと新しさ、醜いものと美しいものなど対比する要素があることで互いの良さを引き出せる」。最近は作品が次第に大型化して、うつわとしては用途のないものも多い。「使えるかどうかを考えなければより自由な造形になっていきます」。工芸か？　アートか？　その問いに関しては「答え探しをしているところですが、自分は今、ちょうど真ん中あたりにいるのではないか。今後はもっとアートの可能性を広げていけたらと思っています」
</p>
<p class="btn_entry">
野口寛斉のインタビューはこちら</p>
<p></p>
<p>野口寛斉（のぐち・かんさい）<br />
1982年、福岡県生まれ。陶芸を始める前はミュージシャンとして活動。30代に入る頃、NYで初めてイサム・ノグチなど現代美術に触れ、「自分もアーティストになりたい」と思いキャリアチェンジした。土に触れ始めたのは10年ほど前だが、ここ数年、陶芸界を賑わすライジングスターの一人として注目されている。最近は陶芸のほか、書を基軸にしたペインティング作品も発表。Instagram: ＠kansainoguchi
</p>
<p></p>
<p></p>Yuka Hayashi｜林友加
時代とともにある器、進化する伝統
<p>

</p>
<p>
安土桃山時代、中国の白磁に近い焼き物を作ろうとして美濃の国（現在の岐阜県南部）に誕生した「志野」。陶芸の世界で桃山陶といえば今も最高峰として崇められ、厳かにその伝統が守られてきた。林友加が志野に取り組み始めたのは約10年前。「伝統的な焼き物は従弟制度が主でしたので、始めるには躊躇もありました」と当時を振り返る。</p>
<p>「自分の取り組みは桃山陶とは違うかもしれませんが、私は自分らしく、今の暮らしに合う志野を探求していけたらと思っています」。はじめは地元で志野を再興したことで知られる人間国宝、荒川豊蔵の流れをくむピンクを用いた配色で茶碗を作り、女性的な志野と評されることも多かった。ここ数年は志野としては前代未聞ともいえる黒の土を使った作品を手がけている。「もともとモノトーンやミニマルなデザインが好きでした。だったらもっと純粋に自分好みの志野を追求してみようかと」。時代とともに女性らしさも変化する中、林が作る志野もまた時代の空気をまとい、ナチュラルな進化を続けているようだ。
</p>
<p class="btn_entry">
林友加のインタビューはこちらから</p>
<p></p>
<p>林友加（はやし・ゆか）<br />
２歳から岐阜県土岐市に住む。陶器メーカーを営んでいた祖父の家に出入りするも当時は陶芸には興味がなかった。その後、東京で就職したとき、根津美術館で見た鼠志野の茶碗に衝撃を受け、陶芸の道へ。土岐市立陶磁器試験場で本格的に陶芸を学び、はじめは白磁による日常づかいの器を制作していた。この10年ほどは志野に取り組み、日本伝統工芸展、現代茶陶展などで受賞。　<br />
Instagram: @yuka.hayashi12
</p>
<p>
このページに掲載している林友加の作品をNumero CLOSETにて販売中。作品詳細はhttps://shop.numero.jp/をご覧ください。
</p>
<p></p>
<p></p>Kosuke Ichikawa｜市川孝典
線香で焼き付けた記憶が浮かび上がる
<p>

</p>
<p>
現代美術家、市川孝典の表現技法の一つに「Scorch Paintings（線香画）」がある。60種類以上の線香を温度や太さなどで使い分け、下書きは一切せずに少しずつ焦げ跡を付けて頭の中のイメージを描写していく。個展「DELUSIONAL murmur(#003)」のメインヴィジュアルとなった本作。</p>
<p>「10代の頃、ヨーロッパで手付かずの古城を巡って寝泊まりを繰り返していたとき、いつも着くのは夜で、暗い森をマグライトで照らしながら彷徨っていました。10代の葛藤や好奇心を描いた作品群を展示するときに『murmur』（ざわめきの意）というタイトルを使います。暗くて鬱蒼と生い茂った木々をかき分けながら月明かりとマグライトの光を頼りに見ていた世界。そこには一歩遅れて感じられる日常のとてもささいで儚い多くの感情がひしめき合っていたのに、その瞬間には決して気づくことができないモノトーンの感情があふれています」。自身の経験と記憶を紙に焼き付ける。作品を通じて市川の経験と記憶が他者の記憶へとすり替わることで、何げない日常の記憶が消えてしまう恐怖が和らぎ、安心へと変わっていくのだ。
</p>
<p class="btn_entry">
市川孝典のインタビューはこちらから</p>
<p></p>
<p>市川孝典（いちかわ・こうすけ）<br />
