「旬」を味わいに日光へ! ザ・リッツ・カールトン日光「レークハウス」小林寛司シェフ監修の野菜たっぷりディナー
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「旬」を味わいに日光へ! ザ・リッツ・カールトン日光「レークハウス」小林寛司シェフ監修の野菜たっぷりディナー

ザ・リッツ・カールトン日光「レークハウス」にて、和歌山のレストラン、ヴィラ アイーダ(villa aida)の小林寛司シェフが監修した野菜たっぷりのディナーをいただいてきました。おいしい旬の野菜に舌も心も大満足、体もスッキリ! ずっしり重かった体をリセットすることができました。

レークハウス
レークハウス

小林寛司シェフ
小林寛司シェフ

和歌山県にある小林シェフのレストラン、ヴィラ アイーダ(villa aida)はレストランに隣接する畑で約300種類の野菜やハーブを育てるガーデンガストロノミー。小林シェフは日々獲れる野菜と向き合いながら、そのときだけの「野菜の旬」を捉え、食材の味わいを最大限に引き出して提供しています。

その料理は食通たちを唸らせ、ミシュラン二つ星とグリーンスターをダブル受賞。「2024年 We’re Smart ベストベジタブルレストラン 日本トップ10アワード」では最高位を受賞するなど、国内外で高く評価されています。ただし、レストランが迎えるのは一日一組のみで、予約を取るのは至難の業!

2024年秋、小林シェフをザ・リッツ・カールトン日光が招致。栃木県は良質な水資源、肥沃な大地、穏やかな気候に恵まれ、地域性豊かな農業が盛んでありながら、まだ広く知られていない魅力的な食材が多いことから、小林シェフはメインレストラン「レークハウス」のメニューの監修を承諾したのだとか。

そんな小林シェフが腕によりをかけて考案したレークハウスの春のメニューをいただきました。

「蕗の薹 ケール いろいろ米」
「蕗の薹 ケール いろいろ米」

まず、前菜の「蕗の薹(ふきのとう) ケール いろいろ米」には一口で目を見開きました。カリカリに炒めたいろいろ米と、サクフワのケールとふきのとうのかき揚げ。ケールと煮干しのだし汁が加わったチキンコンソメのソース。カリ、フワ、サクのさまざまな食感とケールの苦味が心地いい。

「燻製頂鱒(くんせいいただきます) 季節野菜」
「燻製頂鱒(くんせいいただきます) 季節野菜」

ブーケのようにクレープに野菜と栃木の名物、頂鱒(いただきます)の燻製が包まれたサラダ。アクセントの粒マスタードや、ビーツのピューレ、エシャロットのピクルスなど、一口ごとに異なる味わいが広がります。待って、野菜ってこんなにおいしいの?!

「人参 蕎麦」
「人参 蕎麦」

これってなんだと思います? 下にあるのは茹でた蕎麦の実、クリームチーズ、カリカリにした蕎麦の実。その上に鎮座しているのは揚げた人参なのです……。さらにここにスープドポワソン(魚のスープ)をかけます。なんといってもニンジンの甘いこと! 風味豊かな魚のソースやカリカリの蕎麦も、全てが人参の甘みを引き立てるためのもの。
 

「菜花 リガトーニ」
「菜花 リガトーニ」

こちらは菜花のリガトーニ。太いショートパスタ、リガトーニの中に、ほろ苦い菜の花とリコッタチーズが。ナツメグが香るベシャメルソースがかけられ、グラタン風になっています。これがまあワインと合う!

「サステナブルフィッシュ 葱 根セロリ」
「サステナブルフィッシュ 葱 根セロリ」

こちらは日によって異なる旬の魚(=サステナブルフィッシュ)とネギ、根セロリの一品。こちらのメインは魚ではなくネギなんですね。ネギと根セロリが白ワインとレモンでコンフィされていて、なんと甘いこと…! 添えてあるフレッシュチーズのフロマージュブランも、ネギの甘みを引き立てます。

「とちぎ霜降高原牛 大根 干し野菜」
「とちぎ霜降高原牛 大根 干し野菜」

メインは「とちぎ霜降高原牛 大根 干し野菜」。ここまで読んでくださった方はお気づきの通り、こちらの主役はお肉ではなくもちろん大根。とちぎ高原牛の上品な旨みと、噛んだ瞬間じゅわあっと水分が広がるジューシーな大根の組み合わせにノックアウト。

「いちご ビーツ チョコレート」
「いちご ビーツ チョコレート」

デザートはいちごとビーツのジェラートがチョコレートチュイルに挟まれた一品。デザート前にはすでにお腹いっぱいになっていましたが、ビーツのアーシーなテイストといちごの甘くフルーティーな組み合わせはさっぱりとしていて、最後までおいしく満足感たっぷり。

ハーブティー
ハーブティー

食後はコーヒーまたは紅茶が選べますが、ハーブティーは見た目にもうつくしくスッキリと胃腸を整えてくれます。

野菜を知り尽くした小林シェフのフルコースは、野菜のおいしいさ、奥深さ、そして季節を味わうことの豊かさを教えてくれました。それになんといっても野菜尽くしですから、翌朝も体が軽く、お肌の調子もばっちり!

6月初旬から初夏のメニューが始まるそうです。

特に、忙しく働くビジネスパーソンのみなさん。東京からわずか2時間半で行くことのできる、ザ・リッツ・カールトン日光の「レークハウス」で旬の野菜を味わって、心も体もリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。

洋食レストラン「レークハウス」
料金/ディナーコース 1名あたり¥24,000(7品)
営業時間/ランチ 11:00-15:00(14:00 L.O.)、ディナー 17:00-22:00(20:30 L.O.)、テイクアウトメニュー「Grab & Go」 11:00-17:00
電話/0288-25-5776(ザ・リッツ・カールトン日光 レストラン予約直通)
メール/rc.nikko.RestaurantReservation@ritzcarlton.com
オンライン予約/shorturl.at/oRSEr

ザ・リッツ・カールトン日光
住所/栃木県日光市中宮祠2482
電話/0288-25-6666
HP/www.ritzcarlton.com/ja/hotels/tyonz-the-ritz-carlton-nikko

Profile

金原毬子Mariko Kimbara エディター。2017年扶桑社に入社し営業職を経て、19年『Numéro TOKYO』編集部に異動。主に人物取材やカルチャー、ライフスタイルなどの特集や連載「開けチャクラ! バービーのモヤモヤ相談室」、くどうれいんと染野太朗の短歌連載「恋」、松岡茉優の書籍『ほんまつ』などを担当。音楽、ラジオ、ポッドキャストが好きで片時もヘッドフォンが手放せない。

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