RIKACO × エリカ・アンギャルが考える美しさの秘訣!「女の本音、キレイの本当」vol.5 | Numero TOKYO - Part 2
Culture / Lifestyle

RIKACO × エリカ・アンギャルが考える美しさの秘訣!「女の本音、キレイの本当」vol.5

TVや雑誌で活躍する一方で、オーガニックをテーマにした『be my self』のプロデュースなど、活動が多岐にわたるRIKACO。彼女がホストとして毎回、“自分軸で輝く”それぞれの分野のスペシャリストをゲストに迎えるトーク連載。

朝食の前に白湯とレモンでリフレッシュ
E「英語で言う“Breakfast”の言葉には、断食をやめるという意味があるんです。朝食は一日のバイタリティーやエネルギーに影響するから、新陳代謝が上がるものを選んでほしい。日本人の場合は、納豆かけごはんや卵かけごはん、具沢山のお味噌汁など、バランスの良い伝統的な和食がベスト。どうしても手早く済ませたい人には、ヨーグルトにフルーツやナッツを加えて食べることをおすすめします」 R「特に日本人は昔からお米を食べて育ってきているから。パンが中心の欧米的な朝食よりも、お米が良いんだろうね。それでもたまにどうしても食べたくなる時があるから、そういう時は全粒粉のものを選んで食べたりもする」 E「小麦に含まれるグルテンは無駄な食欲を高める働きや中毒性があるんです。品種改良の影響もあって、最近は特にその悪影響が心配されています。さらに多くのパンに含まれるトランス脂肪酸は、鬱病の原因や攻撃的でイライラした性格になるということが研究によって出ているし、白砂糖は血糖値を急上昇させて体がハイになってしまう。それに比べると、お米はお味噌汁や焼き魚、おひたしなどのおかずと一緒に食べるので、血糖値が上がりにくい健康的な食事の取り方ができるんです。そもそも日本人は、一汁三菜とバランスのとれた食事を1000年以上も食べ続けている民族なので、それが一番向いているんです」 R「エリカさんは毎日の食生活で心がけていることはありますか?」 E「朝起きたら必ず白湯にレモン汁を搾って飲んでいます。レモンの成分が肝臓の胆汁分泌を促してくれるんです。肝臓は悪いものをフィルターにかけて取り除く重要な臓器だから、デトックスに効果的。それに、レモンの中に含まれるクエン酸は体内をアルカリ性にしてバランスを整えてくれるんです。人は疲れると酸が溜まるので、それを調整する意味も」 R「代謝を上げて一日温かい体を作りましょうってことから朝に白湯を飲むのがブームになっているけど、レモンを入れるのは重要なポイントかも」
ジュースには生姜とオリーブオイル
E「朝は白米やお味噌汁などの和食。朝からお昼の間に、にんじん、りんご、パイナップル、生姜にオリーブオイルをスプーン一杯加えたフレッシュジュースを作って飲みます。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増加させてくれるんです」 R「季節のよってパイナップルが手に入らなくても、にんじんやりんごは手に入れやすいしオーガニックのものも多い。でもフレッシュジュースってグリーンが入っているイメージがあるかも」 E「特にケールやほうれん草などの野菜は生のままだと体を冷やすし消化しずらい。なるべく温野菜にしましょう」 R「体が冷えると代謝が落ちて、それこそ太ったりするもんね。私も朝は温かいものを食べるようにして小麦を避けているけど、1年続けたら体質が変わって、冷え性が改善されてきたもの! 少しずつ避ける食品を増やしていくと、たまにそれを食べた時に体が敏感に反応するようになる。それでもどうしても健康的なものが食べられないときは、デトックスのお茶で悪いものを全て排出する。でも和食中心の生活をしていたら体に合うのか、そんなに気を使わなくても気持ち悪くならないし、体重も増えないので不思議」 E「アメリカでベストセラーになった『Japanese Woman Don't Get Old or Fat.』(Naomi Moriyama著)にも、日本人女性が太らず老けない理由は一汁三菜の文化と書かれているほど、和食は新陳代謝を高めて血糖値が上がらないようなバランスがとれているんです」 R「忙しい時の食事はどうしてる?」 E「スープのストックを作ったり、夜は簡単に作れる野菜やお豆腐を入れたお鍋を頂くことが多いですね。だからRIKACOさんが作った『be myself』のお鍋(温鍋)にはすごく驚きました! 女性に嬉しいことが詰まってる」 R「お鍋ってバランスよく食材を使えるし、手軽。でも細かい好みを叶えてくれるものがないから作ったの。やっぱり、難しくなっちゃうと続かないでしょう。あと、見た目が可愛いというのも大事! 食生活の次は、運動をしているかも気になります」

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Photos:Akihito Igarashi Interview & Text:Yukiko Shinmura, Kefa Cheong

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