萬田久子が語る現在と過去「モテる男性だったから、私自身も頑張れた」 | Numero TOKYO - Part 6
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萬田久子が語る現在と過去「モテる男性だったから、私自身も頑張れた」

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次の恋は『小さな恋のメロディ』
──スタッフの方が、会話にはいつも「リッキーさん」が出てくるとおしゃっていました。それでは新しい恋に踏み込めないじゃないですか。 「ふふふ。私が恋愛して楽しんでいるほうが、彼は喜んでくれると思います。私が泣いているのは好きじゃないだろうし、私が泣かないように、いろいろなことをやっておいてくれました。でも…先に亡くなるって、ズルいですよね(笑)。想い出は、どんどん美化されますから」
──これからの人生に向けて、抱負はありますか? 「「人生楽しみましょ」かな。だって父、母、そしてパートナー…これだけ人の死を見ていると、失うものはもうないだろうなと思います。大阪から東京に出てきて、今、東京にいること自体、夢の暮らしですよ。何年住んでいてもその感覚は持っていて、朝起きて窓から外を眺めると、「あ、自分はここで生きているんだ」と思います。昔、描いていたヴィジョンとは違うけど、でもある程度はみなさんのおかげもあって、実現できている気はします」
──恋愛もぜひまたしてください! 「ね。結婚はないかもしれないけど、でも手をつないでディズニーランドデートはしたい! この間、女ばかりでディズニーランドへ行った時に、次は男の人と来よう!と思いました。スタッフには、ディズニーランドデートもいいけど、どうせなら浦安より先の、フランスのユーロディズニーにしてくれと言われています(笑)。ずっと大人の恋愛をしてきましたから、次は、照れもなくミニーマウスの格好をしてディズニーランドに行ったり、高校生の頃に大好きだった映画『小さな恋のメロディ』みたいな、純粋な恋をしたいですね」
Photos:Yasutomo Ebisu Styling:Tsugumi Watari for Self Interview & Text:Atsuko Udo
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