13歳のとき、NYに移住し、アメリカやヨーロッパを旅し、さまざまな建築、音楽、美術に出合ったことが、アーティスト・画家として独立するきっかけとなった。帰国後も素材の研究と実験を続け、代表作のひとつ、線香で和紙を焦がしてイメージを描く「Scorch Paintings （線香画）」シリーズを発表。抽象的で掴みどころのない記憶の本質を、素材を通して表現する方法を探求し続けている。2024年2月Gallery COMMONにて個展「DELUSIONAL murmur（#003）」開催。<br />
<br />
Instagram: @kosukeichikawa
</p>
<p>
市川孝典のエディション版画作品をNumero CLOSETにて販売中（お申し込みは5/12まで）。作品詳細はhttps://shop.numero.jp/をご覧ください。
</p>
<p></p>
<p></p>



Numero CLOSETに注目作家のアート作品が登場 
Art / 10 04 2024




<p></p><p>The post 黒と白、光と影のコントラストの世界で魅せる、モノトーンの表現者たち first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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        <title>アーティスト平野千明インタビュー「切り出す行為に人類の進化を重ね合わせる」</title>
        <link>https://numero.jp/closet-20240410-chiakihirano/</link>
        <pubDate>Wed, 10 Apr 2024 11:00:34 +0900</pubDate>
        <lastpubDate></lastpubDate>
        <status>1</status>
        		<category><![CDATA[Feature]]></category>
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		<category><![CDATA[Chiaki Hirano / 平野千明]]></category>
		<category><![CDATA[Numero CLOSET / ヌメロ クローゼット]]></category>
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        <description>
            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>Numero TOKYO ５月号『モノトーンの表現者たち』にて紹介しているアーティスト平野千明のウサギをモチーフにした作品。単なる切り絵ではなく、モチーフを切り出すという行為そのものを表現している。記事でも登場する原画をNumero CLOSETにて抽選販売。詳しくはページ末尾をご覧ください。</p>
<p class="picture"></p>
<p>ニューヨークでアート活動をスタートしたアーティスト平野千明は、動物、昆虫といった生き物と機械部品のようなモチーフを組み合わせ、カットアウトの技法を用いて表現する。コム デ ギャルソンDMにて、テセウス・チャンとのコラボレーションでも展開した＜現代型進化論＞と呼ばれる一連の作品に込めた真意とは。</p>
</p><p></p><p class="picture"></p>
<p>──アートの道に進んだきっかけは？</p>
<p>「僕は元々サラリーマンをしていて、それまで芸術活動などしたことがありませんでした。きっかけとなったのは、父の死。その出来事があまりに強烈で、アートを志すきっかけとなりました」</p>
<p>──お父様の死がなぜアートという選択肢と結びついたのでしょうか。</p>
<p>「25歳の時に父親が突然、心筋梗塞で亡くなったのですが、前日の夜におやすみと挨拶を交わした後、そのまま夜中に息を引き取りました。人はある日突然この世から消えてしまうことを痛感しました。この出来事を契機に、生きている間に何か自分が生きた証というか、表現を残したいという気持ちがマグマのように湧いてきました。そこからアート活動を始めようと思い立ったのですが、美大も出ていなければ、これまでの人生でアートに触れることがありませんでした。何の特技も技法も全く術がない。だったら、まずニューヨークに行こうと思い立ちました」</p>
<p>──いざアート活動、渡米するにあたり、前段階となるきっかけはあったのでしょうか。</p>
