JUJU × 田中杏子「カラフルなアイテムで気分UP」 | Numero TOKYO
Fashion / JUJU's Closet

JUJU × 田中杏子「カラフルなアイテムで気分UP」

numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s Closet』。最旬アイテムをJUJUが着こなす撮影に先立ち、2017年春夏のファッショントレンドについて、JUJUと小誌編集長・田中杏子が3回にわたりトーク。

カラフルでハッピーなムードに包まれた2017年春夏コレクション。第二弾は「レインボー(Rainbow)」をテーマに、最近のJUJUのファッション事情についてトークが大いに盛り上がりました。(中編) JUJUが最近買ったカラーアイテム 田中杏子(以下A)「前回は『グルーヴ(Groove)』をテーマに、音楽についてたくさんお話しを聞かせてもらいました。今回のテーマは『レインボー』です。黒いアイテムがお好きなJUJUさんですが、あれからカラフルなアイテムは着ていますか?」 JUJU(以下J)「それが、最近また黒いアイテムばかり買って着ています。『サンローラン(Saint Laurent)』が好きなんですが、可愛いニットとシュッとしたローブのようなコートがあったので思わずゲットしました。相変わらずどちらもモノトーンです(笑)」 A以前JUJUさんとお話しした際、リハーサルのときはいつも以上に着飾っているとおっしゃっていましたが、今でも続けていますか?」 J「はい!」 A「お、リハーサル時のドレスアップは継続しているんですね!」 J「あとは、昔からの知人でスタイリストの祐真朋樹さんと食事に行くときはドレスアップを楽しんでいます。『ええな、そのアイテム』と言ってくださるんです。見事にどこのブランドかはハズしますが(笑)」 A「それでもスタイリストか〜!って(笑)。彼もファッションが大好きな方ですもんね」

Gucci
Gucci

J「そういう時は派手な格好をしています! この間はトップは黒のニットですが、ボトムは『グッチ(Gucci)』のうねうねしたスパンコールスカートを履いていたかな」

A「モード系のファッションは男性ウケはいい方ではありませんが(笑)、例えば、気になる本命の相手とデートするときはどんなコーディネートですか? ファッションに対して保守的な男性は少なくないと思うので」

J「相手によりますね。例えば、フリーダ・ジャンニーニが手がけていた頃の『グッチ』とアレッサンドロ・ミケーレの今の『グッチ』とでは反応が全く違ったり」

A「祐真さんは、いまの『グッチ』のような派手で華やかな格好でも、おしゃれを楽しんでいる姿を見たら喜びそうですよね」

J「そういう方は祐真さんだけですね(笑)。ゲットしたスパンコールスカートも、『キラキラでスケスケだな!』と褒めてくださいました。他にも女友だちと出かけるときは派手にできます」

A「いいじゃないですか! 私もやっぱり最近の『グッチ』が好みなんですが、『可愛いね』と言ってくれる男性は少ないかもしれません。女性とゲイからは好評なんですが…」

JUJUがトライしたいソックスコーデ

J「カラフルで派手といえば、『シャネル(Chanel)』で赤と白のストライプでハイウエストのパンツを買いました。キューバで発表された2016-17年クルーズコレクションのパンツです」

Chanel
Chanel

A「素敵です! さり気なくJUJUさん『シャネル』もお持ちですね」

J「はい…! 自己投資だと思っています」

A「ファッション好きとしては悲しいことに、そう思う人がどんどん減っているように思います。服を着ることで気分やモチベーションは変わりますか?」

J「変わります! いつもは黒いファッションが多いので、カラフルなアイテムを着た時はスイッチが入るんです。そういう切り替えもいいなと」

A「いいことですよね。スパンコールスカートや赤白のストライプのパンツ以外にも、気になった派手アイテムはありましたか?」

J「インパクトのあるソックスや赤いタイツ、ゴールドのストラップサンダルも買いました」

A「ソックスはどういうファッションに合わせますか?」

J「メンズのソックスなんですが、赤と緑のストライプにトラがついているものですが、少し丈の短いドレスパンツを履いて、ソックスが見えるようなコーディネートをしたいなと思っているんです。ただ、なかなか程よい丈のパンツが見つからなくて…。シューズは昔『イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)』だった時の、トラッドだけどヒールのあるものを合わせたいなと。マネージャーがその丈のパンツをよく履いているので、欲しいなといつも指をくわえて見ています(笑)」

