日本の美、日本の心、『MiMC』 | Mika
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日本の美、日本の心、『MiMC』

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公私ともに仲良しのメイクアップアーティストMICHIRUさんから、依頼を受けたのがちょうど春。

美香さん、水墨画描いて欲しい、と。

今年の秋冬のメインコレクション・イメージのバックに使いたい!と相談を受け、そんな大それた事を!!!と思いながらも二つ返事で受けた最高にエキサイティングなお仕事。

毎日、あれこれやらねばいけない事抱えながら、ヘアサロン経営の諸々でかなり身動き取れないのですが、時間を見計らってはアート書道「キャレモジ」のスクールに行くのが癒しなの。あぁぁ、最近サボリ気味だ~~~汗

イラストレーターとしては正直、依頼されたときに描く、というような動きで、これまた課題。

 

そんなくすぶってる私の魂に火をつけたMICHIRUさん。

彼女とクリエーションが一緒にできると思う嬉しさが勢いになって、今回の水墨画を。

 

MICHIRUさんがディレクターとして統括しているブランド「MiMC」。

今季のテーマ・・・これを聞いて、逆にやらせて!と日本女性として印象的なコンセプトでした。

ワクワクが止まらないとは、こういうこと。

日本をもっと知りたい、と思ってた私に沁みわたる言葉。

 

2016 AW Collection

Inner peace

 

日本人が古くから代々受け継がれることで洗練されてきた様式美

Japanese Beauty

 

Japanese artの基本である円や和は平和を尊ぶ日本人の精神、

ものの本質を心に伝え、日常のごくありふれたものの中に無限の豊かさや

心の平和が今ここにあることを教えてくれます。

 

白、黒の大胆なカラーに息づくミニマムモダンな美しさ。

ベージュトーンの繊細な色合いは素材美を引き立てる調和の色。

その一つ一つのカラーの中にきめ細やかな美意識が宿っています。

 

古代からのロマンが息づく日本の独特の美である

日本庭園、伝統工芸や神仏、日本文化、日本人の心からインスパイアされた

オーセンティックカラー2016年AW Inner peaceコレクションです

(MiMC プレスリリースより)

 

 

 

 

 

ここからメイキング。

実際にどう映るのかドキドキ・・・。

 

本番はB1という大きなパネルに水貼りした和紙、その上に一気に描く方法をとりました。

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予定していた和紙が水に濡れると破け、貼り直そうとすると、また破け、という金魚すくいの網のような繊細な和紙に翻弄され、嘆きながら明け方まで貼ったのは今では良い思い出としてとっておく(苦笑)

選んだ和紙・・・、水を湿らすとすぐ破けるんですが、その代わり繊細な分、筆に含んだ水が滴るにじみがリアルに出るんですよねぇ。。。

 

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持てるのか、と不安になるくらい大きな和紙のボード、2つ制作。

ピンと貼った和紙キャンバスは心までが引き締まります。

 

 

そしてまず、MICHIRUさんのイメージとのすり合わせは大事なところ。携わるクリエイターの方々とも打ち合わせを。

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これは普通の半紙に簡単に描いてみたもの。

今は便利、もう1枚書きましたー、とLINEで送れるものね。

 

 

 

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画材は絵墨、顔彩、などなどインスピレーションで選びます。

絵を描く方だったらわかるかと思うのですが、柔らかいイメージなのに正反対の色、もしかして使わないかもしれない色、でも揃えてしまうんですよね。

意外にも描くと足したい深みや浅めのグラデなどに必要だったり、、、

 

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筆も、こんな感じ。

筆売り場、画材売り場、幼い頃から大好きで、今だに世界堂なんて行ってしまったら長時間滞在してしまいます(笑)

 

 

実際、描くときは良い意味ストイック。

グッとイメージを強め息とめて描きあげます。

冗談でなく、このB1サイズを描き上げるまできっと息してない、と思う。

 

片手に絵皿、右手に筆。

大きな作品はボトッと筆から色が垂れた瞬間、台無しになるから緊張するんですよ。

足も大きく開くから、なんかストレッチになったりして(≧∇≦)

 

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色出しもその時だけの色を作るので、同じものは二度とできないの。

 

 

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和紙は正直。。。

 

手に力が入りすぎても単調な出来上がりになってしまうし、滲みも出ない。

 

 

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さあ、いよいよこの水墨画がどんな風に使われて、撮影してたかというと・・・

 

モデルは、もちろんMiMCのミューズ“道端ジェシカ”さん。

ジェシカさんのバックにレイアウト。

よくあるCGでは絶対出ないリアルな水墨画のMICHIRU氏が望んだ日本をイメージした「円」(まる)。

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ジェシカさんの魅力的な表情はシャッター押すたび変わり、みんな息をのみながら各々のバランスを確認します。

美しかった~~~

 

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Model:Jessica Michibata

Art Director:Yukiko Nakano

Photography:Makoto Nakagawa(3rd)

Stylist:Chiharu Dodo

Make:MICHIRU(3rd)

Hair:Koichi Nishimura(angle)

Suibokuga:Mika(AMATA)

 

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ジェシカさんの笑顔がまた素敵♡

 

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MICHIRUさんの繊細でそしてモードなメイクは日本の心、そのもの。

 

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記念に3人で♡ボードかなり斜めですが。。。。笑

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STUDIOのお弁当も美味しかった~~~これは人気の「素粒子」。

素材の美味しさ堪能♪ほっとする

 

 

 

 

 

出来上がったコレクションの秋冬イメージはこちら!!

