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Culture Post

チームラボが「シンガポールビエンナーレ2013」で新作デジタルアートを発表

情報社会におけるさまざまなものづくりのスペシャリストから構成されたウルトラテクノロジスト集団チームラボが、シンガポールで開催中の国際美術展覧会「シンガポールビエンナーレ2013」で新作デジタルアート作品を発表。その名も「秩序がなくともピースは成り立つ」。
 
「秩序がなくともピースは成り立つ」は、「阿波踊り」にヒントを得たホログラムによるインタラクティブデジタルインスタレーションだ。ホログラムによって映し出された人々が、それぞれ好き勝手に楽器を奏でたり踊ったりしており、互いに引きこみ現象を起こしながらだんだんと調和して、やがて一つになっていく。また、作品中の人々は、鑑賞者が近づくとそれに気付いて動き止め、鑑賞者にリアクションをする。驚くべきは、この過程において指揮者が存在しないことだ。作品名はこうしたコミュニケーションのあり方を言い表している。
バラバラな者たちが中心を欠いたまま自分たちの事情や都合で調和したりしなかったりするというのは、全体主義を骨抜きにする魅力的なコンセプトだ。インターネットが普及し、個人でもグローバルなネットワークが築けるようになった現在、そんな形でピースが成り立ってしまうことは充分にありえる。本作を通じて、新時代を生き抜くためのコミュニケーションのあり方を考えてみてはいかがだろうか。
 
シンガポールビエンナーレ2013
期間/10月26日(土)~2014年2月16日(日)
場所/Bras Basah、シンガポール美術館と周辺地域
※チームラボの作品は、シンガポール美術館にて展示
開館時間/10:00~19:00(最終入館は18:15)
料金/一般人:10ドル、学生・高齢者(60歳以上):5ドル、団体(20以上):入場料の20%オフ

information
シンガポールビエンナーレ2013 www.singaporebiennale.org/
チームラボ www.team-lab.net/
 
Text:Keisuke Kagiwada

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