2015-2016年秋冬のトレンドは? JUJUが挑戦する3つのテーマ(中編)/ JUJU’s closet vol.53 | Numero TOKYO
Fashion / JUJU's Closet

2015-2016年秋冬のトレンドは? JUJUが挑戦する3つのテーマ(中編)/ JUJU’s closet vol.53

juju vol53
juju vol53
Numero.jpでしか読めないモードな連載『JUJU’s クローゼット』。最旬アイテムをJUJUが着こなす撮影に先だって、秋冬のファッショントレンドについて小誌編集長・田中杏子とJUJUがトークします。初回の「Dramatic」に続き、今回はゴージャスな貴族風ファッションがテーマ。各ブランドが秋冬に打ち出す女性像の話題をきっかけに、女性としての幸せとはなにかについても、2人が熱く語りました。
田中杏子(以下A)「JUJUさんの今日のパンツルックも素敵ですが、秋冬はワイドパンツが増えていましたよ」
JUJU(以下J)「今日は得意のレギンスではなく(笑)、パンツなんです。ワイドが流行るんですね」
A「あとは、JUJUさんのお好きなマントも引き続き多かったかな」
J「マントは、なんだかんだで毎シーズン買ってます。丈違い、素材違いと」
A「似合いそうだもんね。いちばん気に入っているのは?」
J「イヴ・サンローランのデザイナーがエディ・スリマンになってすぐのときに買ったマントかもしれません」
A「やっぱりそこは、御用達のサンローランなんですね。秋冬は、今日お召しになっているようなレースやフリルを使ったドレス、ブラウスやファーなど、ゴージャスなムードのアイテムもたくさん。私たちはそういうファッションを総称して、『新貴族主義』と名付けました。これが2つめのテーマです。メタリック調のものが多かったのも、貴族や甲冑のイメージからきているのかな、と。でも『貴族』といっても、普通のお上品な感じではなくて、ちょっとエキセントリックというか…。悪い言い方をすると“悪趣味”と紙一重なところがあるんです。でも、それが今っぽくてすごくかわいいの。ブランドでいうと、グッチなどがそうでした」
J「好きです、そういう感じ。具体的にどうすれば今年らしさを出せますかね?」
A「ちょっと不思議な柄合わせや色合わせをしてみるとかかな」
J「不思議な色合わせ…?」
A「たとえばだけど、赤と黄色など、“普通は合わせないよね”というような組み合わせをしてみるとか。それだと少しハードルが高いようなら、黒い服に奇抜な差し色のコサージュをつけちゃうとかでもいいかも。コサージュのような大振りなアクセサリーも、この秋冬は多いんですよ」
Photo:Akihito Igarashi Hair & Make:Akiko Gamou Interview & Text:Yuko Fukui Edit:Maki Saito
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