<p>「小学生の時に父親に絵が上手いなと褒められた記憶があります。その出来事が父との思い出に残っていて、だからなのかはわかりませんが、アートを選択したのかもしれません。いずれにしてもどんな分野も、技法を極めている人は山ほどいたので、アートの世界でやっていくなら、とにかく自分だけにしかできない技法を確立する以外、生き残る術はないと感じていました」</p>
<p></p><p>現代型進化論シリーズの版画作品。</p>
<p>──そこで会社を辞めてアートの道に進むことにしたと。しかもいきなりニューヨークとは。</p>
<p>「自分の中でアートをやるなら芸術・文化の発信地であるニューヨークというのがあったのだと思います。会社を辞めて退職金もいくらか出たので、それを元手にニューヨークに渡りました。ニューヨークで生活しながら、とにかくありとあらゆるアート、カルチャーに触れる日々を過ごしました」</p>
<p>──アートを生業にするという決断は、潔いというか大胆というか。</p>
<p>「もしかしたら、音楽とか違う表現や道もあったかもしれません。ただ、これで食べていくというよりは、この世に何かを残したいという気持ちがすごく強かった。とにかくギャラリーや美術館をまわり、いろんなアーティストの作品を見て、誰もやってないことやろうと思いました。その時に紙を使った表現があまりなかったのと、紙を扱う文化はどこか日本的な要素だと感じて。紙を使って何かできないかと模索し始め、あとは圧倒的に時間を費やし、紙を層にして構成していくというオリジナリティを築きあげました」</p>
<p></p>

	


<p>道具は30度の鋭斜カッターのみ。これ一つで、0.1mm単位まで繊細に切り出す。</p>
<p>──一口に紙を使うといってもいろいろありますが、なぜカットアウトという手法だったのでしょう？<br />
「もちろん誰もやっていない技法を作っていくのと合わせて、何を表現し、どういうものを目指していくのかというストーリーが必要でした。そこで文脈を練り始めます。自分はいったい何を表現したいのかを徹底的に考えた結果、やはり人の死に触れて初めてアートの世界に足を踏み入れたので、紙を通じて『人』を表現したいと思ったのです」</p>
<p>──どう人を表現しているのですか。</p>
<p>「僕の作品は機械的な表現をしていますが、かっこいい機械の生き物を作りたいというよりは、切り出すという行為に重きを置いています。というのも地球は46億年もの長い時間存在していて、そこから生命が誕生し、進化し、今に至ります。とんでもない長い年月、進化を続ける生物がいて、そう考えると人間はまだたった数百万年しか存在していません。恐竜は2億年近く存続し、昆虫はさらに長い年月、存在し続けています。人類が出現し、人とそれ以外の生き物とを区別するものは何かと考えたときに、人以外の生き物が自然と共存、共生していく道を選んだのに対して、人は唯一自然を切り開くことで進化を目指した生き物であることに着眼しました」</p>
<p>──自然に合わせる、従うのではなく、自分たちの都合で自然に抗うというか。</p>
<p>「そうですね。他の生物が選ばなかった進化の形を、唯一選んだのが人類だと僕は認識しています。故に1層目に用意する白紙は、その自然という大きな枠組みの意味合いを持ちます。他の生物が上に乗せていったものを、人が唯一マイナス方向に切り開くという行為性を紙の裁断を通じ表現しています。存在しているものを切り抜く行為に、僕のアートの根幹があります」</p>
<p></p><p>フクロウを切り出した作品《SHINKOH（シンコー）》</p>
<p>──切り開くは、切り崩すでもありますね。</p>
<p>「まさに。山にしろ、森にしろ、あらゆるものを切り崩し、新たな進化を目指したところから、白紙を切り崩した先に見えてくる黒という世界で、さらにそれを崩すことによって見えてくる新しい白の世界。その価値あるものを切り崩すという行いを表現しています」</p>
<p>──白が自然だとして、黒は人工的な要素という解釈でしょうか。</p>
<p>「水彩にしろ、油絵にしろ、全部上に乗せていく作業で、僕は自分の表現をカットアウトと呼んでいますが、平面でありながら下の方向を目指していくところがオリジナリティだと思っています。その行いを、昆虫といった自然界の象徴と人間が築いた機械構造を通じて一種のメタファーとして表現しています」</p>
<p>約40時間かけて仕上げる。一番上の白紙はモチーフの輪郭を切り抜き、その下に、黒、白、黒と続く、4層構成。1枚目と2枚目の間にアクリルを挟むことで、白紙を浮かせ立体感を出している。</p>
<p></p><p>──モチーフ選びにもこだわりが？</p>
<p>「生き物であれば、なんでも作りますが、特に初期の頃、好きだったのは昆虫です。哺乳類より圧倒的に長い期間生きているので」</p>
<p>──その進化に対する、人間の現代となっては破壊とも言える利己的な行いをプラスに捉えているのですか、それともマイナスですか。</p>
