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People Interview
大島優子インタビュー
「女優でもアイドルでもなく、エンターテイナーを目指したい」

2016年11月26日公開の映画『疾風ロンド』でスノーボードクロスの選手・瀬利千晶を演じた女優・大島優子。スキー場を舞台に繰り広げられるサスペンスムービーである本作で、特技であるスノーボードの腕前を存分に発揮している。さらに今回、共感するところが多かったという役柄への想いと、28歳になったばかりの彼女の素顔に迫った。

Photos:Ayako Masunaga
Interview&Text:Miho Matsuda
Edit:Masumi Sasaki

yuko oshima

19年間続けているスノーボード

──今回の映画では、華麗なスノーボードの腕前を披露されています。スノーボードはいつ頃から始めたのですか?

「9歳から始めて、19年間ずっと続けています。今回、スノーボードクロスの選手役をいただいて『ついに、趣味が仕事になる時が来た!』とガッツポーズしました」

──スノーボードの魅力とは?

「冬が苦手という方もいますけれど、私からすると、すごくもったいない。寒い雪の中から生まれる“温もり”が醍醐味なんですよ。ゲレンデの傾斜を滑りきって、リフトに乗ると、自分の体温でポカポカしてくる。つい眠くなってしまうくらい暖かい、あの一瞬が大好きなんです。もちろん、セーフティーバーはしっかり下ろして。AKB48時代も、忙しいスケジュールの合間に、日帰りで滑りに行きました。今回の撮影でも、最終日にオールアップした後、自前のウエアに着替えて滑ったほど大好きなんです」

──今回は、スノーボードで滑りながらのアクションもありましたね。

「あの時は、スノーボードをやっていて、本当に良かったと思いました。ムロツヨシさんが演じる謎の男“ワダ”と雪上で戦うのですが、ムロさんの役をプロスキーヤーの方がカメラをつけて傾斜を後ろ向きに滑っていくんです。それを私がスノーボードで滑りながら追いかけて、さらに攻防戦を繰り広げるんですが、カメラとの距離を一定にキープしなくてはいけない。お互いの板の長さもあるので、それがぶつからないように調整しながら滑って、演技して、アクションして…。もし私がスノーボード初心者だったら、滑るだけで精一杯だったかもしれません」

アイドルと女優の間で生まれた葛藤

Profile

大島優子(Yuko Oshima)1988年生まれ、栃木県出身。2006年よりアイドルグループAKB48に所属し国民的人気を誇る。2014年6月に卒業し、女優としての活動を本格的に開始。『紙の月』(2014年)では第38回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞。最近の映画出演作は『ロマンス』(2015年)『真田十勇士』(2016年)など。最新作は東野圭吾の長編小説を映画化した『疾風ロンド』(2016年11月26日公開)。

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