【旅館・里山十帖05】おめざめ野菜と天然記念物に出会う。 | Chikako Yonehara
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【旅館・里山十帖05】おめざめ野菜と天然記念物に出会う。

新潟の山にて新鮮な空気を吸いながら起床。
朝日を浴びて、床の和歌山県産ヒノキが輝いているみたい…。
鉄筋コンクリートでは感じることのできない自然の光を浴びて、気持ちよく朝を迎える。

また楽しくて仕方ないごはんの時間がやってきた!
「無添加すりおろし にんじんジュース」
「郷土料理 切り菜(納豆に野沢菜など古漬けを合わせた魚沼の郷土料理)」
「南魚沼産コシヒカリ 今井聡さんのお米」
「いわしの生姜煮」
「手づくりのお惣菜 盛り合わせ」
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どこを見てもハッピーしかない。健康オタクの目から涙がこぼれそう。
中でもいっそうの至福感を与えてくれるのは「いろどり野菜たっぷり 野菜鍋」。
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新鮮なお野菜をざざーっと鍋に入れて、しんなりしてきたら特製のおみそを投入する。
自分たちの手で完成させることができるのも魅力だ。
シャキシャキした野菜。まろやかな旨みが染み渡るお味噌。
朝から体中にフレッシュな栄養が轟く。

こうやって体にとって悪いものが全く使われていない、新鮮で旬のものを
体にストレスのかからない空間で食べること…
現代ではすごく難しいことになってしまったそれを、心行くまま堪能できる。
全健康オタクは行くべき「聖地」とも呼べる存在だとわたしは確信した。

ハンモックが設置されているスポットでまったり休んでみるのもいい。
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また、裏山を散策すると
思いもよらない大冒険が待っている。
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受付でもらった「里山さんぽ」マップを信じて、
徒歩30分と書かれたハイキングコースを攻めるも迫りくる道なき道。
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使われているのか分からない鉄塔。

滑るようにして傾斜を降り、草を掻き分け
都会っ子が半べそで辿り着いた場所には―――


天然記念物と言われるニホンカモシカ…!
山沿いにのぺっと立ってる姿を、遠くからでも拝めた奇跡。
普段地球上ででかいツラして生きてる人間も、
ここではちっぽけな生き物のひとつでしかない。
どちらかといえばわたしのような自分で食べ物も確保できない貧弱な生き物は、
自然界では淘汰されてしまうかもしれない。
そんな哲学的なことを考えられるハイキングコースです(深すぎる)。
命からがら帰還し、受付のお姉さんに「決して30分ではいけない道でした」と告げると
「普段から山に登ったりしてるので、慣れた人目線だったかもしれません」と言われ
やはりひきこもり都会っ子は貧弱すぎたなと思わざるを得ないのであった。

里山十帖。
そこにいるだけで特別感に満たされ、日頃貯め込んだストレスでさえも
一気に霧散していくような気持ちになる。
わたしは秋に行ったが、春は花を咲かせ、夏は木々が青々と茂り、
もう少し遅い秋なら葉は赤く染まり、冬は雪が積もる
日本の中で最も四季を体感できる場所のひとつ。
健康オタクも安らぎが足りてない人も最近深呼吸をしていない人も
いつ行っても最高の季節を五臓六腑に染み渡らせてくれるそこへ、
心を解き放ちにいってみては。
038

【里山十帖created by 自遊人】http://www.satoyama-jujo.com/
新潟県南魚沼市大沢1209-6 Tel. 025-783-6777
※季節や時期によってプログラムや食事が異なるので今行われているものとは異なります。詳しくは里山十帖HPでご確認ください。

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chikako yonehara

ライター兼謎のうさぎ職人。ゆるめの毒舌でいろんなものをふわっと斬り込む!旅をしたりちょっと女子力を上げたりしてます。

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