オーストラリア・シドニーの空とハーバーの「青」からインスパイアされ、随所にブルーを取り入れた。人気モデル、ルル・ウッドとともにシドニーの名所を訪れ、春の繊細なディテールとモダンなコントラストを表現。(『Numero TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』2025年3月号掲載)

オーバーサイズのアームホールや高いネックが印象的な、構築的なフォルムのミニドレス。胸元に施されたグラフィカルなクロスのステッチと、柔らかなレザーのドレスがシドニーのハーバーに浮かび上がる。

シドニーを代表する観光名所のひとつ、オペラ・ハウスを背景に、肩が強調されたオーバーサイズのシルエットが際立つ。シャープな襟と、左袖に添えられたLVシグネチャーのレザーパッチがさりげなく個性を引き立てる。

空の色とリンクする鮮やかなブルーのシャツとマイクロショートパンツ。かっちりとした清楚なシャツにキュートなショートパンツを合わせたインパクトのあるコーディネートで、今の気分を盛り上げて。

「縦のシルエット」にフォーカスしたコレクションからピックアップしたのは、バッグのように仕立てられた立体的なシルエットのジャケットと、マイクロロング丈のスカート。ブランドロゴを味方に、個性が輝やく。

マキシ丈のピーコートをストイックに着る贅沢。ニット素材のミニドレスを腰回りに巻き付けて、自分だけのスタイルを謳歌して。

ハーバーブリッジの下でシドニーの風を感じる瞬間をキャッチ。脚を見せるように計算された大胆なフォルムのコートは、削ぎ落とされたアイテムだからこそ、革新的な美を生み出す。

「無限の現在」をテーマに掲げたコレクションは、人々の無限の選択肢と可能性にフォーカス。ベルトとプリーツスカートのウエストをリング金具で繋ぎ、ブラを合わせたルックは、絶妙な肌見せが美しい。

ブルーに映えるブラックのコントラストが美しい。カッティングワークが施されたオーバーサイズのレザージャケットと精巧なポケットディテールが特徴のワイドレッグパンツを合わせた、マスキュリンなスタイル。

白い襟が醸し出すクラシックなドレスは、モダンに着こなしてこそ一層輝く。存在感のあるゴールドカラーのプラットフォームを取り入れて、夕暮れ時のグラデーションに輝きが放たれる。

ワイドゴーグルシルエットが印象的なサングラスに施されたのは、ミュグレーのシグネチャースパイラル。ジオメトリックで強烈なエネルギーを放つアイテムを主役に、パワフルなスタイルが完成。
Photos:Pierre Toussaint Styling:Jessica dos Remedios Hair:Madison Voloshin at Assembly Agency Makeup:Filomena Natoli at Vivien’s Creative Talent:Lulu Wood at Priscillas Digi Tech:Chris Proud Photo Assistants:Rebecca Pollitt,Olivier Toussaint Edit & Text:Maki Saito