建築とアートと植物と。 | Aisa Arikawa
Aisa Arikawa

建築とアートと植物と。

先週初めて建築学会で発表をしてきました。神戸大学での開催だったので、関西short tripしてきました!

 

ちょうど学会の期間中に神戸からフェリーが出ていたので、

朝5:30にホテルを出発して、滞在時間6時間弱の弾丸直島旅行です。


-海の駅「なおしま」/妹島和世+西沢立衛(SANAA)

軽やかな構造。鏡面仕上げのdetail。

鏡を使ったアートワークと言えば、vivian sassenを思い出す。


ー地中美術館/安藤忠雄

たった3作家のための美術館。クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリア。

だからこそ、作品と空間が一対一で対応する今まで体験したことのないアート鑑賞。

アプローチや3つの空間を繋ぐ動線も建築に圧倒されますよ。

アートだけではなく、建築の「素材」にも目を向けるとより一層楽しめると思います。

睡蓮の庭。直島独自のボタニカルで再現されたモネの世界を体験。


ー南瓜/草間彌生

ブルーとイエローのcontrastって何でこんなに合うんだろう。

ー本村ラウンジ&アーカイブ/西沢立衛

農協のスーパーマーケットを構造を残して転用した空間。「家プロジェクト」のチケットはここで購入。


ー南寺/安藤忠雄

ジェームズ・タレルの「Backside of the Moon」を体験。人間本来の「目」の力を呼び起こされる。


ーCafe Salon ‘Naka-Oku’

南寺から少し歩いた所にある隠れ家的なカフェ「中奥」でランチ。

よく見て、よく考え、よく歩いたから、よりビールが美味しい。

「角屋/宮島達男」、「はいしゃ/大竹伸朗」を駆け足で見て、港に戻る。


ー直島銭湯「I♥︎湯」/大竹伸朗

実際入浴もできるそうです。

chaosな装飾と、規則正しい白いグリッドのタイルのコントラストが絶妙。

こういうタイルってsuper studioっぽくてかわいいですよね。

半日では当然、全く時間が足りず、特に杉本博司の作品が見れなかったのが悔やまれますが、

「アート」と「自然」のエネルギーに溢れた素敵な島でした。

「体験」がたくさんなアプローチが、とても現代っぽい。

 

そういえば、日本の美術館は専ら写真NGですよね。

海外だと、フラッシュがなければOKっていう所も多いと思うのですが・・・

さらに、最近はsnapchatを活用したプロモーションを行う美術館も出てきているそうです!

snapchatの特性を生かしているのが興味深いですし、

何よりもSNSを活用したプロモーションに積極的に取り組もうとしているのが良いですよね。

 

「体験」を重視するなら、アートに自分を取り込めるような仕組みや「触れる」展示が増えると良いのにな。

 

 

 

 

 

Profile

aisa arikawa
TOKYO
student of architecture
 

1990年生まれ。インテリア、ファッションから「場」について考える端っこ建築学生。キラキラしたダイヤモンドよりもマットで温かい質感の陶器が好き。そんな私のちょっと外れた視点から眺めたデザインの世界。

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