<p>「よく聞かれますが、人類が自然を切り崩してきた行為を僕は善とも悪とも捉えてはいません。そこは僕が論ずる部分ではないと思っています。一連のシリーズを現代型進化論と名付けていますが、人だけが選んだその進化の道を客観的に面白いと感じています。ただ、地球というマクロの視点で考察すれば当然良しとはされませんよね。もし人がいなかったら地球は今以上に美しい星だと思うのです」</p>
<p>皇帝ペンギン《MILO（マイロ）》
</p>
<p>──逆に言うと、長い地球の歴史から見たら、 結局、最終的には人間ではなく自然の方が勝るとも言えるのでしょうか？　人間が一瞬やってきて、好き勝手し放題荒らしたけど、またリセットされる時が来ると？</p>
<p>「当然なると思います。現代こそが人類史と呼ばれる時代だと僕は思うので。きっともう少しで人類史が終わる。人は自然を切り開いて進化して、それによって結果、滅びるのでしょうけど。そして、人がいなくなり、また浄化され再生され、リセットされる。僕らはなかなかそれを信じられないけれど、地球は50億年近く存在し、人類史はほんの一瞬のことで、人がいなくなった後、また人類史以降の新たな地球というものが続いていく。この一瞬をアートとして残したいなと思っています」</p>
<p></p><p>＜Modern Allegorism（モダンアルゴリズム）＞シリーズ</p>
<p>──現代型進化論と名付けた理由が理解できました。もう1つの＜モダンアルゴリズム＞とはどのような作品ですか？</p>
<p>「ベースは同じですが、切り開く対象として人自体を表現しています。視点を変え、人の解釈というほうに目を向けて、人の解釈も同じで、全く知らない人に対して、ある情報が入る。そこから、その人自身に様々な脚色を加え、想像し、僕らの頭の中で切り開いている。その台紙の白紙から足されていくのではなく、僕が勝手に切り開いたものの中から層になって作られた虚像が出現するという。</p>
<p>例えば、僕らはマリリン・モンローに会ったこともないのに、彼女にまつわる色々な要素を切り出しながら認識している。それもまた人ならではの行いで面白いと思い始めました。あくまで主軸は現代型進化論ですが、その見方を、フォーカスするところを変えてみた結果です。どちらもベースは、人について考えるという作業であることは変わりません」</p>
<p>──この先また切り出したいモチーフなどあったりするんですか。</p>
<p>「表現したいことは変わらないので、その対象が街になったっていい。一時、渋谷の街を切り崩してみたりもしました。切り出す対象は変わっても、基本的には人そのものやその行為に対して向き合い、人について考えるという作業で、それを探求し続けています」</p>
<p>──最後に創作をするにあたってモチベーションというか、原動力はなんでしょう。</p>
<p>「アート活動に向かう原動力であり衝動は、やはり世に作品を1枚でも多く残すこと。まだ40歳ですが、命は滅びますから。それまでに自分が生きた証としての表現をこの世に残すこと。これが僕の存在証明です」</p>
<p></p><p class="btn_entry">
Numero CLOSETで取扱中の作品を見る</p>




「平野千明」原画 抽選販売 
Art / 10 04 2024




<p></p><p>The post アーティスト平野千明インタビュー「切り出す行為に人類の進化を重ね合わせる」 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
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        <title>Numero CLOSETに注目作家のアート作品が登場</title>
        <link>https://numero.jp/news-20240410-numerocloset/</link>
        <pubDate>Wed, 10 Apr 2024 11:00:21 +0900</pubDate>
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        		<category><![CDATA[News]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Chiaki Hirano / 平野千明]]></category>
		<category><![CDATA[Kosuke Ichikawa / 市川孝典]]></category>
		<category><![CDATA[Numero CLOSET / ヌメロ クローゼット]]></category>
		<category><![CDATA[Lotta / ロッタ]]></category>