WEBのコレクション・トップページにありますので、ぜひ見てくださいね

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ジェシカさんとピンポンマム(菊)、そしてKEITA MARUYAMAコレクションラインのワンピース、水墨もすべてリンクし

まるで全て計算されたかのようなバランス・・・

日本の心、精神美が表現された素晴らしい1枚。

 

携わらせていただき心から感謝申しあげます。

MICHIRUさん、MiMCさん、ありがとうございました♡

 

 

 

 

 

そのコレクション・・・。

いよいよ発売になりました。

ほんとであればもう少し早くこのブログでアップしたかったのですが、実は昨日まで行っていた北海道。

切なさを感じる日本の美。

函館の侘寂の精神が流れている木造平屋造りの隠れ家の一部とリンクできないか。。。と思いコレクションを撮ってなかったのです。

その旅館の名前は「旅庭 群来」(RYOTEI KUKI)

誕生日に究極のリラックスを求め、初めての土地を訪れました。

 

「ここに滞在されている間は格別の思いを抱いて欲しい」というこの隠れ家。

 

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ここの事はまたゆっくりこのブログで書きますね。

 

 

 

格別・・・。

玉石の美しさとダイナミックさが静寂の中に“動”を感じ、まるでMICHIRUさんのコレクションのよう。

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あえて、このパレットは玉石が映り込むように設定し、また朝の濁らない自然光で。

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究極のニュアンスグラデーションが叶う2つのパレット。

MICHIRUさんは「2つのパレットが4色にもなるようにイメージ・・・」と言ってたなぁ。

ほんと絶妙な発色なんですよ。瞼がこう、透明感があるのに深い、というのか。

 

 

左から説明しますね。

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【ビオ モイスチュアシャドー】18 Senren センレン 3,800円(税抜)

 

手前のヌーディーなペールピンクが美しく、アイホール全体にのせるだけで瞼のくすみをとばします。

奥のカラーはアンバーブラック。

これを目の際のラインに沿ってキレ長にのせて、あとから紹介する

ミネラルアイライナーのボルドーで太目に目尻を少し跳ね上げるように引き、目頭から黒目の内側のインサイドに

ベージュを。

それだけで秋冬のファッションに似合うモードなアイメイク。

 

もう1つのパレット配色は、とっても使いやすいモーブブラウン。

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【ビオ モイスチュアシャドー】19 Sansui サンスイ   3,800円(税抜)

こちらも同じように瞼&ちょっと太めのアイライン状に入れるのが今年っぽい♡

 

 

そして、そして、これ!待ってました!!

この色合いが上手い~~なじむし、眉毛きれいに見えるし。

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【ミネラルプレストアイブローデュオ】  4,000円(税抜)

01 Natural Brown/赤み、黄みのバランスがよい2色のベーシックブラウン

02 Rich Brown/ベージュブラウンとカーキブラウンの組み合わせの洗練カラー

 

 

筆が2本付いてるんだけどここにもこだわり発見!

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「右側のブラシで眉頭とかフワッと描きたいところを。

そして、左側のブラシは眉山から下とかシャープにクッキリ描きたいところに使うといいです。

フワッとくっきりね。」とMICHIRU氏。

 

そこまで、考えてるのね、まるで眉を描くのが上手い人になったような感じさえします。

立体感も出るんですよ♪

 

 

そして先ほどのアイライナー。

この形状は便利なくり出し式。

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【ミネラルアイライナー】  03 Beige(ベージュ)   2,800円(税抜)

                                          04 Bordeaux(ボルドー)

 

今年はボルドー、バーガンディなメイクが流行るのでこの1本で目元がキマリそう(≧∇≦)

しかもMiMCのは赤みのブラウンといったボルドーなので、赤浮きしなくなじみやすいのも◎

ベージュのアイライナーは裏ワザでクチビルのカタチを整えるコンシーラーの役目もしてくれるんです。

目に入れると瞳がきれいに見えるし、一石二鳥アイテムね。

 

 

最後のアイテムは・・・

これまた繊細で美しさを醸し出すピンクシリーズ

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【ミネラルクリーミーチーク】新色 08 Frost Pink (フロストピンク)  3,300円(税抜)

【ミネラルハニーグロス】新色 114 Prism Pink (プリズムピンク)  3,200円(税抜)

 

ほとんどピンク!という色を感じないニュアンスを与えてくれる青みのピンクはクリーミーチーク。

頬の高いところにポンポンとなじませるようにするだけで透明感がグッとあがります。

このクリーミーチークの主成分のマンゴバターやアルガンオイル。なめらかでスーッと伸びもいいの。

 

リップグロスは日本の野生ミツバチから集めた「和蜜」がたっぷり。

潤いもあり、フィックス力もある、というケアグロス。

ジェシカさんのくちびる、これは上の2つで作ったんですって。

クリーミーチークはもちろんリップにも使えるので、唇全体にトントン。中心にプリズムピンクをON

なんともいえないニュアンスを生み出します。

 

シアーなチーク&リップ、アイラインを効かせたアイメイクとの絶妙なバランスが素肌も美しく引き立たせる

コレクションです♡

 

MiMC

限定発売中

 

 

 

では、またね★美香

 

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Profile

mika
TOKYO
Owner of AMATA, beauty producer

ヘアサロン『アマータ』のオーナー。毛髪診断士。ヘアだけに留まらず、ビューティプロデューサーとして色々な角度から“美”の追及をしていきます。スーパーコアなライフスタイルや日々の発見など、独自のフィーリングでちょっと偏愛的に綴ります。

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