萬田久子が語る現在と過去「モテる男性だったから、私自身も頑張れた」 | Numero TOKYO - Part 2
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萬田久子が語る現在と過去「モテる男性だったから、私自身も頑張れた」

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「もう失うものは何もない。とことん人生楽しみましょ!」
予想通りというか、意外なほどにというべきか、気取らず、オープンで、そして当然私服からシビれるほどに格好いい萬田久子さんと対峙して、やはりオンナは決断力と潔さだなと、痛感した。萬田さんが29歳で未婚の母となったのは、男女雇用機会均等法がようやく導入された翌年で、自分の意思を曲げない生き方はマスコミの格好の餌食となった。それでも、背筋をシャンと伸ばして自分の生き方を貫いていると、周りだけでなく、その外周の世間の見方までも変わってくる。大好きだというシャンパンを美味しそうに口に含みながら、萬田さんは強さと弱さを見せてくれた。(インタビューの前半はX BRANDで公開!)  
29歳、出産は自分の意思で
──以前、9の付く年齢ごとに転機が訪れているとおっしゃっていました。ミス・ユニバースが19歳の時で、29歳の時に息子さんを出産。その相手の方とは、26年間、添い遂げられました。その方との出会いは? 「26歳の時でした。相手は既婚でしたが、まさにジェットコースターのような生き方の人でね。私も若かったし、それなりに楽しく遊んでいた時期でしたから、簡単には振り回されませんでした。それがむしろ彼のエンジンを全開にしたみたいで。私がというよりも『そんな女がいたのか?』という(笑)。仕事で海外ロケに行き、部屋に入ると部屋中が真っ白い花で埋め尽くされていて、そのうえ、キンキンに冷えたドンペリ。お互いに忙しかったので、郷ひろみさんの『よろしく哀愁』ではないけれど、会えない時間が愛を育てて…(笑)。そのうちに愛もそうですが、尊敬も生まれてきました」
──相手の方の、どこに一番惹かれましたか? 「男っぷり、かな。誰にも愛を捧げ、みんなから愛をもらっていました。遊びも仕事も全力投球でね。私は彼とは違うタイプの人間だったから、逆によかったんでしょうね」
Photos:Yasutomo Ebisu Styling:Tsugumi Watari for Self Interview & Text:Atsuko Udo
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