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People Personality

徳井義実インタビュー
「変態の大黒柱としてやってきました」

自分自身の今に影響を与えた人物や、ターニングポイントとなった出来事、モノ、場所との出合い。それをきっかけに変化し成長した自分を振り返る。徳井義実のビフォー&アフター。

Photo:Akihito Igarashi
Interview & Text:Maki Miura
Edit:Saori Asaka

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──出演作も多く、俳優としての活躍も目覚ましいものがありますが。

「いやいや、何でもやらなあかんと思っていますが、俳優の自覚は全くないです。明らかに水が違う。畑違いの人間がおじゃましている感じ。毎回、大丈夫かなあ、馴染めるかなあと思いながら。何で呼んでもらったんだろうと、役割をよく考えます。バラエティの番宣向きだからかな、とか(笑)」

──俳優の仕事は何が楽しいですか。

「人の書いた台本の台詞をしゃべるのは新鮮ですし、全く違う人になるのは楽しい。あとドラマって、どこか大人の文化祭みたいな感じがするんですよ。大勢で一つの作品を作り上げる作業がすごく好き。実は人見知りでネクラなんですけど。一番はそこかなぁ」

──かっこいいと思う俳優は?

「金子ノブアキくん。好きなんですよ! 今回のフォトグラファー役もぴったりですし。ずるいよ〜、RIZEをやりながらドラマもやるって!」

──徳井さんもかなりずるいですよ。女性週刊誌の2017年抱かれたい男、お笑い部門第1位、総合でも今をときめく俳優、高橋一生さんと同列7位。

「そうなんですか!? 旬の高橋くんと! 僕はエロいことばかり言っているから、何してくれるんやろう、こいつ?という期待があるんじゃないですか」

──理由は「顔と変態性」(笑)。

「いちおう変態の大黒柱としてやってきましたから」

──きれいな顔をしていらっしゃるのが、お笑いではデメリットにもなるかと。

「めちゃくちゃありますね。そのデメリットと戦い続けてきたといっても過言ではありません。やはり見た目が面白いほうが、同じことを言っても面白くなる。そこをカバーする武器の一つが変態。高校生の頃からエロを人とのコミュニケーションツールに使ってきたんです。男同士が腹を割るには、エロ話ができないとやっていけないでしょ」

──それが女性にも認められて。人生のターニングポイントはいつですか。

「16歳のときかなあ。高校で友達が『昨日あのネタ見た? やろうぜ!』って声をかけてくれました。彼がいなかったら、お笑いをやっていないです。休み時間にふざけてやり始め、“赤とんぼ”というダサいコンビ名を付けて、そのうち文化祭でやるようになって。それでもお笑い芸人になるとは全く考えていなかった。高校を卒業したら、今度は別のやつがNSCに入ろうと誘ってきて。当時、大学受験に失敗して『予備校に行く』と言ったら『予備校に行きながらでもNSCは行ける』と、彼が僕の分まで願書を書いて『ハンコだけ押して!』と。それでNSCに入ったんです。ずっと人に動かされる人生ですね(笑)」

──タイミングよく、そういう人が出てくるのも運ですね。

「ところが、その友達はNSC卒業と同時にやめると言い出して。ほな僕もやめようって。そいつ以外と組むなんて考えられなかったから、一度やめました。それで、20歳になって幼稚園からの幼馴染みの福田とそんな話をしていたら、福田が『俺もお笑いやりたいわ』と言い出して。お互いに大学に行ったから、本格的にやり始めたのが23歳」

──誰かが必ず現れて、徳井さんをお笑いの道に連れていく。

「確かに。福田がおらんかったら、今、お笑いやっていないです」

──何をやっていたと思いますか。

「ベンチャー企業の社長! 自転車を押していても、脛にガツンと当たらないペダルを考えて、一発当ててやろうと思っていたんですけどね!(笑)」

Profile

徳井義実(Yoshimi Tokui) 1975年生まれ。京都府出身。98 年に幼馴染みの福田充徳とともにお笑いコンビ「チュートリアル」を結成。2006年に第6回「M-1 グランプリ」で優勝し、実力、人気ともに不動のものに。コンビのほか個人としてもレギュラー番組を多数持ち、MC、俳優など幅広く活躍する。現在、ドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系毎週木曜22時〜)に出演中。

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