LAでの暮らしで得たものとは
アーティストとして日々さまざまな決断に迫られ、チームを引っ張る立場にある彼女。しかしプライベートでは真逆。意外にも、末っ子的なイジられキャラだと例え、それぞれにとっての幸せはまったく別物なのだという。そのため、「女性としてというカテゴリーで物事を考える習慣がなかったのかも」とも––。そんな彼女にはここ数年、LAを拠点にしていた時期が。そういった環境の変化は、プライベートと仕事を切り分け、女性としての新しい幸せの形を模索するためだったのでは? と尋ねると、否定することなく、「いま思えば、どこかでムキになってたのかなって」と認め、LA暮らしの違和感に内心気づきながらも、引くに引けない状況になってしまっていた部分もあったように思うと振り返った。「私ってやることが極端だったりするから、方向転換も大変で」と率直に語る彼女は清々しく、そういった本来の自分自身、内面の揺れや葛藤を歌として還元していくアーティストの姿が見て取れる。本誌インタビューではさらに、LA行きの引き金となった出来事や、日本に戻る決心をした際の心境の変化についてもはじめて語っている。
私の人生は“音楽の奴隷”
インタビューで、自らを「音楽の奴隷」と語った浜崎あゆみ。「もうここから逃げません。ずっとここにいる」。––その決意をもって臨んだのが、今回のツアーだった。原点回帰といわれた前作のアルバムを受け、8月には最新ミニアルバムが発売。新たな創作の扉を開いた。本誌特集ではインタビューと併せ、白のシャツやドレスを纏うイノセントな表情をとらえたビジュアルも必見。失敗や学びも含め、さまざまな経験があったからこそ導き出された、浜崎あゆみにとっての幸せの形とは? ぜひチェックして。