白濱イズミ/ラブリの新作 “ラブレター”@道後温泉 | Numero TOKYO
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白濱イズミ/ラブリの新作 “ラブレター”@道後温泉

道後温泉第4分湯場での展示風景。©︎Dogo Art 2019・2020
道後温泉第4分湯場での展示風景。©︎Dogo Art 2019・2020

白濱イズミ/ラブリが、愛媛・松山で開催中の日比野克彦×道後温泉 道後アート2019・2020「ひみつジャナイ基地プロジェクト」にて「ラブレター ~愛を繋ぐ、愛で紡ぐ道後めぐり~」と題した愛のメッセージを展示。会期は2021年2月28日(日)まで。

白濱イズミ、椿の湯 北側壁面の自身の作品前にて。©︎Dogo Art 2019・2020
白濱イズミ、椿の湯 北側壁面の自身の作品前にて。©︎Dogo Art 2019・2020
2014年の「道後オンセナート2014」より、継続してアートフェスティバルを開催し、注目を集める道後温泉。19〜20年はアーティストの日比野克彦とともに、「ひみつジャナイ基地プロジェクト」と題して道後地域のホテルや旅館、商店などと福祉施設や社会的支援を必要とする人たちが集うコミュニティとの協働活動を展開。地域の人々との個性あふれる作品をホテルや旅館、商店などで展示している。

道後温泉 空の散歩道 西側板塀の展示風景。©︎Dogo Art 2019・2020
道後温泉 空の散歩道 西側板塀の展示風景。©︎Dogo Art 2019・2020

白濱イズミは、ラブリとして雑誌、TV、ラジオ、広告などメディアで活躍する一方、近年では自身の内側から生まれる“言葉”を詩や朗読、執筆、音楽などさまざまな展示方法で表現。18年に初個展「言葉の記憶」、19年に2度目の個展「デジタルと私との関係、私はどうやら数字らしい」を開催し、独自の世界観で注目を集めてきた。

©︎Dogo Art 2019・2020
©︎Dogo Art 2019・2020

今回の展示では、昔を生きた文豪や道後で今を生きる人の「ラブレター」をテーマに、道後の街の各所で「ラブレター」の世界を紡ぐ。目で見たり、本人による朗読が聴けたりとさまざまな手法で“読む”ことができるようになっている。ラブレターの差出人は正岡子規、夏目漱石、白濱イズミ、そして特設サイトとInstagramで一般から応募されたラブレターも含まれる。大切な人、大好きなもの、愛するペットなど思い思いの相手に送られたラブレターに白濱が目を通し、その中から選ばれた作品が順次展示されていく試み。

時代を超えて存在する愛に触れながら、アートな道後温泉めぐりを楽しんでみては?

「ラブレター ~愛を繋ぐ、愛で紡ぐ道後めぐり~」
会期/開催中〜2021年2月28日(日)
会場/道後の街中
住所/愛媛県松山市道後湯之町6-8(道後アート2019・2020案内所)
URL/dogo-art.com

Text : Akiko Kinoshita

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