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            <![CDATA[<article><p class="first_section"><p>Numero TOKYO５月号『モノトーンの表現者たち』にて紹介しているアーティスト、市川孝典、平野千明、LOTTA3名の作品をNumero CLOSETにて抽選販売する。2024年5月12日（日）23：59まで抽選申込み受付中。</p>
</p><p></p>平野千明｜CHIAKI HIRANO
※画像クリックで抽選販売ページへ
<p><br />
平野千明《MOCHA(モカ) 》原画（額装付き）<br />
白と黒の紙の重なり、カッターナイフ一つで精巧緻密に像を切り出すアーティスト平野千明（CHIAKI HIRANO）による「現代型進化論」シリーズのウサギモチーフのカットアウト原画＜MOCHA(モカ) ＞。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p><br />
平野千明 オリジナルプリント《MOCHA(モカ) 》版画 エディション3（額装付き）<br />
カットアウト技法を用い、白と黒の紙の重なりによる造形で表現するアーティスト平野千明。代表作である＜現代型進化論＞シリーズより、ウサギモチーフのカットアウト原画＜MOCHA(モカ) ＞のオリジナル版画作品をエディション3点。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p>平野千明のインタビュー記事はこちらから</p>
<p></p>ロッタ｜LOTTA 
※画像クリックで抽選販売ページへ
<p><br />
LOTTA《Floating Socks1（bone）》AP 1/5 壁掛けフィギュア<br />
東京・神保町「Gallery Kogure」とのコラボレーションにより制作された、Lotta（ロッタ）オリジナルキャラクター、ゴーストキャット「Socks（ソックス）」<br />
壁掛けの作品。ボーンのペンキ缶を手にした「Socks」をお家のインテリアに。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p><br />
LOTTA《Floating Socks2（sleep）》AP 2/5 壁掛けフィギュア<br />
東京・神保町「Gallery Kogure」とのコラボレーションにより制作された、Lotta（ロッタ）オリジナルキャラクター、ゴーストキャット「Socks（ソックス）」壁掛けの作品。眠っている姿が愛らしい。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p><br />
LOTTA《Floating Socks3（&amp; moon）》AP 4/5 壁掛けフィギュア<br />
東京・神保町「Gallery Kogure」とのコラボレーションにより制作された壁掛けの作品。Lotta（ロッタ）オリジナルキャラクター、ゴーストキャットの「Socks（ソックス）」と三日月モチーフのキャラクターのセット。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p>LOTTAのインタビュー記事はこちらから</p>
<p></p>市川孝典｜KOSUKE ICHIAWA
※画像クリックで抽選販売ページへ
<p><br />
市川孝典　untitled(flower)#1,2,3, Edition 20（内10点）　版画作品3点組  　10点<br />
美術家 市川孝典作品の代表作の一つである、様々な線香の太さや温度を使い分ける ことで、紙に焦げ目をつけながら作品を仕立てるスタイルの「線香画」。その＜flower＞シリーズより、Collotype print（コロタイププリント）職人との綿密なやりとりによってつくられた版画作品3 点組をオリジナル制作のタトウに納めました。オリジナル作品の儚く朧げな市川自身の記憶の残像が、生命に満ちた生々しさを纏った、複製にとどまらない新たな作品となっている。<br />
※Numero CLOSETで作品詳細を見る</p>
<p class="btn_entry">
Numero CLOSETをチェックする</p>
<p></p><p>The post Numero CLOSETに注目作家のアート作品が登場 first appeared on Numero TOKYO.</p></article>]]>
        </description>
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