Gucci
Gucci

A「パンツ見つかるといいですね。先程から気になっていたのですが、JUJUさんの耳で光っているイヤリングがとても可愛い!」

J「これは『サンローラン(Saint Laurent)』です。耳に沿ったデザインが綺麗なんです。とても大きいので、人の話を聞きたくない時はこれで耳を塞ぎます。冗談ですが(笑)」

A「華やかでとても素敵ですね」

J「ありがとうございます。すごく気にいっています」

カラー×カラーがいまの気分!

A「最近はカラーのコーディネートにもう一色プラスしたいなって、派手なファッションが好みです」

J「今日、杏子さんが部屋に入ってきた時、ピンクと赤のコーディネートを見てテンションが上がりました。元気が出るなと!」

A「この春夏のコレクションを見ると、ピンク×赤の組み合わせが多いんです。今まで考えなかった組み合わせですし、派手すぎるんじゃないかと思うんですが、それがかえって可愛い」

Valentino
Valentino

Miu Miu
Miu Miu

J「NYにいた時にその色は好きでした。ちょうど23歳くらいの年です」

A「お若い! きっと今でもできますよ」

J「今だと少し頑張らないと(笑)」

A「若返るという言葉はあまり好きではないんですが、やっぱり華やかな色を身に着けるとテンションが上がります」

J「ちなみに、派手なスパンコールスカートは、中についているベージュのスリットは履かず、ショートパンツを組み合わせています」

A「脚が綺麗なので映えますね」

J「ただ、ファッションに対して保守的な方と出かける時に脚を出していると、『攻めていない?』と突っ込まれます」

A「確かに、派手な格好をして歩いていると人に見られますからね。それが嫌な人もいるでしょうね。JUJUさんはそういうときオーラを消していますか?」

J「実は、外を歩いていてもあまり気付かれないんです。派手な格好をしている時は確かに気付かれますが…」

A「そういえば、この前JUJUさんにお会いしたとき、見事にオーラ消していました(笑)!」

J「眼鏡をかけて髪もアップにしていましたからね。髪をストールに隠してしまうので私だとバレません」

A「派手な格好をすると目立ってしまいますが、ぜひJUJUさんにはトライして頂きたいです!」

J「もっと祐真さんと遊ばなくてはですね(笑)」

A「『いいね!』と言ってくれる人と会うとますます磨きがかかりますからね」

J「昔は食事に誘われると、オレンジ色のドレスを着たりもしました。やっぱりファッションで遊べる友人がいると楽しいです」

A「普段からオン・オフでファッションを楽しめるのはいいことですね」

J「どんどんトライしてみます!」

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Photo:Kisimari
Hair & Makeup:Akiko Gamou
Interview & Text:Kefa Cheong
Edit:Maki Saito

Profile

JUJU(じゅじゅ)歌手。18歳で単身渡米。2016年 10月26日、カヴァーアルバム『Request』シリーズ第3弾、80年代歌謡曲を収録した『スナックJUJU ~夜のRequest~』をリリース。–ジュジュ苑スペシャル–「スナックJUJU」アリーナツアー2017が17年5月〜7月まで全10公演開催! HP/www.jujunyc.net Twitter/@JUJUsonymusic LINE/ID:JUJU
田中杏子Ako Tanaka 編集長。ミラノに渡りファッションを学んだ後、雑誌や広告に携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして『ELLE japon』『流行通信』などで編集、スタイリングに従事し『VOGUE JAPAN』の創刊メンバーとしてプロジェクトの立ち上げに参加。紙面でのスタイリングのほか広告キャンペーンのファッション・ディレクター、TV番組への出演など活動の幅を広げる。2005年『Numéro TOKYO』編集長に就任。著書に『AKO’S FASHION BOOK』(KKベストセラーズ社)がある。
Twitter: @akotanaka Instagram: @akoakotanaka

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