エディターズトリップ癒しと涼しさを求めて避暑の旅、青森・奥入瀬渓流へ | Numero TOKYO - Part 3
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エディターズトリップ
癒しと涼しさを求めて避暑の旅、青森・奥入瀬渓流へ

夏まっさかり、このうだるような暑さから逃げ出したい! 自然の中で涼みたい、そんな人にうってつけの避暑地が、青森、北の景勝地として名高い十和田湖から流れる奥入瀬渓流。豊かな水と緑に包まれて、生き生きとした自然の美しい風景が夏バテ気味の疲れた心と体を癒やしてくれる。

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アートの街のランドマーク 「十和田市現代美術館」を訪問 十和田湖・奥入瀬渓流とセットで訪れたい、アートスポット、十和田市現代美術館。官庁街通りを挟んで、屋内の展示室と屋外のアート広場があり、歩道にもストリートファニチャーが点在する同美術館の建築は西沢立衛の設計。白い大小のキューブが集まったような展示スペースは、いろいろな方向に向かって大きなガラス張りになっており、作品が街に対して展示されているかのような開放的な構成が特徴で、十和田市の推進するアートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada」(アーツ・トワダ)の拠点施設にもなっている。草間彌生、奈良美智、ロン・ミュエクなど世界で活躍するアーティスト33組による38の常設作品は、同美術館のために新たに作られたコミッションワークで、美術館の展示室の中だけでなく、敷地内のさまざまな場所に展示されている。大型のインスタレーション作品が多く、まさに街を散策しながらアートを鑑賞しているような感覚だ。現在、大宮エリー個展「シンシアリー・ユアーズ ―親愛なるあなたの 大宮エリーより」を開催中。 十和田市現代美術館 住所/青森県十和田市西二番町10-9 TEL/0176-20-1127 URL/towadaartcenter.com 青森の魅力を満喫できるお宿を紹介 青森・十和田エリア以外にも、青森県には文化や自然の異なるエリアがある。津軽・西海岸エリアには弘前ねぷた祭りや太宰治ゆかりの地、県南・下北には、三沢の寺山修司記念館や「大間のマグロ」で有名な本州最北限の地、大間崎もあり、それぞれの魅力が楽しめる。
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津軽地方に行くなら、大鰐温泉にある「星野リゾート 界 津軽」に泊まりたい。ロビーには日本画の巨匠・加山又造が描く巨大な壁画が飾られ、そこから広々とした庭園を望む贅沢な造り。大浴場は樹齢2000年の古代檜の湯船で、ゆったりと手足を伸ばしてつかっていると、贅沢な開放感に満たされ、日頃の疲れもすっかり抜けていく。湯上がりにはアイスキャンディーやごぼう茶が用意され、きめ細やかな心づかいにさらに癒やされる。夕食はアワビのしゃぶしゃぶ、ホタテの包み焼きなど旬の素材を生かした会席料理を半個室の食事処でいただく。また、夕食後にはロビーでは全国チャンピオンによる津軽三味線の演奏会が開かれ、津軽の伝統芸に触れることができる。 星野リゾート 界 津軽 住所/青森県南津軽郡大鰐町大鰐字上牡丹森36-1 TEL/0570-073-011 URL/kai-ryokan.jp/tsugaru/
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三沢エリアへの旅には「星野リゾート 青森屋」がおすすめ。青森の夏祭りを1年中体験しながら郷土料理を楽しめるショーレストラン「みちのく祭りや」をはじめ、津軽三味線、スコップ三味線、青森民謡のショーが毎日開催される「じゃわめぐ広場」など、エンターテイメント性あふれる宿で、青森の文化をまるごと体験できるのが魅力。もちろん温泉も充実しており、四季折々の風景を肌で感じる露天風呂「浮湯」や青森ヒバの香り漂う「ひば湯」、昭和レトロな雰囲気の「元湯」と温泉三昧。他にも、かっちゃ(お母さん)が迎えるバイキング「のれそれ食堂」、茅葺屋根の古民家「南部曲屋」などのレストランも構え、子どもから大人まで家族で快適に滞在できる。 星野リゾート 青森屋 住所/青森県三沢市字古間木山56 TEL/0570-073-022(星野リゾート予約センター) URL/noresoreaomoriya.jp

Text:Koyuki Awai
Edit:Masumi Sasaki

Profile

佐々木真純Masumi Sasaki フィーチャー・ディレクター/ウェブ・コンテンツディレクター。大学在学中から編集プロダクションにて雑誌などに携わる。『流行通信』編集部に在籍した後、創刊メンバーとして『Numero TOKYO』に参加。ファッション、アート、音楽、映画、サブカルなど幅広いコンテンツを手がける何でも屋。操上和美が撮影する「男の利き手」や「東信のフラワーアート」の担当編集。ここ数年の趣味は山登りで、得意芸の“カラオケ”は編集部名物。自宅エクササイズ器具に目がない(なんならコレクター)。

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